猫を飼っている人なら、可愛い愛猫を撮影したくなるはず。街を歩いていても、野良猫を見かけたらつい写真を撮りたくなりますよね。
カメラだけでなく、今ではスマホでも気軽に猫の写真を撮ることができます。実は、ちょっとした撮り方の工夫で猫を実物以上に可愛く撮れるんです。
今回は、猫をより可愛く、素敵に撮るための方法を簡単にご紹介します。
猫の撮影おすすめシーンとカメラの設定
まずは「こういう所を撮りたい」という人気の撮影シーンからご紹介します。
一眼レフの方もスマホ撮影の方も、参考にしてみてください。
野良猫の撮り方のコツ
野良猫は警戒心が強く、何も対策をせず近づけば逃げられてしまいます。
上手く撮るには距離感を大事にしてください。
猫によって逃げる距離感が違うので、見つけたら姿勢を低くしてゆっくり近づきます。
ずっと目を合わせて近くのも、警戒心を高めて逃げてしまう場合がありますので、さりげなくゆっくりと近づき、持っているカメラで撮れる距離感を見つけ撮影しましょう。望遠があるレンズを使用して撮影するのもオススメです。
105mm程度の中望遠レンズで狙ってみましょう。
黒目を大きく撮るコツ
猫は目に入る光の量を黒目の大きさで調整しています。目に光が入ると、光を多く取り込まないよう黒目が小さくなり、目に光が入らない所では、光を取り入れるために黒目は大きくなっています。
猫の黒目を大きく撮るには、猫の目に光が入らない日陰や、明るすぎない室内で撮影するといいでしょう。
ただし、撮影する場所全体が暗くなっている場合があるので、写真の明るさは、カメラの設定で調整してください。
ISO感度を1000〜2000の間に設定してみたり、絞りをf2.8程度にして撮影していきましょう。
ジャンプする猫を撮るコツ
動きがある猫を撮るには、いいシーンを狙って撮る方法より、シャッタースピードを上げて連写モードで撮影します。猫がどのくらいの高さでジャンプするのか、どのくらいの速さで着地してしまうかなど、動きの予測が出来ないので、ブレないシャッタースピートでたくさん撮影し、撮った写真の中からお気に入りの一枚を見つけてください。
シャッタースピードは800〜1000程度に設定してチャレンジしてみてくださいね。
あまり速く設定してしまうと、写真が暗くなってしまうので、その辺りは注意しながらベストショットを撮影してください。
愛猫をカメラで撮影するときのコツ3つ
近年は技術の進歩により、安価で高性能なカメラが多く出ています。
猫は表情豊かで動きの多い生き物です。オート設定でも充分可愛い写真は撮れますし、今ではスマホのカメラ機能も優秀です。
しかし猫写真に適したカメラを選んだり、設定をちょっと工夫することで、より素晴らしい猫写真が撮れるようになるでしょう。
猫の写真撮影はカメラのF値を確認!
猫写真に適したカメラは、まずボディが比較的軽いことや、モニタで写真を確認できることが大切な要素になってきます。
猫はよく動き、不確定要素が強い被写体ですので、不意に生まれるシチュエーションに対応できたり、失敗しても良いように量が撮れることが大切です。
そうしたことを加味すれば、フィルムよりもデジタルカメラがお勧めです。
より綺麗に美しく撮りたいならデジタル一眼レフやミラーレス一眼が一番ですが、コンパクトデジカメだと比較的安価で、片手で気軽に撮れます。
またボディが小さくモニタが大きいので、撮影した画像を確認しやすいのもメリットの一つです。
自宅で飼っている猫を撮りたい場合に大事なことは、室内をメインにするため、屋内撮影に適したカメラを選ぶことです。
具体的には、「開放F値の数値が小さいもの」を選ぶといいでしょう。標準的なカメラやレンズではF3.5や、F2.8などが多いですが、理想をいえばF1.8未満のものが最適です。
開放F値が小さいほど明るく撮る事ができますし、動きの速い猫を明るいまましっかり捉える事が可能になります。
一眼レフやミラーレス機であれば開放F値が小さいレンズを買い足して付け替えられますが、コンパクトデジカメの場合はレンズの付け替えが出来ませんので、仕様説明に書かれた開放F値を必ず確認しましょう。
ISO感度の調整
猫の写真を綺麗に撮るコツとしては、ISO感度を適切に調整する事が挙げられます。簡単に言うと、ISO感度を上げるほど光を感知しやすくなり、写真を明るく撮る事ができます。
屋内で猫を撮る場合、ある程度ISO感度を上げないと暗い写真になってしまいます。
しかしISO感度を上げすぎるとノイズが出る(画面がざらついたり不鮮明になる)ので、ISO感度は上げればいい、高ければいいというものではありません。
目安としては、日中の屋外でISO100〜400、日中の屋内でISO800〜1600、屋内外問わず薄暗い場所でISO1600〜3200といったところでしょう。
真っ暗な場所でもISO6400までに抑えるのがコツで、この値を超えると途端にノイズが出やすくなりますので要注意です。
また、高度なイメージセンサーを採用しているカメラであるほど、ISO感度をあげても画質を綺麗に保ちやすいという利点があります。
イメージセンサーはコンパクトデジカメよりも一眼レフやミラーレス機の方が数段良いものを使っています。
猫は陽が傾き出してから活動しますし、薄暗いところにいることが多いので、暗い写真が多くなりがちです。
なので、コンパクトデジカメを使う場合はセンサーが弱い分、絞りや感度を調整してカバーしましょう。
シャッタースピードの調整
猫など動きの多い被写体を撮る時は、シャッタースピードを速めに設定するといいでしょう。シャッタースピードを上げれば上げるほどブレずに取る事ができますが、写真は暗くなります。
シャッタースピードを遅くすれば、写真は明るくなりますが、手ブレや猫の動きなどで写像がブレてしまいます。
走っている猫を撮影するのではなく、じっとしているか少し動く程度であれば、シャッタースピードは1/80〜1/125が最適です。
愛猫をスマホで撮影するときのコツ3つ
近年、スマホのカメラ機能はかなり高性能になってきています。
フォーカス追尾や顔認識機能、AIによる自動設定機能などの高度な機能を搭載したり、逆に細かいところまでマニュアル設定ができるものなど、進化を重ねています。
ここでは、スマホならではの利点や、猫写真のための工夫した撮り方などを見ていきましょう。
本格的なカメラでなくても魅力的な写真が撮れる
スマホカメラの技術進歩は著しく、様々なマニュアル設定を行う事ができる高性能なスマホが増えています。
今やスマホは機種によってはデジタルカメラと遜色ないものもあり、特にiPhoneシリーズのカメラ性能は群を抜いています。
猫の写真を撮るなら、スマホカメラの方が小さく撮りやすく、加工や編集からSNSへのアップまで一括で行えるので有利ともいえます。
カメラよりも薄くて軽い分、様々な撮り方が出来、自由度が高いです。
デジタルカメラでもWi-Fi接続可能なもの、カメラ本体で編集や加工ができるモデルも出ていますが、スマホに比べると操作性がいいとは言えませんし、機能の多さでは見劣りします。
接近して撮影が可能
スマホの利点としては、猫に接近した撮り方ができる事があげられます。
スマホはレンズが小さく、撮影の際にコンパクトデジカメのようにズームレンズが伸びたりなどの動きがほぼありません。
スマホのカメラに搭載されているシャッター音が大きすぎるとびっくりしてしまいますが、普段から猫以外でも写真を撮っていれば慣れますし、アプリでシャッター音を消すこともできます。
スマホには接写機能(マクロ機能)が搭載されているものも少なくありませんので、そう言った機能を使って非常に近くからの接写も可能です。
猫のすぐ側から、煽るようにした写真の撮り方はスマホならではと言えるでしょう。
連写機能を使う
iPhoneのバースト機能など、スマホのカメラアプリには連写機能が付いているものがあります。
長押しをしておくとその間ずっと高速で連写し続けるというものです。連写した写真から決定的瞬間だけをセレクトして保存することも気軽にできます。
連写によって機関銃のような連続シャッター音が鳴るので、猫にとって恐怖の対象となってしまうかもしれないことだけが難点ですが、それも先述のような対策が可能です。
連写機能を使うことで、特に走ったりジャンプしたりしている猫を連写すると、普段人間の目では一瞬すぎてわからないような表情や動きを捉えることもできます。
猫の写真撮影に便利なスマホアプリ
スマホには様々なカメラアプリをインストールして無限の撮り方ができるという利点もあります。
接写機能が優れているアプリや、加工がしやすく可愛く猫を撮れるものも多いですし、猫写真の撮影に特化したアプリも存在します。
ここでは、スマホにインストールできる猫写真専用アプリや、お勧めの編集アプリなどを見ていきましょう。
猫写真専用のアプリ
猫写真専用に開発されたアプリとしては、iPhone専用アプリ「撮る猫」があります。
このアプリではスマホから猫の声を鳴らす事で猫の気を惹くことができたり、起動中常にシャッターが切られ続け、決定的瞬間を逃さない構造になっています。
Androidでは、同じく猫の声や猫缶を開ける音などを流すことができる「猫ねこカメラ」や、猫の気を惹くポインターなどを駆使して猫自身に自撮りをさせることができる「SnapCat」などがあります。
猫写真にとって大事なのは、「スマホカメラに目線を向けてもらうこと」と、「じっとしてもらうこと」です。
スマホの多機能性を生かしてスマホそのものに気を引く、というのは非常に合理的です。猫に自撮りさせるというのもスマホならではの新たな猫写真の撮り方と言えるでしょう。
接写機能に優れているアプリとしてiPhoneでは「Camera Plus」、Androidでは「ズームカメラ」などが代表的です。
使える編集アプリ
スマホカメラで撮影する場合、優れた加工機能を備えたアプリで撮影ができる点も大きなメリットになります。ある意味では人物写真以上に、猫の写真は撮り方だけでなく色合いや色調が大事です。
こうした色調を調整するスマホのアプリとしては、カメラ機能や豊富なフィルター、SNS投稿機能までをも網羅した、インスタグラマーもよく使っているアプリが参考になります。
今では猫写真はSNSで人気カテゴリの一つですから、「映える」写真を撮ることも大切です。
カメラ撮影から加工、投稿までを網羅するアプリとしては、インスタグラマーにおなじみの「VSCO」や、女子高生を中心に人気のカメラアプリの定番「B612」「SNOW」などがあります。
こうしたアプリは人間の「盛れる」自撮りに特化しているイメージがありますが、フィルター機能を使って色調をオシャレに加工できるので、猫写真にも撮り方次第で応用が可能です。
写真に文字入れやフレーム加工ができるアプリでは「Phonto」、ガラス効果や多重露出のような効果もある加工に特化した「Pixlr」なども、無料なのに高機能な加工が行えます。
愛猫の撮影前に気を付けたいこと
折角可愛い猫を撮影するのですから、猫を最大限引き立てて撮影したいものです。
魅力的な猫写真を撮影するためには、その猫らしい瞬間、動きや表情を逃さず、その猫らしい写真に仕上げることが必要です。
猫の魅力が最大限に出る撮り方のコツは、猫の機嫌に飼い主が合わせる心遣いが一番にして唯一と言えるでしょう。
猫の身だしなみを整える
まずは、猫の身だしなみを整えましょう。人間でも同じですが、良い写真を撮るなら、身だしなみもよくしなければ映えません。
猫は目ヤニが出やすいので目の周りはしっかりとゴミを取ってあげて、ブラッシングを行なって毛並みも整えてあげましょう。
写真を撮る時だけでなく普段から身だしなみに気をつけてあげるのが、猫を綺麗に美しく撮影するコツです。
背景を片付ける
猫写真は猫がメインなので、猫にフォーカスを当てて背景をぼかす手法が良く用いられます。
背景をぼかすにしても物が沢山あると邪魔な色が背景に多くなってしまいますので、部屋や猫の周りはしっかりと片付けて、背景はスッキリさせましょう。
猫をカメラに慣れさせる
猫写真をうまく撮るコツとして、カメラを普段から猫の目に付くところに置いておくことが挙げられます。
スマホなどと同じく、「カメラは飼い主がよく持ち歩いているもので、猫に危害を加えないものだ」という意識を持たせることが大切です。
こうした気遣いを普段からしておけば、カメラを構えても猫が警戒しませんし、良い瞬間を逃さずに撮影を行うことができます。
まとめ)愛猫の撮影もプロのカメラマンに依頼してみる
以上、猫写真の撮り方のコツを一通り解説しました。
猫は感情が変わりやすい動物なので、撮影の際は多くの工夫や気遣いが必要ですが、上記のような点に気を付けるだけでも、写真は劇的に良いものになります。
もしどうしても自分ではうまく写真が撮れない場合や、クオリティの高い写真が欲しい場合は、プロのカメラマンに依頼するのも一つの手です。
ミツモアではご要望に合わせたプロカメラマンをマッチングして見積もりを出して貰えますので、依頼を出してみてはいかがでしょうか。
カメラマンに依頼するメリット
プロの写真家には、猫の写真しか撮らない人もいます。
そういった人は、豊富な経験から細やかな猫の気持ちの移り変わりや機微を察し、的確な距離感で愛猫の最も素敵な瞬間を瞬時に読み取り、写真に残してくれるでしょう。
普段から多くの猫に接しているプロの写真家であれば、猫の匂いがついていて猫も警戒しません。
プロとして猫の写真を撮るカメラマンは猫のデリケートさをよく理解しているので、空気ひとつから気を遣ってくれます。
カメラマンに依頼した時の相場価格
ペット写真を出張でカメラマンに依頼する際は、1日あたり18,000円〜3万円ほどが相場となっています。
スタジオの利用の有無や、交通費、カット数などによっても細かく変動しますので、ある程度価格には幅があります。
個人のプロカメラマンに頼んだ場合、予算に応じて見積もりを出してもらえることも多いので、まずは気兼ねなく相談をしてみましょう。
家族写真・記念写真の出張撮影の相場
18,000円
標準相場
14,400円
リーズナブル
23,100円
プレミアム
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愛猫の撮影は家族写真のカメラマンに依頼がおすすめ!
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