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ストックはどんな花?特徴と育て方のポイントを詳しく解説

最終更新日: 2024年06月28日

ストックはその見た目と花言葉から人気が高く、初心者でも育てやすい花のひとつです。品種や特徴を知ることで、より育てやすくなるでしょう。今回はストックの花の特徴や花言葉とともに、育て方のポイントについてもご紹介します。

ストックとは?

ストックの花

ストックはどんな特徴を持った花でしょうか。花の色や品種はもちろん、花言葉も知っていると育てるのが楽しくなります。

ストックの特徴

ストックは南ヨーロッパを原産とするアブラナ科アラセイトウ属の花です。3〜5月に花を咲かせる一年草で、甘い香りがすることから切り花やガーデニングと多くの用途で楽しまれています。

草丈は品種によって小さいサイズから大きいサイズまであり、茎の先に3cmほどの花を咲かせます。一重咲きと八重咲きどちらの品種もあり、花の色はピンク色・赤色・紫色・黄色とバリュエーションが豊かです。先始めの頃は淡いグリーン色で、パステルピンクに変化する品種もあります。

ストックの花言葉

ストックの花言葉は愛を感じさせるものが多く、「求愛」「永遠に続く愛の絆」「豊かな愛」「愛の結合」などがあります。

また色のバリュエーションが多いことから、花の色ごとに異なる花言葉も存在しています。たとえばピンク色のストックの花言葉は「ふくよかな愛情」、紫色は「おおらかな愛情」です。どちらも優しい色合いから、包み込むような愛情が感じられます。

一方で赤色は「私を信じて」、白色は「思いやり」「ひそかな愛」、黄色は「さびしい」など、どこか陰りを感じさせる花言葉になっています。

ストックの育て方

ストック

ストックの花は色のバリュエーションが豊富で香りも豊かなので、育てたいと思う方も多いでしょう。適した環境や具体的な手順など、ストックを育てる方法について解説します。

栽培環境をチェック

ストックを育てるには水はけがよく、日当たりのいい場所が適しています。地植え・鉢植えいずれの場合も腐葉土を用いるといいでしょう。

日当たりが悪い場所で育てると、茎がしっかりと立たずに倒れやすくなってしまいます。茎がしっかりと伸びないと花が咲かないため、日当たりのいい場所で育てることが大切です。草丈の長い品種の場合は、支柱を立てて茎を支えるようにしましょう。

種まきから植え付けの手順

ストックは初心者でも種から育てることが難しくありません。15〜20℃で発芽するため、8月下旬〜9月の時期に種まきをします。寒冷地では冬越しが難しいため、種まきの時期は3〜4月です。

育苗ポットに3〜4粒の種をまいて、土をうっすらとかぶせて水をたっぷり与えます。種が流れてしまわないように、霧吹きで水をやるか、ポットの底に水をやりましょう。

種をまき終わったら、風通しのいい日陰に置き、土が乾燥する前に水やりをするように心掛けましょう。無事に発芽したら、日当たりのいい場所に移します。発芽から10日ほど経ってから元気のない苗を間引いて、丈夫な苗だけを残すことも大切です。

苗が大きくなったら鉢か庭に植え付けます。根が傷むとしっかり根付かない恐れがあるため、根鉢を崩さないようにするのがポイントです。地植えの場合は20cmほど間隔を空けて植えましょう。

水やりと肥料の頻度は?

水やりの頻度は鉢植えと地植えで異なります。鉢植えの場合は土の表面が乾いたら、鉢の底から水が流れ出すまで水をやります。地植えでは、植え付け直後の茎が伸びるまでの間は水を切らさないことが大切です。それ以降は基本的に水やりの必要はありません。

肥料については、鉢植えの場合は培養土に肥料が含まれていれば必要ありません。地植えの場合は3月上旬に緩効性化成肥料の追肥をします。

鉢植えは水やりの頻度が多いことから、肥料の成分が流れやすい点に注意が必要です。月に1回の頻度で緩効性化成肥料を与えるか、月に2回ほど液肥を与えます。開花の時期には、リン酸やカリウムを多く含む液肥を与えると、花付きがよくなります。

ストックのお手入れポイント

冬のアンデルセン公園に咲くストック

ストックを育てるにあたって、注意が必要なポイントがいくつかあります。事前に知っておきたい、ストックのお手入れポイントについて解説します。

冬越しは寒さ対策が大切

暖かい地域では特に冬越しの寒さ対策は必要ありません。霜が降りるような寒い地域では寒さ対策をしましょう。

寒くなる前に花の根元をワラか腐葉土、あるいは防寒ネットを使って覆ってあげます。鉢植えなら比較的暖かい軒下や室内に移動させて、霜が付くのを事前に防ぎましょう。

花がら摘みでしっかり病気予防

ストックは花をたくさん咲かせますが、枯れた花をそのまま放置していると、風通しが悪くなって病気にかかる他、必要な箇所に栄養が行き渡りません。

葉っぱが密集してきたり花が枯れてきたりしたら、小まめに花がらを摘んで風通しをよくしましょう。

肥料が多いとアブラムシが発生したり立ち枯れ病にかかったりする恐れもあります。害虫の除去や病気にかかった苗の対処も早めに行うことが大切です。

長く花を楽しむに切り戻しを忘れずに

ストックのきれいな花を長く楽しむために、切り戻しは欠かせません。花を付ける茎の根元を切り落とします。

切り戻しをすることによって、ストックが再び開花するためのエネルギーを貯めることができます。後は切り落とした部分からわき芽が出てくるのを待ちましょう。一回きりの開花に留まらず、少しでも長くストックの花を楽しむために切り戻しを忘れないことが大切です。

ストックで冬の花壇に彩りを

ストックの花

ストックの花の色には多くのバリュエーションがあり、冬から春にかけて花壇を鮮やかに彩ります。冬越しの準備や切り戻しといったポイントに気を付けて、色が失われがちな冬の花壇にも彩りをプラスしましょう。

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