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おしゃれなエアプランツの育て方!好みの環境や水やりの方法は?

最終更新日: 2021年11月30日

エアプランツは見た目もおしゃれな観葉植物で、インテリアのアクセントにぴったりです。自宅に迎える前に、まずはエアプランツの特徴や育て方を把握しておきましょう。初めて育てる方に向けて、基本情報や育て方のポイントを紹介します。

エアプランツを育てよう

エアプランツ

エアプランツの特徴を押さえておくことで、どのような栽培環境が適しているのか、育てる上での注意点などを把握できます。基本情報を見ていきましょう。

エアプランツの基本情報

エアプランツはパイナップル(アナナス)科チランジア属の多年生植物です。原産地は中央・南アメリカで、山林や砂漠、高山、熱帯雨林など幅広い地域に自生しています。

エアプランツの大きな特徴は、空気中の水分を栄養にするため土がなくても育つことです。樹木の表皮や岩などに根を付けて生きている「着生植物」なので、木の板やコルクなどに付いた状態で販売されていることも多くあります。

またエアプランツは種類が多いことでも有名です。さまざまな品種がありますが、大きく分けると葉の種類別に「銀葉種」と「緑葉種」に分類できます。

銀葉種は乾燥に強く、白い産毛のようなものに覆われているのが特徴です。緑葉種は湿度の高い環境を好み、ツヤのある緑色をしています。日本では銀葉種のエアプランツの流通が主流で、100円ショップなどで見かけることも多いでしょう。

日当たりや置き場所は?

部屋のインテリアとしてぴったりなエアプランツは、明るい場所に置くようにしましょう。日光が足りないとひょろ長く成長する「徒長」を起こし、腐りやすくなります。

ただし真夏の直射日光のような強い光は葉焼けの原因になるためNGです。明るい場所でも直射日光ではなく、レースのカーテン越しのような日差しが当たるところに置きましょう。

基本的には屋外・屋内どちらでも育成できます。しかし屋外で育てる場合は気温に気を付けてあげましょう。気温が30℃を超えそうな真夏や、8℃を下回る真冬は屋内に移動してあげると安心です。

育て方のポイント1.水やり

エアプランツ

エアプランツを上手に育てる上で、水やりの知識は欠かせません。どのようなタイミングで水を与えるとよいのか、注意点についても見ていきましょう。

水やりは不要は誤解!

空気中の水分を吸収して育つエアプランツは、水やり不要だと思われがちです。しかし、それは自然の中で自生している場合の話であり、日本で育てる場合は異なります。

水やりの頻度はエアプランツの品種によっても異なりますが、基本的には2~3日に1回が目安です。霧吹きでエアプランツの全体に水をかけて、たっぷりぬらしましょう。

また水やりの頻度は、多ければよいわけではありません。水を与え過ぎると、湿度が高い状態が続いて腐る恐れがあるので注意が必要です。ただし乾燥している場合は、水やりの回数を増やすなど調整します。

またエアプランツが葉から水分を吸収するのは夜間です。そのため水やりは夕方以降に行うのがポイントです。

水に漬ける「ソーキング」とは

「ソーキング」とは水を張った容器に一定時間浸し、植物に水を吸収させる方法です。通常1カ月に1回程度を目安に行いますが、乾燥しやすい時期は、1カ月に1~2回と頻度を増やして行います。

乾燥させ過ぎたり水やりを忘れたりした場合にも、ソーキングで応急処置を行いましょう。

やり方は4~6時間ほど常温の水に浸します。ソーキングを終えたら、根元部分に残った水分を自然乾燥させて完了です。

ソーキングは乾燥を防ぐ目的があるため、梅雨時期は必要ありません。

水やりのあとはよく乾かす

エアプランツは長時間ぬれたままの状態になると、枯れることがあります。特に気温が高くなる夏場は、日中に水を与えたあとに高温の室内に放置すると、蒸れて枯れやすくなるので注意しましょう。

水やりのあとは、ぬれたままに放置しないように気を付けることが大切です。エアプランツは風通しのよいところに置いておき、乾かしてから置き場所にもどします。植物用の「ハンギングネット」などを利用してもよいでしょう。

育て方のポイント2.お手入れ方法

エアプランツ

水やりに続き、お手入れ方法について解説します。肥料や剪定、注意したい病害虫など事前に把握しておき、育成に役立てましょう。

肥料や剪定

エアプランツは基本的に肥料はほとんどいりませんが、春や秋に肥料を与えることで、子株や花の育成が促されます。肥料は霧吹きかソーキングのどちらかのタイミングで水と液体肥料を混ぜたものを与えると、水分と栄養を同時に補給できるので効率的です。

液体肥料は各商品によって決められた希釈率で薄めます。肥料を与え過ぎると、コケが発生する恐れがあるため注意しましょう。

剪定に関しては、頻繁に行う必要はありません。茶色くなった葉や枯れた部分がある場合は、剪定して切り落とす程度で十分です。

もし切り落とした部分に緑色が残っている場合は、生育環境がよくなれば再び元気を取り戻す可能性があります。すぐに捨てずに、水やりなどをしてしばらく様子を見てもよいでしょう。

注意したい病害虫

病害虫が付きやすいわけではありませんが、場合によっては「カイガラムシ」や「ハダニ」が発生します。カイガラムシを放置すると、害虫の排せつ物が原因で葉が黒くなる「すす病」を発症する恐れがあるため要注意です。

カイガラムシを見つけた場合には、歯ブラシやティッシュなどで取り除くようにしましょう。ひどい場合は殺虫剤などで防除するのがおすすめです。またハダニは多湿に弱いので、水やりを忘れないよう意識するだけで予防につながります。

エアプランツはポイントを押さえて育てよう

エアープランツ(ウスネオイデス)

エアプランツはさまざまな種類があり、比較的扱いやすく育てやすい植物です。水やりやお手入れのポイントを押さえれば、インテリアのアクセントとして長く活躍してくれるでしょう。

エアプランツの中には花屋や専門店だけでなく、雑貨屋や100円ショップで購入できるものもあります。おしゃれな観葉植物としても取り入れやすいので、ぜひこの機会に自宅へ迎えてみてはいかがでしょうか。

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