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「古くなった換気扇を交換したい」「レンジフードから異音がする」というときは、専門業者に依頼しましょう。とくに8年以上経っている換気扇・レンジフードから異音や異臭がしたら、寿命が来ている可能性が高いです。
自分で取付・交換をしようとする人もいますが、専門工具が必要で難度も高く、プロの技術が欠かせません。
ただ全国には大手から地域優良店まで数多くの換気扇設置の工事業者がいて、どこが安くてお得な優良業者であるかはわかりにくいです。そこで換気扇・レンジフード交換や取付の料金相場、業者の選び方、おすすめの業者などをまとめて解説しました。
「換気扇の調子が悪い」と感じたら、まず換気扇から発する異音と換気扇の回転スピードに着目してみましょう。換気扇の症状によっては適切な手入れをすれば、換気扇を交換しなくても問題なく使えるようになることもあります。
✔️換気扇を掃除すれば解決できるケース
「ゴー」「ブオーン」と言った重い異音がする場合には、換気扇のプロペラやファンに付着した油汚れが原因であることが考えられます。また換気扇の回転が悪いケースも、汚れやほこりが動きを鈍くさせている要因であることが多いです。こういった症状に遭遇した場合には、掃除で汚れを取り除き、異音がなくなるかどうかチェックしましょう。
✔️潤滑油の使用で解決できるケース
「チチチチ」「キュルキュル」といった擦れたような異音がする場合、プロペラやファンにある軸の油が減ってしまっているかもしれません。こういった部品同士の摩擦を解消するには、市販の潤滑油を軸部分に補充すると症状が改善する可能性が高いです。
もし自宅に潤滑油を常備していない場合でも、通販やホームセンターで簡単に手に入れることができます。潤滑油の値段も比較的安価なものが多いので、油をさして異音が解消するかどうかは是非試してみてください。
✔️プロペラのずれをなおせば解決できるケース
「カカカカ」「ジー」といった何かが当たっているような異音が発生する場合もあります。この場合はプロペラが正常な取り付け位置からずれていることや、モーターにできた錆が原因であることが多いです。プロペラをきちんと取り付け直しても症状が改善しない場合は、他の部分に悪影響が及ぶ前にモーターの交換を検討しましょう。
上記で紹介した方法を試しても症状が改善しない場合は、換気扇の交換が必要かもしれません。換気扇やレンジフードの保証期間を確認し、保証期間内なら製造メーカーに点検や交換を直接打診してみると良いでしょう。
保証期間が過ぎてしまっている場合は、専門の業者やお近くの電気屋さんへ点検や工事を依頼することをおすすめします。
素人が自分で換気扇を交換できるケースは限定的で、コンセントがあるタイプの換気扇を交換する場合だけです。「違うタイプのファンに変更したい」「交換したい換気扇にコンセントなしがない」場合には作業内容が複雑になるため、専門の業者に依頼することをおすすめします。
特に配線工事が必要なケースにおいては、第2種電気工事士という資格がないと対応できないので注意しましょう。下手をすると火災や漏電などの事故に繋がりかねないので、興味本位で配線をいじるのは控えてくださいね。
また自分で交換できるケースにおいても、作業には注意を払う必要があります。ご自身で換気扇やレンジフードを交換される際には、下記の点に不安がないか確認してから臨むようにしましょう。
換気扇交換にかかる費用は、主に以下の4つから成り立っています。
換気扇交換(キッチン) | 10,000円~20,000円(工事費用のみ) |
換気扇交換(浴室) | 3,000円~20,000円(商品代含む) |
換気扇交換(トイレ) | 3,000円~20,000円(商品代含む) |
換気扇処分費用 | 1,000円~2,000円 |
タイマースイッチの交換 | 7,500円~11,000円(商品代含む) |
モーターの交換 | 22,000円~(商品代含む) |
「必要最低限の費用で換気扇交換を済ませたい」と言った場合には、どのような手段があるのでしょうか?ここでは換気扇交換を安く済ませるコツを紹介します。自分の要望を満たしつつ、費用を最小限に抑える方法を検討する際の参考にしてください。
✔️自分で換気扇本体を用意しておく
業者の用意してくれるものより安く換気扇を仕入れられそうな場合は、自前で交換したい換気扇を用意しておくと費用が抑えられることがあります。ただし下記のような点には注意が必要です。
✔️製造元より機能性を重視
換気扇の製造元に特別なこだわりのない方は、あくまで機能性に着目して換気扇を探してみるのも一つの手です。大手メーカーの換気扇の方が若干値段が高い傾向があるので、機能面で探すとニッチなメーカーの安くて良い商品に出会える可能性もあります。
ただ大手メーカーの製品の方が保証が充実しているなどそれぞれに良さがあるので、自分の要望を満たせるかどうかはよく吟味して換気扇を選ぶようにしてください。もし自分の要望にあった換気扇を判断しかねた場合は、換気扇交換業者へ依頼する時に相談してみると良いでしょう。
✔️古いタイプの換気扇を選ぶ
換気扇として最低限の機能が備わっていれば十分だという方は、少し古いタイプの換気扇を選ぶと費用を節約できます。特に最新のモデルが発売されるタイミングは古い型の値段が下がりやすいので、可能なら交換の時期を調整できると良いでしょう。
また一般的にプロペラファンより、シロッコファンの方が値段が高い傾向にある点にも留意しておくと良いでしょう。特にプロペラファンをシロッコファンに交換しようとすると、ダクト工事が必要になり工事の追加費用がかかる可能性が高いので、費用面を重視される場合は避けるようにしましょう。
✔️業者に対応してもらう範囲を限定する
換気扇交換業者に工事を依頼すると、業者側から有料のオプション工事を提案されることも多いです。もちろん自分の要望にあっているならオプション工事を依頼しても良いですが、どこまで業者にお願いするかは、ご自分の予算とよく相談されてから判断するようにしてください。
特に不調を起こしている箇所が換気扇の一部である場合、不調を起こしている箇所のみ交換または修理してもらうようにすると、費用を節約できます。換気扇交換業者が交換ではなく修理に対応してくれるかは、業者によって様々なので事前に確認しておくと良いでしょう。
✔️相見積もりを取る
同じ換気扇への交換であっても、業者によってかかる費用が異なることがあります。よりお得に工事を済ませたいなら、複数の業者に見積もりをとって比較し、最も良いと思った業者に頼むのがおすすめです。
その他経年劣化で賃貸物件の換気扇を交換する必要がある場合には、貸主負担で工事をしてくれることが一般的。貸主に断りなく換気扇を交換するとトラブルになる恐れもあるので、事前に大家さんor管理会社に連絡しておきましょう。
いざ換気扇の交換を専門の業者に頼もうとしても、どの業者に頼むべきか迷いますよね。実際に依頼するタイミングでは、複数の業者に見積もりをとった上で、自分が納得できる提案をしてくれた業者に依頼すると良いでしょう。
ここでは自分にぴったりの業者を見極めるためのチェックポイントを紹介します。
✔️電気工事士の資格の有無
最近はDIYが流行し、素人が換気扇を交換するという機会も増えてきています。ただ電気工事法の定めにより、電気工事士でなければ屋内の配線工事ができない点には注意が必要です。電気配線の扱いを間違えると火災などの事故に繋がりかねないので、依頼にあたって電気工事士資格の有無は忘れないようにしましょう。
ちなみに第2種電気工事士の上位資格として、第1種電気工事士という資格も存在します。一般的な換気扇交換であれば第2種電気工事士の職掌で事足りますが、もし工場などにある高度な配線を扱う場合には第1種電気工事士へ依頼した方が無難かもしれません。
✔️自分がやってもらいたい工事に対応できるかどうか
一口に換気扇交換と言っても、対応できる範囲は業者によって様々です。依頼を検討している業者が自分の要望に応えられるかどうかは、事前に確認しておくことをおすすめします。
下記に事前にチェックしておくべき要望をまとめたので、業者に確認する際の参考にしてください。
✔️実績・口コミを見て信頼できるかどうか
業者のホームページを見れば修理費用の目安などは確認できますが、それだけで工事にきてもらった時のイメージを膨らませるのは難しいのではないでしょうか。「依頼してみたら想像していた対応と違った」と言った余計なストレスを避けるためにも、業者に対して寄せられている口コミはチェックしておくと良いでしょう。
また長年にわたり一定の工事実績を積み上げてきている業者も、顧客から強い信頼を得ていると考えられます。ただ新規参入の優良業者もいるので、一概に実績で良し悪しを判断するのが正しいとは限りませんが、事業者選びの失敗を避けるには有効な視点と言えるでしょう。
✔️どの業種に依頼するのか
換気扇交換に対応している業者は主に「換気扇交換専門の業者」「近くの電気屋さん」「家電量販店」の3業種が存在します。それぞれの業種に特徴があるので、自分の状況に合わせて依頼する業者を選びましょう。
1.換気扇交換専門の業者
メリット:専門的な知識を持っているので、確実な工事を行ってくれる。
デメリット:場合によっては、依頼主が必要としている以上に高額な工事を提案されることもある。
2. 近くの電気屋さん
メリット:地域密着でサービスを展開しており、対応が素早いことが多い。
デメリット:店舗によっては取り扱っている換気扇の種類が少ないことも。
3.家電量販店
メリット:実際にどんな換気扇に交換するのか、自分の目で実物を確認できる。
デメリット:実際に修理を担当するのはメーカーなので、依頼してから修理の着手までに時間がかかる。
換気扇・レンジフードの取り付け・交換業者を利用された方の口コミの平均点と累計数を表示しています。
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事前に既存レンジフードのタイプを調査します。また新規レンジフードが法に違反しない形で設置できるかどうかをチェックするため、設置予定場所の寸法を測定します。
両脇にある固定ネジをドライバーで取り外します。シリコンコーキングで設置されている場合は、コーキングをカッターで切って処理。下準備が終わり次第、前面と側面に取り付けられているフードカバーを取り外していきます。
内部の固定ネジを取り外し、既存レンジフードの本体、換気ダクトの順に撤去していきます。レンジフード本体は非常に重いため、慎重に作業します。
新しいレンジフードを取り付けるための位置決め作業を行います。型紙を当ててから下穴を開け、取り付け金具の位置を決定。その際には水平取りを用い、水平であるか確認しながら作業を進めます。
取り付け金具の位置が決まったら、新規レンジフードを持ち上げて取り付け金具で固定。次に換気ダクトを本体に接続し、アルミテープで隙間を塞ぐように密閉していきます。
仕上げに前面と側面のフードカバーを被せ、保護シートを取り除きます。最後に初期設定をして、正常に動作すれば作業終了。交換工事の作業時間は2~4時間が目安です。レンジフードのタイプによって、所要時間は変動します。