黒い羽アリはすぐに駆除すべき？正体と対処法を徹底解説

黒い羽アリにはクロアリとシロアリの2種類がいます。室内で無数に発生した場合は、シロアリである確率が高く、早急に対処しなければ、深刻な被害が出るかもしれません。

今回は黒い羽アリを判別する方法や、対処法を中心に解説していきます。

羽アリの種類と特徴

羽アリは文字どおり、羽の生えたアリのことです。もし屋内にびっしりと発生しているなら、それはシロアリである可能性が非常に高いです。

羽アリはクロアリとシロアリの2種類

羽アリは大きく分けると、クロアリとシロアリの2種類が存在します。

シロアリも黒っぽい色をしているので、特徴を知らなければ、なかなか見分けがつきません。見分ける方法については後ほど説明します。

室内での大量発生はシロアリの可能性が高い

体が黒くてもクロアリだとは限りません。羽アリが家の中で無数に発生している場合は、シロアリの羽アリである可能性が高いです。

壁や天井、バスルームをはじめとした水周りなどに、多く湧き出るのがシロアリの特徴です。

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クロアリとシロアリを見分ける方法

似たように見える羽アリでも、よく見るとクロアリとシロアリとでは、特徴が全く異なります。見分け方を知っておけば、羽アリを見ただけで、クロアリかシロアリかを判別することができます。

外見の違い

クロアリとシロアリの外見の違いについて説明します。

【クロアリ】

【シロアリ】

ちなみにクロアリはハチの仲間で、シロアリはゴキブリの仲間です。「アリ」という名前が付いているので、同じ仲間だと思われがちですが、実は種類が異なります。

クロアリと同様に、集団生活の中で社会を形成して生活していて、しかも見た目もアリに似ていることから、「白いアリ(シロアリ)」と呼ばれるようになったと、いわれています。

発生場所や時期の違い

クロアリとシロアリの発生場所や活動時期の違いについて紹介します。

【クロアリ】

クロアリの羽アリは、室内の光に誘われて網戸に飛んできたり、屋内に侵入してきたりすることもありますが、シロアリのように壁をびっしりと埋め尽くすような発生の仕方はしません。

【シロアリ】

シロアリは巣別れの時期になると、羽アリになって飛翔し、別の場所で巣作りを始めます。春から初夏にかけて羽アリが発生し、特にムシムシとした気候の日中に多く見られます。

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黒い羽アリは種類によって対処法が異なる

黒い羽アリを発見したら、具体的にどのように対処したらよいのでしょうか。クロアリとシロアリ、それぞれの対処法を見てみましょう。

クロアリなら家に被害はない

クロアリは、動物性たんぱく質や花の蜜などを好む昆虫で、家の木材は食べません。そのためクロアリの羽アリを見かけたからといって、すぐに対処が必要なほどの緊急性はありません。

人間に対して直接的な害はないにしても、不快害虫であることは事実です。また衛生面においても、決して好ましい状況ではありません。見つけたら駆除することをおすすめします。

シロアリなら早めの駆除が必要

家に発生した羽アリがシロアリであった場合、事態は深刻です。

数匹だけなら、室内の明かりに誘われて網戸越しに侵入しただけかもしれませんが、無数に発生しているなら、家の中に巣がある可能性が高いです。

羽アリの正体がシロアリだったときは、駆除業者へ依頼するなど迅速に対策を講じましょう。

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シロアリの羽アリを駆除する方法

シロアリの羽アリを発見したら、早めに駆除しないと家屋被害がどんどん拡大してしまいます。そうならないためにも、具体的な駆除方法について、知っておきましょう。

羽アリは見えない範囲に多数いるもの

シロアリの羽アリは、自分で駆除しても根絶することはできません。

壁の中や床下などに羽アリが大量に残っている可能性があります。放置しておけばますます被害が拡大してしまいます。

羽アリ自体は殺虫剤で簡単に駆除することが可能です。掃除機で吸ってしまう方法もありますが、それだけでは全てのシロアリを駆除できません。

無数の羽アリが発生してしまった場合は、業者に駆除を依頼するのが最も確実な駆除の方法です。

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羽アリが発生したら早めの対処を

小さな羽アリが大量発生している様は、とても気持ちの悪いものです。しかし見えている部分だけ駆除しても、また次の年に発生してしまうケースも多く、根本的な解決にはなりません。

シロアリを家の中で見つけたら、早めにプロの業者へ依頼して、根こそぎ駆除してもらうことをおすすめします。