日々真面目に高校野球の練習を積んでいる我が子。そのひたむきさに応えるため、息子の専属カメラマンとして日々の部活や練習試合、地方大会、あわよくば甲子園での晴れ姿を記録してやりたい。
ここでは、そんなお母さん向けに「なるべく軽く」「でもちゃんと写る」カメラ本体と望遠レンズをお教えします。
もちろん、野球女子にもおすすめの構成です。
野球撮影にはどんなカメラを買えば良いのか?
野球撮影となると、スマホやコンパクトデジカメでは力不足で、望遠レンズと組み合わせたレンズ交換式カメラが必要です。
また、野球撮影に関して機材の軽さは「正義」なのです。
野球の試合は2時間以内で終わることはあまりなく、2時間半、下手をすると3時間に及ぶ場合もあります。ほとんどの球場では三脚は禁止されていますので、この長丁場を手持ちで撮影する必要があります。
こういった場合、持ち込む機材は1グラムでも軽い方が良いのです。ここではシステム構成の軽さにも注目してみました。
一眼レフ機かミラーレス機か?
これまで野球撮影と言えば一眼レフ機の一択でした。
ミラーレス機は、フォーカスが遅く、EVF(一眼レフでファインダーに相当する部分)への表示が遅いとの理由で野球撮影では敬遠されてきました。
しかし近年、その差は急速に縮まっており、フォーカスの速さに関しては一眼レフ機を追い抜く機種も現れています。
ミラーレス機は一眼レフ機に対して機械的構造が単純で故障が起きにくく、軽量化しやすいというメリットがあります。また、秒間撮影スピードも一眼レフ機より速くなります。
ここでは一眼レフ2機種とミラーレス2機種をおすすめの機種として取りあげます。
ニコン D5600( 一眼レフ機) 【ダブルズームキットがお買い得】
一眼レフ機の野球撮影カメラはこれが初めてと言う方にイチオシのカメラです。
ニコンの一眼レフ機は長年に渡って蓄積された技術の上に成り立っており、D5600は野球撮影用カメラとしてほぼ完成していると言っても過言ではありません。
オススメはダブルズームキットです。
付属する望遠レンズAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRは野球撮影に必要にして十分の性能を持っていますので、実勢7万円半ばでシステムが完成します。
秒間撮影:5コマ 重量:465g ニコン D5600 商品詳細ページ >> |
キヤノン EOS Kiss X10 (一眼レフ機)【今一番軽い一眼レフ機】
長年のベストセラー機、イオスキッスの最新型です。長年に渡って改良が続けられており、カメラ自体に表示されるガイドに従えば、初心者でもすぐに操作に馴染めるでしょう。
Kiss X10では映像エンジンにキヤノン最高のDIGIC8を採用しており、オートフォーカスのスピードやバッテリーの持ちが改良されています。
秒間撮影:5コマ 本体重量:449g キヤノン EOS Kiss X10 商品詳細ページ >> |
ソニー α6400(ミラーレス機) 【最速のフォーカススピード】
ソニーのミラーレス一眼の最新機種です。フォーカスは0.02秒とはあらゆるカメラの中で最高クラスです。野球撮影にもまったく不足はありません。ミラーレスならではの軽さと高性能を誇るカメラです。
秒間撮影:11コマ 重量:403g ソニー α6400 商品詳細ページへ >> |
オリンパス OM-D E-M1 Mark II (ミラーレス機)【野球撮影に使えるハイエンド機】
この中では一番重いボディですが、他社では1,000gを越えてしまうようなハイエンド機と比肩する性能をこのサイズに詰め込んでいる点では非常にコンパクトとも言えます。
EVFに関しては光学ファインダーと比べても表示速度に遜色なく、フォーカススピードもトップクラスです。
このカメラのユニークな機能として「プロキャプチャーモード」が上げられます。
これはシャッターを半押しにすると自動的に撮影が始まり、実際にシャッターを押す前の最大35コマ分が自動的に保存されているというものです。一瞬の差で決定的瞬間を取り逃した!というような場合は、この機能が救ってくれるかもしれません。
秒間撮影:18コマ 重量:574g オリンパス OM-D E-M1 Mark II 商品詳細ページへ >> |
絶対欲しい望遠レンズおすすめの5本(定番)
野球撮影には最低でも300mmクラスの望遠レンズが必要です。これならば外野から撮影しても投手の指がきちんと写ります。
「もっと大きく撮りたい」という方もいると思いますが、400mm以上はレンズが非常に重くなり、取り回しが難しくなります。ここでは300mmを中心にして、一番軽い400mmについてもおすすめします。
ニコン AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR ¥51,300(本体価格)415g
D5600と組み合わせた際の総重量:880g
このレンズの長所はとにかく軽いことです。D5600と組み合わせた場合、ミラーレス機を凌ぐシステム構成の軽さを達成できます。
搭載されているAF-P駆動モーターは従来のAF-Sと比べフォーカスの速さが改善されています。
キヤノン EF70-300mm F4-5.6 IS II USM ¥72,000 710g
EOS Kiss X10と組み合わせた際の総重量:1,159g
このレンズには駆動モーターにキヤノンのハイエンドレンズいわゆる「白レンズ」で常用されているUSMを採用しており、フォーカスの速さではこのクラス随一です。
ソニー SEL70300G ¥170,000(本体価格)854g
α6400と組み合わせた際の総重量:1,257g
ソニーでは唯一の300mmクラスの望遠レンズです。ソニーこだわりのGレンズを採用、コンパクトにまとまった取り回しの良いレンズです。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II ¥63,000(本体価格) 423g
OM-D E-M1 Mark IIと組み合わせた際の総重量:997g
重量としてはニコンの70-300mmレンズに劣りますが、実際のサイズはこちらの方が小さくなります。ここで取りあげている他のカメラ本体は全てAPS-Cで、フルサイズ比では1.5倍の画角です。
一方、OM-D E-M1が採用しているマイクロフォーサーズ規格ではフルサイズ比2倍の画角となりますので600mm相当の画角が得られる超望遠レンズとして機能します。
シグマ 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM ¥105,000(本体価格) 1,160g(ニコン/キヤノン用)
D5600と組み合わせた際の総重量:1,620g
EOS Kiss X10と組み合わせた際の総重量:1,609g
「やはり300mmでは物足りない。もうひとつ倍率の高いレンズを使ってみたい」と言う方のために1本入れてみました。
ニコン・キヤノンの純正レンズの400mmレンズが1.5kgと非常に重くなり、お値段も300,000円超とちょっと手が出せない感じのなかで、軽く安く良くまとまっています。
型番はひとつなのですが、購入時にニコン用かキヤノン用か選択します。
望遠レンズを使った野球撮影のコツ
同じ球技でも、例えばサッカーのように、めまぐるしく球を追わないといけないスポーツに比べると、野球はバッターボックスやピッチャーマウンドなど自分の撮りたい場所にあらかじめフォーカスを合わせて撮れば良いので初心者でもすぐに上達します。
まずはたくさん撮って自分のカメラに慣れましょう。
これまで紹介してきた望遠レンズにはそれぞれ優秀な手ぶれ補正機能が搭載されていますが、より安定させるためには手すりなどに肘をついてより安定した撮影を心がけましょう。
まずはスポーツモードで撮影
カメラに「スポーツモード」があればまずはこれを選択しましょう。あまりカメラに詳しく無いという方でも、おまかせで全てが設定されるため、失敗の少ない写真が撮影できます。
慣れてきたら「シャッタースピード優先」モードを選択しましょう。シャッタースピードは1/1000くらいからスタートするのがオススメです。
シャッターボタンを押した瞬間が撮れるわけではない
ピッチャーならボールをリリースした瞬間、バッターならボールをインパクトした瞬間を撮ってみたい、というのは野球撮影しているなら誰もが憧れます。
しかし、これはプロのカメラマンをもってしても100発100中とはいかない難しいショットなのです。
どんな高性能のカメラでもシャッターボタンを押してから撮影されるまでには若干の時間差があります。具体的には、プロのバッターの場合、スウィングが始まった瞬間にシャッターを押したらインパクトの瞬間が撮れたという感じです。
こればかりは数を撮って慣れるしかありません。
あると便利な機材とアクセサリー
球場では殆どの場合三脚を持ち込むことは難しいですが、一脚なら持ち込みOKというところがほとんどです。使うと長時間の撮影でも腕が疲れませんのでぜひお試しください。
ここで取りあげた一脚はカメラと一脚の接続がワンタッチで行えるので状況に応じて切り換えて撮影することが可能です。
また野外撮影なのでレンズにホコリが付いてしまうことがあります。手頃なお掃除ブラシを用意して撮影に臨んでください。
ベルボンRUP-L43Q 一脚 ¥9,000(本体価格)
造りがしっかりしていて、一眼レフと望遠レンズの組み合わせでも安定して撮影が可能です。
クイックシューも付属しており、一脚とカメラの接続・切り離しをワンタッチで行えます。
一脚自体も510gと非常に軽量になっています。
HAKUBAシリコンブロアーブラシ ブラック KMC-60BK ¥810(本体価格)
先端がブロワーとブラシの2択になっているブローブラシです。お値段もお手頃です。
息子の野球の撮影をプロのカメラマンに依頼してみる
日々息子さんの記録を撮影しているお母さんもたまにはプロのカメラマンに撮影を依頼してみる、というのは悪くありません。
息子さん専属のカメラマンにもたまには休日が必要です。
息子さんのチームが勝ち上がって迎えた地方大会の決勝戦など「これは撮影失敗できないな」というときは遠慮無くプロの腕を借りて、当日は息子さんの応援に専念してみてはいかがでしょうか。
カメラマンに依頼するメリット
プロのカメラマンというと「やたら気むずかしい職人さん」みたいなイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際のプロカメラマンが第一に求められるのは「コミュニケーション能力」です。
実際に依頼をした方も「気さくな方が来てびっくりした」という方がほとんどです。
息子さんをどんな感じで撮って欲しいか、ワガママに相談してみましょう。プロのカメラマンは何千枚も撮った経験の引き出しの中から最上の選択を提案してくれるでしょう。
カメラマンに依頼した時の相場価格
スポーツ写真撮影の相場
36,000円
標準相場
23,400円
リーズナブル
55,600円
プレミアム
野球撮影の場合、3万円程度が相場で、プラス交通費が請求されます。
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運動会の撮影はスポーツカメラマンに依頼がおすすめ!
でも、スポーツカメラマンをどうやって探すの?カメラマンをどうやって探せばいいのかわからない!そんな方におすすめなのが、ぴったりのプロと出会うことができるマッチングサービスのミツモアです。
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見積もり依頼にかかる料金は、もちろん無料です。
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