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ネズミが赤ちゃんを食べる?危険性と安全な駆除方法を解説

最終更新日: 2022年05月25日

ネズミは人をかじったり、さまざまな病原菌を持っていたりと危険な存在です。特に赤ちゃんがいる家庭で死亡事故が発生しているため注意しましょう。今回は、ネズミの危険性や駆除方法を解説します。ネズミを駆除して安心できる空間を作りましょう。

赤ちゃんがいる家庭はネズミに注意

ネズミがいると不快に思う人は少なくありません。ネズミは感染症の原因になったり、人をかじったりと大きな被害をもたらすため、放置せず駆除することが大切です。

まずはネズミがどのような被害をもたらすか確認しましょう。特に赤ちゃんのいる家庭では注意が必要です。

ネズミは感染症の原因にもなる

ネズミにかじられると傷口から菌が侵入し、さまざまな感染症を引き起こすリスクがあります。中でも危険なのが鼠咬症(そこうしょう)です。

鼠咬症は口の中にいる病原菌の違いにより、「モニリホルム連鎖桿菌感染症(れんさかんきんかんせんしょう)」と「鼠咬症スピリルム感染症」の2種類に分けられます。

モニリホルム連鎖桿菌感染症は3~5日ほどの潜伏期間を経て、悪寒・熱の上がり下がり・頭痛・嘔吐・筋肉痛などの症状が現れる感染症です。

一方鼠咬症スピリルム感染症も数日間の潜伏期間の後、リンパ節の腫れや発熱・黒い湿疹が傷口から広がるなどの症状が現れます。

感染症のほかにズミの体を媒介して食中毒の病原菌が移ったり、悪臭・安眠の妨げになったり多くの被害が報告されています。

参考:鼠咬症 Rat-bite fever – 神奈川県衛生研究所
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海外における赤ちゃんへの被害

アメリカでは生後数カ月の赤ちゃんが、ネズミに数百カ所かじられ、出血多量で亡くなった事件が報じられています。

ほかにも南アフリカで、巨大化したネズミに生後3カ月の赤ちゃんが食べられてしまう事件が発生しています。当時赤ちゃんは1人で小屋のような不衛生な環境にいました。

ネズミは用心深い動物なので両親がいないときを狙って襲ったと考えられています。不衛生な環境だとこのような死亡事故が起こり得ることを認識しておきましょう。

ネズミにかじられたときの対処法

ネズミにかじられた場合に備えて、適切な対処法を知っておくと安心です。万が一ネズミにかじられた場合は、応急処置をしてすぐに病院を受診しましょう。

傷口をよく洗って消毒する

ネズミの体や口の中には無数の病原菌が付着しています。そのためかじられた場合は傷口やその周辺を消毒しましょう。もし引っかかれた箇所があれば、一緒に手当をします。

  1. ネズミにかじられた部分やその周辺を水で洗い流す。
  2. せっけんを泡立てて、傷口や周辺部を優しく洗う。
  3. せっけんを洗い流したら、エタノールなどで消毒をする。
  4. ばんそうこう・清潔なガーゼで傷口を保護する。

傷口や周辺部を洗う際、ゴシゴシこすると病原菌が広がる可能性があるため、あまりこすらないよう注意しながら洗いましょう。また、使用するエタノールは医療用がおすすめです。

ネズミにかじられたら、小さな傷でもなるべく早く処置をすることが大切です。

できるだけ当日に病院へ

応急処置を施しても、傷口からすでに病原菌が侵入している恐れがあります。そのためそのまま放置せず、できるだけ早く病院へ行きましょう。治療が遅れると重篤な状態になる場合もあるので、当日中の受診が大切です。

ネズミにかじられた場合は「外科」もしくは「救急外来」を受診します。傷口の治療・感染症予防のための抗菌薬を処方されるので、忘れずに服薬して様子を観察します。

もし病院を受診した後、鼠咬症のような症状が現れた場合は再度病院を受診しましょう。

赤ちゃんがいてもネズミ駆除はできる?

赤ちゃんがいる家庭でネズミを発見した場合は、どのように駆除すればよいのでしょうか?赤ちゃんがいても行える駆除方法を紹介します。

関連記事:【簡単】ネズミの駆除・撃退方法5選!自分でできる効果的な対策と、業者に依頼する場合の費用|ミツモア

駆除グッズは慎重に選んで

赤ちゃんがいる家庭では、駆除グッズを間違って口に入れてしまったり、触って怪我をしてしまったりと、事故の原因となることが少なくありません。

特にホームセンターなどでも気軽に買える殺鼠剤(さっそざい)は、誤飲の危険性があるため使用しないようにしましょう。

ほかにも電撃が出る捕獲器は、赤ちゃんが誤って触ると大怪我につながる恐れがあります。赤ちゃんがいる家庭では、駆除グッズの取り扱いには十分注意することが大切です。

関連記事:ネズミの駆除剤おすすめ15選!種類と選び方を紹介|ミツモア

赤ちゃんへの危険が少ない退治法

赤ちゃんがいる家庭でネズミを捕獲する場合は、粘着シートがおすすめです。粘着シートは薬剤や毒を使用せず、強力な接着剤でネズミを捕獲できます。そのため万が一赤ちゃんが触ってしまっても、影響は小さく済むでしょう。

また捕獲以外に忌避剤を使ってネズミを追い払う方法もあります。ネズミが嫌がる臭いや音を出すことによって、ネズミを寄り付きにくくさせます。

スプレータイプやくん煙剤、超音波器などがあるので、ご家庭にあった対策を行いましょう。

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業者に頼めばより安心

業者に依頼すれば人体に影響のない薬剤を使用して駆除してもらえるので、赤ちゃんがいる家庭でも安心して駆除できます。

駆除した後は再発防止のために、侵入経路をふさいだり、糞尿で汚れた部分を清掃してくれたりと素人ではできない対応を行ってくれるため安心です。

ネズミは繁殖能力が高く、駆除には時間も手間もかかるため、専門の業者に依頼することで効率よく駆除してもらえるでしょう。

ミツモアを利用すればいくつかの質問に答えるだけで最大5社から相見積もりを取れるので、料金やサービスの比較ができ、安心して依頼できます。さらにプロに直接相談できるためサービス内容の食い違いも防ぐことが可能です。ミツモアを活用し気軽にネズミ駆除の業者に依頼しましょう。

関連記事:ネズミ駆除にかかる費用の相場は?失敗しない業者の選び方も|ミツモア

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ネズミを駆除して赤ちゃんを守ろう

ネズミは人をかじり、それが感染症の原因になるなど、大きな被害をもたらします。海外では死亡事例もあるため、特に赤ちゃんがいる家庭は注意が必要です。

駆除する際は赤ちゃんの誤飲や怪我につながりにくい「粘着シート」、もしくは追い払うためのスプレーやくん煙剤などの「忌避剤」の使用がおすすめです。

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