インスタやSNSでの紹介はもちろん、ネットショッピングサイトで販売するために化粧品撮影を行う方が増えています。
そのものがカラフルで綺麗なコスメですが、撮り方一つでネットショッピングの売り上げやインスタのいいね!の獲得数が大きく変わってくるもの。
プロのテクニックを参考に、インスタ映えするコスメの撮り方をマスターしませんか?
アイテム別!インスタ映え化粧品撮影方法
まずは、化粧品の種類ごとに撮影のポイントを紹介します。
アイテムごとに撮影方法や、使うアイテムを変えることでバリエーション豊かな写真を撮ることができます。
リップ・口紅写真の撮り方
リップや口紅は小さく、秋冬物ですと暗い色使いなどで地味な印象になりがちなので、いくつか並べて撮影するのがおすすめです。
特に同ブランドで数本グラデーションになるように一列に並べるのがおすすめ。
しかし、同ブランドで何色もそろえられるのはちょっと費用的な意味でも大変。
そんな時には、バックに置く布やアクセサリーを対象のリップや口紅とグラデーション色にしてみましょう。
わざと無造作に置いているように見ても、デコレーション素材が散りばめられていると途端に華やかになりますよ。
リップ・口紅は凝った見た目のものや華やかな細工が施されてるものがありますので、そういった物はあえて1つだけ写す、というのも粋な演出です。
人気のブランド物の場合は、パッケージをクッションにして、リップを立たせて高さを出しつつも、さりげなくブランド名もアピールできます。
アイシャドウ・チーク等パレット類の写真の撮り方
アイシャドウやリップを撮影するときには、同系色のシンプルな背景に、化粧品と同系色のアイテムを添えるとこなれ感がアップします。
チークなら、ピンクや赤のバラを背景にすると、ゴージャスな印象になり、グリーンや水を取り入れるとオーガニックやナチュラルなイメージを演出できます。
基本は、どちらも蓋を開けて、中身が見えるように撮影しましょう。
蓋が透明で、ケースがおしゃれな場合には、閉めて撮影してもかまいません。
その時は、光が反射して、肝心の化粧品の色が見えなくならないよう注意しましょう。
マスカラの写真の撮り方
マスカラは、ペタッと置いてしまったら素人感たっぷりの写真になってしまいます。
細長い見外のため、先述した少し立たせて、のテクニックを使っても間違いではありません。
しかし、プロが着目するポイントは「ブラシ」と「色」を見せる、ということです。
今は、マスカラのヘッドは多様化して、そのマスカラの特色にもなっています。
色物のマスカラは、どんな色なのかが気になるところ。そのどちらもクリアできるよう、ヘッドを出して撮影してみましょう。
背景を紙にし、少しマスカラを付けるとより繊細な色合いも、分かりやすく撮影できます。
その後、ブラシを上にし、ボトルに立てかけると、ブラシもボトルも撮影できます。
マスカラのカタログや店頭のポスターを参考に、構成を考えてみましょう。
コスメ写真の撮り方ちょこっとテク
身近にある化粧品ですが、いざ写真に収めようと思うと実際の色と違ったり、思ったようにパッケージの可愛さが出ないことってありませんか?
化粧品写真の撮り方に精通したプロのカメラマンに、化粧品の撮り方のちょっとしたテクニックを聞いてきました!
一番大切なのはライティング
プロと素人が撮る写真の一番の違いは光の使い方、いわゆるライティング術です。
特別な照明機材だと思いがちですが、ちょっとした工夫でプロのように仕上げることができます。
ポイントは壁や床が白い部屋で撮影することと、光を真上または斜めから当てることです。
余裕があれば左右両方から当てると、より効果的です。
片方からしか当てられない場合は、アルミホイルやスチレンボードを反対側に置き、一方に暗い影ができないようにしましょう。
逆に光が反射しすぎる商品を撮影する場合には、黒い板を使うと光を吸収します。
また、特別に撮影用のライトを用意しなくても、スマホについているLEDライトを利用してみましょう。
カメラのフラッシュにも使われるため、初心者にはおすすめの代用品です。
背景をプラスすると化粧品の撮影がプロっぽくなる
続いては、対象の化粧品を撮影する時の背景について見ていきましょう。
化粧品写真の背景の工夫なしでは、なかなか心惹かれる写真にはなりません。
背景はぼかすことも多く、あまり必要なく見えますが、ちらっと映るグリーンをわざと一緒に写したり、キレイな布・紙の上で撮影すると、自然でおしゃれな写真に仕上がります。
また、同シリーズの化粧品をいくつか並べると時は、化粧品と同系色の背景色・素材を選択するのがおすすめです。
かわいい雰囲気の化粧品なら、ふわふわの布の上で。
クールな印象の化粧品ならあえて、グレーや白の紙の上で、撮影してみましょう。
特に布は、光が反射しにくく、背景としておすすめのアイテムです。
紙を使う場合に、表面が光ってしまう、という時にはちょっと浮かせて反射を軽減するのが、プロの技です。
ちょっとした気遣いで化粧品が映える撮影の方法
化粧品を撮影する時は、引いたアングルよりも、アップで撮るのがおすすめです。
見栄えもよく、化粧品にすぐ目がいきます。
また、細長い化粧品は、寝かせたままで撮るよりも、枕のようにワンクッションを下に噛ませてトップを立たせると、よりプロっぽい写真映りになります。
光の反射が抑える効果が生まれ、素人感が軽減されます。
クッションは消しゴムが滑らずおすすめですが、布や造花・グリーンを被せるようにし、見えないよう工夫を忘れずに。
小物で演出するとレベルアップ
高い代行料を払わなくても、自分である程度プロが撮ったような化粧品の撮影ができることがわかってきましたね。
今までのちょっとした、テクニックに加えられる、とっておきのおすすめ技をご紹介します。
カラー紙の上に化粧品を並べ、立体的なハートや星のネイル用のデコレーション素材やアクセサリー、レースを周りに散りばめれば、かわいくメルヘンな演出が可能です。
小さな造花や、花びらも撮影の小道具となります。
これらのアイテムは100均ショップで手に入るので、手軽に揃えられます。
化粧品の表面があまり反射しない素材の場合には、電飾を使って、幻想的な雰囲気も作り出せます。
光が強すぎて、写真うまく映らない、ということも考えられるため、これは商品と背景を選ぶ時に注意が必要です。
自分で撮影するイメージはついたけど、プロのカメラマンの物撮り作品も見てみたい。
そう思われた方は『商品撮影おすすめカメラマン50選!料金相場も一挙ご紹介!』の記事も併せて参考にしてみてください。
ミツモアに登録しているカメラマンの物撮り作品を見ることが出来ますので、どんな風に撮影しようかイメージが膨らみます。
販売用のコスメ写真はプロに撮影依頼が正解
これまで紹介してきた化粧品の撮影方法で、いつもよりおしゃれで、魅力的な写真が撮れるはずです。
多少の素人感も、1つの味として写真の魅力となるでしょう。
個人のSNS用なら十分!でも、販売用だったら…と、ネットショップなどで使いたい場合にはもちろんプロに代行する方法もおすすめです。
シンプルでクールな印象の化粧品ほど、魅力的な写真に仕上げることが難しくなります。
こういう時にも、プロのカメラマンなら期待に応えるステキな写真を撮ってくれます。
化粧品の撮影が得意なカメラマンを選ぶ方法は?
人物が得意な人や風景が得意な人がいて、もちろん化粧品の撮影が得意なカメラマンもいます。
多くの選択肢の中から、撮影を頼もうと思った時に、どのようなカメラマンを選べばよいのでしょうか。
・作品の確認
まずは、カメラマンの撮影実績や、実際の作品をチャックしてみましょう。
ホームページに載っていることが多いので、化粧品の撮影経験があるのか、どのような雰囲気で撮影しているかをチェックしてみましょう。
・使用機材確認
プロのカメラマンは、使うカメラや周辺機材にこだわりがあるものです。
ホームページ上や自己紹介ページに、使用カメラや機材の説明、こだわり、メーカーや使用場面について解説があれば、プロとして活動している1つの指標なります。
撮影を依頼する際の料金は?
「スマホを使って自分でも撮影ができるこのご時世に、ざわざわプロに頼まなくても良いんじゃないの?」
そんな風に思ってしまいがちですが、プロに依頼した方が良い撮影というものがあります。
インスタやその他SNSの発信でコスメを宣伝する際は、リアリティが求められるのである程度素人っ気があった方がユーザーからの信ぴょう性が上がります。
しかし、周知を目的としたインスタ等の発信とは違い、実際に購入を検討している方が訪れる通信販売サイトやフリマサイトでは購入者の方は商品を求めています。
素人っぽい写真よりも、きちんとカメラマンが撮影した売り物としてアピールできる化粧品写真が必要です。
最近ではメルカリやフリルなどのフリマサイトでも未使用品や型落ち品が出てきて、綺麗な化粧品写真が使われる傾向があります。
では、カメラマンに撮影を依頼する場合の気になる予算はいくらくらいなのでしょうか?
撮影料金はカメラマンによって大きく違いますが、相場はワンカット単価で約300円、商品数単価で約5,000円などの支払い方法があります。
カメラマンによっては、同時に多くのアイテム数を撮影する時には、単価を下げて引き受けることもあるようです。
化粧品撮影成功のカギはコミュニケーション
代行カメラマンに依頼したら、自分の要望を理解してもらえるように、コミュニケーションを積極的に取りましょう。
自分の中にある程度イメージを創っておき、具体的にカメラマンに相談する、というスタンスがおすすめです。
見本となる画像や写真を用意しておくのもよいでしょう。
そこから、依頼の品にその撮影法が最適なのか、カメラマンの意見を聞いて、すり合わせをしていきましょう。
『商品撮影・物撮りサービスページ』では、ミツモア登録カメラマンの物撮りの費用相場・見積もり例・見積もりの内訳などを見ることができます。
どんな風にカメラマンとやり取りできるのかも確認できるので、物撮りを依頼する際のイメージが付きやすくなります。
ミツモアで物撮りカメラマンに依頼しよう!
ミツモアには、物撮りカメラマンとして、広告、通販カタログ、ネットショップ用の写真撮影を専門に手がけているプロが多数登録されています。
思わず購入したくなるような素敵な商品写真で、ネットショッピングの売上アップにお役立てください。
「やっぱりプロに頼んでよかった!」「プロの物撮り写真は全然違う!」という声をたくさんいただいております。