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売れる商品画像の作り方・白い背景とシンプルなデザインがいい理由

最終更新日: 2024年06月28日

ECサイトやネットショップにおいて『商品画像』はとても重要なもので、売り上げを大きく左右します。どんなに良い商品でもその良さが一瞬でお客様に伝わらなければ、スルーされてしまいます。

ECサイトやネットショップではいかに商品画像が目にとまり、クリックされるかが勝負なのです。

さて、ではどのような商品画像がお客様の目につき、売れるのかということを解説していきましょう。

売れる商品画像の条件

商品画像 売れる
売れる商品画像の条件

売れる商品の画像の条件としてはまずは一瞬で商品が目につくことです。つまり、商品が一目見てわかりやすいということです。ネットで商品を買うお客様はイメージ写真や余計な情報は目に入りません。それは二の次であって、商品を売る側は、まずはその商品をクリックしてもらうことが狙いですので、『わかりやすい商品画像』が絶対条件なのです。

ECサイトは画像で売り上げが決まる

ECサイトにおける売り上げを左右するのは『商品画像』です。溢れるほどの情報や画像の中から興味を引くには、お客様へ視覚的にアプローチできる画像を見てもらうことなのです。

同じ商品でも、画像の選び方によって売り上げが大きく変わるという結果が出ているのは事実です。ネット販売は商品を実際に手に取ったり、感じることができない分、写真だけが魅力を伝えるツールなのです。

楽天、アマゾンの商品画像のガイドラインは厳守

楽天、アマゾンで商品を出品する際には、商品画像に関してのガイドラインが必須化されています。規定に満たしていない商品画像は違反画像として判断されるので、その都度情報収集することはネットショップを続けていく上でとても重要なのです。

楽天

  • テキスト要素占有率21%
  • 枠線の利用
  • 幾何学模様やデジタルパターン、目立たせる目的の奇抜な色の背景色の利用

ユーザーに対してお買い物をする際にストレスなく楽しめることを目的としたもので、商品をより探しやすくするために楽天では商品画像に関してのより明確なものを載せることをガイドラインとして厳守させています。

アマゾン

  • 不鮮明な画像、画素化した画像、端がギザギザに加工された画像
  • 文字、ロゴ、グラフィック、透かしが施された画像
  • 複数の商品や色、サイズが映った画像
  • 商品がフレームの85%未満しか映っていない画像
  • ヌードや性的なものを示唆させるような卑猥な画像は使用不可
  • 商品をマネキンに着せた画像は使用不可
  • 服&ファッション小物カテゴリーの商品およびそのアクセサリをモデルが着用している場合を除き、画像にモデルは使用不可
  • モデルが商品を着用する場合、モデルは立っている状態のみ(座っている、膝をついている、もたれかかっている、横たわっている状態の画像は使用不可)
  • 商品は包装されていない状態、またはブランドタグを外した状態

アマゾンではガイドラインに違反している商品画像をメインとして掲載した商品に関しては検索対象外になってしまうので、十分に注意した画像選びが必須です。

A/Bテストをしてみる

楽天市場が提供するA/Bテスタ「どちらの商品画像が売れると思いますか?(その1)」では出店している店舗に協力してもらい、実際の商品でA/Bテストを実施。リアルな結果が報告されています。「A/Bテスト」とはAとBの選択肢から、どちらが購買効果のある画像が比較・判断するテストです。

楽天市場の行ったA/Bテストは

A「モデルの全身が入った商品の利用画像(多くの情報を詰め込んだタイプ)」

B「商品をメインに据え、モデルの顔は出さないようにした画像(情報を絞ったタイプ)」

でテストを行い、約8割も売上の差が生まれました。

画像Aはモデルの全身を入れたことで商品の写りが小さくなります。

画像Bは商品がメインの構成のため、視認性に優れ売上に差がついたのです。

たかが商品画像、されど商品画像。商品画像1枚とっても侮れないことが分かるでしょう。

売れる商品画像のポイント

売れる 商品画像
一目で「この商品が気になる!」と思わせる画像 (画像提供:jreika/Shutterstock.com)

売れる画像のポイントとしては、一目見て「この商品気になる!」とお客様がクリックしたくなる見せ方、アピールが必要です。

例えば、実際に店舗で気になって手にする商品は、何の説明もなくただ気になったからという理由だと思います。それが実物なのか、写真なのかの違いなだけなので、まずは商品を手にとっていただく(クリックしていただく)ことがECサイトやネットショップに関しては重要になってくるので、余計な説明は不要で、パッと目につく商品画像の撮り方が重要なのです。

アピールポイントが伝わる商品画像

ECサイト、ネットショップでの商品画像はその商品の全体像が見れることが重要です。全体像が写っていないと、その商品をアピールするのに弱い画像になってしまいます。全体像が写ってこそ、お客様の「クリックしてみよう」につながります。

ピント、アングルは基本

商品画像は綺麗さや見やすさが重要なので、ピントやアングルは基本です。ピントをしっかり商品に当てることで、その商品がより目につくようになります。

また、商品を出品する際に商品画像のアングルは統一することで、お客様の目につきやすい画像になります。撮影の際に、三脚を使用したり、構図を一定にすることで、アングルを統一できます。

サイズ感、質感も伝える

ECサイトやネットショップでの購入は現物を見ることができないため、商品の大きさがよく伝わる商品画像を使用しましょう。実店舗では実際に手に持って大きさや質感、色合いを見ることができます。しかし、ECサイトやネットショップでは商品画像と説明、寸法だけが頼りです。寸法だけですと、どうしても大きさのイメージが難しいため、商品画像で大きさを伝える工夫が必要となります。

掲載するサイトによってはイメージ写真の禁止や、マネキンやモデルを使用しての画像が禁止されている場合もありますが、特にそのようなガイドラインがない場合には、商品画像とは別に使用したイメージ写真を載せることで、サイズ感、質感をお客様へアピールしましょう。

商品画像の背景は白がいい理由

商品を際立たせてくれる白背景

ECサイトやネットショップにおける商品画像には白背景のものが多いのはご存知ですか?

白背景にするには理由があるのです。実際に売れている商品はシンプルに白背景画像で出品しているものが多いという単純な結果からもわかるように、白背景を推奨、義務化しているサイトも多いのです。

商品の見栄えが良い

白背景の商品画像はとにかく見栄えが良いことで、お客様の目につきやすいのが理由です。商品によっては多少見やすさは変わるかもしれませんが、平均的に見て白背景のものは視覚的に目に入りやすいという研究結果も出ているほどなのです。

商品自体の色味に変化が現れにくい

ECサイトやネットショップは実際の商品を見れない分、商品画像での判断が重要になってきます。白背景と色のある背景で商品を同じ条件で撮影したところ、色のある背景で撮影した商品は多少背景の色味が商品に乗ってしまい、正確な商品の色味を伝えるのが不十分ということも実証されています。白背景で商品を撮れば、その心配はないので、お客様にも実際の商品の色を伝えやすいメリットがあるのです。

白背景だと商品が売れる

単純に「売れる」からという理由も一つです。商品画像が売り上げを左右するのは上記でも述べましたが、商品画像を白背景の商品画像に差し替えただけで売り上げがアップしたという事例もあります。

商品画像の加工をPhotoshopでやってみる

photoshopで画像を加工

商品画像は撮影後にphotoshopで加工してみましょう。うまく撮れた写真でも、実際にパソコンに取り込んでみると思っていたのと違う…なんてこともあります。そんな時には画像の加工も必要になってくるでしょう。photoshopならプロさながらの加工が可能です。

画像の切り抜き

商品画像を切り抜きする場合、photoshopでは自動に切り抜いてくれる自動選択ツールや手動で切り抜き部分を選択するペンツールがあります。商品画像にもよりますが、慣れてくると手動で切り抜き部分を選択していくペンツールでの作業の方が時間がかからず、正確に切り抜きができます。

画像のリサイズ

一眼レフ、スマホ、デジカメで撮影した写真のサイズではweb用に使う画像としては、画像解像度が高いです。

快適に見やすい商品画像をECサイトやネットショップにアップする際には画像のリサイズが必要です。画像が大きすぎるとなかなか画面に表示されなかったり、時間がかかり、通信量も消費してしまいます。その場合、お客様からスルーされてしまう可能性が大きいのです。

一般的なECサイトでみれる画像サイズは600pixel〜1200pixelを推奨しているところが多いようです。そのサイトにしたがって画像の大きさをリサイズしましょう。

明度、彩度、色度の調整

商品画像をより綺麗に見せるためには撮影した画像の明度、彩度、色度調整をしましょう。

ハイライトやシャドウのコントラストをつける明度、色のメリハリをつける鮮度、色度は赤み、青み、黄みをそれぞれ調整することで、本来の商品の色に限りなく近づけることが重要です。

明度、彩度、色度をphotoshopを利用して商品画像を修正することで、よりお客様の目につきやすい綺麗な写真をアップすることで、売り上げを大きく左右するでしょう。

商品画像作成に使えるクラウドサービス

Zenfotomatic

https://www.zenfotomatic.jp/

画像加工に関わる時間を大幅に短縮できるクラウドサービスです。インストールや専門知識、初期費用など不要で、ネットショップに特化したサポートもしてくれるので、初心者でも簡単に商品画像作成が完了できます。そのクオリティの高さで世界中のユーザーから支持されています。

キリエクラウド

https://kirie-cloud.com/

画面のシンプルさや、直感的な操作性に徹底的にこだわっていて、誰でも簡単に画像切り抜き加工ができます。ECサイトやWEBカタログなどの画像作成にお使いいただけます。スマホでとった写真をそのまま切り抜ける機能もあるので、手軽に加工できるのが人気です。

商品画像の著作権についての基礎知識

知っておきたい商品画像の「著作権」

商品写真には著作権があるのはご存知でしょうか?同じ商品だから構わないだろうと、フリマアプリなどで他の出品者の写真を勝手に流用するのは厳禁です。

商品画像に関わる著作権を知っておき、知らぬ間に著作権侵害していたなんてことのないよう注意しましょう。

Amazonや楽天などECサイトの商品画像には著作権がある

Amazonや楽天などのECサイトで掲載されている商品画像には全て著作権があります。商品画像も、著作権の保護を受ける対象である「著作物」に含まれるのです。「著作物」は思想や感情を創作的に表現したもの。著作権の保護を受ける対象となる「著作者」、「著作権者」に許可を取らずに無断使用することは著作権法違反であり、著作権侵害にあたります。

Amazonや楽天などECサイトの商品画像の使用をWeb上でよく見かけるかもしれませんが、あれは著作権違反がほとんどでしょう。Amazonや楽天などはECサイト上の画像の無断転載や無断複製、模倣を禁じています。知らずに使っていたのであれば、直ちに商品画像を差し替えましょう。

著作権の違反をしないように要注意

著作権に違反した場合、「差し止め請求」や「損害賠償」を求められることもあります。

著作権侵害をした商品販売や、商品販売パンフレットの配布の中止や回収が求められることも。また、商品販売の停止や相手が不利益を被った場合の損失額の請求など、重い罰を受けることにもなります。

著作権はそれだけ重要視されている権利です。軽く捉えず、しっかりと学んでおきましょう。

フリー素材使用にも注意が必要

「フリー素材」というと著作権がないと誤解されがちですが、フリー素材にも著作権はあります。フリー素材を提供しているサイトが、利用規約でそれらの利用を許可しているため、著作権侵害にならないということです。ですから、利用規約に定められている利用条件や制約はしっかり把握し、その内容に従って利用するようにしましょう。

許可された範囲を超えての使用は著作権侵害になる可能性もあるのです。

商品画像の撮影はプロカメラマンに依頼してみよう!

商品 画像 撮影
プロカメラマンによるクオリティの高い商品画像 (画像提供:Indigo Photo Club/Shutterstock.com)

商品画像の撮影を自分でやろうと思うと、必要な機材を揃えたり、準備や撮影、加工までかなりの時間を要します。また、知識や経験不足により、思ったような良い写真が撮れない…なんてこともありますよね。

ECサイトやネットショップの売り上げを確実にあげるためにも、商品画像撮影は是非プロカメラマンに依頼することをおすすめします。

関連記事:商品撮影おすすめカメラマン50選!料金相場も一挙ご紹介!

プロカメラマンの商品画像のクオリティ

使用機材や撮り方、加工に至るまでプロカメラマンによる商品画像のクオリティはかなり高いものになります。売れる商品には「商品画像」が重要ということを理解した皆さんにはもうお分りですよね?

「商品画像」のクオリティを上げることが売り上げアップにつながるのです。

プロカメラマンに撮影依頼した場合の価格相場

商品撮影・物撮りの相場

40,000

標準相場

26,000

リーズナブル

65,400

プレミアム

プロカメラマンに撮影を依頼した場合の価格相場は、¥20,000〜¥55,000です。ただ、商品数や商品の大きさ、加工の有無や撮り方、納品方法によってもかなり前後してきます。

まずはカメラマンに詳細を伝えた上で見積もりを出してもらうと良いでしょう。

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