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【公園でのポートレート撮影】都内の公園11選&撮影テクニック9選

最終更新日: 2020年11月25日

どうも!カメラマンのひがしです。

今回は公園でのポートレート撮影についてお話していきたいと思います。

公園は被写体にとってもカメラマンにとっても撮られやすく撮りやすい環境です。構図も考え易く楽しい事もいっぱいで被写体を笑顔にさせやすい場所でもあります。

都内の公園を中心にポートレートの撮影テクニックも含めお伝えしていきましょう。どこに住んでいても公園という環境下での撮影は同じです。

今回の内容を理解して頂き地元の公園でポートレート撮影にチャレンジしてみましょう。

公園であなたのポートレートを撮ってみよう!

公園で遊ぶ子供
公園であなたのポートレートを撮ってみよう

公園でポートレートを実際に撮影してみましょう!と言う事で「ポートレートとは一体どんな撮影なの?」と思われる方は非常に多いかもしれません。

そんな中で実際にどのように撮影していけばいいのか、撮影する上で気にしておかなければいけない事などはあるのか?

など細かな部分もチェックしていただき、参考にしていきましょう。

ポートレートとは何か

一般的にポートレートとは人物を中心に構図を考えて撮影するお写真の事だと考えています。

人によって多少の解釈の違いはあるものの、望遠レンズで背景を圧縮させて遠近感をだして撮影するスタイルや、広角レンズ等で被写界深度を浅くして被写体自体を風景と同化させていくような撮影など様々です。

ちなみに人物が中心とは言うものの、シルエット撮影(人物が影ではっきりと見えない)や、背中の撮影で被写体の表情が分かりにくいものであってもポートレート写真に分類されると言われています。

ポートレートとスナップの違いは?

「ポートレートとスナップの違いって何ですか?」とよく聞かれることがあります。

これは簡単そうで非常に奥深い質問だったりもします。ポートレートもスナップ写真も同じ被写体を撮る事に違いはありません。

それではどんなところで違いが出てくるのでしょうか。それは被写体がカメラに意識を傾けているかどうか?という部分にあると考えます。

簡単に言うと、例えカメラから目線を外していたとしても、ポージングを指定して意図的に作り出した雰囲気はポートレート、街中でただ無造作に歩いていたり会話をしながら被写体のふとした瞬間を切りとるのがスナップと思っています。(もちろんこれは人それぞれで考え方も違います)

あくまでも私の考えでありますので参考程度に思っておいてください。

どんなポートレートが撮りたいのかを考える

いざ、ポートレートを撮ろうと考えていても一体どんな撮影にしようか悩むこともありますよね。特に被写体さんもカメラマンも経験値が浅い人の組み合わせになると当日「何撮る?おお?」と、なる事もしばしば…

そうなると時間ももったいないですしね。こんな事にならなくていいように、事前に被写体さんと打ち合わせをしておくことは確実なポイントです。

屋外のポートレートで分かりやすいのは季節感を切りとる事です。桜の木と撮りたい、ひまわりと撮りたい、紅葉と撮りたいなどまずはどんな風景で撮りたいかをイメージしてみるのもいいでしょう。

あとは逆に被写体さんが女性の場合だと「かわいいお洋服と一緒に撮りたい」や普段は着ない「ドレスと一緒に」というように、衣装から連想させて場所を決めていくのもいいですね。

自分たちがどんな写真を撮りたいのかを先に考えておくと当日はどんどんイマジネーションが湧いてくる事間違いなしです。

周辺環境を確認する

撮影において気を付けておくべきことは周辺環境です。公園はもちろん、基本公共の場での撮影となります。

近年のカメラ機材の発展により一般の方でもある程度綺麗にお写真を撮れるようになってきました。そんな中で誰もが気軽にカメラを所有し持ち運び撮れるようになっています。

とは言うものの、まだまだ撮影というのはグレーゾーンな部分が多いです。

一般の方の通行の妨げにならない事は当然のこと、撮影してはいけない区域や立ち入り禁止の場所なども数多くあります。公園での撮影の際は必ず前もって調べた上で許可申請等が必要なのかなどを確認するようにしておきましょう。

被写体さんを連れて行ったはいいけど、撮影できずに帰ってきた…なんて事案もよくある事です。撮影する際の周辺環境は必ずチェックしてから当日を迎えましょう。

撮影日時を決定する

撮影日時を決定する際に1つ覚えておいた方がいいのは開園時間と閉園時間、そして何よりも平日か休日かであるということです。

公園によっては時間帯関係なく入れるところもありますが、国営の公園ともなると開園や閉園などの時間帯も気にしておかなければなりません。

また撮影しに行ったはいいものの、閉園間近…なんて状況も考えられます。それに公園と言えば休日はファミリーで混雑する事間違いありません。

人が多ければ多いほど写真の中に他の人が写り込むことも多々出てきます。

出来ることなら人が少ない時間帯に撮影に行った方がゆっくり人目を気にせずに撮影する事もできますね。

ポートレート撮影におすすめの都内の公園11選

自然溢れる公園で素敵なポートレート写真を撮ろう
自然溢れる公園で綺麗なポートレートを撮ろう

いよいよ、場所選びです。

でも、どこで撮ったらいいのか…悩むことの方が多いはずです。そこで都内でおすすめの公園を11カ所ご紹介していきたいと思います。各公園、撮影スポットに最適な場所が多いので是非確認してみてくださいね。

葛西臨海公園

名前の通り、海に面した公園です。近くには大きな観覧車もあり、撮影風景としては飽きないイメージです。季節折々の花も咲くので1年を通して定期的に撮影に行くのもいいかもしれません。海沿いの風は気持ちよくとても心地よいです。

お台場海浜公園

こちらも海が近い公園です。入り江を囲んで砂浜や磯が広がっているのが特徴の公園です。夏は砂浜で海ポートレートなんてのもいいです。

海上バスもありますからスナップポートレート的なイメージで海上バスから軽く撮影するのもおしゃれでいいのではないでしょうか。展望デッキやスカイウォークもあるので背景としては綺麗でいいですね。

都立夢の島公園

運河と水路に囲まれた公園です。熱帯植物館や四季折々の花が綺麗に咲きます。

バーベキューもできるので、ちょいと変わったバーベキューポートレートなんていかがですか?食べる被写体を撮るのも楽しいですよ。

代々木公園

野外ステージと森林公園がある場所です。緑に溢れているので自然光を利用した撮影にはもってこいですね。木々の背が高いので望遠等の背景圧縮をうまく利用すればものすごくきらきらボケなお写真を撮る事もできますね。

噴水や水回廊もあるので水辺での撮影もオススメです。

日比谷公園

池と噴水がたくさんある公園です。噴水近くには綺麗なお花も植えられており撮影の背景にするにはとても綺麗なシチュエーションですね。

春は桜、秋は紅葉にイチョウと季節感ある風景になります。春や秋に関しての撮影であれば綺麗でオススメのスポットと言えるでしょう。

新宿御苑

入園時間等が決まっている撮影スポットです。茶屋やお食事処もあるのでゆっくりと撮影もできます。都会の中のオアシスですね。大きな木が多いため夏の暑い時期でも木陰がたくさんできており涼しみながら撮影する事もできます。

入場料等はかかるものの、オススメのスポットでしょう。

上野恩賜公園

春になると桜が綺麗で有名な公園です。

また不忍池がありボート場もあるのでボートに乗る事も可能です。なかなかボートに乗れるところは少ないので、ボートの上でポートレートなんて素敵ですね。一生懸命こいでいる姿や楽しんでいる姿を撮るのにはいい環境でしょう。

飲食店等もありますので許可さえもらえれば軽食しながらポートレートするなど撮影の幅も広がるでしょう。

井の頭恩賜公園

池と雑木林がある公園です。池ではボートも乗れちゃいます。(H30に運営再開したようです)

雑木林と言えばクール系な作品にいいですね。冷たいイメージやクールな感じであれば雑木林等で撮影してみるのもいいかもしれません。別途有料ですがスポーツランドもあるので楽しい系の撮影もいいでしょう。

国営昭和記念公園

毎年フラワーフェスティバルも開催されるほどのお花畑溢れる公園です。色とりどりのお花と共に撮影できるのもすごくいいですね。フォトコンテスト等も開催しているようなので腕試しに応募してみるのもいいかもしれませんね。

都立小金井公園

桜にコスモスと綺麗な花がたくさん咲く公園です。桜に関しては名所と言われる程です。園内も非常に広くテニスコート等もありスポーツ系の撮影もできちゃいます。ポートレートは実にいろんな種類があります。

スポーツポートレートも立派な作品ですし、撮影内容を考えていく上でもなかなか面白い写真になりそうですね。

石神井公園

春になるとソメイヨシノが約170本ほど咲き乱れます。かなり綺麗です。池もありますので季節に応じて水面に彩を添える花たちを見る事もできます。

特にスイレンは綺麗です。石神井城跡もあったりしますので遺跡での撮影なんかも楽しいですね。

公園で撮影するときに使えるテクニック9選

公園でポートレート撮影するときに使えるテクニックとは?
公園でポートレート撮影するときに使えるテクニックとは?

公園でポートレート撮影する時に知っておくと便利なテクニックをざっとご紹介していきましょう。とにかく撮影の場数が少ない方はこれを参考にして撮影していくといいですね。

写真は撮れば撮るほど上達するものです。まずは基本をしっかりと考えながら撮影してみましょう。

①背景を探す

まずは背景を探すところから始めましょう。ポートレートにとって背景は被写体を彩る額縁のようなものです。いくら被写体がよくとも背景が適当ではその魅力も半減してしまいます。

どこの背景を選べば被写体がより輝くのか?と考えながら探していきましょう。

②日差しの方向を選ぶ

日差しの方向はとても重要です。

順光(被写体の顔に太陽が直接当たる)なのか、逆光(カメラマンがまぶしいと感じる太陽位置)なのか、それともサイド光なのか…これらの日差しの位置により被写体や写真の撮れ高は大きく変わってきます。

ポートレートに関しては基本的に逆光撮影が向いています。光が被写体に周りやすいため、ほわほわふわふわしたお写真が撮れます。

ただ、かといって順光は絶対ダメ!と言うわけでもありません。半身アップめのお写真を撮る際には良い光とは言えませんが、背景の花や晴天の空を綺麗に一緒に撮りたい場合は、順光の方が露出も合わせやすく撮れたりもします。

ストロボ等を使った撮影もありますがそれはまた別の機会に詳しくお話しましょう。

③露出を変化させる

露出を変化させることも大切です。光をオーバーで撮るのかアンダーで撮るのかでもお写真の雰囲気は大きく影響されます。撮影するイメージによって使い分けてみるのがいいですね。

④背景をぼかして被写体を際立たせる

ポートレートと言えば背景ボケが印象的です。

とにかく後方のものは写さない、被写体以外は撮らないというのが基本でもあります。背景ボケを使う事で撮影の際に後ろを歩いている通行人がボケて分からなくなるというような事にもなります。ぼかすことで写したくないものを写さないという事もできるのです。

その為には望遠レンズが必要です。望遠レンズを使う事により背景が圧縮されボケ感を出すことができます。望遠レンズもしくは85mm以上の焦点距離のレンズを使って撮影してみましょう。

⑤カメラアングルに工夫する

カメラ撮影~上から撮るか下から撮るか、なんて何かの映画のタイトルみたいですね。そうなんです。撮影において背景も重要ですが当然アングルも重要となってきます。

例えば後ろに花壇があるとします。

その花壇にはロープが張られていて普通に撮影するとロープが見えてしまって邪魔な感じです。写真をパシャリと撮ったあとにモニターで確認してもロープが気になる場合があります。

光も場所もいい、でもロープが邪魔!そんな時は迷わずアングルを変えてみましょうしゃがんで下から煽るように撮影するのもいいですし、脚立を持参しておいて上からの俯瞰(ふかん)撮影もいいでしょう。

アングルを変える事で写真がしっくりくることもあります。何か違和感を感じる時はアングルを変えてみるもの良いですね。

⑥被写体の大きさを選ぶ

被写体の大きさを選ぶのも重要です。

半身アップで撮るのか膝上で切るのか、それとも全身を写すのか!背景にもよるので、その背景にあった被写体の大きさで撮影してあげましょう。

ちなみに被写体を切る時の注意点ですが極力関節の上で切ってあげるのが見栄えが良いです。膝周辺からのアップ写真であれば膝下や足首で切るよりは膝上で切ってあげた方が雰囲気は良いですね。

⑦ポーズに動きを加える

ポーズに動きを加える事も重要です。

ただ立っているだけというわけにはいきません。棒立ちは意図していない限り絶対NGです(苦笑)とにかくありとあらゆる関節を曲げるところから始めます。

まずは立ったまま右の膝関節を軽く曲げてつま先立ちでポージングをする。左手は胸元のところまで持ってくる。というように何かしら曲げて動かすという行動を繰り返すことでいい感じになる事もあります。

最初はそれで大丈夫なのです。ポージングの指導本などもあるのでその辺も撮影前に読んでおいて損はないでしょう。

⑧視線を変化させる

視線を変化させることも大切です。

カメラ目線ばかりだと違和感が出てきてしまいます。まずは斜め45度の上見て~下見て~の指示から出せるようになりましょう。視線が変わるだけでもかなりお写真の雰囲気は変わりますね。

瞳にキャッチライトを入れる

瞳にキャッチライトを入れるって言われても…なにそれ?って思う方がほとんどでしょう。

これはストロボやLEDライトなど補助光を使う事で被写体の瞳に光が入り、目が綺麗に輝いて見えるというものです。

特にアップ写真ではお顔がはっきりと見える為そのような機材で被写体を照らすことでより綺麗なおい写真を撮る事ができます。

完全に自然光のみの撮影もいいですが、ストロボ等の撮影にも慣れておくと曇りや雨などの日でもいろんな撮影方法を経験できてきっと役立つことでしょう。

公園でポートレート撮影する際には事前に許可の確認を

花畑を背景にした一枚
花畑を背景にした一枚

公園でポートレートをする際ですが事前に確認しなければいけない内容があります。

これから記載していきますので必ずチェックしておきましょう。

これを疎かにしてしまうと公園管理組合やその他一般の方からクレームとなる場合もあります。

楽しく撮影するためにもここは適当にしてはいけません。

撮影許可が必要な公園か確認する

公園によっては撮影許可がないと撮影ができないところもあります。

ファミリーやカップルが遊ぶついでに撮影をするというのは問題ないですが、

ポートレートのようにしっかりと機材をもって撮影するようになると周囲にご迷惑をお掛けする恐れもある為、公園の中には撮影の許可申請を出した人しか撮影ができないところもあるのです。

しかもその申請方法もまちまちでネットや電話で気軽にできるところもあれば、直接書類を提出しにいかなければいけないところもあります。

場所によって変わる事もありますので撮影場所にはその都度確認しておきましょう。

撮影時のルールを確認する

撮影時のルールを確認する事も大事です。

と言うのも、ポートレート撮影をしてくると周辺機材もどんどん増えてくるのですが、その中で一番活用するのがレフ板やストロボスタンドにストロボを設置してのストロボの利用です。

三脚等含むスタンド系の利用を禁止しているところも多いので、カメラにストロボを付けて撮影するオンストロボ以外をする方は必ず確認をして行きましょう。

管理事務所に申請する

申請方法に関しては管理事務所に電話して確認してみましょう。

ホームページ等に記載されていることもありますが、初めての撮影場所は一度お電話で問い合わせてみるのがいいでしょう。

その際に事前に不鮮明な部分などがあると同時に質問しておくことで、良し悪しが判断できる部分もあるので分からない事は迷わず聞くようにしておくといいですね。

よりよいポートレートの撮影はプロに依頼!

よりよいポートレートの撮影はプロに依頼!
プロに依頼して素敵な一枚を!

よりよいポートレート撮影をしたい方は一度プロに依頼してみるのもいいかもしれません。

撮影場所のチェックから申請まで何でもやってくれますのでオススメです。

ちなみにこれは被写体の方にオススメですと言いたいところなのですが実は趣味カメラマンさんにもオススメです。

男性女性関わらず当然ポートレート撮影しますから、これを機にプロカメラマンのポートレート撮影テクニックを盗むつもりで依頼してみるのも面白いですよ。

興味がる方は一度被写体を経験しておくと今後の役に立つこと間違いなしでしょう。

「最高の一枚」はプロの技術に撮ってもらおう

最高の一枚は間違いなくプロにとって頂きましょう。

撮影時の気遣いからポージングの指導まで完璧にしてくれます。

盛れる角度を探してくれること間違いなしです。

まずはプロに依頼をしてポートレートとはどんな撮影なのか?というのを体験してみてはいかがでしょうか。

カメラマンの撮影料金相場

プロカメラマンの撮影料金は様々ですがポートレート撮影の場合ですと時間等の拘束時間で決められていることも多々あります。

一般的には1時間から2時間ほどの撮影で10,000円から30,000円ほどの間と言われています。

プロフィール写真撮影の相場

15,000

標準相場

11,000

リーズナブル

20,800

プレミアム

撮影の内容によって変動する事もあるのでご興味がある方は一度お問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

まとめ ミツモアでプロのカメラマンを探そう

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