証明写真はいざ必要になると、撮影をどうしようかと迷う一枚です。
運転免許書の証明写真、パスポートの証明写真、各種資格の証明書に貼られる証明写真。これら全ての証明写真のサイズを知っていますか?
実は提出先によって証明写真のサイズは異なります。証明写真が必要となる春先、就活シーズン。毎回スピード写真の証明写真ボックスに走って撮影するのは面倒ですよね。
今回は証明写真のサイズを知って、慌てず完璧に証明写真を準備する方法をご紹介します。
【用途ごと】証明写真のサイズを確認しよう
証明写真の種類は、就活の履歴書をはじめ、運転免許証、パスポート、最近ではマイナンバーカードまで多岐にわたります。
必要とする証明書に添付する写真のサイズは、事前に必ずチェックしておきましょう。使う目的によって、添付する写真のサイズは微妙に異なります。
代表的な証明写真のサイズ一覧
履歴書
在留カード |
4cmx3cm |
運転免許証 | 3cm×2.4cm |
パスポート
マイナンバーカード |
4.5cm×3.5cm |
適切なサイズを知っておかないと、規定外の写真を使うことになります。場合によっては撮り直しになることも考えられるので注意が必要です。
【履歴書・在留カード】4cm×3cm
履歴書と在留カードのベストなサイズは4cm×3cmです。
市販されている履歴書も、基本的にこのサイズで問題ありません。
ただし企業によって指定サイズが異なる場合があるので、撮影に臨む前には応募企業の要項を確認しておきましょう。
同じサイズの書類一覧
- 情報処理技術者免許受験
- 行政書士受験
- 国家公務員試験
- 不動産鑑定士試験受験(郵送)
- 大学入学共通テスト
- TOEIC
履歴書や在留カードは基本的に3か月以内に撮影した写真を提出しましょう。履歴書の証明写真は、バイト探しや就職活動時の印象を左右する大切なもの。採用してもらえるような好印象を心がけて撮影するといいですね。
履歴書の写真について詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
【運転免許証】3cm×2.4cm
3cm×2.4cmが運転免許証の規定サイズです。
免許更新時も自分で用意した証明写真を用いることが可能です。しかし、写真サイズが規定外であった場合は適用されないので注意しましょう。
また持参した写真の裏面には、氏名と撮影年月日を記入されている必要があります。
同じサイズの書類一覧
- 実用英語技能検定試験(1~3級)
- 通信士免許申請(陸上無線技術士・特殊無線技士)
- アマチュア無線技士免許申請
- インテリアコーディネーター受験
- ネイリスト技能検定試験受験
- 電気通信主任技術者受験
- ボイラー技士試験
- 衛生管理者申請
- 管理業務主任者試験受験
【パスポート・マイナンバーカード】4.5cm×3.5cm
パスポートのサイズは4.5cm×3.5cmと国際基準で定められています。マイナンバーカードのサイズも同様です。
パスポートは海外において唯一の身分証明書となるため、証明写真は本人確認手段として用いられます。そのため指定外サイズの写真を用いた場合は、適せつでないとみなされ出入国審査時に不利益を被ることになるので要注意。
詳しい規格に関しては、以下で事前にチェックしておきましょう。
パスポートの証明写真について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしましょう。
またマイナンバーカードの申請用写真にも細かい規定があります。スマホで撮影した写真や白黒写真でも問題ありませんが、6ヶ月以前に撮影したものは適用されません。
詳しいチェックポイントは以下で確認することをおすすめします。
同じサイズの書類一覧
- taspo申請
- 電気工事士受験
- 技術士・技術士補受験
- 中小企業診断士受験
- 総合旅行業務取扱管理者試験
- 弁理士受験
- 危険物取扱者試験
- 危険物取扱者免状
- 消防設備士試験
- 消防設備士免状
- 理容師・美容師国家試験受験
- 不動産鑑定士試験受験(郵送)
- 社会保険労務士受験
- 司法試験受験
- 天気予報士免許受験
- 測量士・測量士補受験
- 宅地建物取引士資格試験
- 電気主任技術者受験
- 税理士受験
【小・中・高校・大学の願書】指定のサイズ要チェック
学校や大学に提出する願書の証明写真は、要項で指定されているサイズを確認しましょう。各学校・大学や教育委員会の規定によってそれぞれ異なります。
ただし、大学入学共通テストは一律4cm×3cmと定められています。
スピード写真の写真サイズは限られている
駅や街角に設置されたスピード写真、いわゆる証明写真ボックスで撮ることのできる写真のサイズは限られています。
また機種によっては、2パターンのサイズがセットになっているオプションや幅広いサイズが自由に選択できる機能がついているものもあります。
以下FujifilmとKi-Re-iで撮影可能な証明写真サイズの一覧表です。
Fujifilm:2サイズセットのオプションあり
Ki-Re-i:幅広いサイズ展開
Fujifilmで撮影できるサイズ一覧
運転免許証用 | 30mm×24mm |
履歴書・在留カード用 | 40mm×30mm |
パスポート・マイナンバーカード/ビザ用(セット) | 45mm×35mm/50mm×50mm |
大判用(セット) | 45mm×35mm/70mm×50mm |
Ki-Re-iで撮影できるサイズ一覧
運転免許証 | 免許証/中型サイズ | 3.0cm×2.4cm |
履歴書 | 履歴書/その他サイズ | 4.0cm×3.0cm |
パスポート
マイナンバーカード |
パスポート/マイナンバー/その他サイズ | 4.5cm×3.5cm |
その他主要なサイズ | 免許証/中型 | 3.0cm×2.5cm |
履歴書/その他 | 3.0cm×3.0cm | |
免許証/中型 | 5.0cm×4.0cm | |
免許証/中型 | 5.0cm×5.0cm | |
大型 | 6.0cm×4.0cm | |
大型 | 6.0cm×4.5cm |
飛び込んだスピード写真の証明写真ボックスに欲しい写真サイズがない!ということはおうおうにしてありえます。
スピード写真で撮影する場合、指定サイズが選択可能か事前にチェックしておきましょう。そうすれば慌てて失敗するケースも防げます。
証明写真は正しいサイズのものを準備する
証明写真を添付する書類によって指定される写真のサイズは変わってきます。要項や条件に記載されている写真のサイズをしっかりと確認した上で、証明写真を用意するようにしましょう。
指定された証明写真のサイズを準備することの意味
履歴書が一斉に提出され、それを見る面接官の気持ちになってみましょう。みんな揃った履歴書から1人だけサイズの違う履歴書が貼られていたらどのように思うでしょうか?顔周りの余白が少なく、顔がやけに大きいバランスを欠いた証明写真もしかりです。
決められたサイズを守っていない、どうみてもバランスの悪い証明写真。それだけで、面接前から印象が悪くなる可能性も考えられます。規定サイズの証明写真を用意することは履歴書に必須です。
またパスポートは海外において唯一の国際的身分証明書であるため、厳格な基準によってサイズが定められています。指定サイズが守られていないと、本人確認時に不利益が生じるので要注意です。
失敗してから対処すると、その分だけ時間とお金がかかることになります。証明写真に臨む前に規定条件や要項をしっかりと確認することで、労力も少なくて済みます。
余白と顔の大きさは重要
証明写真は頭の上の余白部分が4ミリ(±2ミリ)程度空いているのが一般的です。これより余白が小さすぎるとギリギリでカットしたような印象になるし、逆に余白が大きすぎてもこじんまりした印象になってしまいます。
パスポート写真は目の位置、顎の位置、顔の中心についてもおおよその規定があります。規定に外れないよう、余白部分がきちんと取れているかを確認しなければなりません。
サイズが規定と合わなかったらするべきこと
間違えたサイズで証明写真を用意してしまった場合や規定サイズの確認ミスが起こった場合には、以下の方法で対処しましょう。指定より大きすぎた場合と小さすぎた場合で、それぞれ対処法が異なります。
撮り直す
履歴書の写真枠より用意した写真のサイズが大きくなってしまった場合は、再度指定のサイズで撮り直すのがベスト。証明写真に後から修正を加えると、どう見ても不自然さが残ってしまいます。
また写真の枠から5mm以上小さくなってしまった場合も、残念ながら撮り直しが必要です。特に履歴書の場合、写真の大きさと指定の枠に大きな余白があるにもかかわらず、提出してしまったことで「雑な人」という印象を与えてしまいます。
証明写真はサイズと被写体のバランスが調整されています。撮影し直すことで、違和感や不自然な印象を与えることはありません。
焼き増しする
写真館やスピード写真で撮影した証明写真のデータさえ持っていれば、そのデータでサイズを再指定して焼き増しをすることができて便利です。
また就活などでたくさん写真が必要な場合、必要時にその都度焼き増しをしてもらうことも可能です。
ただしプリント費用が追加でかかってしまうことになるので要注意。
写真館やスピード写真によっても、データ保存サービスの有無は異なるので事前に調べることをおすすめします。
【指定より大きすぎた場合】他に実践できる対処法
写真を切ってもらう
写真館によっては、リサイズのオプションとして写真をカットしてもらうことも可能です。専用の機械を用いてプロが指定サイズに合わせて切ってくれます。
自分では難しいカットも技術のあるプロに任せると安心ですし、撮り直しのコストもかかりません。
自分で切る
「胸から上」が写るように、自分でハサミやカッターで切り調節する対処法もあります。定規で正確な長さを計り、曲がらないように真っ直ぐ切ることで違和感を防ぐことが可能です。
自分で切るのはどうしても時間がかかり、神経も使う作業です。
また以下のことが起こることもあり得ます。
- 切ったら写真がガタガタ
- 顔周りの余白が不自然
これらが起きてしまうと、再度写真館で撮り直す必要があるため二度手間になります。
またカット部分に違和感があれば、自分でカットしたことが相手にわかってしまうケースも考えられます。履歴書であれば、写真1枚でその人の性格や仕事に対する完成度まで見透かされてしまうかもしれません。微調整は写真館などでしてもらった方が無難です。
運転免許証など、証明書によって「自分で切らないでお持ちください」という提出指定もありますので確認しましょう。
Webで提出する場合
証明写真をWebで提出する際、データ加工を写真館でするか自分で行うかの2つの方法があります。
写真館やスピード写真でデータを加工してもらう
デジタル化された写真データが保存されるサービスを利用していれば、写真のデータサイズが変更されたものをダウンロードすることができます。
ただし全ての写真館やスピード写真が対応しているわけではないので、撮影前に必ず確認する必要があります。
自分でデータを用意する
画像編集ソフトやWebサービスが利用できる場合は、自分で写真のサイズを編集・調整することができます。パソコンやスマホで写真データを読み込めば、写真館に行かなくても加工ソフト上でリサイズが完成します。
ただし写真館やスピード写真と比較すると、画質が劣ることは避けられません。仕上がりを重視したい人は写真館でデータ加工してもらう方がベターです。
リサイズはコンビニ証明写真でもできる!
「ピクチャン コンビニ証明写真」であれば、簡単に写真データのサイズを変更することができるのでおすすめです。
コンビニ証明写真で撮影したデータに限らず、写真館、さらにはスマホやデジカメで撮影したデータがパソコンやスマホ上にあれば1分でリサイズが可能。ローソンとファミリーマートのマルチコピー機で、必要時にいつでもリサイズができるので忙しい人にも便利なサービスです。
焼き増し料金も200円と、写真館よりもリーズナブルなのも嬉しいですね。
証明写真のサイズを指定してカメラマンに依頼しよう
欲しい証明写真のサイズが決まったら、サイズを指定してカメラマンに撮影してもらいましょう。プロのカメラマンがあなたの好印象の写真を撮ってくれますよ。
証明写真をプロカメラマンに依頼したほうがいい理由
サイズの異なる証明書を提出する際、写真スタジオでプロのカメラマンに撮影してもらうことが一番便利でやっぱり確実。写真スタジオであれば、あらゆる証明写真のサイズに対応が可能で、必要に応じてカットもしてくれます。
またプロのカメラマンによる撮影はその人の一番いい表情を引き出し、印象良く写るための的確なアドバイスをしてくれます。たくさんの人を撮影しているカメラマンの目を通した写真は、自動でシャッターが落ちる機械任せの写真とは雲泥の差があることは頷けますよね。
プロカメラマンに撮影依頼した場合の価格相場
プロフィール写真撮影の相場
15,000円
標準相場
11,000円
リーズナブル
20,700円
プレミアム
プロカメラマンの相場は1回の撮影で10,000円~20,000円と言われています。内容は、カット数、レタッチ、撮影日時や場所などにより、価格に変動があるようです。
カメラマンに依頼する際は、証明写真の撮影で、写真が何枚くらい必要かを確認して問い合わせてみるといいでしょう。
証明写真は自分の第一印象を決める大切な写真
特に履歴書で使われる証明写真は、書類審査や面接前の面接官の印象を左右する大きな要因になっています。言い換えれば、証明写真が上手く撮れればあなたの第一印象も瞬く間にアップするということ。
履歴書はコピーされ各部署に配られることが多いので、証明写真がコピーされても綺麗に写っていることが重要になります。写真館のカメラマンなら、そのあたりも熟知して背景やライティング、レタッチを調整してくれるのです。
自己流の撮影でなく、プロの力を借りて納得いく証明写真を用意するようにしましょう。
ミツモアで証明写真の撮影をカメラマンに依頼しよう!
ミツモアは日本最大級のカメラマン登録数を誇るお仕事マッチングサイトです。それぞれの撮影に特化したプロを地域で絞ってマッチングすることが可能です。プロへの撮影依頼はミツモアで見積もり依頼してみましょう。
簡単!2分で見積もり依頼
ミツモアなら簡単な質問に答えていただくだけで2分で見積もり依頼が完了です。最大5件のプロから無料で見積もりを取ることが可能です。
最大5件の見積りが届く
見積もり依頼をすると、プロより最大5件の見積もりが届きます。その見積もりから、条件にあったプロを探してみましょう。プロによって料金や条件など異なるので、比較できるのもメリットです。
チャットで相談ができる
お気に入りのプロがみつかったら、撮影の詳細や見積もり内容などチャットで相談ができます。チャットだからやり取りも簡単で、自分の要望もより伝えやすいでしょう。
証明写真の撮影をプロのカメラマンに依頼するならミツモアで見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか?