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ペットの自宅供養とは?メリット・デメリットや費用相場を紹介

最終更新日: 2024年02月09日

最近ではペットの供養方法にもさまざまな選択肢があり、大切なペットを自分の手元で供養する「自宅供養」を選ぶ飼い主の方が増えています。

本記事では、ペットを自宅供養するメリットやデメリットについて解説します。費用相場や自宅供養が難しい場合の他の供養についてもお伝えするので、参考にしてみてください。

ペットの自宅供養とは

ペットの自宅供養とは、火葬後の遺骨を自宅や手元で安置する供養方法です。「大切なペットともう少し一緒にいたい」「大好きだったお家で毎日供養したい」といった理由から、最近では自宅供養を選択する方も増えています。

自宅供養といっても特に決められた形やルールがある訳ではなく、遺骨をアクセサリーやグッズにして身に付ける方もいれば、骨壷を祀ったり、お墓プレートを設置したりする方もいます。お庭がある一戸建てのお家であれば、外にお墓を建てることもできるでしょう。

ペットの自宅供養にかかる費用相場

自宅供養にかかる費用は、供養方法によってさまざまです。ここでは、メジャーとなっている自宅供養の費用相場を解説します。

自宅供養の種類 相場の目安
お墓やお墓プレートを設置する 数千円〜数万円
骨壺を祀る 数千円〜2万円程度
アクセサリーにする 数千円〜数十万円以上

お墓やお墓プレートを設置する

お墓にもさまざまなデザインがあり、費用の幅は数千円〜9万円程度のものまで幅広いのが特徴です。最近では設置しやすいしやすいタイル式のお墓プレートが人気で、ペットの名前や写真、イラストなどを入れられるタイプのものも多く登場しています。

骨壷が入るしっかりとした大きさのものは、4万円以上の費用がかかることが多いでしょう。

お墓の種類 相場の目安
タイル式のお墓プレート 数千円〜4万円
ワンプレート型のお墓プレート 5千円〜2万円
彫刻・写真入りのお墓 4万円〜9万円程度

骨壺を祀る

骨壺を祀る場合も、骨壷のみを祀る場合や人と同じ仏壇で祀る場合など、方法はさまざまです。骨壺のみを祀る場合は数千円~2万円程度の場合が多いですが、人と同じ仏壇で祀る場合は数十万円以上かかることもあります。

骨壺・仏壇の種類 相場の目安
骨壷のみ 数千円~2万円程度
ペット用の仏壇 2、3万円~5万円程度
人用の手元供養仏壇 約3万円~5万円程度
人用の棚上仏壇 数十万円程度〜

アクセサリーにする

アクセサリーの種類には、手軽に作れるキーホルダーやペンダントタイプのものから、本格的な素材を使用したネックレスや遺骨で作るダイヤモンドまで、さまざまなタイプのものがありますが、使用する素材によって価格帯の幅は異なります。

一般的には、数千円〜数万円程度のグッズやアクセサリーが人気です。

アクセサリーの種類 相場の目安き
キーホルダー 2、3千円程度
ペンダント 数千円程度
ネックレス(シルバー) 数万円〜5万円程度
ネックレス(ゴールド) 十万円程度〜
ネックレス(プラチナ) 十万円程度〜
遺骨ダイヤモンド 十五万円程度〜

ペットを自宅供養するメリット

ここからは、ペットを自宅供養するメリットを紹介します。ペットを自宅供養するメリットは主に以下の3つです。

  • 毎日供養できる
  • 管理費がかからない
  • 他の供養に変更しやすい

毎日供養できる

自宅供養ではお墓参りに行かなくても、自宅で毎日供養できる点が魅力です。亡くなってしまったペットを、日常の中で身近に感じられます。

骨壷を手元に安置することで側で見守ってくれているような安心感もあるため、ペットとの死別から立ち直るためのグリーフケアとして自宅供養を選ぶ方も多くいます。

管理費がかからない

ペット霊園や専用の施設などで供養を依頼する場合、毎年の管理費が発生する場合があります。自宅供養でもお墓や仏壇を購入する場合は初期費用が必要ですが、その後の費用はかかりません。

また、アクセサリーやお墓プレートなどを選べば、比較的金銭的負担を抑えやすいのも自宅供養の魅力です。

他の供養に変更しやすい

他の供養に変更しやすいのも自宅供養のメリットです。例えばペット霊園の供養塔や合同のお墓に入る場合、返骨が難しいため他の供養に変更できない場合があります。

しかし、自宅供養なら骨壷が手元にあるので、他の供養に途中から変更することもできます。最終的な供養方法に悩んでいる場合や引っ越す可能性があるといった理由から、まずは自宅供養を選ぶ飼い主の方もいます。

ペットを自宅供養するデメリット

一方で、ペットを自宅で供養する場合のデメリットもいくつかあります。

  • 同居人等への配慮が必要
  • 後継者がいない場合は準備が必要

同居人等への配慮が必要

自宅供養の場合は手元で骨壷を祀ることになるため、同居人への配慮が必要です。

家族や恋人などの同居人と暮らしている場合、供養に対する考え方が違う場合もあるかもしれません。人の場合も同様ですが、遺骨を自宅に祀ること自体に抵抗感を持つ方もいます。トラブルにならないよう、しっかり話し合った上で決めるようにしましょう。

後継者がいない場合は準備が必要

一方で、同居人や後継人がいない場合の自宅供養では、飼い主の方が入院してしまったり、亡くなってしまったりした場合に管理が難しくなることがあります。

そういった場合は、管理ができなくなったときの供養方法をあらかじめ決めておくと良いでしょう。

ペットの自宅供養で用意するものは?

先に触れた通り、ペットの自宅供養に明確な決まりはなく、基本的には飼い主の方が自由に供養の方法を決めて良いことになっています。

とはいえ、初めて自宅供養を行う場合などは、どのように供養してあげたらよいかわからない方もいるかもしれません。ここでは、ペットの自宅供養で用意するものの中から代表的なものを紹介します。

  • 仏壇
  • お花
  • お供え
  • お経

仏壇

骨壷をそのまま祀ってもまったく問題ありませんが、お祈りの場所として仏壇を用意する方もいます。デザインに決まりはないので、家族や同居人と相談した上で準備すると良いでしょう。

準備のタイミングにも明確なルールはありませんが、人間と同じように四十九日を区切りとする場合が多いです。

お花

お花も仏花のような決まりはないため、ペットをイメージしたカラーのお花や、仏壇のデザインに合ったお花を選んであげると良いでしょう。お花を飾って華やかにすることで、寂しくないにぎやかな雰囲気になります。

通常のお花はもちろん、長く飾っておけるソープフラワーやブリザーブドフラワー、ハーバリウムなども人気です。

お供え

ペットが好きだった食べ物やおやつをお供えする飼い主の方も多くいます。お供え用のお仏具は、ペット供養専門店や仏壇仏具店、オンラインショップなどで購入できます。サイズが合えば、人間用のお仏具を使用することも可能です。

お経

特にペット用のお経というものはありません。お葬式やお仏壇でお経を唱える場合、仏教の考えに則り、基本的には人のお経と同じものを使用します。

般若心経、阿弥陀経、法華経、華厳経などいくつか種類があるため、飼い主の方の信仰に合ったものを唱えてあげると良いでしょう。

ペットの自宅供養が難しい場合

ペットの自宅供養が難しいとなった場合、他の供養方法を検討する方もいるかもしれません。自宅供養以外の方法は、主に以下などがあります。

  • ペット霊園などで供養する
  • 散骨する

ペット霊園などで供養する

ペット霊園で引き取ってもらい、供養する方法です。他のペットと合同で遺骨を収める「供養塔」や「合同墓(合同慰霊碑)」のほか、屋内施設の棚上で個別のスペースを設けて供養する「納骨堂」、霊園内の一角を借りて個別のお墓を建てる方法などさまざまです。

散骨する

遺骨の安置が難しい、自然に返してあげたいといった理由で散骨を選ぶ方もいます。散骨とは、粉末状に砕いた遺骨を撒いて自然に還す葬送方法です。

散骨が行われる場所は、自宅以外では海洋散骨が選ばれることが多いです。また、最近の散骨業者の中には、故人の飼い主と一緒に散骨できるプランを用意しているところもあります。

まとめ

ペットの自宅供養に明確な決まりはなく、基本的にはすべて飼い主の方の意向に沿って進めて問題ありません。可愛らしい華やかなデザインの墓石プレートや仏壇もあるので、ペットのイメージに合ったものを選んであげると良いでしょう。

供養方法が決められないという場合も、ペットが亡くなってしまった場合は早めに火葬をする必要があります。大切なペットとのお別れはとても寂しいですが、しっかりお見送りをするためにもできるだけ早く火葬業者を見つけることをおすすめします。

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