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プロから教わる!カメラ撮影でのライティングのコツを被写体ごとにご紹介!

最終更新日: 2020年11月25日

カメラ撮影において最も重要なのがライティングです。

写真撮影において光が変わる事は大きな違いを意味します。

光の当たり方1つで大きくそのイメージは変わってしまいます。

今回は人物撮影やその他物撮りライティングについても大まかにお話をしていきましょう。

まずはライティングの基礎を抑えよう!

プロから教わる!カメラ撮影でのライティングのコツ
プロから教わる!カメラ撮影でのライティングのコツ

この記事を読んでいる人はライティングとはなんぞや?と思っている方も多いはずです。

ここではライティングの基礎からお話をしていきましょう。

何でも最初が肝心です。

ライティングって難しいイメージもありますが、自分で撮影しだすと意外とそうでもないのです。

基礎はしっかり抑えておきましょう。

カメラ撮影におけるライティングとは?

カメラ撮影におけるライティングとは何か?とよく聞かれることがあります。

これに対して私が思う事ですが、写真を見た人にライティングしていると思わせない自然な光を作り出す。

というのがライティングだと考えています。

作品によって雰囲気によってはストロボ光をガッツリ当てて「光が当たってます!」みたいなお写真も確かにあります。

それもライティングです。

ですが、それは逆に応用編だと思っていて、基礎が出来てからの事です。

ライティングの基礎としては本当に光を追加しているのか?

と、疑わせるほどの自然な光こそがカメラ撮影においてのライティングではないでしょうか。

撮影においてライティングが重要である理由

撮影においてラィティングが重要である理由の1つとしては、光で写真のイメージが大きく変わるという事です。

正面から光を当てるのか、右から当てるのか、それとも斜め前から当てるのか。

ちょっとした違いで写真は大きく変わってしまいます。

光をアンダーにするか、オーバーにするか適正で保つのか、

撮影者の写真に対する思いで全てが決まるのがライティングです。

カメラマンの技術、モデルさんの技術、そしてライティングでその写真の全てが決まると言っても過言ではありません。

本質は光を駆使して被写体の魅力を引き出すこと

上記でライティングでその写真の全てが決まるとも記載させて頂きましたが、

まさしく光を駆使して魅力を引き出すことも重要です。

同じ被写体、同じ撮影場所でもその写真の魅力はライティング1つで大きく変わってしまいます。

どのように光を駆使すれば被写体の魅力を最大限に引き出すことができるのか?

と言う事も常に考えながら撮影をして行きましょう。

ライティングに使う機材・アイテムとは?

プロから教わる!カメラ撮影でのライティングのコツ
プロから教わる!カメラ撮影でのライティングのコツ

ひと言でライティングとは言うものの、すごく奥深いです。

まず、ライティングする機材やアイテムも非常に多くどれを使えばいいのかも悩むところです。

どのような物があるのでしょうか。

基本となる機材やアイテムを紹介していきましょう。

ストロボ(瞬間光)

ストロボは基本機材の1つと言えます。

カメラによっては最初からボディに内蔵型ストロボがついてるものもあります。

しかし内蔵型は発光する力が弱い為、万能とは言えません。

そこで今お持ちの純正ストロボもしくはサードパーティ製(社外品)のストロボを別途準備しましょう。

別途ストロボがあるだけでもライティングの幅はかなり広がります。

定常光

定常光は所謂LEDライトなどの類になります。

常に被写体を照らすことで光を補う役割があります。

基本的にはどんなライトでも何でも使えますが、光量調整が出来るタイプがオススメでしょう。

カメラの機材用のLEDライトを探してみるといいですね。

アンブレラ

アンブレラはストロボや定常光などの光を柔らかくする役割があります。

柔らかくする?と考えてしまう方もいるかもしれませんが、詳しくは次回お話しましょう。

ライティングは光をバチッと当てるだけが全てではありません。

いかに優しく綺麗な光を当てるかも重要となってくるのです。

アンブレラは所謂ストロボの補助アイテム的な役割ですが、

この他にも「ラウンドフラッシュ」や「ソフトボックス」など様々なアイテムがあるので要チェックですね。

ちなみに、アンブレラに関しては白、銀、黒、透過と言うように複数の種類がありますので、

それぞれの用途にあった利用方法で使いましょう。

スタンド

ストロボや定常光を使う上で必ず必要となるのが脚です。

このスタンド(ストロボスタンド)があるのとないのとでは更にライティングの質が変わってきます。

光の高さも非常に重要です。

ストロボスタンドにストロボやLEDライトを設置する事で、

いろんな角度から光を被写体に当てる事ができるようになるのは写真の幅も広がるのでいいですよ。

撮影時のライティングのポイント

プロから教わる!カメラ撮影でのライティングのコツ
プロから教わる!カメラ撮影でのライティングのコツ

では、上記機材を揃えたところで実際に撮影をしてみましょう。

ここでは実際の撮影時にライティングをした際のポイントを何個か見て行きましょう。

このポイントはとても重要なので覚えておいて損はないですね。

機材の選定

ライティングのポイントの1つとしてまずは機材の選定です。

この機材というのは先ほども少しお話しましたが、アンブレラやソフトボックスなどです。

これは非常に重要でかなり細かく見れば、

アンブレラなのかソフトボックスなのかそれともラウンドフラッシュなのか、

というようにその使う機材によって光の質が大きく変動してきます。

場所や何を撮るのかによって選んでいきましょう。

自分の思うライティングができる機材を選定してみるというのも大事ですね。

メイン光を決める

機材の選定ができたら次はメイン光を決める事になります。

どこからの光をメインとするかはとても重要です。

基本的には被写体の斜め45度の角度にメイン光をセットする事が多いようです。

まずは斜め45度の角度から試していきましょう。

バウンスも使おう

光は直接当てるというのが基本ではあるものの、

アンブレラやソフトボックスを使ってもまだ光を柔らかくしたい!と思う方もいる事でしょう。

そんな時は「バウンス」を使います。

このバウンスは「光を反射させる」という意味合いで「光をまわす」なんて言い方もします。

ストロボを壁や天井に向けて発光させることで壁や天井からその光が反射して部屋全体に光をまわしてあげるのです。

そうする事で優しくて綺麗な光が出来上がります。

ストロボやLEDライトにアンブレラなどのアイテムを付けても光量が弱く、もうこれ以上光は柔らかくならないよ!

でもまだまだ柔らかくしたい!ってな時はバウンスを一度使ってみましょう。

【実践!】人物撮影におけるライティングのコツ

プロから教わる!カメラ撮影でのライティングのコツ
プロから教わる!カメラ撮影でのライティングのコツ

ここからは細かく撮影の種類を分けてライティングのコツを見て行きましょう。

まずは人物撮影からです。

人物撮影におけるライティングのコツはいくつかありますのでチェックしていきましょう。

光を読む

まずはどこから光が入ってきているのか見極める事が大切です。

基本的に撮影する場所は何かしらの光が複数存在しています。

例えば室内であれば室内灯と窓から入る自然光などです。

これらが干渉し合う事でよりライティングの難易度が上がってしまうのです。

これをMIX光と言ったりしますが、このMIX光が悪いというわけではありません。

自分の思う通りのライティングをしたい場合は、

まずは被写体が真っ暗(ブラックボックス)になるようにカメラの設定をしてからライティングをはじめましょう。

反射光も重要

光は直接被写体に当たるものとお考えの方も多いのではないでしょうか。

むしろ、「反射する」と言うことが頭に思い浮かばない方も多いはずです。

そう、光は反射してしまいます。

写真では反射(バウンス)をさせるかさせないかで被写体への光の当たり方が大きく変わります。

反射させる先が例えば赤いレンガの壁であった場合、反射した光に赤いレンガの色味がプラスされてしまう事があります。

そうなると被写体が赤みを帯びてしまうので注意が必要です。

ですが、それとは逆に反射させることで全体的に柔らかい光にする事もできます。

良し悪しはあるものの撮影において反射させることも大切だということは覚えておいて損はないでしょう。

被写体に陰影をつける

ライティングの角度で変わるのですが、被写体に陰影をつけるかどうかも重要です。

ライティングの角度や機材の種類で大きく左右されますが、陰影つける事で被写体の雰囲気を変える事ができます。

フラットな光のお写真も綺麗ですが陰影の強弱をつける事でより良い写真に仕上がる事もあります。

被写体を撮影する上で陰影も気にして撮影してみると良いでしょう。

【実践】物撮り・商品撮影におけるライティングのコツ

自然光でもチャレンジ

物撮り・商品撮影におけるライティングについてお話をしていきましょう。

基本の考え方は同じなのですが人物撮影とはまた違うライティングになるので物撮りに興味のある方はしっかりと確認しておきましょう。

ちなみに物撮りに関しては白バック(背景)で撮影するのがいいでしょう。

今回は白バックという前提でお話を進めて行きます。

ちなみに三脚も必須なのでお忘れなく。

ライティングをする前に準備するもの

ライティングのコツも重要ですがその前に、白バック、三脚、机は用意しておきたいところです。

机に関しては大きいものですと撮影がしずらいので60×60や80×60くらいで高さは70~90センチ程の机を準備しましょう。

このくらいの机があると、三脚やストロボスタンドなどを設置した際に撮影もしやすくオススメです。

ライトの角度が重要

物撮り・商品撮りにおいて重要なのはライトの角度です。

撮影においてはストロボかLEDライトを用いるのですが、個人的には光が安定しているLEDライトでの撮影をオススメしています。

人物撮影においても使用しているソフトボックスを用いると尚いいですね。

光が柔らかくなります。

またライトの角度は30度ほどに傾けて光の当たっているセンターに撮る小物を置くようにしましょう。

ちなみに機材さえ揃っていれば本来であれば「トップライティング(真上からのライティング)」がオススメです。

一番綺麗に光が当たります。

スタンドに別売りの追加パーツ(フレキシブルアーム)をつける事で真上からのトップライティング(0度ライティング)が可能となります。

別売りのフレキシブルアームには硬い素材と柔らかい素材があるので注意が必要です。

光源はギリギリまで寄せる

光源に関してですが、撮影する商品にできるだけ近づけるようにしましょう。

特に小物までの距離などは決まっているわけではありませんが、

白とび等することない距離感でカメラの角度も45度くらいで撮影できるのが好ましいですね。

物撮りの場合はできる限り、ライトは商品に近づけるように意識しておくといいでしょう。

【実践!】料理撮影におけるライティングのコツ

機材を使って撮影しよう

料理撮影についても確認していきましょう。

人物、物撮り、料理撮影とどれも基礎は同じものの違うライティングとなります。

料理は料理で美味しそうに見える(本当に美味しいですよ)ライティングがあるのです。

それでは実践編です!

一緒に確認していきましょう。

光の位置

三脚にカメラをセットして、いざ撮影です。

とは言うものの、前から光を当てると綺麗な写真にはなりますが何か違和感が…。

何かフラットな感じになってしまいます。

料理に関しては逆光もしくは半逆光が望ましいと言われています。

料理は当然の如く立体的です。

その立体的な感じをそのままで写真に撮るには逆光の方が自然な陰影がつきやすく美味しそうに見えるのです。

光の位置は逆光、もしくは半逆光になるようにセットしましょう。

レフ板があると便利

逆光気味に撮影するとどうしても光の当たっていない部分が暗くなりすぎる事があります。

例え後方からの光が綺麗とはいえ、正面からお写真は見る為前の部分が暗すぎて見えにくいのも問題です。

そんな時はレフ板を使いましょう。

レフ板を使ってあげる事で暗くなっている部分の明るさを調整できます。

ちなみに白レフや黒レフなど種類がありますが、個人的には白と黒を使う率が高いです。

天気が良い日は自然光もあり

天気が良いは自然光を取り入れた撮影も自然なライティングで良いでしょう。

ただし、光の強弱がつけにくく撮影場所や時間帯での陽の入り方も重要になってきますので注意が必要です。

機材が豊富ではない方は自然光での撮影もいいですね。

ちなみに自然光での撮影もレフ板1つあればすごく役立つのでレフ板持ってない方は購入も視野にいれておいてもいいでしょう。

プロのカメラマンに撮影を依頼することもおすすめ!

プロから教わる!カメラ撮影でのライティングのコツ
プロから教わる!カメラ撮影でのライティングのコツ

人物撮影にしろ、物撮りや料理撮影にしてもとにかく機材を揃えるのが大変です。

そんな時は迷わずプロに依頼をした方がいい時もあります。

総合的に考えて自分で撮影する事が難しい時はプロに相談してみましょう。

プロのカメラマンに撮影をお願いするメリット

とにかくミスがない、確実に良いお写真を提供してもらえることです。

自分で撮影しようとするとどうしても、失敗したり自分の思い通りなお写真が撮れない事が多々あります。

ですがそこは流石のプロカメラマン!

思い通りのお写真をしっかりと撮影してくれます。

特に物撮りや料理のお写真は難しいものです。

プロに頼むことはメリットだらけなので一度撮影の依頼をしてみてはいかがでしょうか。

プロのカメラマンの撮影費用の相場

撮影費用の相場ですが、人物撮影も物撮りも10,000円から30,000円が一般的です。

物撮りや料理撮影に関しては、何品・何個等の個数での撮影依頼で金額が決まる事もあるようです。

1カットいくら~という計算方法もあるようなので、

依頼するカメラマンに個別に見積もりを出してみるのが一番効率よくていいでしょう。

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