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金庫の鍵開けを業者に依頼する料金相場!依頼の流れについても解説

最終更新日: 2023年09月21日

金庫の鍵が開かない場合、鍵開け業者に依頼すると解決できます。金庫の種類ごとの料金相場や依頼の流れ、信頼できる鍵開け業者の探し方を解説します。開けてほしい金庫の情報を分かる範囲でまとめておき、スムーズに依頼しましょう。

金庫の鍵開けの料金相場を作業内容別に解説

金庫の種類と作業内容ごとに、鍵開け料金相場を解説します。鍵付き金庫の場合、鍵の有無によって料金が大きく変わります。ディンプルキーを使用している金庫は、鍵開けの難易度が上がるので、ギザギザ型のシリンダーキーよりも料金が高くなることを覚えておきましょう。

ダイヤル式金庫の料金相場

ダイヤル式金庫の鍵はダイヤルとシャフト、円の一部に切り欠きが入っている「座」と呼ばれるプレートの組み合わせでできています。

ダイヤルを回して座を回転させ、切り欠き位置をそろえて鍵を開ける仕組みです。3枚座や4枚座などの種類があり、構造が複雑なものは料金が上がります。

ダイヤル式金庫の番号解読は約4,000~3万円、暗証番号の変更は8,000円以上です。シリンダーやダイヤルを交換する場合は、作業料約1万円以上にくわえて、部品代がかかります。

テンキー式金庫の料金相場

数字のボタンを使用して暗証番号を入力し、鍵を開けるタイプがテンキー式金庫です。テンキー式金庫もダイヤル式金庫も、暗証番号を使用して解錠するのは同じです。しかし、同じ番号忘れでも、ダイヤル式金庫よりも技術が必要で手間がかかるため、料金が上がります。

テンキー式金庫の番号解読の料金相場は、約1万3,000~3万円です。電池切れでテンキーが作動せずに電池交換をするだけの場合は、約1万円が相場です。

シリンダー式金庫の料金相場

金庫を鍵のみで施錠・解錠する金庫を、シリンダー式金庫といいます。

急ぎでない場合は、メーカーに合鍵作成を依頼することも可能です。合鍵の実費と郵送代のみなので、鍵開けを業者に依頼するよりも安く済みます。ただし、防犯のために身分証や確約書の提出を求められるケースが多く、届くまでに1~2週間程度かかります。

業者に依頼した場合の料金相場は、鍵開けは約8,000~2万円、シリンダーの交換は約1万~2万円の作業料と部品代です。ディンプルキーはシリンダーキーよりも防犯性が高く、鍵開けが困難なため、料金が上がります。

中で鍵が折れている場合などのスペアキーの作成は、約1万5,000~3万円が相場です。鍵が開いていない状態でスペアキーを作成してもらうケースでは、先に鍵開けをする必要があるため、鍵開け料金とスペアキー作成料金がかかります。

指紋認証式金庫の料金相場

指紋認証式金庫とは、登録した指紋で解錠する認証パネル式の生体認証金庫です。指紋認証式金庫の鍵開け料金相場は、約3万~8万円です

難易度が非常に高いので、業者によって料金が大きく異なります。指紋認証式金庫の鍵開けを依頼する際は、必ず複数社から見積もりを取りましょう。

業者に依頼する前に、認証パネルが汚れていないか、電池が切れていないかを確認する必要があります。汚れの除去と電池交換をしても金庫が開かない場合は、業者に依頼しましょう。

金庫の鍵開けを業者に依頼する流れ

金庫の鍵開けを依頼する前に、いくつか確認しておくべき事柄があります。スムーズに見積もりや作業をしてもらうためにも、業者に依頼する流れを把握しておきましょう。

開けてほしい金庫の情報をまとめておく

鍵開けを依頼する金庫について、業者に以下のような情報を伝える必要があります

  • 金庫の種類
  • 金庫の大きさ
  • 金庫の鍵のタイプ
  • 金庫が開かない原因(番号忘れや鍵の紛失など)
  • 金庫の管理者
  • 最後に金庫を開けた時期
  • 金庫の中身

上記について分かる範囲内で伝えると、業者が状況を的確に把握できます。スムーズな見積もりや鍵開け作業につながるため、できるだけ詳しく説明しましょう。分からない点については、業者が到着後に確認してくれます。

業者に見積もりを出してもらい、依頼する

Webサイトや電話で業者に連絡し、開けてほしい金庫の情報や状況を伝えます。おおよその金額で見積もりが出されるので、納得できたら訪問してもらう時間を決定しましょう。

業者が現地で金庫を確認した後、最終的な見積もりが提示されます。そのまま依頼すると鍵開け作業に入り、鍵が開いた後は動作確認をして、精算をしたら完了です。業者によっては鍵開け作業の前に、本人確認が入ることもあります。

金庫の鍵開け業者の選び方

金庫の鍵開けを依頼する場合、信頼できる業者に依頼したいものです。信頼できる業者の見極め方と、適正な料金相場で依頼できる業者の探し方を紹介します。

資格の有無や実績を確認する

鍵開け業者を選ぶ際は、鍵開けの実績や一級鍵師・防犯設備士の資格を持っているかどうかを確認しましょう。どちらもWebサイトで提示・明記している鍵開け業者なら安心です。

鍵師とは、日本鍵師協会の技能検定で認定されている資格です。一級鍵師は同協会が行う一級鍵師技能検定試験に合格し、高度な専門知識や、特殊錠を含む錠前の取り扱い技術を持っています。

防犯設備士は防犯設備の専門的な知識や技能を持っており、防犯の専門家として活躍できる資格です。

相見積もりを取って料金相場を知る

業者に見積もりを取る際は、1社だけでなく複数社から見積もりを取る相見積もりがおすすめです。相見積もりを取ればおおよその相場が分かるので、見積もりに提示されている料金が適正かどうかチェックできます。

しかし信頼できる業者を複数見つけて、1社1社に見積もりを依頼するのは手間がかかるものです。ミツモアを利用すれば、簡単な質問に答える手間だけで、最大5社から見積もりが届きます。

金庫の鍵開けを業者に依頼する

金庫の鍵が開かないときによくある原因

金庫の鍵が開かない場合、実は単純な原因だったというケースもあります。よくある原因を紹介するので、業者に依頼する前に再度確認してみましょう。

暗証番号や鍵の間違い

鍵ではなく暗証番号で開ける金庫の場合、番号の覚え間違いで鍵が開かないケースがあります。暗証番号が正しいかどうか、改めて確認しましょう。

ダイヤル式金庫は、前回の番号をリセットできていないと正しい番号でも開けられません。ダイヤルを4回以上右に回すとリセットできるケースが多いため、試してみましょう。

ダイヤルの目盛りが少しずれているだけでも開きません。正確にメモリを合わせて、番号を通り過ぎたらリセットしてやり直してみましょう。

シリンダー式金庫の場合は、開けようとしている金庫以外の鍵を差し込んでいることがあります。正しい鍵かどうか、再度確認してみましょう。

金庫の扉の劣化

いくら頑丈な金庫でも、長年使っていると扉が経年劣化するものです。扉の建付けが悪くなり重さで下にずれてしまい、鍵が開かなくなるケースも多く見られます

その場合はマイナスドライバーを扉の下方に差し込み、少し持ち上げて扉の位置を調整しながら鍵を操作してみましょう。

その他、自分で開けられるかどうか試したい場合は、こちらの記事が参考になります。

金庫の鍵開けを信頼できる業者に依頼しよう

金庫の鍵が開かない場合、鍵開け業者に依頼すると解決できます。料金相場は金庫の種類や作業内容ごとに異なりますが、鍵の構造が複雑なものや、暗証番号解読の難易度が高いものは、料金が高くなる傾向にあります。

Webサイトで鍵開けの実績や資格を提示している業者を複数見つけ、相見積もりを取って比較検討しましょう。業者を探す際は、手間をかけずに相見積もりを取れる、ミツモアの活用がおすすめです。信頼できる業者を見つけて、金庫の鍵開けを依頼しましょう。

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