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合鍵は自作できる?業者に依頼すべき?合鍵作成に関する疑問を解決!

最終更新日: 2024年06月28日

鍵をなくしてしまったり子供に合鍵を渡したり、合鍵の作成が必要な場面になると「合鍵って自作できるの?」と疑問に思うことってありますよね。この記事では合鍵作成について、自作できるかどうかだけでなく、業者に依頼すると場合の注意点まで疑問を解決していきます。

合鍵作成では知っているだけで避けられるトラブルばかりなので、ぜひご一読ください。

まず始めに!合鍵の自作はおすすめできません

まず始めに!合鍵の自作はおすすめできません

簡単な構造の鍵であれば、身近な材料と道具を用意して自分で合鍵を作ることも可能ですが、結論からお伝えすると自作はおすすめしません。

自作の合鍵は、作成に手間が掛かる上にデメリットの方が多く、業者に依頼する方が安上がりで安心だからです。

自作の合鍵がおすすめできない理由

自作の合鍵がおすすめできない理由は次の4つです。

  • 鍵穴に合わず、うまく開けられない可能性がある
  • 使用できても精度が低く、鍵穴を傷つけるか、最悪壊してしまう可能性がある
  • 耐久性が低く、すぐに欠けたり折れたりする
  • 折れてしまった場合、鍵を取り出すのが大変

鍵穴にうまく入っても、中で折れてしまうと取り出すのに余計な手間がかかりますし、自分で対処できない場合は業者にお金を払って取り出してもらう必要があります。

自作の手間とトラブルが起きた場合の手間を考えると、自作の合鍵はリスクが高いだけなのでおすすめしません。

業者に依頼するのが一番安心

自作以外で合鍵を作成するなら、業者に依頼するのが一番安心です。なぜなら、鍵業者は豊富な経験とノウハウを持つプロなので、自作と比較して形成の精度が高いことはもちろん、強度の高い材料で合鍵を作成できるからです。

合鍵作成には高い費用がかかるのではないかと心配されるかもしれませんが、自作では作成の手間とトラブルのリスクを考えると、長期的に見て業者に依頼するのが一番安心な方法と言えるでしょう。

業者に依頼する際の費用や時間、お店

業者に合鍵の作成を依頼する場合の費用や時間、作成できるお店は鍵の種類によって異なります。

鍵の種類 費用 時間 お店
ディスクシリンダー 300円~1000円 3分~10分 鍵業者、ホームセンター
ピンタンブラー錠 500円~1000円 3分~10分 鍵業者、ホームセンター
ディンプルシリンダー 3,000円~5,000円 20分~60分 鍵業者、メーカー

鍵の種類によって防犯性も異なるため、鍵のことをしっかり理解して業者に依頼したい方は以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:【鍵の種類別】合鍵(スペアキー)を作る時間は?徹底解説します!|ミツモア

合鍵を作る前に鍵の種類を確認しよう

合鍵を作る前に鍵の種類を確認しよう

鍵が壊れたり、子供に渡すために合鍵を作ったりする場合は、事前に鍵の種類をしっかり確認することをおすすめします。鍵の種類によって作成の難易度に差があり、料金や時間だけでなく、作成できるお店も変わってくるからです。

スムーズに合鍵を手に入れるために、しっかりと確認しておきましょう。

ディスクシリンダー

ディスクシリンダー

ディスクシリンダータイプは、鍵と言われて思いつく最もポピュラーな物で、形状がシンプルなのが特徴です。

  • 両側がギザギザしている
  • くの字形にくぼんでいる
  • 高い耐久性

形状がシンプルで一般的な物なので、鍵の修理や交換の際も低料金で済ませることができます。また、鍵業者だけでなくホームセンターでも作成可能なので、比較的簡単に手に入れることができて助かります。

ピンシリンダー

ピンシリンダー

ピンシリンダータイプは、ギザギザとした鍵山を片側だけに持った鍵で、ディスクシリンダータイプよりもシンプルな構造です。シリンダーの内部にあるピンの部分と、鍵にあるギザギザの部分が噛み合うことで開錠する仕組みになっています。

ピンシリンダータイプのデメリットは、形と開錠方法がシンプルであるため、ピッキングや破壊に弱く防犯性が低い点です。合鍵の作成はディスクシリンダータイプと同じで、ホームセンターでも可能なので比較的簡単に手に入ります。

ディンプルキー

ディンプルキー

ディンプルキータイプは、鍵の表面にいくつかくぼみがあり、これがシリンダーにあるピンと一致することで開錠する仕組みになっています。ピンシリンダーと比較して、シリンダーのピンが一直線に配置されていないので構造が複雑であり、防犯性が高くなります。

ディンプルキーの合鍵は、構造が複雑なので技術力のある鍵専門業者やメーカーで作成可能です。料金も高く時間も掛かることを覚えておきましょう。

【非推奨】空き缶・粘土を使って合鍵を自作する方法

【非推奨】空き缶・粘土を使って合鍵を自作する方法

DIY好きでどうしても合鍵を自作したい方に、構造がシンプルなディスクシリンダーとピンシリンダータイプの合鍵作成の方法を紹介します。実は、合鍵は身近にある空き缶や粘土を使って自作することが可能です。

しかし、鍵の故障リスクが高いため、あくまで非推奨であることをご留意ください。

空き缶を使った合鍵作成

まず空き缶を使った合鍵作成の方法を紹介します。空き缶を切って使う方法のため、手を切らないように気を付けましょう。

必要な物

  • マスターキー
  • 空き缶
  • ライター
  • セロテープ
  • ハサミ(缶が切れる物)

手順

  1. マスターキーをライターで黒い煤が出るまで炙る
  2. セロテープで鍵のギザギザの形がしっかり残るように煤の型を取る
  3. 空き缶の蓋に煤付きテープを貼る
  4. 煤でできた型通りに切り抜く
  5. マスターキーと比べ、ずれていないか確認する

マスターキーと自作の合鍵の形がずれていなければ、開錠することができます。もしずれている場合は、鍵が回らず壊れてしまうリスクがあるので、使用を控えましょう。

粘土を使った合鍵作成

次に粘土を使った合鍵作成の方法を紹介します。空き缶と比べて、特殊な材料が必要な分だけ難易度が高くなります。

必要な物

  • マスターキー
  • 油粘土
  • 離型剤
  • 硬化剤
  • ポリエステル樹脂
  • ガラス繊維

手順

  1. マスターキーを粘土に埋め込み、型枠を作る
  2. 離型剤を塗って、固まってからマスターキーを取り出す
  3. ポリエステル樹脂と硬化剤をよく混ぜて流し込み、型を作る
  4. ポリエステル樹脂とガラス繊維を混ぜる
  5. 型に流し込んで圧着する

ガラス繊維で強化しているとはいえ、樹脂製であるため強度が低いことはよく覚えておきましょう。

合鍵作成についてよくある疑問

合鍵作成でよくある疑問

「鍵を全部なくしてしまった場合、どうやって合鍵を作るんだろう?」と疑問に思いますよね。

マスターキーかスペアキーでどちらでも良いので、元鍵がある方が精度が高い合鍵に仕上がり、その分壊れるリスクを低くできることは確かですが、プロの鍵業者に依頼すると、元鍵がなくても合鍵を作成することが可能です。

注意点もあるのでよく理解しておきましょう。

元鍵がなくても合鍵は作れる?

プロの鍵業者は元鍵がなくても、合鍵を作成する方法をいくつか持っています。

①ファイバースコープを使う方法

ファイバースコープは、小さな穴の中などの人間が直接見ることができない物や場所に近づき、詳しく見ることができる特殊な道具です。これを使い、鍵穴内部の形状を観察し、逆算することで合鍵を作ります。

②鍵を分解する方法

鍵を分解して、内部の構造を見ながら未加工のブランクキーを削り、合鍵を作成する方法です。

③鍵穴にブランクキーを差し込む方法

鍵穴にブランクキーを挿し込むと、キーに小さな傷が付きます。この傷を見ながら鍵穴に合うように少しずつ削っていく方法です。インプレッションとも呼ばれます。

賃貸の場合気をつけることは?

例えば戸建の所有物件であれば合鍵の作成については所有者の自由ですが、集合住宅、特に賃貸物件に住んでいる場合は気を付けることがあります。

賃貸物件は大家さんの持ち物であり、鍵もその設備の一部です。そのため、許可なく合鍵を作成することは、他人の持ち物を無断で複製したことと同じで、バレれるとトラブルになる可能性があります。

事情があって合鍵を作成したい場合は、バレなければ問題ないと考えるのではなく、事前にきちんと許可を得てから作成するようにしましょう。

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合鍵は自作することもできますが、新たなトラブルを発生させる原因になるのでおすすめしません。プロの鍵業者に依頼すれば、多少の費用や時間は必要になるものの、正確な合鍵を作成してくれるので安心です。

自分で作成するよりも、トータルで考えると手間も掛からないので、信頼できる鍵業者に依頼しましょう。

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