毎日我が子が一生懸命練習して、いよいよ迎えるピアノ発表会。親としては、子どもの晴れ舞台をばっちり撮影して記録を残しておきたいものです。
魅力的なピアノ発表会の写真を撮るためには、どういったカメラの設定やポイントがあるのでしょうか。ピアノ発表会のカメラ設定やポイントをおさえて、子どもの頑張りをしっかりと残しましょう。
ピアノ発表会の撮影に適したカメラ
ピアノ発表会の撮影は、スマホやデジカメでも可能ですが、発表会により適したカメラと機材があります。
せっかくの晴れ舞台なので、発表会に適したカメラを準備して練習の成果をばっちり残してあげてください。
スマホではなく一眼レフ
会場によって様々ですが、スマホでもカメラの音を消し、ライトを使用しなければ撮影は可能です。
しかし、会場が暗く客席からステージが遠い場合は、お子様の出番をスマホで撮影しても何が写っているのか分からない写真になる可能性があります。
一眼レフカメラを使用すれば、暗い会場であっても明るく撮影が出来ますし、レンズが交換出来るのでステージが遠くてもばっちり撮影が出来ます。
明るい望遠レンズを使用
カメラに付けるレンズは、絞りの値が小さく設定出来る望遠レンズを使用しましょう。
絞りの値は小さければ小さいほど、被写体を明るく撮影することが出来ます。暗い会場を撮影するときは、絞りの値を小さく設定し、明るく撮れるようにしましょう。
ステージから遠い客席でも望遠レンズでぐっと寄った写真を撮影出来るので、子どもの演奏中の表情を残すことが出来ます。
撮影におすすめのカメラ設定
ピアノ発表会の撮影に適したカメラとレンズに続いて、カメラの設定をご紹介します。一眼レフカメラは設定が細かく出来るので、お子様の晴れの舞台をより綺麗に残してあげることができます。
マニュアルモード
ピアノ発表会を撮影する時は、露出を「マニュアルモード」にしましょう。露出の設定は「シャッタースピード優先」「絞り優先」と色々ありますが、暗い会場で対応しきれない場合があります。
「マニュアルモード」に設定し、シャッタースピードと絞りを自分の好きな値で撮影出来るようにしておきましょう。
RAW
記録画質のオススメは「RAW」です。「RAW」で撮影した画像は、撮影後に画像処理するとき細かく色や明るさを調整することが出来ます。明暗差のあるピアノ発表会は、後から調整出来るように記録画質を設定しておくことが重要です。
シャッタースピード
ピアノを演奏している子は、常に動きながら演奏をしています。その動きを止めるように撮影するためには、シャッタースピードの値を大きくする必要があります。
シャッタースピードを1/200〜1/400あたりに設定し、ブレのない写真が撮影出来るように準備しておきましょう。
絞り
暗い会場のピアノ演奏会を撮影するには、カメラの設定を明るく撮影できるようにする必要があります。
絞りの値が小さければ小さいほど写真は明るくなるので、絞りの値を2.8〜5.6の間に設定し、ちょうどいい明るさになる絞りの値を見つけておきましょう。
一点注意が必要なのが、絞りの値が小さければ小さいほど、ピントが合う範囲は狭くなります。子どもの顔にピントを合わせていても、他がぼやっとした写真になる可能性があるので、本番前に撮影する位置から絞りの値を調整しておきましょう。
ISO感度
暗いピアノ会場では、ISO感度をあげて撮影をします。ISO感度が高いほうが、暗いところで明るく撮影することができます。
しかし、ISO感度が高くなると画質が荒くなりざらついたように見える写真になってしまいます。ISO感度を1600〜4000の間で撮影し、ざらつきが出ずちょうどいい明るさになる感度を見つけておきましょう。
実践すべき撮影のポイント4つ
ピアノの発表会を撮影する際には、必ず以下のポイントをおさえてましょう。
やみくもに撮影するのではなく、必要なカットをしっかり撮影することで思い出をずっと残してあげることができます。どんなポイントを実践すべきなのか、ご紹介します。
ステージより少し高い位置から撮影
会場の客席から撮影していると、画角が定まらずいい写真が撮れないことが多いかもしれません。
そういうときは、ステージから距離を取り、少し見下ろす位置の客席を確保して、ステージより少し高い位置から撮影できる場所からシャッターを切りましょう。
ステージから近く、見上げる位置から撮影すると、ステージの高さが邪魔になってうまく撮影が出来ません。また、距離を取り過ぎてしまうと、表情を撮影することが難しくなってしまいます。
発表会のリハーサルで撮影の練習
本番前のリハーサルシーンは絶好の撮影ポイントです。
本番前の緊張感、演者みんなとリラックスした表情、最後の練習風景等々…ピアノ発表会のリハーサルは、本番では見ることが出来ない子どもの様々な顔が見える時間です。
色々な角度からも撮影が出来るので、本番では残すことが出来ない写真を撮影してみましょう。子どもの練習の邪魔にならないよう、立ち回って撮影してください。
前の子の発表中に設定を調整
我が子のピアノ発表のタイミングでカメラの設定を調整するのではなく、前の子の発表中に設定を決めておきましょう。
子どもによって会場の明るさが変わることはありません。
また、発表の時間も決して長くないので、お子様の発表のタイミングは万全の状態にしておきましょう。
発表会の撮影で気をつけること
お子様の晴れ舞台を夢中で撮影するあまり、周りのお客さんに迷惑をかけてしまうことがあるかもしれません。
他の見に来ているお客さんに迷惑をかけないよう、次のことに気をつけて撮影していきましょう。
シャッター音は消す
ピアノの発表会を撮影する際は、カメラのシャッター音は消しておきましょう。
静まりかえった会場内でのシャッター音はとても目立ちますし、演奏の邪魔になる可能性があります。周りのお客さんも、演奏中にシャッター音が絶えずしている会場では演奏に集中出来ません。
事前にシャッター音をオフにして撮影に臨みましょう。
フラッシュはNG
会場が暗いからといって、フラッシュを使った撮影は絶対にしてはいけません。会場の雰囲気を損ねますし、近くの席で鑑賞しているお客さんに迷惑をかけてしまいます。
暗い会場での撮影はISO感度で調整しましょう。
三脚は使わなくてOK
ステージから遠い客席で撮影する際、三脚が必要かと思うかもしれませんが、使わなくても撮影はできます。
望遠レンズの手ぶれ補正がついていますし、シャッタースピードを上げて撮影すれば三脚を使う必要はありません。客席に三脚が置けない広さの会場もあるので、絶対に必要な状況でなければ三脚を使わなくてもいいでしょう。
表情が見える写真を撮影する
せっかくピアノの発表会の撮影をするなら、演奏している子の表情が見える写真を撮りましょう。
全体的な雰囲気を残すのも大切ですが、どんな気持ちで演奏しているのかは表情に表れます。その一瞬をしっかりと残してあげれば、いい記念になるでしょう。
イベント写真をプロカメラマンに依頼
ピアノ発表会などのイベントはお子様にとって貴重な経験です。パパやママも一生懸命撮影したいと思うところですが、上手く撮れなかったどうしよう…と不安になるかもしれません。
大切なイベント撮影はプロのカメラマンに依頼するのもいい方法です。プロだからこそ撮影できるクオリティの高い写真をご検討ください。
イベント写真をプロカメラマンに依頼したほうがいい理由
ピアノ発表会などのイベント撮影を得意としたプロのカメラマンはたくさんいます。
プロのカメラマンは、ピアノの発表会をはじめとしたイベントを写真に残すための機材や知識を豊富に持っています。
どんな写真を残さなければならないのか、撮影する時に気をつけなければならない事なども熟知しているので、安心して任せることができます。
お任せで撮影を依頼するよりも、「こんな写真が欲しい」といったリクエストを伝えたほうが想像通りの写真になります。
プロカメラマンに撮影依頼した場合の価格相場
イベント・パーティー写真撮影の相場
35,000円
標準相場
22,800円
リーズナブル
55,300円
プレミアム
撮影する人数や撮影時間、写真の受け渡し方法によって価格は異なります。上図が価格の相場になっています。
どんな撮影をしてほしいのかを相談しながら、価格の詳細を決めていきましょう。
ミツモアでカメラマンに撮影を依頼しよう!
お子様のピアノの発表会は、思い出に残る写真を残したいですよね。自分たちで撮影するのは不安な方は、プロのカメラマンに依頼してみてはいかがでしょうか。
ミツモアは、日本最大級のカメラマン登録者数。発表会の撮影経験豊富なカメラマンも多数登録しております。ご希望にピッタリのカメラマンがきっと見つかるはず!
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