ミツモア通信 ユーザーの声vol.12
国立大学法人 徳島大学 日本語学研究室 様
大学教授の退職記念最終講義。かけがえのない記念の日の撮影を頼みました
徳島大学の教員である塩川奈々美さんがミツモアに出会ったのは偶然でした。3月に大学教授の退職記念最終講義・謝恩会の予定があり、会場の様子や集合写真を撮影してくれるカメラマンを探していた時、Web検索でたまたま行き着いたのがミツモアのサイトだったそうです。
ではいったい何が決め手となって、ミツモアを活用することになったのでしょうか? 仕事を発注するまでのやりとり、複数のカメラマンの提案の中から適任者を選ぶ手かがりとは何だったのか? また、撮影現場で経験したこと感じたことや写真が仕上がりの満足度など、初めてミツモアを活用してみたユーザーとしての感想をズバリお聞きしました。
初めて出会ったミツモアのマッチングサービス。直感的にすいすいと入力できて驚きました
ミツモア:Webのマッチングサービスをお使いになるのはミツモアが初めてとお聞きしましたが。
塩川:ええ、そうなんです。3月に大学教授の退職記念の最終講義がありまして、教え子を含めて会費制の有志の会を開催することになりました。予算も限られる中での企画でしたが、特に今回は卒業生に声掛けをして幅広い世代が集まる同窓会のような会になることが想定されましたし、今回残念ながら参加することができなかった方たちにも会場の雰囲気をお伝えしたいと考えていたので、スナップ写真と集合写真両方をお願いしたいと思ったんです。そこでまず、地元の写真館などに当たってみたのですが、なかなか予算内に収めるのが難しいことがわかりました。スナップと集合写真を両方を撮っていただくにはそれなりの手間も時間もかかるので予算の枠をオーバーしてしまいます。困っていた時、ふとWebで「集合写真 見積もり」という具合にキーワード検索をしてみたんです。
ミツモア:そこでたまたまミツモアに出会ったわけですね。サイトの第一印象はどうだったでしょうか?
塩川:ミツモアさんのサイトは落ち着いた雰囲気でデザインもオシャレでしたし、直感的に操作できたのが良かったです。すいすいと必要な事項が入力できて、流れるように応募までたどり着いた、という感じでした。それでも私はマッチングサイトを利用したことがなく初めての体験でしたので、どこか半信半疑でしたね。本当に見積もりが返ってくるのか、このような予算でリアクションがあるだろうか、という不安もありました。しかし、その日のうちに3件ほど見積もりが返ってきたので、まずはその素早さに驚きましたね。
集合写真をプロの仕上がりで撮影していただけるかどうかが大切なポイントでした
ミツモア:届いた複数の見積もりの中から、夫婦ともにカメラマンをされているKakogi Photo Create(カコギ フォト クリエイト)を選ばれた理由は何でしょう?
塩川:第一に、予算内に収まるかどうかということがポイントでしたが、それだけでなく、60人超という集合写真をプロの仕上がりで撮影していただけるかどうか―こちらも大切なポイントでした。一回しかない会ですから失敗は許されないので私たちも責任重大です。そこでまずはカメラマンのプロフィールにある過去作品を拝見しながら、仕上がりの品質を判断材料にしました。
ミツモア:プロだからこそ撮れる写真、ということがきちんと伝わってくる方にお願いしたい、と考えたわけですね。
塩川:はい、そうですね。鹿子木さんとは成約前の段階のやりとりの中でこちらの問い合わせや要望に添う形で情報をいただき、また過去に撮影したという集合写真も添えられていましたので、とても印象がよかったです。それでも、4件の見積もりの中で鹿子木さんの金額が一番高かったため即決はできませんでした。こちらで会場の下見をし、撮影した写真を送りまして、「この場所での集合撮影は可能でしょうか」と確認をとらせていただきました。丁寧に色々とご提案や情報をくださり、あらかじめ留意する点もご助言くださいました。
ミツモア:そのやりとりの中で、気付いたことなどは?
塩川:正面からのきちんとした集合写真が欲しかったので、気になることはいろいろと質問したところ、「イス10脚とひな段の準備があれば安心です」とか「もし段差がない場合は上から俯瞰気味の撮影になります」といった情報をいただきました。天井高についても、4~5メートルないと真正面からの集合写真が撮れない、ということがわかりまして、予定していた撮影場所を変更し、天候がよければ外の階段を使う、ということにしました。そういった細かい打ち合わせができたため、かなり不安が払拭できました。最終的には、撮影料、カメラマン2名分とデータ納品料、レタッチ料、出張費、そしてひな壇の代金がかかったこともあって予算を多少オーバーしましたが、鹿子木さんに決めてよかったと満足しています。
ミツモア:撮影当日の様子はどうだったでしょうか?
塩川:会場には鹿子木さんご夫婦2名で1時間前に入っていただき、参加者が三々五々集まってきて歓談している風景からスナップ撮影をスタートしていただきました。その後、最終講義が始まると、講義に極力邪魔にならないよう配慮いただきながら撮影をしてくださいました。続けて集合写真ですが、早めにスタンバイしていただいた所に参加者を誘導できたので進行はとてもスムーズにいきました。予定よりも参加人数が増えたため、階段が一杯一杯になり最前列の方はイスに座ってもらうことになり急遽用意するなどありましたが、その他ほとんどが想定通りに問題なく撮影してもらうことができました。
参加できなかった関係者も活き活きとした当日の雰囲気を共有できました
ミツモア:謝恩会会場の撮影では?
塩川:スピーチの風景や飲食しているみなさんの歓談の様子を自然な感じで撮影していただきました。鹿子木さんには、当日の雰囲気が伝わるような写真をお願いします、とお話しておいたので、目線をこっちにくださいといったカメラを意識した写真ではなく活き活きとした自然な表情の写真が仕上がりました。レタッチで画像を編集してくださっているので、映りもとても鮮明で、参加者一人一人の楽し気な表情が良く捉えられていました。人数もきちんと把握してくださって全員が映り込むように配慮いただいたのも有り難かったです。こちらの意図はよく伝わったと思いますし、希望が叶ったという手応えでした。
ミツモア:できあがった写真の活用の仕方は?
塩川:当日参加できなかった関係者も含めて全員で共有できるよう、データをクラウドにあげ、その中から好きなものをダウンロードしてもらう形にしようと思っています。一枚ずつ現像し焼き増しして渡すのはとても労力がかかりますし、住所などがわからない人もいるので、クラウドでデータ共有ができるのはとても便利です。今後、卒業アルバムに載せたり、簡単なアルバムにまとめたりするかもしれません。
ミツモア:ミツモアの使い勝手や気付いたことがあれば教えてください。
塩川:見積もりが来た時にはその都度、メールに通知が来ました。私自身が出張などで忙しかった時期でしたので電話対応をせずとも話を進められるのは本当に助かりました。専用チャット、メール、ラインでの打ち合わせで十分なやり取りができたように思っています。少し気になったのは、下見で撮影した写真を複数枚お送りする際、ミツモアのサイトでは写真のアップロードが一枚ずつしかできなかったため、やや手間と時間がかかってしまいました。業者との間で行う写真やビデオ動画のデータ共有が便利になると、より活用しやすくなるのでは、と思いました。
また、最後まで不安が残ったのは、お願いしたのが地域に住むカメラマンの方ではないために事前の下見ができない、ということでした。十分に打ち合わせをしたつもりでも、こちらの希望についてニュアンスが食い違っていたらどうしよう、という心配が当日までありました。
ミツモア:そのあたりはWeb上でのマッチングサービスの課題ですね。
塩川:そうですね。今回は会場を下見し写真を送信しましょうか、とこちらから提案したのですが、もしも集合写真や特別なロケーションの「会場が決め手となる撮影」の場合、プロカメラマンの方から事前に撮影にあたって確認が必要となる情報を問い合わせていただけるシステムになると依頼側の安心感が高まるかと思います。
とはいえ、当日の撮影や写真の仕上がりについて大変満足しておりますし、もし機会があればまたお願いしたいと思っています。
■取材協力
徳島大学
■プロ情報
Kakogi Photo Create
Kakogi Photo Create - 兵庫県加古郡稲美町六分一
夫婦ともにカメラマンとして活躍するKakogi Photo Create。独立前に長年ホテル専属スタジオでのブライダル撮影で研鑽を積んだ経験から、技術力の高さはもちろん、コミュニケーション面でも高いスキルを持ち合わせているため、「当日は安心しておまかせできた」と依頼者からも信頼を得ている。