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GSP付きドローンの仕組みや出来ること、おすすめ機種をご紹介!

最終更新日: 2022年12月08日

「新しい趣味を初めてみたい」と思い、ドローンに注目している方もいるのではないでしょうか。ドローンは空撮や測量などの産業面で活躍の場を広げている一方、趣味としてプライベートで利用する方も増えています。

一眼レフカメラやスマートフォンのカメラでは写せないアングル、構図からの撮影は目を見張るものがあります。このような魅力溢れるドローンの利用が広がっている背景には「GPS」の技術が大きく関係しています。

GPSがドローンに搭載されることで、どのようなことが出来るようになったのでしょうか?

また、これからドローンを始めようと思っている方におすすめのGPS付きのドローンにはどのようなものがあるのでしょうか?

ドローンにおけるGPSとは?

GPSが搭載されたことでドローンの活躍の幅は大きく広がりました

ドローンの機種を店頭でみたり、インターネットで検索したことがある方は「GPS付き」という言葉を何度か見たことがあるかと思います。

GPSがドローンに搭載されていることは分かりますが、実際のところGPSはどのような仕組みであり、どのようにドローンに活かされているのでしょうか?

そもそもGPSとは?

GPSはもともと軍事用として開発され打ち上げられたGPS衛星からの信号を地上のGPS受信機で受け、自分の現在地を正確に知ることが出来るシステムです。

このGPSを利用したものは身近にたくさんあり、代表的なもので言えば「スマートフォンなどの携帯電話」「車のカーナビ」「パソコン」などが挙げられます。

GPSの搭載でドローンの活躍の幅は広がった

今では、ドローンにとってGPSは欠かせない機能の1つです。

ドローンの中に搭載されたGPS受信機が衛星からの信号をキャッチし、ドローンは常に自分の現在位置を空間座標の中の正確な位置として認識することが出来るようになりました。

このGPSの技術によって「自動操縦」「自動帰還」「ホバリング」が可能になりました。(※詳しくは次のパートで説明します)

ドローンが今までにない撮影を可能にしたり、空撮・測量などの産業の場で用いられるようになっているのも、GPSが大きく貢献しているのです。

ドローンのGPSの精度

GPSによってドローンが現在位置を知ることが出来ることは分かりました。では実際のところGPSではどのレベルの精度で現在地を捕捉できるのでしょうか?

一般的にGPSで捕捉できるのは数メートルの誤差の範囲と言われています。プライベートでの使用や空撮では問題ないかもしれませんが、測量や農薬散布などの産業目的での使用となると数メートルの誤差は大きく影響してくる場合があります。

現在ではGPSに加え、「RTK(リアルタイム・キネマティック)」という機能を搭載したドローンもあります。これは衛星だけでなく、地上に設置した基準局からも信号を受信することで誤差を数センチ程度に抑えることが出来るものであり、様々な産業でのドローン活用の可能性が広がっています。

GPS付きのドローンで出来ること

GPS付きのドローンではどのようなことで出来るのでしょうか

GPSの仕組みや、それによってドローンが自分の現在位置を正確に把握しながら飛行することが出来ることは分かりました。

では具体的にGPSによってどドローンはどのようなことが可能になったのでしょうか。

ここではGPSの搭載によって可能になった3つの飛行方法について説明します。

横風に流されることなく、その場でホバリング飛行が出来る

GPS付きのドローンで出来ることの代表例としては「ホバリング飛行」が挙げられます。

空中では地上以上に風が吹いており、マニュアル操作では横風によってドローンが流されてしまう恐れがあります。

しかしGPS付きドローンの場合、搭載されたGPSと自動姿勢制御システムが連動することで正しい姿勢を保持したままでホバリングが可能になり、たとえ風があってドローンが流されそうになっても、指示された位置にとどまることが出来るのです。

また、ホバリング状態ではオペレーターが送信機から手を離しても、ドローンはほぼ一定の場所に留まるため安心です。

あらかじめ設定したコースを自律飛行することが出来る

「自律飛行」とは文字の通り、オペレーターが操縦をしなくてもドローンが自動で飛行する機能のことです。

あらかじめ飛行するルートをドローンに設定しておくと、GPSで現在地を捕捉しながら目的地へと自動で向かってくれることがGPSによって可能になりました。

この機能は農薬散布や測量、物流や警備において活躍の可能性が広がっています。

そう遠くない将来、宅配便がトラックではなく、ドローンで運ばれてくる未来が来るかもしれません。

指定した場所へ自動帰還が可能

GPSがあることで「自動帰還」が可能になります。

ドローンを始めたばかりで操縦している中で、「遠くに飛ばしすぎて飛ばしすぎてどこにいるのかわからなくなった」あるいは「どっちを向いて飛んでいるのかわからなくなった」ということが起こる可能性が十分にあります。

そんな時に「リターントゥホーム」という自動帰還の機能を使うことで、ドローンが自分でオペレーターのすぐ近くまで戻ってきてくれます。

これもGPSによってドローンが常に自分の現在地を把握することによって可能になっています。

このようにGPSによって初めてばかりの方でも安全に安心してドローンを飛行させることが出来るようになります。

GPS付きのドローンのデメリットと注意点

GPS付きドローンのデメリットと注意点とは?
GPS付きドローンのデメリットと注意点について知ることも大切です

GPS付きのドローンはホバリングや自律飛行、自動帰還が可能であり、これからドローンを始める人でも不安なく始められる印象を受けるかもしれません。

しかし、GPSが搭載されているドローンにもデメリットや飛行時の注意点があります。ドローンを始める場合はこれらのことを知っておくことが重要です。

屋内や山の奥ではGPS信号が途切れる恐れあり

先ほど、「ドローン内部に搭載されているGPSの受信機で衛星からの信号を受信している」と説明しました。

そのため、衛星からの信号を受信しづらい環境下ではGPSが機能せず、ホバリングや自律飛行、自動帰還は使えなりマニュアル操作をしなければならなくなり、飛行が乱れる可能性が高まります。

具体的には「屋内」「山の奥」「障害物のあるところ」「厚い雲がある」などの状況下ではGPSを受信出来なくなり、最悪の場合衝突や墜落、見失ってしまうリスクがあることは認識しておく必要があります。

また、そのような状況下でなくともドローンの飛行時には常にGPSを安定的に受信出来ているかに気を配ることが大切です。

緊急時の操作方法を身につけておく

万が一の場合に備えて、マニュアル操作を出来るようにしておくことも大切です。

もしもドローンの飛行中にGPSが途絶えてしまった場合は自分自身の手でドローンを操縦しなくてはなりません。

人や建物への衝突・墜落を防ぐためにも、自力で操縦を安定させたり、ドローンを手元まで戻ってくるように操縦が出来る必要があります。

ドローンを操縦する場合はマニュアル操作もしっかりと練習しておくことがおすすめです。

【初心者むけ】おすすめのGPS付きドローン

GPS付きドローンで出来ることや注意点をここまでで説明してきました。それでは実際に、これからドローンを始めようと思っている方はどのようなドローンを選べば良いのでしょうか?

ドローンを使用する上で避けて通れないのは「航空法による規制」です。ドローンの飛ばし方や飛ばす場所にはルールが細かく定められており、初めての場合にはなかなかとっつきにくい印象を受けるかもしれません。

しかし、200g以下の重量のドローンであれば航空法の規制の対象外となるため、初めての方には非常におすすめです。

ここでは200g以下のGPS付きドローンを3つご紹介します。

Potensic T25

  • 重量:198g
  • 参考価格:18,880円
  • ドローンが操縦者から一定の距離を保って追尾する「フォローミーモード」を搭載
  • 1080P 120°広角HDカメラ付き
  • 自動ホバリング&自動帰還が可能
  • 写真や映像をアプリを通して簡単にシェアすることが可能

Hubsan H216A X4 DESIRE PRO

  • 重量:162g
  • 参考価格:11,290円
  • ドローンが操縦者から一定の距離を保って追尾する「フォローミーモード」を搭載
  • 操縦者を中心として円形に飛行する「サークルフライト」を搭載
  • ワンキーで自動の離着陸が可能
  • 1080P 広角HDカメラを搭載

K-ONE. KE-913

  • 重量:198.5g
  • 参考価格:30,000円
  • ドローンが操縦者から一定の距離を保って追尾する「フォローミーモード」を搭載
  • 自動ホバリング&自動帰還が可能
  • ワンキーでの自動離着陸が可能
  • 自動で操縦者の周りを円形に飛行しながらの撮影が可能

【お手入れ不要で高速スピード!】ブラシレスモーターのGPS付きドロ-ン

ブラシレスモーターのメリット

ブラシレスモーターは通常のモーターと比べて摩耗が少ないので、壊れにくく長持ちします。さらには飛行スピードが速く、定期的なメンテナンスも必要ないのが大きな魅力です。

Potensic D50

  • 重量:180g
  • 参考価格:23000円
  • ドローンが操縦者から一定の距離を保って追尾する「フォローミーモード」を搭載
  • オートリターン機能
  • 指定線路飛行
  • 1080P HDカメラ搭載

AOSENMA CG033

  • 重量:350g
  • 参考価格:20000円
  • 1080P HDカメラ搭載
  • オートリターン機能
  • ドローンが操縦者から一定の距離を保って追尾する「フォローミーモード」を搭載
  • 折りたたみ式でコンパクト

【ブレを軽減してくれる!】ジンバル搭載のGPS付きドローン

ジンバルのメリット

ジンバルを使うと、ドローンが動いてもカメラを一定の向きに保ち、ブレを低減することができます。

Hubsan Zino H1117S

  • 重量:700g
  • 参考価格:35000円
  • ドローンが操縦者から一定の距離を保って追尾する「フォローミーモード」を搭載
  • オートリターン機能
  • ブラシレスモーター

JJRC X6 AIRCUS

  • 重量:350g
  • 20000円前後
  • 1080P HDカメラ搭載
  • ドローンが操縦者から一定の距離を保って追尾する「フォローミーモード」を搭載
  • オートリターン機能

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いかがでしたか?

ドローンにGPSが搭載されることで出来ること、リスクや注意点、実際の機種についてこの記事ではご紹介しました。

GPSによってドローンはより安全・安心に飛行することが可能になり、200g以下のドローンのように比較的手軽に操縦や空撮を楽しむことが出来るようになりました。

しかし、みなさまの中で「PVやCM撮影をドローンの空撮で行いたい」「HPで利用するためにドローンで空からの写真を撮影したい」「土地の測量のためにドローンを活用したい」と考えている方は、やはり知識や経験のあるプロのドローンカメラマンに撮影・測量をお願いをすることがおすすめです。

参考:【ドローン空撮・撮影会社】口コミ、おすすめポイントを36社徹底解説

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