ミツモア

スモークフィルムの工賃とフィルムの相場を紹介!自分で貼る費用も

ぴったりのカーフィルム・スモークフィルム施工業者をさがす
最終更新日: 2024年06月28日

スモークフィルムを車の窓に貼るメリットは、紫外線・暑さ対策、プライバシー保護になる点です。万が一窓ガラスが割れてしまったときには、飛散を防止してくれます。スモークフィルムの施工を業者に依頼する場合と、DIYをする場合の費用を解説します。

スモークフィルムの施工費用~オートバックスの場合~

オートバックスの中でも超大型店舗である「スーパーオートバックス かしわ沼南」で、スモークフィルムの施工を行う場合の費用について解説します。選べるスモークフィルムの種類や工賃の違い、依頼する場合の注意点を把握しておきましょう。

リア3面以上の施工費用

スーパーオートバックス かしわ沼南におけるスモークフィルムの施工は、価格重視コース・標準コース・断熱コースの3種類から選択可能です。フィルム代と工賃を合わせた価格なので、フィルムの種類によってコースが変わります。

代表的な車種の施工費用を紹介します。

N BOX・ムーヴ・アクアなど

  • 価格重視コース:2万4,200円(税込)
  • 標準コース:2万8,435円(税込)
  • 断熱コース:3万4,485円(税込)

シエンタ・ルーミーなど

  • 価格重視コース:2万5,410円(税込)
  • 標準コース:3万250円(税込)
  • 断熱コース:3万6,300円(税込)

ヴォクシー・クラウンなど

  • 価格重視コース:2万9,645円(税込)
  • 標準コース:3万5,695円(税込)
  • 断熱コース:4万2,955円(税込)
参考:カーフィルム施工 | スーパーオートバックスかしわ沼南

リアガラスのみの施工費用

スーパーオートバックス かしわ沼南では、リアガラスのみスモークフィルムの貼り付けを依頼できます。5Dハッチやミニバンなどのボディタイプごとに、標準フィルムの貼り付けにかかる施工費用を紹介します。

  • 5Dハッチ:1万5,730~2万4,805円(税込)
  • ミニバン:1万5,730~2万6,620円(税込)
  • 1BOX:1万5,730~2万6,620円(税込)
  • 4Dセダン:2万1,175~2万6,620円(税込)

ボディタイプや車種によって、施工料金は異なります。正確な金額は、店舗に直接確認しましょう。

オートバックスで選べるスモークフィルムの種類

価格重視コースで使用される価格重視フィルムは、安価でキレイにスモークフィルムを施工したい人に向いたフィルムです。透明度と耐久性は他のコースで使用するフィルムより落ちるものの、紫外線カット効果を得られます。価格重視フィルムは1枚貼りできない場合がある点に注意しましょう。

標準コースのフィルムには、「IKC ルミクールSD」が使用されます。99%の紫外線カット効果があり、時間が経っても退色しにくい加工技術で着色されています。ある程度の熱線遮断効果や断熱効果も得られる、傷に強いハードコートタイプのフィルムです。

断熱コースのフィルムには、「IKC シルフィード」が使用されます。99%の紫外線カット効果だけではなく、赤外線を90%以上カットするので、高い熱線遮断効果や断熱効果に期待できます。クリアな視界と快適性を両立している、高性能なフィルムです。

IKC ルミクールSDとIKC シルフィードは、面積が広いリアウインドウでも、ほとんどの車種で1枚貼りが可能です。

オートバックスに依頼する際の注意点

スーパーオートバックス かしわ沼南は、リアウインドウへの施工のみに対応しています。スモークフィルムの透明度にかかわらず、フロントガラス・運転席・助手席への施工は行っていません。

しかし紫外線カット効果や断熱効果のあるスモークフィルムを、フロントウインドウにも貼りたい人は多いでしょう。オートバックスの店舗によっては、透明度の高いスモークフィルムなら受け付けてくれるケースもあります。

フィルム代や工賃、フロントへの施工が可能かどうかは、店舗に直接問い合わせて確認する必要があります。

スモークフィルムの施工費用~専門業者の場合~

スモークフィルムの貼り付けを専門業者に依頼した場合の、施工費用相場について解説します。フィルム代や工賃は、施工する場所やガラスの面積によって変動します。

リア全面に施工する場合の費用相場

スモークフィルムの貼り付けを業者に依頼すると、多くの場合、スモークフィルム代と工賃がセットになっています。業者の扱っているスモークフィルムから目的に合ったものを選び、依頼するケースがほとんどです。

扱っているフィルムの種類や価格、工賃は、業者によって異なります。さらに、貼る箇所によっても価格は変わります。

リア全面にスモークフィルムの貼り付けを依頼する場合の、スモークフィルム代と工賃を合わせた費用相場は以下の通りです。

  • 軽自動車:2万8,400円(税込)~
  • コンパクトカー:2万8,600円(税込)~
  • ミニバン・SUV:3万2,900円(税込)~
  • セダン:3万4,100円(税込)~

窓に整備点検や車検などのステッカーが貼られている場合は、剥がしてから作業をします。ステッカーを貼り付けたままスモークフィルムを貼ると、ステッカー周辺のフィルムが浮いたり、ゴミが入ったりするためです。剥がしたステッカーを再び貼ることはできません。

リアシートやリアトレーの取り外しが必要な場合、追加料金が発生するケースもあります。車種やフィルムの種類、施工する窓の数によって価格が異なるため、あらかじめ見積もりを取ることが大切です。

出張業者に依頼した場合は、フィルム代と工賃の他に出張料金がかかる点も覚えておきましょう。

フロント3面に施工する場合の費用相場

フロントにスモークフィルムを貼りたい場合、多くの業者は透明なスモークフィルムなら施工してくれます。透明なスモークフィルムとは、車検に対応できる可視光線透過率を確保できるフィルムのことです。

フロントガラスと運転席・助手席の窓の3面への施工を依頼する場合の、フィルムと工賃を合わせた費用相場を紹介します。

  • 軽自動車:4万円(税込)~
  • コンパクトカー:4万5,000円(税込)~
  • ミニバン・SUV:5万2,800円(税込)~
  • セダン:5万円(税込)~

フロントウインドウに小窓があるタイプだと、そのぶんフィルムの大きさとカットする手間がかかるため、高額になることを覚えておきましょう。出張業者に依頼するとフィルム代と工賃の他に出張料金がかかる点は、リアガラスを依頼するときと同様です。

持ち込みの対応は業者による

持ち込みフィルムに対応してくれるかどうかは、業者によります。理由は、業者で扱っているフィルムと市販フィルムの違いです。

業者で扱っているフィルムは業務用なので、色持ちがよくキレイに貼れます。原料に着色している「原着」フィルムだったり、溶剤染色や顔料など経年劣化に強い着色がしてあったりするためです。市販フィルムよりも色が長持ちし、キレイに貼り付けられます。

一方、市販のフィルムは着色方法や品質により、貼り付けにくく色落ちが早いなどのデメリットがあります。仕上がりと経年退色の早さから、持ち込みフィルムに対応していない業者が多いのです。

持ち込みフィルムに対応してくれる業者でも、アフターフォローがなかったり、クレームを受け付けていなかったりという対応が一般的です。

どうしても業者に持ち込みフィルムを貼り付けてほしい場合は、対応しているかどうか事前に確認しましょう。

専門業者の選び方

スモークフィルムの施工を業者に依頼するからには、キレイに貼ってくれる業者を探したいものです。安心して依頼できる専門業者の選び方を把握しておきましょう

まずは、業者が扱っているスモークフィルムの種類をチェックします。自分の求める機能があるスモークフィルムを扱っているかどうか、確認しましょう。

「紫外線カットできれば、安いものでよい」「紫外線カット効果も高い断熱効果もほしい」など、求める機能と予算をあらかじめ決めておく必要があります。

実績が豊富な業者かどうかもチェックしましょう。実績が豊富な業者は、それだけ多くの車に施工してきたことになるためです。利用者の口コミをチェックするのも一案です。

カーフィルム・スモークフィルム施工業者を探す

スモークフィルムの施工費用~DIYの場合~

スモークフィルムを自分で購入して貼り付ける場合の、費用相場を紹介します。スモークフィルムと使用する道具、それぞれにかかる費用と施工手順を把握しておきましょう。

スモークフィルムの種類と相場

スモークフィルムを購入する前に、種類について把握しておきましょう。スモークフィルムには4種類あり、それぞれ特徴があります

  • スモークフィルム:透過率が低くリア向け
  • クリアフィルム:透過率が高くフロント向け
  • ミラーフィルム:マジックミラーのようなフィルムで断熱性が高い
  • カラーフィルム:多彩なカラーを選べる

紫外線カット・赤外線カット効果は、購入するフィルムのスペックによって異なるため、購入前にチェックしておきましょう。透過率が低いスモーク・ミラー・カラーフィルムなら、外から見えにくくなるため、プライバシー保護になります。

市販のスモークフィルムは、切り売りなら1m約400円程度から販売しています。車種に合わせてカット済みのフィルムもあり、3,000円以内で買えるものから、1万円を超えるものまでさまざまです。

必要な道具と費用

DIYでスモークフィルムを貼る際に必要な道具と、道具をそろえる費用について解説します。

  • ハサミ・カッター
  • 霧吹き
  • 中性洗剤
  • ゴムベラ
  • ウエス(キッチンペーパーでも可)
  • 新聞紙や厚紙など型紙が取れるもの

上記はどれも100円均一ショップで手に入るので、全部購入しても合計525円(税込)です。ネットショップにはカッター・プラヘラ・ダマート・霧吹きがセットになった、スモークフィルムを貼るための専用キットもあり、約650円(税込)で購入できます。

フィルム貼り専用のスプレーは、610~1,200円程度で購入可能です。100円均一ショップやキット、家にあるものを使えば、2,000円程度で道具をそろえられます。

DIYでスモークフィルムを貼る手順

自分でスモークフィルムを貼る際の、おおまかな手順について解説します

  1. 窓の型紙を取る(2~3mm内側で型を取る)
  2. 型紙を使ってスモークフィルムを窓の大きさに合わせてカット
  3. 水と中性洗剤を混ぜ(a)、霧吹きで窓に吹きかけ汚れを落とす
  4. ウエスで水分をふき取る
  5. (a)をスモークフィルムの接着面にムラなくたっぷり吹きかける
  6. 位置を調整しながらスモークフィルムを窓に貼り付ける
  7. 気泡をゴムベラで押し出す
  8. ガラスからはみ出たスモークフィルムをカッターで切る

窓に直接スモークフィルムを当てて型を取る方法もありますが、型紙を作った方が失敗しにくいでしょう。車種の窓に合わせてカットして販売されている、カット済みスモークフィルムを使うと、型紙を作ったりカットしたりする手間を省けます。

正しい貼り方はフィルムごとに異なるため、購入したフィルムの説明書を確認しましょう。

DIYでスモークフィルムを貼る際の注意点

スモークフィルムをキレイに貼るのは難しいものです。少しでもキレイに貼るために、注意点をおさえて作業しましょう

作業時にゴミやほこりが付着しないように、風が吹いていない日や場所を選ぶ必要があります。フィルムにシワや折り目をつけると浮いてしまうことがあるので、フィルムの取り扱いには注意しましょう。

貼り付けたときに、気泡をきちんと抜いておかないと見た目が悪くなります。スモークフィルムに入った水や気泡は、ゴムベラで外側へ追い出しておきましょう。

スモークフィルム施工にかかる時間

スモークフィルムの貼り付けを業者に依頼した場合、かかる時間は依頼する車種や貼り付ける部分、業者によって大きく異なるため注意が必要です

リア部分の作業のみ受け付けているスーパーオートバックス かしわ沼南の場合、2~3時間かかるとアナウンスしています。他の業者の場合、リア部分の作業時間は1~3時間とする業者もあれば、4~5時間かかるとしている業者もあります。

フロント部分を依頼する場合、リア部分よりも時間がかかるため、半日~1日としている業者が一般的です。長い作業時間を提示している業者は、無料で代車を用意しているケースもあります。

問い合わせや見積もりを依頼する際は、金額だけではなく、かかる時間も確認しておきましょう。

スモークフィルムは透過率70%以上なら車検に通る

「スモークフィルムを貼ると車検に通らないのでは」と不安に思う人も多いでしょう。しかし、車検に通るスペックのフィルムもあります。車検のことを考慮してフィルムを探すコツについて紹介します。

リアウインドウ・リアガラスは濃色OK

車検でチェックされる窓は、フロント部分のみです。リアウインドウ・リアガラスなど、後部の窓は検査対象外とされています。そのため、リアウインドウ・リアガラスには、濃いスモークフィルムを貼ってもOKです。

検査はされませんが、あまりにも暗いフィルムを貼ってしまうと、視認性が悪くなってしまいます。特に夜間の運転には注意が必要になるため、視認性が確保できる程度の濃さのフィルムにしておきましょう。

フロントは透過率70%以上のスモークフィルムならOK

フロントウインドウ・フロントガラスは車検の検査対象ですが、可視光線透過率70%以上ならスモークフィルムを貼ってもOKです

透明度の高いスモークフィルムはプライバシー保護にはなりませんが、紫外線・赤外線カット効果付きのものが多くあります。窓ガラスが割れた際には飛散防止にもなるため、安心です。

多くの業者は、貼り付け時の可視光線透過率を保証する書類を発行してくれます。可視光線透過率が低くなって車検に通らないという事態を避けるためにも、業者に依頼して発行してもらうとよいでしょう。

フロントにスモークフィルムを貼る際の注意点

可視光線透過率70%以上」とは、スモークフィルム自体の数値ではありません。窓ガラスに貼り付けた状態で計測した値を指しています

もともと紫外線・赤外線カット効果のあるガラスを採用している車種の場合、フィルムを貼る前から、窓ガラスの可視光線透過率は低い状態です。透明度の高いスモークフィルムを貼ったつもりでも、貼り付け後に可視光線透過率が70%以下になるケースもあります。

貼り付けた後で慌てないために、車種に詳しい業者にスモークフィルムの貼り付けを依頼するのがおすすめです。

スモークフィルムをキレイに貼るなら業者に依頼しよう

スモークフィルムを業者に依頼する場合、業者で用意している業務用フィルムの中から選んで、貼ってもらうケースがほとんどです。市販のスモークフィルムもありますが、業務用フィルムはキレイに貼り付けられるうえに、色持ちがよいメリットがあります。

フロント部分にスモークフィルムを貼る場合は、車検で可視光線透過率が70%以上あるか検査されます。70%を下回る場合、車検に通りません。

キレイにスモークフィルムを貼りたい人や、フロント部分にフィルムを貼りたい人は、業者に依頼するのがおすすめです。フィルムの種類や金額など、問い合わせや見積もりで事前に確認しましょう。

カーフィルム・スモークフィルム施工の見積もりを依頼する

簡単1分!見積もり無料!