【例あり】車検費用の相場と3つの内訳!料金体系を理解しよう!安くするコツも解説

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最終更新日: 2021年08月25日

車検に出すと安くても数万円はかかってしまうので、事前にある程度の費用を把握しておきたいですよね。

「うちの場合はいくらかかるんだろう?」

「安く抑えるためにはどうすればいいのかな?」

このような方に向けて、車検費用に関して知っておくべきことを解説していきます。

車検の内容は主に点検・整備(修理)・検査ですが、他にも料金のかかる部分があります。この記事では「何にいくらかかるのか」「うちの場合はだいたいどれくらいを見ておけばいいか」が分かるようになっていますよ。

少し複雑な料金体系になっていますが、具体例を出しながら解説するので安心してください。

またできるだけ費用を安く抑える方法も紹介します

車検費用の相場と内訳!何にいくらかかるかを解説

自動車のタイヤ

気になる車検の総額相場ですが大きな整備を伴わない場合は、

  • 軽自動車:4万~8万円
  • 普通車(小型):5万~9万円
  • 普通車(中型):5万5,000~10万円
  • 普通車(大型):6万5,000~12万円

となっています。それぞれ金額に大きな開きがありますが、理由は次の2つがあります。

  • 車種と年式によって法定費用が違うから
  • 車検基本料が業者ごとに設定されているから

車検費用の内訳にはさまざまなものがあり、金額を想定することが難しいんです。

車検の費用の内訳について詳しく解説します。

内訳 金額の目安 詳細 どこで差が出るか
A:法定費用 2万5,000~10万円程度 ・重量税

・自賠責保険

・印紙代

車の重量や年式
B:車検基本料 1万5,000~4万5,000円程度 ・法定点検料

・検査料

・登録代行手数料 など

車検を受ける業者
C:その他整備代 車の劣化具合による 保安基準に適合させるために整備する費用 ・点検の結果

・修理を担当する業者

車検費用の内訳A:法定費用

法定費用とは車検をするのに最低限かかる費用のことです。

法定費用は車種や年式によって異なります。自分の車がどのくらいの法定費用がかかるのかをあらかじめ把握しておきましょう。業者が設定する金額ではないので、依頼する業者によって法定費用に差が出ることはありません。

法定費用は以下の3つに分けられます。

  1. 重量税
  2. 自賠責保険
  3. 印紙代

A-1:重量税

重量税は名前の通り、車両の重量に対してかかる税金のことです。車検を受けるときに一緒に支払っています。

重量税は車両重量・年式・エコカーかどうかによって国が金額を定めており、状況や時期によって金額が変わることはありません

下の表を見ると車両重量が重くて年式が古いほど、重量税の金額が上がっていくことが分かります。13年と18年を超えたタイミングで金額が上がることもポイントです。

【軽自動車】

エコカー 13年未満 13年経過 18年経過
5,000円 6,600円 8,200円 8,800円

【普通車】

車両重量 エコカー 13年未満 13年経過 18年経過
0.5t以下 5,000円 8,200円 1万1,400円 1万2,600円
~1.0t 1万円 1万6,400円 2万2,800円 2万5,200円
~1.5t 1万5,000円 2万4,600円 3万4,200円 3万7,800円
~2.0t 2万円 3万2,800円 4万5,600円 5万400円
~2.5t 2万5,000円 4万1,000円 5万7,000円 6万3,000円
~3.0t 3万円 4万9,200円 6万8,400円 7万5,600円

A-2:自賠責保険

自賠責保険とは「自動車損害賠償責任保険」のこと。事故の被害者を救済するための保険で、車両に必ずかけなくてはいけない強制保険です。

車検を受ける際には、次の車検満了日までの自賠責保険に加入します。車種や加入する期間によって金額が変わりますが大きな差はありません。

2年ごとに車検をする車は、24カ月分の自賠責保険の料金がかかります。車検満了日を過ぎて自賠責保険の有効期限が切れていた場合は、25カ月分の保険料がかかる場合もあります。

軽自動車 普通車
24カ月 1万9,730円 2万10円
25カ月 2万310円 2万610円

A-3:印紙代

印紙代とは検査料や車検証の発行手数料のこと。業者が車検の手続きを行うときに、印紙と証紙を納付書に貼って運輸支局に提出しています。業者の工場の種類によって金額が変わりますが、いずれも数百円の差しかありません。

工場の種類 軽自動車 普通車
指定工場 1,100円 1,200円
認定工場 1,400円 1,700~1,800円

※認定工場の場合は3ナンバーなら1,800円・5ナンバーなら1,700円・軽自動車なら1,400円です。

指定工場とは、車検の全ての行程(点検・整備・検査)を自社でやることが許可されている工場です。

対する認定工場は点検・整備だけを行う工場。検査は車検場に持ち込んでやってもらう(外注する)ので、その分印紙代が少し高くなります。

車検費用の内訳B:車検基本料

車検の点検・検査料金のことで、車検を出すと必ずかかる費用です。金額の目安としては1万5,000~4万5,000円程度が一般的。業者ごとに金額が定められているため、どの業者を選ぶかによって費用が異なります(詳しくは後述)。

一例ですがこのような項目で構成されています。

  • 点検料(法定24カ月点検料)
  • 検査機器による総合検査料
  • 登録代行手数料
  • エンジン・シャシ洗浄料金
  • 消耗品の代金(点検で使用するクリーナーやグリスなど、ショートパーツと呼ばれることも)

法定24カ月点検というのは、車の故障を未然に防ぐための点検のこと。56項目の点検箇所がありエンジンやブレーキなど車の隅々まで点検して、車が保安基準に適合しているかをチェックします。

24カ月点検で保安基準に適合していない部分が見つかったら、修理(内訳C)をしなければいけません。業者も保安基準に適合していない状態で車検を通してしまったら、厳しい罰則を受けてしまいます。そのため修理方法や見積もりをユーザーに説明し、必要箇所の修理をする流れになるのです。

ちなみに車検基本料の項目は業者によってさまざまで、項目がもっとシンプルだったり、さらに細かく設定されていたりします。金額も業者によって大きな差があるので、比較するときの重要なポイントです

C:その他整備代金

Bの「法定24か月点検」で車の劣化や破損が見つかると、車検が通らない可能性があります。

例えばライト1つを見ても色・個数・取り付けの位置・明るさ・点灯や点滅の状態などたくさんのチェック項目があるんです。1カ所でも保安基準に適合していない部分があると車検は通りません

そのため車に問題があった場合は、その箇所を修理する必要があります。修理にも当然お金がかかり、ほとんど金額がかからずに済む場合もあれば数十万円することも。金額は車の状況によって異なります。

年式の古い車や走行距離の多い車は劣化している箇所が多く、修理費用が高くなる傾向があります。

車検を受ける場所によって、車検基本料が変わる!違いを解説

車検場

上で解説した費用のうち、Aの法定費用はどこで車検を受けても変わりません。しかしBの車検基本料に関しては、どこで受けるかによって大きく違いが出ます。

車検を依頼する場所 費用
①ディーラー 高い
②車検専門店 安い
③民間整備工場 安い
④ガソリンスタンド 安い

①ディーラー

ディーラー車検とは「トヨタ」や「ホンダ」など、メーカーの車を直接販売している店で受ける車検のことです。

各メーカーの車に深い知識と高い整備技術を持っているため、安心してお任せできます。交換部品も基本的には純正部品を使っていて、品質は高いでしょう。メーカー保証やリコールをすぐに受けられるメリットもあります。

ただしその分車検費用がかなり高くなってしまうことがあります。場合によっては他の場所で依頼するより2倍近い金額になることも

  • 仲の良いディーラーがある
  • 費用よりも安心感を優先したい

という方におすすめです。

②車検専門店

車検専門店は短い時間で車検ができることと、費用の安さが特徴。費用の構成がシンプルで分かりやすいことも魅力です。

しかし車検を通すための最低限の点検と整備のみである場合が多いでしょう。

品質よりも費用を優先する人には相性のいい場所です。

③民間整備工場

個人が経営している整備工場で車検を受けるというパターンです。

費用は比較的安く、個人でやっているため細かい要望にも融通が利くことが多いでしょう。

デメリットはそれぞれの整備工場によって「整備技術」「代車の有無」「車検にかかる日数」にばらつきがあることです。

評判の良い民間整備工場を見つけられれば、費用とサービスのバランスが取れた車検を受けられるでしょう

ちなみに「評判の良い民間整備工場ならお願いしたいかも?」という方は、ぜひミツモアを利用してみてください。ミツモアは郵便番号や求める条件を入力するだけで、民間整備工場を持つ複数の業者から仮の見積もりをもらえるサービスです。ミツモアには信頼できる業者しか登録できないようになっており、利用者の口コミを確認することもできます

また複数業者から見積もりをもらえるので、各社の費用やサービス内容を比較して決めることも可能。民間整備工場の中でも当然高いところと安いところがありますが、それを見極めるのに役立ちますよ。

見積もり比較は無料なので、ぜひ一度ミツモアを利用してみてください

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④ガソリンスタンド

ガソリンスタンドの車検は費用が安い傾向にあり、ガソリンを給油するついでに気軽に見積もりや予約ができるのが魅力です。さらにガソリンの値引きや、洗車サービスなどの特典が付いていることも多いでしょう。

ただし代車の用意がなかったり、整備工場が併設されていないことが多いため車検に日数がかかったりすることも。

あまりおすすめできる選択肢とはいえません

【事例】具体的にどれくらいかかるの?受ける場所ごとに車検費用を比較!

自動車整備士

初回車検を受ける際の費用例を紹介します。

軽自動車のエコカー・ディーラーで受ける場合

A:法定費用 重量税:5,000円

自賠責保険:1万9,730円

印紙代:1,100円

合計:2万5,830円
B:車検基本料 ・法定点検料:1万7,050円

・総合検査料:9,900円

・登録代行手数料:9,900円

・エンジン・シャシ洗浄料金:4,950円

・消耗品:880円

合計:4万2,680円
C:その他整備代 ・ブレーキフルード交換:3,960円

・エンジンオイル交換:3,300円

・フロントワイパーゴム交換:1,650円

合計:8,910円
総合計:7万7,420円

軽自動車のエコカー・車検専門店で受ける場合

A:法定費用 重量税:5,000円

自賠責保険:1万9,730円

印紙代:1,100円

合計:2万5,830円
B:車検基本料 車検基本料:1万4,300円 合計:1万4,300円
C:その他整備代 ・ブレーキフルード交換:3,190円

・エンジンオイル交換:1,250円

・フロントワイパーゴム交換:1,650円

合計:6,090円
総合計:4万6,220円

一番大きな差が出ているのは車検基本料です。その他整備代でもわずかに差があります。

同じ内容の整備で車検を受けても、受ける場所によってトータル約3万円もの違いが出ることがあります。

普通車のエコカー・車検専門店で受ける場合

小型自動車(車両重量1.0t以下)の例です。

A:法定費用 重量税:1万円

自賠責保険:2万10円

印紙代:1,200円

合計:3万1,210円
B:車検基本料 車検基本料:1万4,300円 合計:1万4,300円
C:その他整備代 ・ブレーキフルード交換:3,190円

・エンジンオイル交換:1,500円

・フロントワイパーゴム交換:1,650円

合計:6,340円
総合計:5万1,850円

軽自動車と比べると約5,000円高くなっていますが、その内訳のほとんどは重量税の違いによる影響です。

このように車検の費用は「どこで受けるか」によって、費用が大きく異なるんです

車検費用を安く抑える4つのコツ

トラック エアコン

車検費用をできる限り抑えるための方法を解説していきます。

コツ①:車検基本料が安い業者を選ぶ

まずはここまでも解説してきた通り、車検基本料の安い業者を選ぶことが肝心です。具体的には車検専門店・民間整備工場のどちらかで受けるのがおすすめ

また業者の中でも高いところと安いところがあります。ミツモアで無料の見積もり比較をして、費用とサービスのバランスが取れたところを選んでください

コツ②:整備内容を見極める

車検を出して法定24カ月点検をすると、業者からどんな修理が必要なのか見積もりを提示され、修理内容と金額の説明を受けます。

この修理内容は

  • 車検を通すのに必要最低限の整備
  • 車を快適に使うための(車検とは関係のない)整備

に分けられます。車検費用をできる限り抑えるには、後者の「車検とは関係のない整備」を断ることが大切です。

修理内容がどちらに当たるのかを見極めるコツは「その整備をしないと車が壊れてしまう、もしくは安全に走行できなくなるかどうか」を考えることです。

どこまでが車検を通すのに最低限必要な整備なのかを、業者に聞いてみるのもいいですね。

コツ②-2:見積もりにこんな内容があったら注意

見積もりの修理内容に次のような内容が含まれていたら、車検とは関係ない場合が多いので注意してください。

【エアコン洗浄関係】

エアコンのフィルター交換や内部洗浄をしなくても車検は通ります。エアコンの効きやにおいが気にならない場合はそのままで大丈夫です。

【コーティング関係】

ボディーや下回りのコーティングも同様。高額なケースが多いので、費用を抑えたいなら迷わず省いていいでしょう。

【添加剤関係】

オイルやガソリンの添加剤が見積もりに含まれていることも多いようです。添加剤は車の性能を上げる効果がありますが、車検とは関係ありません。添加剤を入れないと車が壊れてしまうなんてこともないので、基本的には不要です。

コツ③:車検のとき以外にもメンテナンスしておく

せっかく車検基本料の安い業者を選んでも、修理する箇所がたくさんあるとトータルの費用は高くなってしまいます。

車検費用をできる限り安くしたいなら、車検のとき以外にもメンテナンスが必要です。

エンジンオイルやタイヤなど、消耗品の交換は定期的に行っておくと良いでしょう。特にオイル関係は汚れた状態で使い続けると他の大きな故障につながり、修理費用が余計にかかる場合があります。

コツ④:ユーザー車検を受ける

業者に依頼せず、運輸支局などの検査場に自分で車を持ち込んで検査してもらうことをユーザー車検といいます。業者への手数料を払わなくて済むので、ユーザー車検は費用を一番安く抑える方法です

しかし車検の全ての行程を自分でやる必要があります。手間とリスクを考慮すると、車に詳しくない人が費用を抑えるためだけにユーザー車検を受けるのはおすすめできません。

ユーザー車検を受けるには次の書類をそろえる必要があります。

  • 車検証
  • 自賠責保険(今まで加入している旧証書と、次の満了日までの新証書が必要)
  • 自動車税納税証明書
  • 定期点検整備記録簿(法定点検が終わっている場合)
  • 自動車検査証
  • 自動車重量税納付書
  • 継続検査申請書
  • 認印

書類をそろえるだけでも大変ですね。さらに複数のテスターが設置されている「検査ライン」を運転して、ブレーキの効きや排気ガスの成分などを測定しなければいけません。

検査ラインを通したときに、保安基準に適合しない箇所があった場合車検は不合格。不具合箇所を整備してから再度、検査をしてもらう必要があります。また仮に合格しても、劣化が進んでいる部分などを監査官が細かく教えてくれることはありません。

車検の流れに詳しくメンテナンスもしっかりできる人であれば、ユーザー車検は費用を抑えるのにおすすめの方法です。

車検を出すときの注意点

ロードサービス

注意①:車検を出すタイミングによっては費用が余計にかかってしまうことも

車検は満了日の1カ月前から受けることができます。(離島は2カ月前)

ただし満了日ギリギリに動き始めるのはNGです。大きな修理が必要になった場合、車検に1週間以上かかることもあるのでその間に車検が切れてしまうことも。また自賠責保険の有効期限が切れてしまうと1カ月分多くの保険に入ることになり、保険料も余計にかかってしまうでしょう。

他にも車検をしないまま、うっかり満了日を過ぎてしまうケースもあると思います。車検が切れた車は公道を走ることができないので、レッカーの手配が必要となります。業者によってはレッカー費用がかかる場合があるでしょう。

見積もりの比較検討であれば満了日の1カ月前よりも先にできるので、車検は日程に余裕をもって動き始めるようにしましょう

ちなみに車検満了日は、フロントガラスに貼ってある四角いステッカーと車検証に記載してあります。どちらかを見ればすぐに確認できますよ。

注意②:違うメーカーの車をディーラー車検に出すのはおすすめしない

ディーラー車検を受けるときに、違うメーカーの車を出すのはおすすめできません。ホンダの車をトヨタのディーラーで受けるといった感じですね。

違うメーカーの車でも車検は受け付けてくれます。しかしディーラーは自社の車には深い知識があっても、他社の車には詳しくない場合が多いのです。

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