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ダンボールは虫の住処になりやすい!その原因と害虫対策のポイント

最終更新日: 2022年04月15日

収納などに便利なダンボールを活用している方も多いのではないでしょうか。ダンボールはそのままにしておくと害虫の住処となってしまいます。そこでこの記事では、ダンボールに害虫が湧く原因や対策をご紹介します。

ダンボールに虫がわく原因は?

ダンボールは虫が好む湿度と暗さを満たしやすいので虫がわきます。また適度なすき間に卵を産みやすいうえに、害虫のエサにもなるので絶好の場所なのです。

ダンボールに発生する虫の種類は?

ゴキブリはダンボールに発生しやすいです。高温多湿、狭くて暗い場所を好むゴキブリにとって、ダンボールは最適なのです。他にもダニやチャタテムシ、シロアリがダンボールで繁殖します。

ダンボールに虫が湧く原因

ゴミ置き場

再利用している方も多いダンボールですが、害虫が湧く原因となるので放置しておくのは危険です。ここでは、ダンボールに害虫が湧く理由を解説します。

虫の好む湿度と暗さ

害虫は高温多湿で暗い場所を好みます。ダンボールはこの条件を満たすため、害虫が湧きやすいのです。ダンボールは2枚の紙と中心にある波状の紙「中しん」から構成されています。この構造によって、保温性、保湿性に優れ、害虫が活発化しやすい環境となるのです。

ちなみに害虫は、以下のような環境で繁殖しやすいといわれています。

  • 温度:25~28℃
  • 湿度:75~100%

また、ダンボールを保管する場合は物置や押し入れなど、暗い場所が中心となるでしょう。太陽光や家のライトが届かない暗い場所は、害虫にとって過ごしやすい環境です。そのため、ダンボールを保管する場合は、風通しのよい明るい場所を選ぶようにしましょう。

卵を産みやすく餌にもなる

ダンボールは害虫にとって過ごしやすい環境のため、卵を産み付けられやすい素材です。適度にすき間があり、温度も湿度も整っているダンボールは卵の保管場所に最適になってしまうのです。

またダンボールは害虫の餌にもなり得ます。たとえばゴキブリは、ダンボールの原料であるコーンスターチ(でんぷん)が好物です。

ダンボールは害虫にとって生活しやすく、餌にもなる、そんな環境であれば害虫がわくのは当然といえるでしょう。しっかり対策を取らないと害虫の発生は抑えられません。

ダンボールに発生する虫の主な種類

ゴキブリ ダンボールは害虫が活発化する環境になりやすいため、害虫の発生・繁殖が避けられません。ここでは、ダンボールに発生しやすい害虫の種類について紹介します。

ゴキブリ

ゴキブリはダンボールに湧きやすい害虫のひとつです。高温多湿、狭くて暗い場所を好むので、この環境が整いやすいダンボールは最適といえるでしょう。また前述の通り、ダンボールのすき間はゴキブリが卵を産むのに適しています。

ダンボールやそこにたまったほこりを餌として生息できるので、一度住み着くと一気に繁殖するでしょう。発見したらダンボール自体を撤去するとともに、駆除剤を撒くなどして早急に対策を取ることをおすすめします。

ダニやチャタテムシ

ダニやチャタテムシも湿度が高く、暗い場所で活発化するためダンボールに湧きやすい害虫です。ダニはほこりを餌として好むため、ダンボールを長い間放置してほこりがたまるような場所には、すでに発生している可能性が高いでしょう。

カビもダニの餌となるため、ダンボールを濡れたまま放置したり、湿気の多いものと一緒に保管したりするのは避けてください。1度の産卵で2,000~3,000個の卵を産むぐらい、ダニの繁殖力は強いのです。ダニが好む環境をつくらないよう気を配っていきましょう。

チャタテムシはダニと似ていますが、シラミの仲間です。カビを餌とするので除湿を徹底し、カビを発生させないことが重要です。特に湿度が高い梅雨の時期は動きが活発になるので、チャタテムシが発生しにくい環境づくりが必要です。

シロアリ

木を食べることで知られるシロアリですが、実はダンボールにもわきやすいのです。というのも、ダンボールの原材は木で、木からダンボール作る際に使われている「セルロース」という物質は、シロアリの好みだからです。

シロアリがダンボールを餌に繁殖すると、家自体にも大きなダメージが伴います。ダンボールはためないで定期的に捨てるなど、繁殖させない対策をしましょう。

虫を発生させないためには

段ボールを見る女性

ダンボールは保管の仕方を間違えると、あっという間に害虫の住処となってしまいます。害虫を発生させないために、正しい保管方法を押さえておきましょう。

使用後は早めに捨てる

害虫を発生させないためには、ダンボールは使ったら早めに捨てるのがベストです。まだ活用できるからと取っておくと、害虫の住処になりやすいからです。

また通販や宅配で送られてきたダンボールには、保管されていた倉庫などですでに害虫が住み着いている可能性も考えられます。

そのためダンボールを開封したら、保管場所に気を付けて早めに捨てましょう。雨などで濡れたものは特に取り扱いに注意が必要です。

収納などでは新品を使う

部屋のクローゼットや収納などで、ダンボールを使用したい場合もあるでしょう。その場合は、市販されているダンボールの新品を使うようにしましょう。スーパーや通販など、外で使用されていたものには、すでに害虫が付いている場合があるのでおすすめできません。

また新品を使用したとしても、時間の経過とともに害虫が付くことも考えられます。そのため、収納用としてなるべくダンボールを使わないようにしましょう。どうしてもダンボールを使いたい場合は、防虫剤を設置して害虫が発生していないか定期的にチェックし、交換する必要があります。

できるだけ風通しのよい場所で使う

ダンボールを捨てるために、保管する場所にも注意が必要です。害虫が好む環境をつくらないために、できるだけ風通しのよい明るい場所で保管するのがおすすめです。多湿で暗い環境は害虫が活発化してしまうためです。

しかし捨てるまで一定期間置く場所も必要でしょう。その場合はベランダや倉庫など、自分の家の中ではない場所で保管するようにしましょう。また晴れた日にはダンボールを天日干しするのも効果的です。

害虫が心配という方は、ダンボールと一緒に防虫剤や毒餌剤を設置しておくと、害虫の繁殖を防げます。また、ほこりがたまるとそれを餌に害虫が集まってくるため、定期的に掃除することも忘れないでください。

ダンボールは虫の住処になりやすいので注意

まとまった段ボール

ダンボールは保温性・保湿性に優れ、薄暗い場所に保管されることも多いことから、害虫の住処になりやすい素材です。そのためできる限り再利用は避け、利用後はすぐに捨てるようにしましょう。

どうしても再利用する場合は、風通しのよい明るい場所で使うようにしてください。同時に天日干しや防虫剤を活用すると、害虫の繁殖を防げます。害虫の被害に遭わないために、ダンボールの取り扱いには注意しましょう。

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