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亀の火葬はどうするべき?亡くなった場合の供養方法も紹介

最終更新日: 2024年02月13日

亀に火葬は必要?

亀の火葬はどのように進めたら良いの?

亡くなっているのか、冬眠しているのか見分けがつかない

このような疑問を抱えている方に向けて、亀がなくなった際にすべきことや火葬する際の方法・種類について詳しく解説します。冬眠と見分ける方法や火葬までの流れ、よくある質問もご紹介しますので、参考にしてみてください。

亀が亡くなってしまったときにすべきこと

亀を火葬する前に、まずは死亡の確認と遺体の安置が必要です。亀が亡くなってしまったら、以下の手順で供養の準備を進めましょう。

  1. 本当に死亡しているか見分ける
  2. 涼しい場所で安置する
  3. 供養方法を決める

1. 本当に死亡しているか見分ける

亀は冬眠する生き物なので、動かないと思っても死亡していない場合があります。まずは本当に死亡しているか確認しましょう。

  • 死後硬直で手足がだらりと伸びている
  • 手足にカビが生えている

このような場合、亡くなっている可能性が高いです。外見で判断がつかない場合は、頭や手足にそっと触れてみます。少しでも反応や動きがある場合は生きているので、そのまま冬眠させてあげましょう。

一方で、反応がなくても外見上の異常がなければ生きていることもあります。判断がつかない場合は、冬眠が明けるまで見守ってみるのも1つです。

どうしても判断できない場合、水生や両生の亀であれば水につけることで最終判断ができます

2. 涼しい場所で安置する

本当に亀が亡くなってしまっていたら、まずは体をきれいにしてあげましょう。

その後、なるべく涼しい場所で適切に安置します。段ボールなどの箱を用意して、保冷剤やドライアイスとともにそっと入れてあげましょう。

3. 供養方法を決める

遺体を適切に安置したら、供養方法を考えます。

小さな亀であれば土葬を考える方もいるかもしれませんが、異臭や害虫発生のリスクを考えると火葬が無難です。火葬業者の依頼先には「訪問火葬業者」「ペット霊園」「自治体」などがありますが、詳しくは後述します。

亀の火葬は必要?

「犬や猫のような大きいサイズではないのに、亀にも火葬が必要なの?」と思う方もいるかもしれません。そのような場合に検討されるのが「土葬」や「川や海に流す」といった方法です。

土葬してもよい?

法律上の観点でいうと、亀を含むペットの遺体を土葬しても私有地であれば問題ありません。飼い主の方にとっては不快に思うかもしれませんが、ペットの遺体は法律上は廃棄物として扱われるため、自宅の庭に埋葬する分には問題ないのです。

ただし、土葬できるのは、あくまで自宅の庭をはじめとした私有地に限ります

また、異臭や害虫の発生リスクがあることや、引越し時などのトラブルを考慮すると、できればしっかり火葬してあげることをおすすめします。

亀を川や海に流してもよい?

亡くなった亀を川や海にかえすことは控えましょう。私有地以外へ遺体を放すことは、法律でも禁止されています。

特に観光エリアや養殖場の近くなどでは、衛生面が懸念されます。また、特に外来種の亀を自然に放すと、生態系を破壊してしまうことがあるかもしれません。

長年一緒に過ごしてきた飼い主として、最後まで適切に供養してあげましょう。

亀の火葬の種類

ここからは、亀の火葬の種類について解説します。火葬の種類は、主に以下の3つです。

  • 合同火葬
  • 個別一任火葬
  • 個別立会火葬

合同火葬

合同火葬とは、ほかのペットと合同で火葬してもらう方法です。一度に複数のペットを火葬するため費用が安く、引き取り後は火葬場と提携しているペット霊園などでそのまま合同供養されます。

合同火葬の場合は遺骨が返骨されないため、手元で供養したいと考えている方は注意しましょう。また、火葬での立ち会いはなく、引き渡しのタイミングで最後のお別れとなります。

個別一任火葬

個別一任火葬は、火葬業者に一任する火葬方法です。合同ではなく、個別の火葬となります。遺体の引き取り後は火葬業者で火葬を終え、遺骨を収めた状態で骨壷を返してもらえます

火葬業者やプランによって詳細は異なりますが、火葬から返骨までに2〜3日程度かかる場合があります。合同火葬とは異なり供養は別プランとなる場合が多いので、埋葬や納骨を行う場合は別途手配が必要となる場合があります。

個別立会火葬

個別立会火葬は、立ち会いのもとで個別に火葬してもらう火葬方法です。火葬場まで出向くことが難しい場合は、自宅にきてもらう訪問型の業者に依頼することも可能です。

業者やプランによっては、火葬後の拾骨が可能なところもあります。

亀を火葬するときの依頼先は?

ここからは、亀を火葬するときの依頼先について解説します。それぞれの特徴やメリット・デメリットにも触れるので、悩んでいる方は参考にしてみてください。

  • ペット霊園
  • 自治体
  • 訪問火葬業者

ペット霊園

ペット霊園の中には、火葬場が併設されているところもあります。火葬後にそのまま納骨したいという場合は、ペット霊園を選ぶと良いでしょう。

遺体を自宅まで引き取りに来てもらえる場合もありますが、自分でペット霊園に持ち込む場合もあります。詳細な流れは施設ごとに異なるので、不明点があれば事前に確認しておきましょう。

自治体

地域によっては、自治体の斎場で火葬に対応しているところもあります。しかし、住んでいるエリアによって対応は大きく異なります。

場合によっては廃棄物として焼却処分をしているところもあり、基本的な考え方が民間業者の火葬とは異なる点に注意しましょう。

なお、自治体に引き取ってもらう場合も無料であるとは限らず、数千円程度の料金が発生することもあります。

訪問火葬業者

訪問火葬業者は、火葬のみを単体で請け負っている火葬業者です。火葬車などで自宅まで来てもらい、自宅の駐車場または近くのエリアで火葬をおこないます。24時間対応可能な業者も多く、忙しい方やスケジュールが組みにくい方も依頼しやすいでしょう。

また、自宅から移動する必要がないため、小さな子供や高齢者のいる家庭でもみんなでお見送りしてあげられます。

どの訪問火葬業者に依頼すべきかわからないという場合は、複数者の見積もりを比較検討できる、ミツモアの「ペット火葬見積もりサービス」をご利用ください。

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亀を火葬したあとの供養方法

ここからは、亀を火葬したあとの供養方法について解説します。一般的な供養には、以下の方法があります。

  • 手元供養
  • お墓
  • 合同供養
  • 散骨

供養方法に明確な決まりはないため、基本的には飼い主の考え方に沿って進めれば問題ありません。「供養してあげたい」という気持ちを大切にしましょう。

手元供養

火葬後の遺骨を、そのまま自宅や手元で安置する方法です。骨壷をそのまま祀る場合もあれば、メモリアルグッズやアクセサリーにして身に付ける方もいます。

手元に遺骨があるので毎日供養できるほか、亡くなった亀の存在を側で感じられます。また、最終的な供養方法が決まらないという場合に、手元供養で様子を見る方も多いでしょう。

お墓

人間のように、お墓を建てて供養する場合もあります。ペット霊園の一角に建てる場合もあれば、自宅などの私有地に作ることもできます。

最近では気軽に作れるタイル式のプレート型のお墓も人気で、ペットのイラストや名前を彫刻してくれるものもあります。

合同供養

合同供養は、ペット霊園やお寺などで他のペットと一緒に埋葬したり、供養したりする方法です。一般的に納骨後の返骨はできなくなるため、しっかり考えた上で選びましょう。

主な共同施設は以下の通りです。

  • 供養塔・合同墓(合同慰霊碑)…合同で利用される供養のための塔やお墓
  • 納骨堂…屋内施設に設けられた個別スペースに骨壷を安置する方法(返骨も可能)

ペット霊園で個別のお墓を建てるよりも費用が安く、お参りもいつでも可能です。

散骨

散骨とは、火葬後の遺骨をパウダー状にして、海や山、私有地などに散骨する方法です。もっとも一般的なのは海洋散骨で、納骨場所を取らないほか、天国でも自由に過ごしてほしいといった思いから選ばれることが多いです。

亀の火葬に関するよくある質問

最後に、亀の火葬に関するよくある質問を紹介します。

  1. 亀の寿命はどのくらいですか?
  2. 亀のためのお経や法要の決まりはありますか?

Q. 亀の寿命はどのくらいですか?

亀の寿命の目安は種類によって異なりますが、他の動物と比べるととても長生きです。一般的なペットとして飼育される種類の亀は、15年〜50年前後が目安であるとされています。

  • ゼニガメ(クサガメ):15〜30年程度
  • アカミミガメ(ミドリガメ):40年程度〜
  • リクガメ:20~50年程度

Q. 亀のためのお経や法要の決まりはありますか?

亀のお経や法要に、特に厳しいルールや決まりは設けられていません。仏教の考え方に則って供養したいという方は、人間のときと同じように執り行うと良いでしょう。

まとめ

亀の火葬について解説しました。亀は冬眠する生き物なので、まずは本当に死亡しているかどうか確認するようにしてください。

亀は犬や猫と比べると小さなサイズですが、亡くなってしまった場合は適切に供養しましょう。遺体を川や海に放すことは禁止されているほか、トラブルのリスクを考えると土葬も避けた方が無難です。大きな事情がなければ火葬業者に依頼して、遺骨の状態で供養しましょう。

すぐに供養方法を決められない場合も、早めに火葬をすることをおすすめします。お別れはとても寂しいですが、しっかりお見送りをするためにもできるだけ早く火葬業者を見つけましょう。

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