トコジラミに刺されたときの症状は?
トコジラミに刺されると赤や紫の発疹が出て、かゆみが1~2週間ほど続きます。蚊に刺されたときよりもかゆみが強く、夜も眠れないほどと言われることも。
トコジラミに刺されたときの対処は?
トコジラミに刺されたら、抗ヒスタミンやステロイドが配合された薬を塗って対処しましょう。かゆみが持続する場合や腫れ・発熱がひどい場合は、はやめに皮膚科などの専門機関を受診してください。
トコジラミに刺されると赤や紫の発疹が出て、かゆみが1~2週間ほど続きます。蚊に刺されたときよりもかゆみが強く、夜も眠れないほどと言われることも。
トコジラミに刺されたら、抗ヒスタミンやステロイドが配合された薬を塗って対処しましょう。かゆみが持続する場合や腫れ・発熱がひどい場合は、はやめに皮膚科などの専門機関を受診してください。
トコジラミは「シラミ」という名前がついていますが、「カメムシ」の仲間です。
かつて日本では「南京虫(ナンキンムシ)」と呼ばれていましたが、中国産の虫ではないので現在は不適切な名称とされています。
【トコジラミの特徴】
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トコジラミの体長は5~8mm程度なので、ダニと違って目視することが可能です。
名前に「床(トコ)」とつくように、トコジラミは夜に活動する虫で、おもに寝ているときに刺されます。おもに手・足・首などの露出した部分を刺されることが多いです。
トコジラミに刺されると、赤~紫色の発疹が出ます。蚊に刺されたときよりも激しいかゆみがあり、個人差がありますが症状は約1~2週間ほど持続。
かゆみはアレルギー症状なので、初めて刺されたときには発疹だけが出てかゆみを感じないこともあります。しかしいっきに複数箇所を刺されたり、何度も刺されたりすると抗体が作られて、かゆみが発生していくのです。
日本にトコジラミがやってきたのは江戸時代とされています。殺虫剤の散布によって1970年代までにはほとんど見かけなくなりました。
しかし2007年ごろから再び国内でもトコジラミが増加しはじめていて、おもに海外からきた輸入品や観光者が意図せず持ち込んでしまったと考えられています。
そのため外国人が滞在したホテルでトコジラミが発生して、そこに泊まったときに家まで持ち帰ってしまうという経路によって自宅でも発生。
またAmazonなどで購入した輸入品のダンボールにトコジラミがついていて、そこから繁殖する可能性もあります。
トコジラミは繁殖力が強い虫です。生涯で200〜500個もの卵を産みます。1日に3〜6個の卵を産むので、放置しておくとあっという間に数が増えるでしょう。
トコジラミは血を吸わなくても2〜3カ月は生きられるという、強い生命力を持っています。寒さにも強く、気温0℃でも2カ月生き延びたという記録があるほど。
さらにトコジラミの中には薬への耐性を持つ個体(スーパートコジラミ)もいるため、簡単に駆除できない場合もあります。
大量発生してしまったトコジラミの駆除をするには時間・手間・費用がかさんでしまうので、非常に厄介な害虫です。
トコジラミは夏を中心に活動が活発になりますが、暖房で暖かい部屋だと冬でも活動します。
汗による誘因効果もあって刺されやすくなるので、夏には注意が必要です。
冬の寒い時期は死滅するのではなく休眠状態になって、夏ごろになると活動を再開します。
ちなみに成虫のトコジラミは20℃程度の環境で9~18か月、27℃程度の環境で3~4か月ほどの寿命です。
トコジラミの吸血によって生じるかゆさは、薬を塗るなどして早めに対応するとよいでしょう。トコジラミに刺された後の対処法を紹介します。
トコジラミに刺された場所には、抗ヒスタミンやステロイド剤配合の薬を塗ると効果的です。
上画像の「ムヒアルファEX」や「ベトネベートN軟膏AS」「ラシュリアPEクリーム」などがオススメです。
肌の弱い方やアトピーがある方は、軟膏タイプがオススメ。軟膏は油性基材によって肌を保護してくれます。
ただしステロイド配合の薬を使用するときは、使用上の年齢制限が定められている製品も多いので注意してください。
トコジラミに刺されると激しいかゆみが発生しますが、かかないようにしましょう。爪などで皮膚を傷つけてしまうことで、雑菌が入ったり、化膿したりする可能性があります。
またかゆみを抑えるために「40~50℃のお湯を当てる」という方法が紹介されることがありますが、これは根拠に乏しく、腫れた箇所を冷やす治療方法のほうが一般的です。
薬を塗ってもかゆみが治まらない場合は、皮膚科で診察してもらい、医師から薬を処方してもらうのが一番です。
市販の薬だと効果が薄い場合もあるため、病院に行くことをおすすめします。医師に診察してもらえば、かゆみや症状に合わせて適した薬を選択してくれるでしょう。
そもそもトコジラミに刺されたのかどうかも、医師に判断してもらった方が確実です。
別の原因でかゆみが出ているのに間違った薬を使っても、効果はあまりないでしょう。
トコジラミは自力での駆除もできますが、強い生命力を持つため業者に依頼しないと一掃できない場合があります。トコジラミの駆除方法を確認しましょう。
まずはトコジラミのいる場所を探します。トコジラミは暗くて狭い場所を好むため、以下のような場所をチェックしてみてください。
【トコジラミが潜みやすい場所】
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寝ている間に刺された場合は、寝具の近くを中心にトコジラミを探してみましょう。
トコジラミを探すときは、フンや卵が手掛かりになります。トコジラミのフンは「血糞」といって、血を吸っているので褐色~黒色なのが特徴。壁や床に点々とつくことが多いです。
トコジラミは薬剤耐性を持っている可能性があるので、トコジラミ専用の強力な駆除スプレーを用意しましょう。
もしくは掃除機で吸ったり、ガムテープで吸着させたりして、トコジラミを物理的に退治する方法もあります。
捕獲したトコジラミはそのままゴミ箱に捨てるのではなく、すぐにビニール袋に密閉してから捨てましょう。
トコジラミがわいたらプロに駆除を依頼するのがおすすめです。自力でやるよりも高い確率で一掃してくれます。
旅館やホテルなどでトコジラミが発生した場合は、被害が報告されることで信頼を失い、廃業に追い込まれる危険性もあります。一度発生したらそのまま放置せず、すぐに対処した方がよいでしょう。
業者選びには相見積もりが有効です。やみくもに業者を選定すると、相場よりも高い金額で依頼してしまう恐れがあります。
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