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ドラム式洗濯機のクリーニングができる業者10選!依頼時の注意点も解説

最終更新日: 2024年07月09日

ドラム式洗濯機を使っていくと、次第に洗濯槽や内部に黒カビや雑菌の汚れが溜まってきます。しかし市販の洗浄剤を使っても、完璧に洗濯槽にこびりついた黒カビや雑菌の汚れが落ちるとは限りません。

そこでおすすめしたいのが、専門の業者によるドラム式洗濯機のクリーニングです。専用の洗剤を使ってカビを取り除いたり、自分で掃除できない箇所まできれいにできます。ドラム式洗濯機のクリーニングを依頼できる業者について、料金相場や依頼時の注意点を含めて解説します。

専門業者によるドラム式洗濯機クリーニング作業の内容

専門業者にドラム式洗濯機のクリーニングを依頼するのは、1年に1回が目安です。洗濯機を購入してから1年経過すると、内部に汚れやカビなどが多く溜まってしまうため、定期的にクリーニングを行う必要があります。

業者による主なクリーニングの作業内容は、以下のとおりです。

部分分解洗浄

フレームだけ取り外して洗濯槽のすき間にブラシを入れます。その後、洗濯槽を回転させて側面を洗浄し、洗浄剤で浸け置きをしてカビを除去するのが、部分分解洗浄です。

最近は性能が高いドラム式洗濯機の普及で、分解して洗濯槽を取り外して掃除するのが難しくなったため、この洗浄方法でクリーニングを実施する業者が増えています。

料金は完全分解洗浄よりも安くなりますが、目視で行わないため、カビを除去する効果が低くなる点に注意が必要です。

完全分解洗浄

ドラム式洗濯機の洗濯槽を取り外して丸ごと高圧洗浄したり、専用の洗剤を塗布したりして、カビを除去する作業です。洗濯機のカバーを外して分解した後、脱水槽からカバーを外します。洗濯槽をはじめ、排水トラップや洗濯パンを清掃することでほぼすべての汚れやカビを除去できます

加えて、ヒートポンプユニットや乾燥経路に詰まったほこりや髪の毛などを除去することで乾燥機能が改善されますが、時間と手間がかかるため、料金は高めです

分解なしの洗濯槽クリーニング

ドリルやブラシなどを使って洗濯槽の横側についた汚れを洗浄する方法です。洗濯機を全て分解しないので短時間で作業できるほか、分解洗浄と比べて料金は安くなります。

ドラム式洗濯機のクリーニングを業者に依頼する際の料金相場

依頼する業者や時期、クリーニング内容によって変わりますが、ドラム式洗濯機のクリーニングを業者に依頼したときの料金相場は、下記のとおりです。

ドラム式洗濯機の料金相場 縦型洗濯機の料金相場
13,000~40,000円 12,000円~20,000円

縦型洗濯機をクリーニングしたときと比べると、1,000円〜20,000円高くなります。縦型よりも構造が複雑で完全分解に対応できない機種が増えているほか、クリーニングできる業者の数が少なくてコストがかかっているのが主な理由です。

加えて、ドラム式洗濯機のメーカーやモデルによって、追加料金が発生するケースがあります。たとえば、日立のビートウォッシュの場合、ほかのメーカーと比べて構造が複雑で特殊な工具で分解しないとクリーニングが難しくなるからです。

ドラム式洗濯機のクリーニングができる地域密着の業者5選

縦型洗濯機と比べて少ないものの、ドラム式洗濯機のクリーニングができるのは、地域密着の業者です。費用は大手よりも安く、細かな要望や特別なリクエストにも柔軟に対応できるほか、同じ人に継続的に依頼できるメリットがあります。

ミツモアではドラム式洗濯機を含め、地域密着でクリーニングのサービスを提供する業者が多く登録されており、口コミで高評価を獲得している業者を厳選して紹介します。

業者名 料金 クリーニング時間
K’s ACT(東京) 27,500円~ 4時間
さわやかハウスクリーニング(東京) 27,500円~ 2~3時間
おそうじアカデミー(神奈川) 25,000円~ 2.5~3.5時間
みんなのお掃除屋さん(京都) 27,500円~ 2~3時間
美装洗戦(大阪) 21,000円~ 2~3時間
参考価格
27,500円~
14,300円~
17,600円〜

K's ACT

東京都目黒区中根
  • 年間300台以上の洗濯機洗浄の実績あり
  • 分解洗浄を含めドラム式洗濯乾燥機洗浄も可能
  • 作業場の養生や片付けもしっかり対応
東京都目黒区を中心にハウスクリーニング業を営む業者です。ドラム式洗濯機を含め、年間300件もの分解洗浄を行っており、口コミでは「古い洗濯機も依頼できた」、「使えなかった機能が使えるようになった」など高評価を獲得しています。
作業場を汚さないための工夫も怠らず、洗い場として使用するお風呂では養生をしっかり行うほか、作業後に残った汚れもきちんと掃除してもらえるので安心です。


所在地東京都目黒区中根1-12-18-301 エーデルハイムⅡ
営業時間
9:00〜21:00
所要時間の目安
2~3時間/台 ※ドラム式は4時間前後
分解洗浄
対応可能
参考価格
27,500円~
12,000円~
  • ドラム式・乾燥機付きの機種にも対応
  • 良質な技術サービスで高評価を獲得
  • 損害保険に加入で万が一に備えても安心

東京都江東区を中心にハウスクリーニングを提供する業者です。縦型だけでなく、ドラム式洗濯機や乾燥機付きの機種の洗浄も受け付けており、良質な技術サービス、リピートしやすい価格設定で多くのお客様から高評価を獲得しています。

万が一のトラブルにも瞬時に対応するための損害保険に加入しているため、安心して依頼できるでしょう。


所在地東京都江東区辰巳
営業時間
8:00〜20:00
所要時間の目安
2~3時間/台
分解洗浄
対応可能
参考価格
27,500円~
17,600円〜

おそうじアカデミー

神奈川県横浜市青葉区桂台
  • 追加料金でヒートポンプや高圧洗浄の対応可能
  • クリーニング前にヒアリングの実施で丁寧に対応
  • 他のハウスクリーニングセットとの申し込みでお得になることも

横浜市青葉区にあるハウスクリーニング業者です。洗濯機だけで洗濯周りも掃除してもらえるほか、5,000〜15,000円の追加料金を支払えば、ヒートポンプの取り外しと高圧洗浄を利用できます。

クリーニング前にお客様とヒアリングを行い、洗濯機の状況を確認してからクリーニングを実施するほか、他の箇所をきれいにするハウスクリーニングを申し込むと料金がお得になります。


所在地神奈川県横浜市青葉区桂台2-29-7
営業時間
全日 0時〜24時
所要時間の目安
2.5~3.5時間
分解洗浄
対応可能
参考価格
27,500円~
11,000円〜

みんなのお掃除屋さん

京都府京都市伏見区向島中之町
  • 縦型だけでなく、ドラム式洗濯機のクリーニング対応可能
  • 7月に8,000円相当の洗濯槽コーティングを無料で提供
  • 有料オプションでヒートポンプや排水ホースの洗浄が可能

京都市伏見区に拠点を構え、関西圏を中心にハウスクリーニングを提供する業者です。タテ型やドラム式洗濯機のクリーニングを提供しているほか、希望があれば有料で排水ホースやヒートポンプなどのクリーニングも受けられます。

7月には8,000円相当の洗濯槽コーティングが無料で受けられるので、カビが気になる方は受けておくと安心です。


所在地京都府京都市伏見区向島中之町
営業時間
9:00〜20:00
所要時間の目安
2~3時間/台
分解洗浄
対応可能
参考価格
21,000円~
10,000円~
12,000円~
15,000円~

美装洗戦

大阪府高石市西取石
  • ドラム式を含め全機種の洗濯機に対応
  • ハウスクリーニングアドバイザーの有資格者が在籍
  • 関西だけでなく、四国地方も対応

大阪府高石市に拠点を構えるハウスクリーニング業者です。タテ型やドラム式を含め、全機種の洗濯機のクリーニングに対応しています。ハウスクリーニングアドバイザー・インストラクターの資格を持つスタッフがクリーニングだけでなく、その後の手入れ方法もアドバイスしてもらえるのもメリットのひとつです。

対応エリア大阪府を中心とした関西圏だけでなく、四国地方でも対応ができます。


所在地大阪府高石市西取石3-4-17 木村アパート2号室
営業時間
不定休 9:00~19:00
所要時間の目安2~3時間/台
分解洗浄
対応可能

ドラム式洗濯機のクリーニングができる大手の業者5選

一定のサービス品質のもと保証内容が充実しているところで、ドラム式洗濯機のクリーニングを受けたい人は、以下5つの大手業者に依頼することをおすすめします。

業者名 料金 クリーニング時間
ダスキン「全自動洗濯機除菌クリーニング」 15,400円~ 2時間
エディオン「プレミアムコース」 41,800円~ 2~3時間
東京ガス「洗濯機クリーニング」 13,200円~ 1時間30分
シャープ「洗濯機クリーニングサービス」 23,650円~ 要見積もり
パナソニック「ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス」 16,500円~ 40~50分

ダスキン「全自動洗濯機除菌クリーニング」

大手ハウスクリーニング企業が提供するドラム式洗濯機のクリーニングサービスです。電動ドリルで洗濯槽の外側にこびりついた汚れを取るほか、塩素系の洗浄剤を使って細かな汚れを除去します。

作業に不満足だった場合にやり直しを依頼できる保証が受けられる一方で、分解洗浄は行いません。

エディオン「プレミアムコース」

家電量販店「エディオン」でもドラム式洗濯機のクリーニングサービスを提供しています。高圧洗浄機で汚れを除去したり、水が使えない部分はスチームクリーナーなどで取り除いてもらえるため、きれいにできるでしょう。

ただし代替機の用意はしてもらえるものの、本体は約1週間量販店に預ける必要があるほか、料金も高くなります。

東京ガス「洗濯機クリーニング」

首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)限定で、ドラム式洗濯機のクリーニングサービスを提供しているのが、東京ガスです。洗濯槽はもちろん、糸くずフィルターや洗剤投入口まで専用のアルカリ洗剤を使って洗浄し、カビやバクテリアを分解・除菌します。

なお洗濯槽の分解はなく、ドリルブラシを使った洗浄は行わないので注意が必要です。

シャープ「洗濯機クリーニングサービス」

シャープ製のドラム式洗濯機に限られますが、クリーニングサービスを受けられます。洗濯槽やパルセーターを取り外した分解洗浄ができるほか、乾燥機能がついている洗濯機では乾燥経路もきれいにしてもらえます。加えて、排水トラップに固まってこびりついた汚れは有償で取り除けるため、排水の詰まりや溢れるのを改善したい人におすすめです。

パナソニック「ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス」

パナソニックのドラム式洗濯乾燥機の「NA-LXシリーズ」を使用している人で、設置してから3年を経過した場合、衣服の乾燥に必要なヒートポンプユニット(熱交換器)や乾燥経路のクリーニングが受けられます。事前にWebサイトや電話で申し込みした後、担当者との訪問日時の打合せを経て、技術員が訪問しクリーニングしてもらえます。

ただし、洗濯槽のクリーニングはやってもらえません。自分で専用の洗濯槽クリーナーを使って洗浄するか、プロの業者に洗濯槽のクリーニングを依頼しましょう。

ドラム式洗濯機のクリーニングを業者に依頼する際の注意点

ドラム式洗濯機のクリーニングを業者に依頼するとき、下記5つの点に注意が必要です。

  1. ドラム式洗濯機のクリーニングに対応してもらえるか
  2. 分解洗浄に対応しているか
  3. 自宅訪問か引き取りか
  4. 損害保険に加入しているか
  5. 料金体系や見積もりに問題がないか

1.ドラム式洗濯機のクリーニングに対応してもらえるか

ドラム式洗濯機のクリーニングを業者に依頼する際、そもそもクリーニングしてもらえるかどうか、業者のHPや比較サイトなどで確認しましょう。発売されてからまだ歴史は浅く、タテ型と比べるとクリーニング方法が完全に確立されてなく、対応できる業者が限られるからです。

加えて対応していたとしても、構造が異なるため、一部のメーカーや機種には対応できない業者もあるので注意が必要です。

2.分解洗浄に対応しているか

業者に分解洗浄でドラム式洗濯機のクリーニングをお願いすれば、通常の浸け置き洗浄では難しい汚れでもきれいにできます。しかし中には、構造が複雑で故障するリスクを避けるため、対応していない業者があります。依頼する際、ドラム式洗濯機の分解洗浄ができるかどうか確認しましょう。

3.自宅訪問か引き取りか

ドラム式を含む洗濯機をクリーニングするにあたって、2つのやり方があります。

1つ目は業者が自宅に訪問してドラム式洗濯機をクリーニングする方法、もうひとつは業者に洗濯機を預けてクリーニングした後、洗濯機を返却する方法です。

引き取りのケースでは代替機を用意してもらえる一方で、クリーニングが終わるまで1〜2週間かかる場合があります。その日のうちにクリーニングを完了したい人は、自宅に訪問して作業してもらえる業者に依頼しましょう。

4.損害保険に加入しているか

たとえプロの業者であっても、ドラム式洗濯機を故障させたり、洗濯槽の外に汚水をこぼしてしまうケースもあります。万が一に備えて、損害賠償責任保険に加入しているかどうか、見積もりの段階で確認しましょう。基本的にほとんどの業者は加入していますが、中には加入していない業者もあるからです。

5.料金体系や見積もりに問題がないか

ドラム式洗濯機のクリーニング料金に決まった価格帯はありません。業者によっては料金に差が出る場合があるので、見積もりの段階で金額の内訳を確認しましょう。

たとえばドラム式洗濯機に乾燥機能が付いているケースや、「日立のビートウオッシュ」をはじめとした分解が難しい機種などです。

加えて、オプションサービスや駐車場代金も含まれているか確認しましょう。

自分でドラム式洗濯機をメンテナンスする方法

クリーニング業者にドラム式洗濯機の洗浄を依頼した後も、日頃からカビや雑菌を増殖させないように自分自身でメンテナンスすることも大切です。具体的には、下記の方法があります。

月1回塩素系漂白剤を投入して洗濯槽をきれいにする

洗濯槽をきれいにするとき、月に1回のペースで塩素系漂白剤を入れて指定のコース(標準コースが多い)でドラム式洗濯機を回しましょう。洗濯槽は湿度が高く、カビが発生しやすいため、塩素系漂白剤を使用することで浸け置きする必要がなくなります。脱水まで完了したら、洗濯機のドアを開けて乾燥させましょう。

なお「オキシクリーン」をはじめとした酸素系漂白剤で洗うと、溶けたカスで排水口をふさいでしまうので使わないようにしましょう。

週1~2回フィルターに溜まったゴミを掃除する

ドラム式洗濯機で洗濯をすると、排水や乾燥フィルターに衣類の糸くずや綿状のゴミが溜まってきます。週1~2回のペースでフィルターの中を掃除しましょう。そのまま放置してしまうとフィルターが目詰まりし、乾燥が悪くなったり、洗濯機の故障につながります。

カビが生えないように使用する

ドラム式洗濯機はパーツが多くて構造が複雑なことから、そのすき間にホコリやせっけんカスが溜まってきます。そのままにしておくと、カビや雑菌が増殖してしまうので、カビが生えないように洗濯機を使いましょう

たとえば、洗濯機のフタを開けておいたり、洗濯物を入れっぱなしにしないなど、できるだけ乾燥を促し、湿気を取り除くことが大切です。

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ドラム式洗濯機のクリーニングができる業者について紹介しました。洗濯物の乾きがよくなかったり、カビのような異臭がした場合は、自分でできる範囲で洗濯槽をきれいにすることが大切です。ただし、それだけでは十分なクリーニングはできません。1~2年に1回のペースでプロの業者にクリーニングを依頼しましょう

ミツモアなら洗濯機の容量やメーカー名、製造年数など、簡単な質問に答えるだけで複数の業者から見積もりが届きます。料金やサービス内容などを比較できるほか、チャットで担当者に相談できるので、不安を解消したうえでクリーニングを依頼できます。

ドラム式洗濯機のクリーニングを業者に依頼する