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アーボリストとはどんな職業?必要な道具や目指す方法を紹介

最終更新日: 2021年05月31日

林業関係者や森林の保護・育成に携わる人の間で「アーボリスト」という職業への関心が高まりを見せています。どのような仕事をしている人たちなのでしょうか?仕事内容やアーボリストが使う道具、目指す方法を紹介します。

アーボリストとはどんな職業?

丸太をチェーンソーで切る人

アーボリストは木に関わる職業の人々から注目を集めている職業です。どのような業務に携わっているのでしょうか?日本ではあまり一般的ではありませんが、海外では広く普及しています。

樹木のスペシャリスト

「アーボリスト(Arborist)」は樹木の管理全般に携わるスペシャリストです。造園業者や樹木医・林業などの限定された範囲にとどまらず、樹木管理に関わる事柄すべての知識を備えているのが特徴です。

欧米ではISA(International Society of Arboriculture)が推奨する樹木管理の作業品質が、常識として浸透しています。

アーボリストはこの作業品質にのっとって、樹木を植えて育てる・街路樹の管理をする・危険木の伐採をするなど、木に関する幅広い業務に従事しています。

仕事内容によっては大きな危険が伴うケースも少なくありません。樹木に関する知識だけでなく、どのような状況下でも確かな判断を下せるリーダーシップも求められる高度な職業です。

日本ではまだマイナーな職業

海外では広く知られているアーボリストも、日本での歴史は深くありません。ISAが日本でセミナーを開催するようになったのは2013年で、日本にいるアーボリストはまだ数人です。

現在日本で樹木を扱う職業には主に林業と造園業があります。林業従事者は高い木に登る技術はあっても、造園業者と違い多様な樹木の管理や維持には詳しくありません。

逆に造園業者はさまざまな木のケア方法をしているもの、クレーンが入れない場所にある高い木は手入れできないのが現状です。

邪魔になった木や枝は切ってしまえばよいという考えに疑問の声が上がる現代の日本では、樹木にとって適切な管理を施せるアーボリストはよい手本になると考えられます。

アーボリストに必要な道具

木材

アーボリストが木の管理をするときは、どのような道具を使っているのでしょうか?樹上での作業になる場合が多いため、安全装備は欠かせません。また枝を切って整えるには工具が必要です。

落下を防ぐロープやハーネス

ロープやハーネス(胴輪)は落下を防ぐ役割を持ち、危険と隣り合わせのアーボリストとっては必須アイテムです。高所で危険な状態に陥ってしまったときに、素早く地上へと避難するのにも役立ちます。

「ランヤード」という器具をハーネスに装着して、高所まで登っていくのが基本です。バックアップ用のロープは「エイト環」と呼ばれる調節金具につないでおきます。

ハーネスとロープをつないでおくことで、緊急時にはまっすぐ地面に降りられる仕組みです。

頭部を守るヘルメット

アーボリストが使用するヘルメットは、一般的なイメージのものとは異なります。より安全性と強度が高いヘルメットが必要なためです。

樹上の作業では飛来物や落下物から頭部を守る必要があります。万が一落ちてしまったときの保護としても、十分な機能を備えていなければなりません。

また足場が不安定な場所で電動の刃物を使用するため、頭に当たってしまっても壊れない頑丈さが必要です。

枝を切るチェーンソー

アーボリストが使うチェーンソーはエンジンタイプで大型のものとは違い、取り回しのしやすい小型の種類が一般的です。ナタやオノといった手動の刃物だけで切断できない枝は、チェーンソーで切ります。

確かな足場がない樹木の上でチェーンソーを使うのは、大きな危険が伴う作業です。アーボリストたちは扱いやすいチェーンソーを求めて日々研究し、自分にフィットするものを見つけていきます。

木のスペシャリストを目指すには

木材を計る人

樹木に関する深い知識と高い技術を持つアーボリストになるには、どのような方法があるのでしょうか?樹木のスペシャリストを目指す方法を探ってみましょう。

アーボリストの養成所で学ぶ

日本にもアーボリストの養成所が設立されています。現在養成所は「ATI(Arborist Training Institute/アーボリスト・トレーニング研究所)」の1カ所だけです。ATIで実施されている講座を受講して試験をパスすれば、アーボリストとして認定されます。

高所での作業を実践するにはクライミング技術が欠かせません。ATIでは専門家から技術と心構えをじっくりと学びます。

リムウオークやランヤードといった道具の使用方法やポジショニングの取り方など、森林の急斜面での対応についても実践的な訓練を積めるのが特徴です。

参考:Japan-ATI | 日本国内唯一のアーボリストトレーニング組織

木に関わる他の職業

アーボリストを目指すのは敷居が高いという人は、木に関わる別の職業も選択しに入れるとよいでしょう。

庭師は個人宅の庭園づくりや維持管理の他、公園やオフィス街・ゴルフ場といった公共空間の景観形成まで幅広く活動する職業です。

植木屋は樹木の剪定・管理の専門家といえます。造園で総合的な役割を担う庭師に対して、樹木だけを対象としたより細かい手入れをする職業といえば分かりやすいでしょう。

どちらも資格がなくても問題ありませんが、「造園技能士」「造園施工士」「樹木医」の資格を持っていると、顧客の信頼を得やすくなります。木に関して知識を深められるのも、資格を取るメリットです。

樹木を守るアーボリスト

丸太の前の男性

アーボリストは樹木に関する幅広い知識を持ち、高度な樹木の管理も担える専門家です。日本ではまだ浸透していない職業ではあるものの、樹木管理のニーズが複雑化しつつある今後の日本では需要が高まるでしょう。

アーボリストになるには養成所で講座を受けて、資格を取らなければなりません。2021年4月現在日本で唯一の養成所「ATI」では、アーボリストになるために必要な知識や技術を網羅的に学べます。

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