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屋根修理詐欺の手口と予防方法・信頼できる業者の探し方も紹介

ぴったりの屋根の修理・リフォーム業者をさがす
最終更新日: 2024年01月23日

戸建の居住者であれば、誰しも屋根裏修理の詐欺被害を受けるリスクにさらされています。横行している屋根修理詐欺の実態や手口、誤って契約してしまった場合の対処法、予防方法を確認しておきましょう。また信頼できる屋根修理業者を探す方法も解説します。

屋根修理詐欺の手口

悪徳業者

屋根修理詐欺には具体的にどのような手口があるのでしょうか。屋根修理詐欺の代表的な手口を4つ紹介します。

連絡もなく訪問して屋根の劣化を指摘してくる

不安を煽る屋根修理詐欺の手口で多いのが、「外から屋根の不具合が見えた」と突然訪問して屋根の劣化を指摘するパターンです。実際には何の問題もないのに不具合を指摘したり、自ら屋根を破損させたりして修理の必要性を迫ります。

また屋根材メーカーを装って「定期点検に来た」「近所でリフォームを行うため挨拶に来た」と嘘をつくケースもあります。

屋根についての知識がある悪徳業者は外観から屋根材メーカーを把握できるため、信用してしまう人が多いのです。

基本的に屋根材メーカーや業者が連絡もなく訪問することはありません。メーカーの窓口に真偽を問い合わせるなどして、騙されないように注意しましょう。

値引きや期間限定キャンペーンを訴求してくる

不安を煽るだけでなく値引きや期間限定キャンペーンなど、お得に修理ができる点を訴求してくる手口もあります。「この場で契約をしてくれるなら安くします」など即決させ、冷静に考えるための時間を与えないのが悪徳業者の狙いです

しかももともとの提示価格が法外なため、ほとんどの場合安くなっているように感じられても相場より高い価格で契約してしまいます。

また塗装業者を装って「施工工事のモニターを探している」と割引を提案してくるパターンもあります。

火災保険が使えると訴求してくる

「火災保険を申請すれば修理費用を保険金でまかなえる」という誘い文句にも注意が必要です。

「火災保険」は風災・雪災で屋根が損害を受けたときに利用できる保険で、屋根修理費が補償されるケースもあります。

しかし悪徳業者は対象外の経年劣化や地震による損害にも利用できるなど、言葉巧みに嘘の情報を混じえて修理を訴求してきます。

火災保険自体は実際に存在するため、自身の加入する保険内容がどこまでカバーしてくれるのかを確認し騙されないようにしましょう。

また保険会社に虚偽の申請をするよう促す悪徳業者もいます。保険金詐欺の扱いになる事例のため、口車に乗らないよう注意が必要です。

工事代金の前払いを請求する

見積もり後に代金の前払いを請求して、工事を行うことなく修理費を持ち逃げされてしまうパターンもあります。

屋根修理の費用は正式な契約を交わした後、工事完了後に支払うのが一般的です。とはいえ工事費用が高額な場合、良質な業者であっても30〜50%程度を前払いすることもあります。

ただし全額の前払いとなると詐欺の可能性が高いでしょう。

また見積もり作成や調査を行った後、契約を交わしていないのに別途費用がかかると言われた場合も詐欺を疑うべきです。

詐欺業者と契約してしまった場合の対策

悪徳業者だと気付かずに契約を交わしてしまい、後から詐欺だと気が付いたときには、どのように対処すればよいのでしょうか。詐欺業者と契約をしてしまった場合の対策を2つ紹介します。

クーリングオフを利用

屋根修理は契約から8日以内であれば、クーリングオフを利用して契約の無効化が可能です。

クーリングオフは契約を解除して消費者を守るための制度で、前払い費用が全額返却される上に違約金・解約金も発生しません。またすでに工事がはじまっている場合でも利用ができます。

申請は必ず書面で行いましょう。契約解除の意思表示・契約日・契約内容・業者名・発信日・契約者の名前などを記載して内容証明郵便で業者に通知します。念のために内容のコピーも取っておくと安心です。

参考:クーリング・オフ(テーマ別特集)_国民生活センター

消費者センターや専門家に相談する

契約から8日が経過してしまったときや詐欺かどうかの判断ができないときは、消費者センターなどの専門家に相談をします。

最終手段として警察に相談をする手もあるものの、詐欺の立件は簡単ではありません。詐欺だと確定しているのであれば、まずは弁護士を頼ってみましょう。

また「住まいるダイヤル」は、無料かつ匿名で契約内容のチェックを行ってくれるリフォーム紛争処理支援センターです。専門知識に基づいて中立的な判断をしてくれる上に、適切な対処方法も教えてもらえます。

出典:住まいるダイヤル|公益社団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター

屋根修理詐欺を未然に予防する方法

引越しの処分依頼をする画像

屋根修理詐欺に騙されないようにするために、どのような対処が必要なのでしょうか。屋根修理詐欺を未然に予防する4つの方法を紹介します。

屋根に登らせない

先述したように悪徳業者は屋根を自分で破損させた上で、修理を訴求してくる場合があります。また後から点検費用を請求されるなど、トラブルに発展する可能性もゼロではありません。

そのため「無料で点検ができる」と言われても、絶対に屋根に登らせないようにしましょう。断っているのに強引に登ろうとしてくるときでも、警察に通報すると伝えれば撃退できます。

不安を煽られてどうしても気になるときは、信頼できる業者を自分で探して点検を依頼するのがおすすめです。信頼できる業者の選び方については後ほど解説します。

家族や専門窓口に相談する時間をもつ

「今なら格安で修理ができる」といった甘い言葉を囁かれても即決は避けましょう。話を聞く限りでは信用できると感じたときも同様です。時間を置いて冷静に考える中で、詐欺だと分かる場合もあります。時間を置いて

業者からの提案をすぐに決断するのではなく、考える時間を作ることが大切です。

1人で判断できないときは、家族や専門窓口に相談するのも効果的です。第三者の視点から考えてもらった方が、話の矛盾などの不審点にも気付きやすくなります。

「検討したい」と言っても無理やり契約をすすめようとする業者には、警察を呼ぶと伝えましょう。詐欺を予防するためには落ち着いて毅然とした態度を貫くことが重要です。

工事代金の前払いはしない

工事代金の前払いをしないのも、詐欺防止につながる対策の一つです。

費用が高額なため事前に一部を支払ってもらうと言われた場合でも、念のために他の業者でも同じなのかを確認します。前払いを要求してくるのがその業者だけであれば、詐欺を疑いましょう。

点検や見積もりの直後に費用を請求された場合も同様です。

また中には契約前に勝手に工事をして、費用を請求してくる悪徳業者も存在します。費用が発生する場合は事前に契約を交わす必要があるため、支払いを拒否して構いません。

他の業者にも見てもらう

屋根修理は費用が高額になるケースも多く、いい加減な施工をされてしまうとむしろ状態が悪化する可能性もあります。

飛び込みの業者の提案に従うのではなく、他の業者の意見を聞いたり調べたりしたことをもとに、自分の判断で業者を選んで依頼することが大切です。

他の業者に相談をすれば、修理が必要か否かの判断や工事内容、費用相場について比較ができ悪徳業者を見分けやすくなります。

そのため屋根修理を行う場合には、できるだけ複数の業者に調査を依頼して見積もりを取るようにしましょう。屋根修理詐欺の実態

屋根修理詐欺に注意しようと言われても、実態がつかめないためにピンと来ないという人は多いのではないでしょうか。屋根修理詐欺の具体的な被害状況について解説していきます。

屋根修理詐欺の被害状況は?

国民生活センターによると、2020年の「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」に関する相談件数は15,800件でした。2018年の12,907件から3,000件近く増加しており、被害の危険性が高まっています。

中でも屋根修理詐欺は近年増加傾向にある大型台風や豪雨・大雪などの自然災害の影響により、被害が拡大している詐欺の1つです。不安を煽ったり甘い言葉を投げかけたりと手口も多様化・巧妙化しており、警戒をしていないと回避するのは難しいでしょう。

出典:訪問販売によるリフォーム工事・点検商法│国民生活センター

なぜ被害にあってしまうのか

屋根修理詐欺の被害状況を知っても「自分は騙されないから大丈夫」と考えてしまう人は多いかもしれません。しかし悪徳業者の多くは、そのような油断につけこんで詐欺を行っています。

屋根修理詐欺の被害にあってしまう最大の理由が、業者と消費者の知識量の違いです。

悪徳業者はいかにも専門家然とした態度で、屋根に関するさまざまな不安要素を指摘してきます。

多くの人は屋根について知識があるわけではないので、真偽を判断できず不安だけが募った結果、契約に進んでしまうのです。また屋根修理の相場が分からないため、法外な料金が請求されても疑問を抱けない点も詐欺に引っかかってしまう要因になります。

不当な料金を騙し取られないためには、詐欺の具体的な手口や対策方法の把握が欠かせません。

信頼できる業者の選び方

優良な業者

信頼できる屋根修理業者はどのように選べばよいのでしょうか。数ある業者の中から優秀な業者を選ぶ具体的な方法を紹介します。

相見積もりで確認するポイント

屋根修理業者を選ぶときは、3〜5社程度の業者から見積もりを取る相見積もりを行うことをおすすめします。

相見積もりで確認するときに修理費用がいくらかかるかは重要な要素ですが、それだけでは十分とは言えません。

施工技術が十分でなければ再修理が必要になったり、屋根の状態が悪化してしまったりする場合もあるでしょう。また後からオプション料金が発生するといったケースもあります。

そのため過去に業者を利用した人の口コミも、あわせてチェックするのがおすすめです。トラブルの有無なども確認できるため、信頼できる業者を見極めやすくなるでしょう。

ミツモアがおすすめ

各業者から相見積もりを取る時間を捻出できないという人は、一括見積もりサービスのミツモアを利用してみてはいかがでしょうか。

ミツモアなら最短2分の簡単なアンケートに答えるだけで、最大5社からまとめて見積もりが取れます。質問があるときはチャットで気軽にやり取りができ、しっかりと納得した上での依頼が可能です。

登録業者は審査をクリアする必要があり、口コミも豊富なため信頼できる業者がスムーズに見つかるでしょう。

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屋根修理詐欺の口車に乗らないように注意しよう

屋根修理詐欺は年々増加傾向にあり、不安を煽ったりお得感を与えたりと、手口も巧妙化・多様化しています。騙されてしまう原因は業者と消費者との知識量の差にあり、油断していると口車に乗ってしまう可能性があるため警戒が必要です。

万が一詐欺業者と契約をしてしまった場合、8日以内ならクーリングオフが利用できます。8日を過ぎてしまったときや一人で判断できないときは、住まいるダイヤルなどの専門家に相談しましょう。

屋根修理詐欺を防ぐためには無料と言われても屋根に登らせない、即決せず家族や専門窓口に相談するといった対策が有効です。

実際に屋根の修理が必要な場合でも、複数の業者から見積もりを取って能動的に依頼先を選ぶと間違いがありません。相見積もりにはミツモアの利用がおすすめです。

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