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ネズミの死骸を処理する際の注意点は?病原菌や害虫に注意

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最終更新日: 2024年06月28日

ネズミは駆除した後が大変です。死骸はそのまま放置せずに、しっかり処分しましょう。

正しい手順で処分しないと、家全体が不衛生な場所になってしまう可能性があります。ネズミの死骸を処分する方法や、注意点を紹介します。

ネズミの死骸の処分方法

ネズミ

ネズミの死骸は意外と大きいため、処分をためらう人もいるでしょう。しかしそのまま放置しておくと、大変なことになってしまいます。ネズミの死骸の処分方法と、放置した場合に起きる事象を紹介します。

死骸は燃えるゴミに出せる

ネズミを処分する際は、一般的には燃えるゴミに出しても大丈夫です。自治体にもよりますが、ほとんどの地域で燃えるゴミに分類されています。

ネズミを捨てる際は念のため自治体に連絡し、燃えるゴミに出してもよいか確認しましょう。ゴミ出しルールをホームページに掲載している自治体であれば、すぐに確認できます。

保健所に連絡すれば、処分方法や死骸を扱う際の注意点などを教えてくれるので、保健所に問い合わせるのも1つの手段です。

死骸の放置はNG

ネズミの死骸を触りたくないからといってそのまま放置しておくと、より事態を悪化させてしまいます。

死骸が腐って悪臭を放つだけでなく、ハエやウジがわき、ゴキブリも呼び寄せる不衛生な環境になります。

さらに放置すると体液が染み出してくるため、臭いがずっとこびりついてしまうでしょう。たまらずリフォームするにしても、その部材ごと替えなければならないので金額も高くなります。

ネズミの死骸はそのまま放置せず、しっかり処分した方がよいでしょう。

関連記事:ネズミは汚い以外にもリスクあり。すぐに駆除が必要な理由とは|ミツモア

ネズミの死骸処理の手順

ハツカネズミ

ネズミを処分する際は、正しい処理の手順や事前準備が必要です。ネズミの死骸処理の手順を紹介します。

マスクや手袋を着用し肌を隠す

素手でネズミを触ると、さまざまな病原菌が皮膚についてしまいます。例えば、食中毒の原因となるサルモネラ菌や、E型肝炎を引き起こす病原菌を媒介します。

非常に不衛生で危険な行為であるため、死骸を処分する際はマスクと手袋を必ず着用しましょう。

毒餌などで苦しんで死ぬ前のネズミは暴れ回り、フンや尿をまき散らします。フンや尿にも病原菌が含まれているため、死骸の周辺にも気を配りましょう。

ネズミに寄生しているノミやダニも病原菌を媒介するので、素手でネズミの死骸やその周辺に触れるのは危険です。

死骸とその周辺に殺虫剤をまく

  ネズミに寄生していたノミやダニは、死骸の周辺に散らばっている可能性があります。そのため死骸を見つけたら、死骸とその周辺に殺虫剤をまいて害虫を殺しましょう。

先に殺虫剤をまいておけば、ほかの場所に害虫が拡散するのを防ぐ効果もあります。犬や猫などを飼っている家庭では、ペットが被害に遭わないようにするため大切な手順です。

また殺虫剤をまくことで、死骸を処分する際に害虫に刺されにくくなるでしょう。寄生した害虫は病原菌を持っている可能性が高く、一度刺されたら大変です。

新聞紙やビニールなどで包む

死骸に殺虫剤をまいても、まだ害虫が付着している可能性はあります。病原菌も死骸に含まれたままです。

そのような状態でネズミをゴミ袋に入れると、ゴミ袋や処分するまでに運んだ道のりに害虫や病原菌をまき散らしてしまう恐れがあります。

ネズミの死骸を捨てる際は、新聞紙やビニール袋で包み、密閉した状態で処分しましょう。

これを怠ると手順通りに処分しても家中が不衛生な状態に陥る場合があります。ネズミの死骸はそのまま捨てないように徹底しましょう。

死骸処理後の後始末

掃除道具

ネズミの死骸を処分した後は、死骸があった周辺の後始末が必要です。非常に不衛生な状態になっているため、しっかり清掃しなければなりません。死骸処理後の後始末について紹介します。

死骸があった場所を清掃・消毒

ネズミが死んだ場所はフンや尿で汚れている場合が多いでしょう。フンや尿には多くの病原菌が含まれているため、雑巾で拭いた後はしっかりと消毒が必要です。

 消毒にはアルコールやエタノールを使用します。消毒液を拭きかけ、除菌していきましょう。

使用した雑巾はゴミ袋に入れて処分します。もったいないからといって、再利用するのは危険です。ゴム手袋やマスクも同様に、ビニールなどで密閉して処分すると安心でしょう。

ネズミが棲みつかないよう環境を見直す

ネズミは暖かくて餌があり、巣を作りやすい資材がある場所に棲みつきます。まずは家の中に入ってこられないよう、すき間や穴を埋めるとよいでしょう。

生ごみを捨てるゴミ箱はフタつきのものを利用し、米や野菜を床に置かないようにします。せめて戸だなの中など、簡単に食料にありつける空間にしないことが大切です。

キッチンは料理による食料のカスが落ちやすい場所といえます。食卓の周辺も食べかすが床に転がっている場合があるでしょう。こまめに清掃し、ネズミの餌となるものをなくします。

また紙類や布、ビニール類はネズミの巣作りの資材として使われるものです。不要なものは外に出さずしまっておくか処分しましょう。

関連記事:食べ物を使ったネズミの駆除方法。やり方と注意点を詳しく解説|ミツモア

ネズミの死骸は素手で触らず適切に処分を

ハツカネズミ

ネズミの死骸は燃えるゴミとして処分できます。自治体によって捨て方が異なる場合があるため、事前に確認しましょう。

死骸は決してそのまま放置せずに処分します。時間が経てば腐敗し、悪臭を放ったり害虫を呼び寄せてしまうからです。

死骸を処分する際にはゴム手袋とマスクは必須です。素手で触ると病原菌をもらう可能性があります。

ネズミの死骸を処分できたら、死骸があった場所をしっかりと消毒することが大切です。健康被害に遭わないよう、ネズミの死骸は正しく処分しましょう。

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