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ハエ(コバエ)が嫌いな匂い・好きな匂い!ハーブや香りでできるハエよけ4選!

最終更新日: 2022年06月30日

ハエ(コバエ)には嫌いな匂い・好きな匂いがあります。「ハエが嫌がる匂いを使えば寄せ付けない対策ができるのではないか」と考える方も多いでしょう。

そこで本記事ではハエ除けになる匂いや、逆に引き寄せてしまう匂いについて解説します

ハーブ(アロマオイル)を使ってハエ対策をすることもできるので、ぜひ参考にしてください。

そもそもハエが嫌いな匂いってどのような匂い?

ハーブ

ハエは主に以下のような匂いを苦手としています。

  • ハッカ(鼻にスーッと行き渡るようなミントの香り)
  • クローブ(バニラのような甘い香りとスパイシーな香りが混ざった香り)
  • リモネン成分を含む柑橘類

好みはありますが、どの香りも人間にとってはそれほど不快ではない匂いです。そのためハエ除けの対策として、普段の生活でも取り入れやすいと言えるでしょう。

これらの匂いを使ったハエ対策を後ほど紹介するので参考にしてみてください。

逆にハエが好きな匂いとは?どのような匂いに寄ってくるのか

あごに手を当てて考える女性

ハエが好きな匂いは以下のとおりです。

  • 生ゴミの匂い
  • 排泄物の匂い
  • 動物の死骸の匂い
  • 樹液の匂い
  • 汗の匂い
  • めんつゆの匂い

ハエは生ゴミや汚物などの匂いに反応して近寄ってきます。人間やペットの排泄物に集まるのは、タンパク源を確保するためです。これらを普段からしっかり掃除しておきましょう。

とくにペットの排泄物は暑い時期に匂いが強くなるため、夏場は頻繁にペットシーツなどを交換するのがおすすめです。

またこれらの「ハエが好きな匂い」を使ってハエ対策を行うことも可能です。詳しくは次の章で解説します。

自宅でできる「匂い」や「ハーブ」などを利用したハエ対策4選

めんつゆ

「匂い」を利用すれば家に侵入してきたハエの駆除や、ハエを家に近づけさせない対策を行えます。今回ご紹介するハエ対策は以下の4つです。

  • ハッカ油スプレーを利用する(忌避効果)
  • リモネン成分を含むエッセンシャルオイルを使用する(忌避効果)
  • めんつゆトラップを仕掛ける(駆除)
  • お酢でトラップを仕掛ける(駆除)

どれも自宅で簡単にできる対策です。1つずつ内容を確認し、取り入れられる方法から試してみましょう。

対策① ハッカ油スプレーを利用する(忌避効果)

前述のとおり、ハエはハッカの香りを苦手としています。

そのためハッカ油スプレーを窓辺や隙間に吹き掛けると、ハエの侵入を防げる可能性があります。ハエが侵入してきそうな箇所や、よく見かける場所に吹きかけましょう。

ハッカ油スプレーは、オンラインショップやドラッグストアで購入可能です。気になる方は、購入を検討してみてください。

対策② リモネン成分を含むハーブ(エッセンシャルオイル)を使用する(忌避効果)

リモネン成分を含んだエッセンシャルオイルの香りも、ハエ除けに活用できます。アロマを楽しみながらハエ対策をしたい方におすすめの方法です

リモネンとはオレンジやグレープフルーツなどの柑橘系の皮に含まれている成分です。リモネン成分が多く含まれているエッセンシャルオイルは、ハエに対する忌避効果を発揮することが国内の研究で確認されています。

リモネン成分を多く含んだエッセンシャルオイルは以下のとおりです。使ってみたい方はぜひ参考にしてくださいね。

  • スイートオレンジのエッセンシャルオイル
  • グレープフルーツのエッセンシャルオイル
  • ゆずのエッセンシャルオイル
  • レモンのエッセンシャルオイル

エッセンシャルオイルはスプレーにして使用すると便利です。スプレーの作り方は以下のとおり。

必要なもの ・スプレー容器

・リモネン成分が多いエッセンシャルオイル

・水もしくは精製水(45ml)

・無水エタノール(5ml)

手順 1.スプレー容器に無水エタノールを入れる

2.エッセンシャルオイルを10滴ほど加えて混ぜる

3.混ぜた後は精製水(もしくは水)を加えて、再度混ぜる

スプレーが完成したら、ハエが侵入してきそうな箇所に吹きかけましょう。

対策③ めんつゆトラップを仕掛ける(駆除)

今度は「ハエが好む匂い」を使った駆除方法です。

前述のとおり、ハエはめんつゆの匂いを好みます。その性質を利用してハエを集めて、食器用洗剤に浸けて駆除します。

必要なもの ・空のペットボトル

・カッター

・水(適量)

・めんつゆ(水と同量)

・食器用洗剤(数滴ほど)

手順 1.ペットボトルを1/5ほどの高さで切る

2.ペットボトルの器に水とめんつゆを入れる

3.食器用洗剤を数滴入れる

4.トラップを仕掛けたい場所に設置する

トラップの置き場所の例 ・キッチンのゴミ箱の横

・小窓付近

・冷蔵庫の横

など

食器用洗剤には界面活性剤が含まれています。この界面活性剤でハエの呼吸器官にある油をはがし、窒息させて退治するのです。

ハエを捕獲できた後は、液体ごとゴミ袋に入れ「燃えるゴミ」で処分してください。

めんつゆトラップについては下記の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:コバエの駆除にめんつゆトラップ?仕組みや効果をカンタン解説! | ミツモア

対策④ お酢でトラップを仕掛ける(駆除)

対策③で紹介したトラップを、お酢を使って行う方法です。めんつゆがない場合は、こちらを試してみてください。

必要なもの ・空のペットボトル

・カッター

・水(適量)

・お酢(水と同量)

・酒(水と同量)

・砂糖(少々)

・食器用洗剤(数滴ほど)

手順 1.ペットボトルを1/5ほどの高さで切る

2.ペットボトルの器に水とお酢・酒・砂糖を入れる

3.食器用洗剤を数滴入れる

4.トラップを仕掛けたい場所に設置する

トラップの置き場所 ・キッチンのゴミ箱の横

・小窓付近

・冷蔵庫の横

など

匂いとは関係ないがファブリーズがハエに有効なことも

匂いとはあまり関係ありませんが、ファブリーズもハエに有効だと言われています。というのもファブリーズのような衣類にかける消臭スプレーには、界面活性剤が含まれており、食器用洗剤と同様の効果があります。

殺虫剤の使用に抵抗がある方は、布用の消臭スプレーを利用すると良いでしょう。

ハエの好む匂いを出さないようにして予防することも忘れずに

卵の空パックと生ごみ

ハエを予防するには、ハエが好む匂いを出さないようにしておくことが大切です。以下の2つに注意しましょう。

生ゴミの匂いを出さないようにする

キッチンにある水切りネットや、ゴミ箱の中にある生ゴミから匂いが漏れていると、ハエが寄ってくる原因になります。水切りネットはこまめに交換し、生ゴミはビニール袋の中に入れてしっかり閉じましょう。

部屋を清潔にする

部屋に埃が溜まっていたり、トイレなどが不衛生で悪臭が漂っていたりすると、ハエに卵を産みつけられる原因になることがあります。

お菓子の袋が入ったゴミ箱をそのままにしておく、汗をかいた洋服をそのままにしておくなどは避け、清潔な部屋を保つようにしましょう。

なおハエは走光性(そうこうせい)と呼ばれる光に集まる性質を持っています。そのため遮光カーテンなどで光をなるべく遮断するのもおすすめです。

対策しても一向にハエが減らないという場合はプロに頼むのもおすすめ

害虫駆除業者

対策をしてもハエの数が一向に減らない場合は、ハエの駆除業者への依頼がおすすめです。駆除業者ではハエの駆除だけではなく、再発を防止するための対策も行ってくれます。自分の力だけで対応できない場合は、駆除業者に依頼して確実に駆除してもらいましょう。

依頼費用は業者やサービス内容によって異なるため一概には言えませんが、10,000円~が依頼料金の一般的な金額です。駆除業者に依頼したい場合は、複数の業者に見積もり依頼を行い、サービス内容と金額を見比べて依頼する業者を決めましょう。

「そもそもハエの駆除を行ってくれる業者の探し方が分からない」「複数社を比較したいが面倒…」とお考えの方もいるのではないでしょうか。そんな時はぜひミツモアを利用してみてください。

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  • ハエ駆除業者の登録数が日本最大級のため、豊富な業者の中から評判の良い業者を見つけられる
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このような特徴があるため、あなたにピッタリの業者が見つかるはずですよ。ミツモアは無料なのでぜひ一度試してみてください。

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その他の自分でできるハエ対策・駆除方法

ハエは以下の方法で駆除できます。

  • ハエ取り用の粘着シートを吊るしておく
  • 殺虫剤を使う
  • ドライヤーの風で押さえつけて対処

詳しくは以下の記事で解説しています。

関連記事:ハエ対策方法10選!発生原因から駆除方法、寄せ付けないためのポイントまで解説 | ミツモア

予防法なども多数載っているので参考にしてみてください。