観葉植物の植木鉢のまわりに、いつの間にかコバエがたくさんわいていた…という経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。直接害はないものの、コバエがブンブン飛び回っているのは気分が良くありませんよね。
コバエを駆除する方法と、発生原因をもとにコバエを予防する方法を紹介します。
観葉植物にコバエがわく原因は?
湿度が高く通気性の悪い環境であると観葉植物にコバエがわきやすくなります。また、有機用土や有機肥料の使用もコバエが寄ってくる原因の1つです。記事内では、ほかの原因も詳しく紹介しています。
コバエを駆除するおすすめの殺虫剤は?
住友化学の「ダントツ水溶剤」がおすすめです。バッタやカメムシなどにも駆除効果があり、観葉植物にも使用できます。
観葉植物にわくコバエを駆除する方法
コバエが飛び回っているのを見つけたとき、どのように対処すべきなのでしょうか。効果のある駆除方法を紹介します。
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①殺虫剤を使用する
飛び回るコバエの駆除方法で最も手軽なのは、コバエ用の殺虫剤を使うことです。
「スプレータイプ」はコバエが発生している空間に直接噴射するアイテム。使ってすぐに効果が感じられることが多いです。
イカリ消毒の「ムシクリン コバエ用スプレー」は、プランターや植木鉢をはじめ、生ゴミ周りにも使える殺虫スプレーです。植物の葉には直接かからないように使いましょう。
「置き型タイプ」は、コバエを誘引して捕獲・駆除するアイテムです。置くだけでほとんど手間がかからないのがメリットでしょう。
アース製薬の「BotaNice」は、コバエが土の上を歩き、緑色に引き寄せられる性質を利用した置き型粘着剤です。強い殺虫成分を使用していないので、植物にも優しい仕様。ただし粘着力がとても強いので、誤って子供やペットが触らないように気を付けましょう。
土の中に潜んでいるコバエの卵や幼虫を駆除したい場合には、「土に混ぜるタイプ」の殺虫剤がおすすめです。
観葉植物まわりには使えないアイテム
コバエなどの虫を駆除するアイテムの中でも、観葉植物のまわりでは使えないものがいくつかあります。
- キンチョールなどの園芸用ではない殺虫スプレー
園芸用、観葉植物まわりに使えるという記載がない殺虫スプレーは、植物に使えるように作られた「農薬」ではないので、直接かけないようにしましょう。
例えばキンチョールはピレスロイド系の成分が使われた強力な殺虫剤ですが、植物にはやや強すぎます。また、近距離でスプレーを噴射すると気化熱で冷たくなりますが、これも植物にダメージを与える要因です。
- コバエホイホイ
置くだけで退治できるコバエ駆除剤として有名な「コバエホイホイ」ですが、観葉植物に発生するキノコバエ類には効果がありません。
場所によって発生しやすいコバエの種類が異なるので、観葉植物まわりに効果があると書かれたアイテムを使用しましょう。
殺虫剤がないときはアルコールスプレーも使える?
コバエが飛び回っているけれど、手元にコバエ用のスプレーがない…ということもあるでしょう。
そんなときは、パストリーゼなどの消毒用アルコールスプレーを吹きかけるのもコバエ退治に一定の効果があります。
ただし目の前にいるコバエを退治するだけで根絶はできません。また植物にかかってもすぐに枯れてしまうことはありませんが、想定されている使い方ではないので、なるべく直接かからないようにしましょう。
②植木鉢ごと水に沈める
植木鉢をそのまま水に沈めて、土の中や上にいるコバエやその卵を除去することもできます。
やり方はカンタン。用意するものは、鉢がすっぽりと入るサイズのバケツと、そこにたっぷりと張った水です。
十分に水を張ったバケツの中にコバエがわいてしまった鉢をまるごと沈め、10~15分程放置しましょう。
すると、コバエの成虫・幼虫や卵が水面に浮いてきます。それを網などですくい取り、処分します。水から植木鉢を引き揚げたら、水を軽く切って風通しの良い場所にしばらく置いておきましょう。
作業自体はとてもカンタンですが、幼虫や卵が浮かぶ様子に抵抗がある方も多いでしょう。虫が苦手な方にはあまりおすすめできません。
③掃除機で吸い取る
殺虫剤を使わずにコバエを今すぐ退治したいという場合、掃除機でコバエを吸いこむ方法は大変有効です。飛んでいたり、プランターにたかっていたりするコバエを、掃除機で一気に吸い込み絶滅させます。
吸い取る際は、ノズルを取り去り、パイプだけで行います。軽くすることで扱いやすくなるほか、吸い込む口径が太い方が吸引しやすいためです。
殺虫剤と合わせて掃除機を使用することは控えましょう。殺虫剤に可燃性ガスを含んでいると、吸い込んだ掃除機のモーターに引火するなどの事故が起こる可能性があります。
④しばらく外に出しておく
コバエは湿度が高く、養分があり、暖かい場所を好む習性があります。観葉植物を室内で育てる場合、特に水を十分に含んだ用土は、これらの条件に当てはまる環境です。
さらに観葉植物の置かれている位置が固定されていると、周辺の空気も湿気を帯び、よりコバエがわきやすい状況になってしまうのです。
環境を一変させるために、バルコニーやベランダ、玄関先や庭先にしばらく出しておくと、コバエ対策に役立ちます。
観葉植物にコバエが発生する原因
観葉植物にコバエがたかってしまう原因は、主に以下のとおり。
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コバエは湿度が高く、あたたかい環境を好みます。植木鉢の土の中は水やりで湿っていることが多く、比較的あたたかいので、コバエにとっては最高の環境なのです。
さらに風通しがよくないと、土が湿っている時間が長くなり、コバエの繁殖を促してしまいます。
また油粕(あぶらかす)や鶏糞(けいふん)、魚粉などの栄養成分を含んだ有機質の土や肥料を使っている場合も要注意。有機用土や有機肥料は植物の成長を促してくれますが、同時にコバエにとっても栄養たっぷりのエサなのです。
購入した用土の中に、すでにコバエの卵が産みつけられている可能性もゼロではありません。
なお、もともと室内の水回りで発生したコバエが移動して観葉植物にたかってしまうことも考えられます。
特に台所やお風呂場・洗濯機用の排水口・洗面台・キッチン・トイレ・観葉植物の土やトレイが、コバエのわきやすい場所です。
冬でもコバエが発生するので要注意
コバエは夏だけでなく冬も発生することがあります。
最近は、暖房設備おかげで冬でも暖かく暮らせるようになり、今までは寒さに耐えられず死んでしまっていたコバエが冬でも生きられるようになったからです。
コバエ予防としては、冬でも定期的に換気をしたり、除湿器や換気扇を使って室内の湿度を調整することが大切です。
観葉植物にコバエがわくのを防ぐ方法
ただ目に見えるコバエを駆除するだけでは、少しするとまたコバエが発生してしまう可能性があります。
以下に挙げたような方法でコバエを寄せ付けない環境づくりをしましょう。
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①予防効果のある薬剤を使う
土の中に幼虫や卵が潜んでいる場合には、スプレータイプの殺虫剤を使っても駆除することができません。
土に混ぜるタイプの駆除剤を使用することにより、土に潜むコバエの幼虫や卵ごと駆除してしまいましょう。
「土に混ぜるタイプ」のおすすめ駆除剤も紹介しているので参考にしてみてください。
②ハッカ油スプレーを散布する
コバエはハッカ油のにおいを嫌うので、吹きかけた場所にはコバエを寄せ付けない効果が期待できます。
ハッカ油は植物から抽出した天然成分のアロマオイルなので、人体へのリスクも少なく、小さいお子さんがいる家庭でも安心して使用できます。
しかし犬や猫などの小動物にとっては、ハッカ油含めてアロマオイル全般は毒です。ペットを飼っている家庭は使用を避けましょう。
③木酢液やお酢を散布する
木酢液とは、木や竹を燃焼させた際に生じる物質で、焦げ臭い匂いに忌避効果があります。
200~500倍に希釈し、観葉植物であれば葉や茎に霧吹きを用いて直接吹きかけます。使用頻度は、数日に1度くらいが良いでしょう。
木酢液の忌避効果はコバエだけでなく、その他の害虫にも適応されるほか、病気の予防にも役立ちます。
お酢でコバエ対策を行う際は、適切な量を吹きかけるようにしましょう。水500mlに対してお酢小さじ1杯が適量です。
お酢の濃度が濃すぎると、かえって植物が枯れてしまう危険性があります。週に1~2回程度を目安に少量ずつかけるのがポイントです。
④表面部分を無機質の用土に替え、化成肥料を使う
根本的にコバエの繁殖を防ぐには、土と肥料をコバエがわきにくいものに交換しましょう。
無機質の用土
植物用に売られている培養土には、たいていコバエのエサになる有機物が含まれています。
観葉植物に発生するキノコバエ類は、表面から2~3cmほどの深さに卵を産みつけます。鉢やプランターの表面から5cmほどの深さまで無機質の用土に替えることで、コバエがエサを得られなくなり、繁殖をおさえられるのです。
具体的には以下のような土がおすすめです。
コバエがわかない土 |
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それぞれの特徴に関してもっと知りたい方は、「コバエがわかない土」を参考にしてみてください。
化成肥料
無機質の用土に替えるのとあわせて、肥料も無機物由来のものに替えましょう。
コバエは有機物を発酵させてつくられた有機肥料もエサにするので、室内で育てる植物には化成肥料を使用するのがおすすめです。
化成肥料とは、鉱物など無機物を原料とする肥料のことです。窒素、リン酸、カリウムといった無機養分を化学的に合成しています。
⑤土の表面を適度に乾燥させておく
コバエは水気が多い土を好みます。そのため観葉植物に使う土は、水はけがよく、乾きやすいものを使用しましょう。
前述のとおり、「赤玉土」など無機質の用土などを使用すると、土の表面がすぐ乾き、コバエ予防になります。
しかし乾燥した土がコバエ予防になるからといって、植物に与える水が少なすぎると、観葉植物が弱ってしまいます。水やりを行う際は、土の上に水が溜まってしまうという水量にならないように水を上げることが大切です。
⑥土の通気性をよくし、風通しのいい場所に置く
土の通気性を良くするには、鉢底石をプランターの底に置く方法がおすすめです。水はけが良くなり湿った環境を防ぐことができます。
また、できるだけ風通しの良い場所を選びましょう。風通しの悪い場所だと、湿度の高い空間を生み、コバエが棲みつきやすくなってしまいます。
コバエは薄暗い場所でも発生しやすいため、日の当たる窓際などに置くのがおすすめです。
まず、プランターや植物内にわいているコバエを駆除しましょう。いきなり通気性が良い環境に移しても、コバエの発生源を絶つことができないため、コバエが発生し続けます。
コバエを駆除したら、土の通気性をよくするために、鉢底石をプランターの底に置きましょう。室内で育てている場合は、「日の当たる窓際に置くのがおすすめです。記事の下部では通気性を良くするための方法も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
⑦こまめに受け皿にたまった水を捨てる
受け皿にたまった水を放置しておくと、そこからコバエが大量発生する原因になってしまいます。特にチョウバエは、汚れた水や腐敗した泥などを探し出し、そこで産卵しようとします。
小さいプランターであれば、サッと持ち上げ、受け皿を掃除することは簡単です。大型の場合は、タオルやスポンジに汚れた水を吸い込ませて排出しましょう。
⑧防虫ネットを使う
網目のサイズがだいたい1mm以下の防虫ネットを使えば、物理的にコバエの侵入を防ぐことができます。
しかし、もともとコバエの卵が土の中にある場合は効果がないので、1度土の中に棲む卵を駆除してからネットをかけるようにしましょう。
ただしこの方法では見た目を楽しむという観葉植物本来の目的が損なわれてしまうのが難点です。
⑨ハイドロカルチャーを取り入れる
育てている観葉植物が「ハイドロカルチャー」に適している植物であれば、思い切って栽培方法を替えてみるのも1つの手です。
ハイドロカルチャーは、自然土を使わず、ハイドロボールと呼ばれる人口の土壌を用いて、植物を育てる方法のことです。水耕栽培と混同されやすいですが、根を水に浸けるのではなく、土の代わりとなる素材に植え付ける点が異なります。
ハイドロカルチャーに向いている植物は、「クルトン」「ガジュマル」「テーブルヤシ」「シェフレラ」などが挙げられます。
必要なもの |
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手順 |
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植え替えをする際は、綺麗に土を取ってから植物を入れるようにしましょう。土が残っていると、虫が発生する原因になります。
また、ハイドロボールを入れる際は根の周りにできるだけ隙間ができないように、ピンセットで空間を埋めるのがポイントです。
⑩部屋を清潔にする
観葉植物だけでなく、部屋全体でコバエが見られる場合は、植物まわりだけを対策しても根絶できません。水回りを中心に、部屋を清潔に保つことが大切です。
台所からコバエが発生している場合は、台所の水回りの水気を拭き取り、生ゴミをこまめに処分しましょう。
お風呂場の排水口やトイレにもコバエが発生することがあります。人の髪の毛やアカ汚れを残さないよう、定期的に掃除をしましょう。
コバエ駆除のおすすめ商品7選
ホームセンターに行くと、コバエの駆除アイテムが多く、どれがいいのかわからなくなってしまいますよね
ここでは、おすすめのコバエ駆除アイテムを紹介します。アイテムごとに持続効果が違ったり使用方法も違うので、自分にあったアイテムを選ぶようにしましょう。
住友化学/ダントツ水溶剤
商品説明 | |
観葉植物への悪影響 | なし |
忌避効果 | 2~3週間 |
価格 | 2,000円 |
内容量 | 125g |
その他 |
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住友科学の「ダントツ水溶剤」は、ハエ目のみならず、バッタ目やカメムシ目といった各種の害虫にも優れた効果をもたらす防除剤です。観葉植物はもちろん、家庭菜園にも使用できます。
自宅の観葉植物に使用する場合は2,000~4,000倍に希釈して、茎や葉にスプレーしましょう。壁や床にかかっても、すぐに拭き取れば支障はありません。
顆粒状なので、水に良く溶け、粉立ちも少ない点も特徴です。野菜や花などにも活用できるため、園芸が好きな人はひとつ持っていて損のないアイテムといえるでしょう。
アース製薬/アースジェット
商品説明 | |
観葉植物への悪影響 | あり |
忌避効果 | なし |
価格 | 728円(Amazon) |
内容量 | 450ml |
その他 |
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アース製薬の「アースジェット」はコバエを強力な薬剤で素早く退治ができる殺虫剤です。「コバエがいる」と思ったら本製品を手に取り、コバエに向けて直接噴射しましょう。
目や喉、鼻に優しい低刺激・無香料タイプなので、刺激に敏感な人でも不安なく使用できます。
またコバエだけでなく、ノミやシラミ、ダニ、そして不気味なゴキブリにも効果を発揮するところがこの商品のポイントです。
なお、この商品は観葉植物に直接かけるのはNGです。あくまでコバエなどの害虫に対して噴射するようにしましょう。
アース製薬/BotaNice 飛びまわるコバエ退治 1プッシュ式スプレー
商品説明 | |
観葉植物への悪影響 |
(直接観葉植物や土への噴射はNG) |
忌避効果 | あり |
価格 | 699円(Amazon) |
内容量 | 13.2ml(60回分) |
その他 |
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アース製薬から販売されている「BotaNice 飛びまわるコバエ退治」は、室内の空間にワンプッシュするだけでコバエを撃退できる便利な商品です。
コバエが気になるなと思ったら、部屋にワンプッシュするだけでコバエ退治ができる簡単さが魅力の商品といえるでしょう。
またコバエ自体に直接噴射すれば、即効性のある殺虫剤としても利用できます。スプレー缶は手の平に収まるコンパクトサイズなので、収納場所に困りにくい点もメリットです。
イカリ消毒/ムシクリン コバエ用スプレー
商品説明 | |
観葉植物への悪影響 |
(土への使用は〇) |
忌避効果 | なし |
価格 | 611円(Amazon) |
内容量 | 400ml |
その他 | 天然成分を使用 |
イカリ消毒の「ムシクリン コバエ用スプレー」は、天然除虫菊エキスをベースにした、水性の殺虫剤です。発生してしまい、飛翔する姿が目障りなコバエを素早く退治してくれます。
天然成分に由来しているので、室内でも安心して使用しやすいのも嬉しいポイントです。観葉植物周辺に使用する場合には、植物にかからないように注意しながら、周辺にスプレーしましょう。
また、観葉植物にわきやすいキノコバエだけでなく、キッチン周りにわきやすいショウジョウバエのほか、チョウバエ、ノミバエ、タカラダニを撃退するのにも使用できます。幅広い用途で使える点がメリットです。
フマキラー/蚊とり線香
商品説明 | |
観葉植物への悪影響 |
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忌避効果 |
(燃焼中は駆除効果が持続する) |
燃焼時間 | 11時間 |
価格 | 800円(Amazon) |
内容量 | 50巻 |
その他 |
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フマキラーの「蚊取り線香」には「ピレスロイド系」の薬剤が使われています。この成分は駆除にも予防にも効果があるため、殺虫スプレーなどにも多用されているものです。
他の蚊取り線香には、ピレスロイド系の成分が含まれていない可能性があるので、成分を確認した上で購入しましょう。
コバエ予防のために蚊取り線香を使用するときは、ご存じのとおり、先端に火をつけるだけです。
室内で使用するときの注意点は、しっかり換気することです。窓を閉めた状態で蚊取り線香をたくと、目や喉に刺激を感じます。窓を空けた状態にしたうえで、風上に蚊取り線香と観葉植物を置くと効果的です。
住友化学園芸/オルトランDX粒剤
商品説明 | |
観葉植物への悪影響 |
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忌避効果 |
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価格 | 1,236円(Amazon) |
内容量 | 1㎏ |
その他 |
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住友化学園芸の「オルトランDX粒剤」は、土の中に混ぜこむだけで殺虫できる薬剤です。
すでにコバエの卵や幼虫がある場合は、土のなかに殺虫スプレーが届きません。オルトラン粒剤なら、薬剤を土に混ぜ込むだけで殺虫効果・忌避効果があるのでオススメです。
オルトランを散布すると、根から成分が吸収されていき、観葉植物の葉っぱや茎にも殺虫効果や防虫効果が行きわたります。しかも効果は1ヵ月ほど持続するという優れものです。
害虫駆除や防虫効果の成分が含まれているものの、園芸用薬剤なので、植物に影響が出ないように調節されているため安心して使えます。
アース製薬/BotaNice 土からわいたコバエ退治 粘着剤タイプ
商品説明 | |
観葉植物への悪影響 | なし |
忌避効果 | なし
(駆除効果は約1か月続く) |
価格 | 699円(Amazon) |
内容量 | 4個入り |
その他 |
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駆除剤を飛散させない粘着剤タイプです。
緑色の葉っぱ型をした本製品を、植木鉢やプランターの土に挿すだけで、用土内から発生するコバエをしっかりと確保できる粘着剤です。葉っぱに見立てた外観なので、観葉植物の美観を崩すこともありません。
液体を噴霧するタイプとは違い、床や壁がシミになるといった心配も不要です。また、無臭なので、暮らしが臭いで邪魔されることもありません。
コバエがわきにくい土の種類
セラミス・グラニュー
ドイツ産の粘土を高温で焼き固めた土です。吸水性や保水性に優れているため、水やりをする回数が少なくて済みます。プランターのそこに水がたまることもないため、コバエが発生するのを防ぐことができます。
ゴールデン培養土
ゴールデン培養土には有機肥料がふくまれていないため、コバエのえさとなる成分がありません。
保水力が優れている他、栄養分が豊富に含まれているため、植物を元気に成長させることができます。
クリスタルグレイン
クリスタルグレインは、白色の土が特徴です。有機物を一切含まず、珪藻土と呼ばれる天然鉱物と無機物肥料により作られています。
においがしないだけでなく、手も汚れないため、水やり以外の手間が発生しません。
カルセラ
カルセラの特徴は、繰り返し洗って使えるという点です。普通の土であれば使ったら捨てますが、カルセラは捨てる必要がありません。
観葉植物に発生しやすいコバエは2種類
観葉植物に発生しやすいコバエは主に「キノコバエ」と「チョウバエ」の2種類です。特徴や人体への影響の有無について解説します。
ちなみに、種類が違っても駆除方法は同じで大丈夫です。
キノコバエ
「キノコバエ」は観葉植物やプランター周辺に多く発生するコバエです。観葉植物の用土に含まれる有機物をエサにして幼虫が育ち、成虫が発生します。観葉植物の土の中に卵を産み付けます。
人体への影響は報告されていませんが、人の周りを飛び回ったりしするため、不快害虫として知られています。
体は濃い目の褐色から黒色で、体長は1~4mmと比較的に小柄ですが、飛翔する姿は肉眼でも十分目に入る大きさです。キノコバエの小さな体は網戸の目をかいくぐって室内へと侵入します。
また湿度と温暖な気候を好むので、梅雨の季節に多く発生し、秋まで活動しています。
チョウバエ
「チョウバエ」は体長4〜5mmほどです。蛾のような見た目をしていて、昼間よりも暗くなってから活動を始める、夜行性です。
湿度が高く、油っぽい場所を好み、固形化した汚れや汚泥化したヘドロをエサにして成長します。人から出る老廃物や皮脂、石けんのカスが溜まりやすい排水口にもわきやすいです。
また観葉植物から排出された汚れを含んだ水が溜まる受け皿もチョウバエの絶好の繁殖場所になります。
チョウバエは汚れた水を求めて、トイレを生息場所とするケースも見られます。そのため「便所バエ」とも呼ばれることもある種類です。
チョウバエは人体への影響があることにも注意しておきましょう。チョウバエは食品に止まったり、産卵することもあるため、気づかずに飲み込んでしまうことがあります。飲み込むと「ハエ症」をいう病を起こし食中毒や腹痛・血尿といった症状を引き起こします。
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