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店舗の写真撮影|店内・概観・メニューの撮り方で雰囲気を伝えるコツ

最終更新日: 2022年12月05日

店舗をより多くの人に知ってもらうために、店舗の写真は必須です。事前に何を準備すればよいか、店舗撮影のポイントやプロのカメラマンに代行撮影を依頼した場合の相場など、店舗写真を撮る前に確認することをまとめてみました。

店舗の写真を撮影する前に確認すること

店舗の撮影をする前に確認しておくこと
店舗の撮影をする前に確認しておくこと (画像提供:Anastasiia Fedorova/Shutterstock.com)

店舗写真の撮影が必要となった時のチェック項目です。しっかり決めておかないと、無駄な時間ばかりかかってしまいます。ここは段取りよく、一つ一つ漏れが無いようにチェックしてみましょう。

1.店舗のコンセプトを視覚的に伝える。

一番最初に考えたいことは、そのお店のコンセプトをどのように視覚的に伝えるかということです。他のお店にはない独特なラーメンを提供するラーメンやさんだったら、そのこだわりをどのように視覚的に伝えるか、ラーメンを取ればいいのか、スープの素材なのかなど。何を画像として切り出せば視覚からダイレクトにそのお店のコンセプトを伝えられるか、考えつくすことは大切です。

カフェでもお店のコンセプトによって撮るものが変わります。店主がこだわった音楽をゆったりとした雰囲気で聞いてもらうことをコンセプトにしたカフェならば、座り心地のよいソファタイプの椅子を画像として切り取ってみたり、アートをテーマとしているようだったら、ギャラリーのようなインテリアを画像として切り取ってみたり、珈琲にこだわりがある場合は、美味しいコーヒーを淹れるためのカフェマシーンだったりしますよね。

その店舗の魅力を最大限に伝えるには、何をどうとるか。店舗撮影のテーマを検討してみましょう。

2.写真を見る人はどんな人?

店舗を利用する人を思い描き、どんな人がその写真を見るのかも大事なポイントになります。食事をメインに探す人に見てもらうのか、お店の雰囲気でお店を決める人に伝えるのか、大人数のパーティー用に使えるお店を探している人にアピールしたいのかなど。

その店舗にメインで来ていただけそうな客層がどんな人たちなのか把握しておきましょう。性別や年代、子供がいるのかいないのかなどで様々に店舗の撮影の方法が変わってきます。

3.写真が伝える雰囲気

画像からどんな雰囲気を伝えたいでしょうか?大人っぽく落ち着いた空間なのか?にぎやかな雰囲気なのか?アットホームな雰囲気なのか?何を撮るかももちろん大切な事柄ですが、その写真にどういう印象を持ってもらうのかもまた大切なことです。

きれいに撮影することが出来れば何でも一緒というわけではなく、温かく落ち着いた雰囲気に仕上げるか、クールでシャープな印象を与えたいのか。それによって撮影の仕方も全く変わっていきます。

店舗の撮影に必要なカットを確認する

店舗の外観を撮影する
店舗の外観を撮影する (画像提供:Grand Warszawski/Shutterstock.com)

事前に店舗撮影で確認するべきことが決まったら具体的なカット割り、カット数を確認しておきましょう。飲食店でしたら商品になる料理だけではなく内装・外観・中の座席の様子など様々なカットが必要になっていきます。ではどんなところを撮っていくべきなのか具体的なポイントを紹介しましょう。

1.外観

店舗の外観撮影は何を伝えたいかにかかわらず必須の項目です。初めてのお客さんが来店する際にわかりやすくなります。店舗の外観をいかにかっこよく撮影するかももちろん大切ですが、それ以外にも大切なものがあります。

看板や周りの道路の様子など周辺の状況も実は大切な情報です。確かに見栄えがいいものにはならないかもしれませんが、お客様が道に迷わずに安心してたどりつける材料になります。地図があれば大丈夫だろうと思っていても意外とそうではない人も少なくありません。きれいでキャッチーな写真を撮ろうとだけしてしまいがちですが、必要な情報を伝えるのも写真の大切な役割の一つです。

2.内装・機材

内部にあるロゴなどはそのお店の顔ともいうべき大切なところです。イベント会場などの場合はどんな機材がどのくらいあるのかも大切な情報なので撮影しておくべきポイントになります。

カフェやレストランならメニューやショップカード・レジの様子などもお客様にどういったお店なのかを伝える大切な情報になります。店舗の中にある賞状や認定賞・免許証なども撮っておくとお客様に信頼を与える材料となり安心感を与えます。

3.商品

大まかにいうと2つの要素があり、どちらを優先するかで撮影の仕方が変わります。一つ目が商品の形・大きさ・質感などの情報を正確に撮影する方法です。この場合は事実を正確に撮影できるかがポイントになります。またもう一つが商品の用途や使い方、楽しさなどのメリットが伝わるように撮影するのがポイントです。最初に挙げた撮影の仕方が情報を伝えることならこちらはイメージを伝えることを重要視した撮影の方法になります。

どちらのポイントを優先して撮影するにしても、商品にピントが合っているのも大事です。写真にメリハリが出て、商品のディテールも伝わってきます。

4.普段の仕事をしている様子。さりげないカットや人、物。

イベントなどを開催しているようでしたら、その様子を撮るのも効果的です。オープン前だと難しいですが、開店していらっしゃる場合は店内の人の様子などを映すとどういった客層の人が入っているのか伝わりやすくなり、安心感を与える材料になります。

ただ人がいるからと必要以上に飾ろうとする必要はありません。普段やっていないことをやる必要もありません。等身大でやっていることをなるべくきれいに撮るために出来ることは何か考えながら店舗の様子を撮影するといいでしょう。

人物が入る場合は、撮影の許可をもらうことも忘れないでください。

店舗の撮影は代行のカメラマンに依頼したほうがいい?

店舗の撮影は代行カメラマンに依頼する
店舗の撮影は代行カメラマンに依頼する (画像提供:Ground Picture/Shutterstock.com)

では店舗の写真は自分で撮影するべきでしょうか?プロに撮影してもらうべきでしょうか?結論を先に申し上げますと、プロに撮影をお願いするほうがベターです。なぜなのでしょうか?

店舗の撮影で使うレンズ、ライティングが違う!

カメラの機材には多くの費用が掛かります。最近のiphoneやスマホのカメラは比べ物にならないほど進化しているのは確かです。それでも店舗として撮影してもらう場合にはしっかりとした設備と技術で撮ってもらったものにはかないません。

またプロに頼まなくても機材が揃っていればいいということでもありません。同じ機材を使っていて同じ場所から撮影しても同じ写真にはなりません。レンズの絞り方、ライティングの当て方、ピントの当て方一つとってもどれか一つを変えるだけで、見え方は全然変わると言っても過言ではありません。

そういった見せ方を一つ一つ把握しているのがプロのカメラマンの仕事です。

店舗の写真の撮り方を熟知している

店舗撮影の場合、商品のイメージを最優先して撮るのと、商品をしっかり紹介するのとでも撮影の仕方が変わっていきます。

例えばカフェのご飯であれば料理そのものを美味しそうに撮影することが大事なら、その料理のシズル感を最大限に強調したものを撮影することが大事ですし、ボリューム感を伝えたいならそのボリュームがどのくらい凄いのか比較対象を見せながら伝えるなどの工夫が必要になります。

何を撮るかだけではなく、撮影した店舗の写真をどのように伝えるのかを意識しながら撮影できるのがプロのカメラマンの仕事です。

参考:【全国対応】出張撮影カメラマン凄腕50選・商品撮影・料理写真・店舗

店舗の撮影のカメラマンの選び方

代行カメラマンの選び方
代行カメラマンの選び方 (画像提供:fztommy/Shutterstock.com)

でもプロのカメラマンになら誰にでも頼んでいいかと言われるとそんなことはありません。カメラマンは特に資格が必要ではないため、簡単にプロを名乗れてしまう職業でもあるからです。

また一口にカメラマンと言っても物を撮影するのが得意なカメラマンもいれば、空をきれいに撮影することが得意なカメラマンもいます。では店舗撮影に適切なカメラマンはどのようにして選べばいいのでしょうか?

人、モノ、空間どの分野が専門なのか?

先ほども触れましたが、一口にカメラマンと言っても人を撮るのと、モノを撮るのと、空間全体を撮るのは勝手が全然違います。

とはいえ、撮影したいものが複数のジャンルにわたっている場合がほとんどです。その場合は一番強調しておきたいものは何なのか、優先順位をはっきりと決めておいてからカメラマンを選ぶと良いでしょう。そうしておくことでたくさんいるカメラマンの中から適任のカメラマンを見つけやすくなります。

信用できるかどうか

当たり前のように聞こえますが、実はプロのカメラマンに特別な資格は一切ないため名乗るだけで出来てしまうのが現状です。そのためぱっと見機材がしっかりしていてちゃんとしてそうに見えても実はそうではないということも少なくありません。

プロとしての技術を素人が見抜くのは簡単とは言えません。ですが、信用できるかどうかを見るのは素人でも十分に可能です。ビジネスマナーがちゃんとある人なのか?やりとりをしていく中でカメラマンがこちらの要望をきちんと拾ってくれるのかどうか。コミュニケーション能力もあなたの要望を形にするためには必須と言える大切なスキルです。

ホームページや実績などはきちんとあるのかどうか。ホームページや実績を見ただけではわからない情報も多くあります。実際に話したり、やり取りをしていく中で確認していくことが大事です。

店舗の写真の料金相場は?

店舗撮影の料金の相場はプロのカメラマンに頼んで1~3時間で5万程度です。クラウドソーシングなどを用いて1~3万円程度が一般的です。ですが、それでどこまで対応してもらえるかはそれぞれのカメラマンで異なります。

どの程度打ち合わせをしてくれるのか。何枚カットをとってもらえるのかなど確認していくといいでしょう。時間はどの程度使えるのか。提示する料金がたとえ一緒でも対応の内容が全く異なることも。

事前にどこまで対応してもらえるのかどうかしっかりと確認しておきましょう。特に店舗の場合外観・内観・商品など撮影するべきかっとが複数にわたることが多いです。何カットでも対応できるのか、そうではないのかはしっかり確認しておくべきポイントです。

参考:【全国対応】出張撮影カメラマン凄腕50選・商品撮影・料理写真・店舗

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はじめて見る店舗で「いってみたい!」と思えるかどうか。それは見た瞬間の印象で8割以上決まってしまいます。もちろん店舗の写真を自分たちでとるのは可能ですが、写真の違いがその後の集客に大きな影響を与えることも少なくありません。

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見積もり依頼をすると、プロカメラマンより最大5件の見積もりが届きます。その見積もりから、条件にあったカメラマンを探してみましょう。カメラマンによって料金や条件など異なるので、比較できるのもメリットです。

チャットで相談ができる

お気に入りのカメラマンがみつかったら、撮影の詳細や見積もり内容などチャットで相談ができます。チャットだからやり取りも簡単で、自分の要望もより伝えやすいでしょう。

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