鳴き声やフンなどカラスの被害を受け、撃退を検討している方も多いのではないでしょうか。
カラス撃退法の一つとして、カラスの天敵を利用する方法があります。この記事ではカラスの天敵と天敵を利用した撃退法を紹介します。カラス対策に役立ててください。
カラスに天敵はいる?
わが物顔で人々に迷惑をかけているカラスですが、実は天敵が存在します。カラスの天敵と天敵を見つけた際のカラスの行動について紹介します。
オオタカなどの猛禽類が天敵
カラスの天敵は、オオタカやフクロウ、トンビといった猛禽類の鳥です。オオタカやフクロウはカラスを捕食することもあります。
トンビはカラスを捕食はしませんが、餌場が被りケンカすることがよくあります。いずれもカラスより大きく、なかなか勝てないので数少ない天敵なのです。
またスズメバチがカラスの天敵だという説もあります。スズメバチは黒いもの攻撃する習性があるので、カラスは攻撃の的になるのではないか、と考えられているようです。
天敵を見つけたときの鳴き声
カラスは鳴き声を使って、人間のように高度なコミュニケーションを図っています。そのバリエーションは40種類以上になるといわれるほどです。ただし、いまだに解明されていないことも多いのが現状です。
天敵を見つけた際は、「ガァガァガァ」と短い間隔で強く鳴くといわれています。この鳴き声を出している場合は、警戒心が強まり威嚇行動に出ることもあるため、近づかないようにしましょう。
天敵を利用して駆除は可能?
天敵である猛禽類を利用してカラスを駆除することは可能です。しかし鳥獣保護法によって、カラスを許可なく駆除することは禁じられています。そのためカラスを追い払う程度の対策しかとることはできません。
カラスをむやみに駆除はできない
カラス含めすべての野生鳥獣は、「鳥獣保護法」によって許可なく駆除することが禁じられています。迷惑だからといって、勝手に捕獲したり処分したりすることのないように注意しましょう。1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処される可能性があります。
なお、農作物などに被害が生じた場合に、追い払い対策をしても被害が減らなければ、有害鳥獣捕獲の許可を受けて捕獲することが可能です。詳しくは各自治体の窓口に相談しましょう。
つまりカラスにとれる対策は、基本的には追い払うことだけとなります。ネット通販やホームセンターなどでさまざまなグッズが売られているので、チェックしてみましょう。
自治体によっては猛禽類を放つこともある
カラスの被害が大きい自治体などでは、天敵である猛禽類を実際に放っているところもあります。鷹匠などを雇って特定の場所を飛ばせるのです。
猛禽類を放つことで「ここは猛禽類のナワバリだ」と主張し、カラスを追い払うことが可能です。カラスは賢い動物なので、何度か猛禽類を飛ばすと寄り付かなくなります。鳴き声などの被害対策だけでなく、景観が良くなる効果も期待できるようです。
鳴き声を鳴らす対策も
カラス対策のひとつとして、天敵である猛禽類の鳴き声を利用して、カラスを追い払う方法があります。タカやフクロウなどの鳴き声をレコーディングしたものを流すことで、カラスの警戒心を高め、寄り付かないようにすることが可能です。
また「ガァガァガァ」と短い間隔で強く鳴くカラスの警戒音を出すことでも、追い払う効果があるようです。音源はYouTubeなどで「カラス 撃退音」などと調べることで探せるでしょう。
その他にもあるカラス対策
天敵の鳴き声を鳴らす以外にも、カラスの被害を抑える対策はあります。その他のカラス対策について紹介します。
テグスを使って動きを妨害する
カラスがベランダによく来て困っているなら、テグスを張るのがおすすめです。テグスとは、ナイロン製のヒモや釣り糸のことです。
テグスをベランダの手すりに張り巡らせると、カラスがとまった際に足に絡まり、動きを妨害できます。張り方がポイントで、向きや高さを変え不規則に張るようにしましょう。カラスがテグスを嫌がって寄り付かなくなります。
超音波を流す
カラスが嫌う超音波を流す方法もあります。この方法は効果が出るまでのスピードが速いのが特徴です。専用の装置を用いて超音波を流すことで、カラスが寄り付かなくなります。
ただし、音を大きくすると人間にも聞こえるので、使用する場合は近隣住民への配慮が必要です。
人が集まる住宅地などでは使用を控えるなど、使用方法には十分注意しましょう。
レーザーポインターを当てる
カラス対策にはレーザーポインターをあてるのが非常に効果的です。カラスは光るものを警戒する習性があります。レーザーポインターはカラスが嫌がる強い光を発するので、カラスを簡単に追い払うことが可能です。
ただし人が多い場所や人に向けて使うのは避けてください。万が一でも目に光があたってしまうと、失明する恐れがあります。
またレーザーポインターは使い方によっては危険であることから、販売や使い方に制限があります。購入の際は人体への影響が少ないとされている「PSCマーク」がついているものを選びましょう。
カラス被害がひどいときはまず自治体に相談
カラス被害がひどいなら、まずは自治体に相談しましょう。迷惑だからといって勝手にカラスを駆除すると、罰金に処される可能性があります。
また同時にカラス対策を試してみましょう。天敵である猛禽類の鳴き声を流したり、レーザーポインターを当てたりするなど、対策によってはカラスを追い払えるかもしれません。この記事を参考に、カラス対策を進めていきましょう。
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