新築住宅の標準契約に、カーテンレールや、カーテンの設置が含まれないケースは珍しくありません。カーテンレールを取り付ける場合、頼める業者や自分で取り付けられるかどうか、費用や選び方も併せてチェックしましょう。
新築住宅へのカーテンレールの取り付け・交換方法
新築住宅に取り付けるカーテンレール・カーテンは、購入や取り付けを頼む業者によって、質や値段が大きく変わります。「安くて簡単な方法がよい」「毎日目に入る上、来客があることも考えると見た目にこだわりたい」など、自分の望む条件に合わせて選びましょう。
時間を節約したい人は施工業者に依頼
新築住宅の施工業者にオプション契約として頼む方法が、カーテンレールの取り付けにおいて最も手っ取り早いといえるでしょう。取り付け業者を新しく探す手間が省ける上、新築引き渡し時にカーテンレールやカーテンをすぐ使える状態にできます。
採寸も正確で、エアコン・エアコン用コンセントなどの配置に配慮した取り付けをしてくれます。
ただしハウスメーカーを通してカーテン業者や内装業者に受注するため、中間マージンが加わって高額になりやすいのがデメリットです。ある程度高い費用がかかっても、時間や手間を省きたい人に向いています。
見た目にこだわりたいならカーテン専門店
カーテンレールやカーテンの品揃えが豊富なのは、カーテン専門店です。カーテンの専門家なので取り付けにも慣れており、安心できます。カーテンを購入する際に取り付けを頼むと、他店のカーテンレールでも設置してくれるでしょう。
ハウスメーカーを通すより安く済む可能性があり、窓1つあたり約2,000~3,000円程度の値段が一般的です。もちろん店舗によって値段は変わるため、複数の店舗に見積もりを出してもらい、比較するとよいでしょう。
カーテン専門店ではプロのアドバイスをもらいながら、納得のいく商品選びができます。来客の多い家庭や、こだわりのデザインに囲まれて暮らしたい人におすすめです。
ホームセンターは低コストが魅力
既製品のカーテンレールやカーテンを安く購入できるのは、ホームセンターや量販店です。大型のホームセンターや量販店では、カーテンレールとカーテンをセットで購入すると、設置作業までサービスしてくれる場合があります。
取り付け費用は低価格ですが、どうしても専門店に比べると、カーテンの見た目が値段相応の印象を与えてしまいます。カーテンに詳しい店員がいるとは限らないので、レールがエアコンやコンセントと被らないように、事前に詳しい配置を伝えましょう。
カーテンの品質やデザインにあまりこだわらないなら、ホームセンターで購入するとコストを抑えられます。自分で取り付ける手間や時間もかかりません。
自分で取り付けるにはスキルが必要
採寸から取り付けまでを自分で行う方法は、最も費用が安く済みます。DIYで取り付けるコツは、カーテンレールやカーテンの寸法を丁寧に測ることです。
窓の上部にある「下地」の位置をチェックし、エアコンやコンセントの位置に被らないように、水平に取り付ける必要があります。
下地とは壁の奥にある固い素材で、取り付けの土台になります。強度のしっかりした下地に付けないと、時間が経つにつれて留め具が緩み、突然カーテンがレールごと落ちてきてケガするかもしれません。
DIYをする場合、採寸を失敗したり壁に傷を付けてしまったりする可能性もあります。カーテンレールの取り付け手順は単純ですが、採寸や作業の正確さが求められます。上手くできるか心配なら、知識・経験のある業者に頼んだ方が確実でしょう。
取り付けの手順
- ネジが取り付けられる下地を探す
- カーテンレールの取り付け金具を設置する場所を決める
- キリで壁に穴を開けて金具を取り付ける
- 金具にカーテンレールを取り付けて完成
カーテンレールの取り付け業者を選ぶときの注意点
カーテンレールの取り付け業者を選ぶ場合には、いくつか注意点があります。見積もりの総額を事前に出してもらう、電話で対応を確認するなど、安心して任せられる業者選びのポイントを見ていきましょう。
施工後に不当請求されないように気を付ける
カーテンレールとカーテンを購入した業者に取り付けまで頼むにしろ、別の場所で購入した商品を業者に取り付けてもらうにしろ、信頼できる業者を見極めることが大切です。
悪質な業者に頼んでしまうと取り付け方に問題があったり、不当な高額請求をされたりと、トラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
安心できる業者を選ぶには、見積もりの総額を事前に出してもらうのがポイントです。料金体系の明確さや、ネット上での業者の成約数・口コミも参考になります。
プラスの評価が多いか、どのような点が評価されているのかを見ることで、業者の仕事ぶりが分かるでしょう。
電話で業者の信頼性を確かめる
業者の仕事ぶりを確かめるには、電話で取り付けについて質問する方法も効果的です。例えばカーテンレールを取り付ける位置について質問した場合、知識・経験のある業者なら、取り付け場所や使用する商品を確認するものです。
状況を調べずに何でも安請け合いする業者は、避けた方がよいといえます。説明の仕方が分かりやすく、具体的な内容であれば、顧客への誠実さがうかがえます。取り付け作業もきちんとこなしてくれると信頼できるでしょう。
カーテンレールの取り付けにかかる費用
業者の種類を決めた後も、できるだけ費用をかけたくないと思う人は多いはずです。カーテンレール取り付け費用の相場はいくらか、全体の費用を安く抑えるコツと一緒に紹介します。
カーテンレール取り付け費用の相場
カーテンレールの取り付け費用は、通常の費用相場は新築の戸建て全体で2万~10万円です。業者別に細かく見ると、以下のように違いがあります。
業者の種類 | 基本料金 | 窓1つににつきかかる料金 |
---|---|---|
工務店 | 5,000~10,000円 | 4,000~8,000円 |
カーテン専門店 | 3,000~5,000円 | 2,000~3,000円 |
ホームセンター | 1500円~4,000円 | 1,000円~3,000円 |
カーテン代は既製品かオーダー品かで大幅に値段が変わり、他にレール代・採寸代・出張費がかかります。自分にとって手ごろな値段で業者を選びましょう。
全体の費用を安く抑えるコツ
カーテンレールの取り付けを安く済ませたいなら、家の顔となるような窓とそうでない窓に分け、窓に応じてカーテンレールの質を変えるのが1つの方法です。長い目で見ると、少し高めでも耐久性の高いレールを買った方が、廉価製品を何度も取り替えるより安く済みます。
安い業者を探すときは、複数の業者の見積もりを比較するのがコツです。例えばミツモアのように、業者を比較するのに便利なマッチングサイトもあります。
ミツモアは質問に答えていくだけで、複数の業者に見積もり依頼ができ、すぐに最大5件の見積もりが届きます。口コミ評価も参考にしながら、より安くて信頼できる業者を選びましょう。
新築のカーテンレールの取り付けは業者に頼もう
選ぶ業者によって、カーテンレールやカーテンの見た目と値段は大きく変わります。安さを優先したいからといって、全てを既製品にする必要はありません。客間にはお気に入りのオーダー製を取り付けても、他の窓を安く済ませれば、全体の費用は抑えられます。
自分で取り付けるのは1番安い方法かもしれません。しかし日常的に長く使うことを考えると、プロに頼んだ方が見た目の美しさや安全性の面で安心できます。自分が満足できる質と値段のバランスを取りましょう。
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