木を枯らす方法は?
木を枯らす方法には大きく分けて「巻き枯らし」と「除草剤」の2種類があり、それぞれ記事内で詳しく説明しています。
枯らすことが難しい木の種類はあるのか?
枯らすことが難しい木の種類は、常緑樹(じょうりょくじゅ)です。常緑樹は年間を通して緑色をしている樹木で、冬になっても葉が落ちない木のこと。代表的な木はスギやマツです。常緑樹は生命力が強く、簡単には枯れません。薬品を使わなければ、1〜2年ほどかかります。薬品を使用しても6ヶ月〜1年ほど枯れるまでに時間がかかります。
木を枯らす方法には大きく分けて「巻き枯らし」と「除草剤」の2種類があり、それぞれ記事内で詳しく説明しています。
枯らすことが難しい木の種類は、常緑樹(じょうりょくじゅ)です。常緑樹は年間を通して緑色をしている樹木で、冬になっても葉が落ちない木のこと。代表的な木はスギやマツです。常緑樹は生命力が強く、簡単には枯れません。薬品を使わなければ、1〜2年ほどかかります。薬品を使用しても6ヶ月〜1年ほど枯れるまでに時間がかかります。
結論から言うと、自力で木を枯らすことは可能です。しかし正しい知識を持って作業しないと怪我をしたり、子供やペットに悪影響が出たりするので、危険性を理解することが大切です。
自分で木を枯らす方法は大きく分けて、2つあります。
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巻き枯らしは、木が土からもらう養分が流れるのを遮断し、栄養失調の状態にさせて枯らす方法です。除草剤を使用した方法では、除草剤が持っているグリホサート系成分を利用して植物の酵素の働きを阻害します。すると木は成長できなくなり、やがて枯れていってしまいます。
塩や漂白剤、酢、シンナーで木を枯らすことができると考えている方が多いかもしれませんが、効果がないだけではなく危険です。
塩を使う方法は、木が枯れた後にも影響が残り、その場所では新しい植物が育たなくなってしまいます。また塩や酢が雨で流れ出すと、周囲の土壌や配管へ悪影響が出ることもあります。
漂白剤やシンナーを使った枯らし方は、危険なのでやめましょう。なぜなら人体に悪影響を及ぼす薬品だからです。ペットが漂白剤やシンナーを含んだ土に口を付けてしまうと、死んでしまうこともあります。
薬品を使わない方法として「巻き枯らし」があります。木が養分を吸収できないようにすることで、徐々に木を弱らせて枯らしていく方法です。巻き枯らしに必要な道具も合わせて紹介していきます。
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表皮を剥がす位置によっては、根まで枯らせないこともあります。腰高のあたりで表皮を剥がした場合、生命力がある木は新しい葉が出てきてしまいますので、根こそぎ枯らしたいのであれば低い位置で根本まで表皮を剥がすようにしましょう。表皮が剥がれやすい、4~8月に行うことをおすすめします。
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ロープを使用した方法は、木が成長するとともに縛ったロープが木の幹に食い込みます。栄養素を運ぶ通路が分断されるので、栄養が届かなくなり、枯れる仕組みです。
ロープはポリエチレン製の丈夫なものを使いましょう。時間がかかる方法ではありますが、工具を持っておらず、手間をかけたくない方におすすめです。
ここでは除草剤を使って木を枯らす方法について紹介します。除草剤を使う方法は3つあり、自宅の庭の状況や木の状態を確認して、適切な方法を選んでください。
また灯油を使って枯らす方法もあり、灯油が家にある方は灯油を使った方法も検討してみましょう。
木を枯らすには、グリホサート系の成分が含まれている除草剤を用意しましょう。グリホサート系の除草剤は、植物の酵素の働きを阻害することで植物を枯らします。代表的なものは「ラウンドアップ」です。
各工程で必要な道具を紹介します。
除草剤を木の根元に散布して枯らす方を紹介します。「液体タイプ」「顆粒タイプ」のどちらを使っても枯らすことができますが、顆粒タイプは風で飛ばされやすいので注意してください。
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除草剤の散布は、風の弱い日に撒きましょう。なぜなら風が強いと薬剤が飛ばされてしまい、他の植物にも影響が出てしまうからです。また翌日に雨が降りそうなときも、散布を避けたほうが良いでしょう。
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液体タイプの除草剤も、風の弱い日に撒きましょう。また雨で除草剤が流れてしまうので、晴れている日に撒きます。
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上記の工程で塗布した2~3日後に、再度切り口に除草剤を塗ります。何度も塗らないと、効果が得られにくいからです。また薬剤を塗った後は必ずビニール袋を被せてください。ビニール袋を被せないと、薬剤が乾燥してしまい効果が薄れます。
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穴の数は2〜3箇所で問題ありません。木が枯れるまで定期的除草剤を入れる必要があります。スポイトがない場合は、葉っぱを穴に差してじょうろ代わりにすることで、除草剤を流し込むことが可能です。
除草剤の代わりに「灯油」を使う方法もあります。灯油を木の幹に入れることで、木が持っている水分を一緒に蒸発させ、徐々に弱らせて木を枯らす方法です。
灯油も除草剤と同じように木の幹に穴を開け、開けた穴に灯油を流し込みます。灯油は除草剤よりも効果が弱いので、何度も注入する必要があります。
根っこが元気なままだと、切り株でも掘り起こすのは難しいです。切り株を枯らすためには、木を弱らせる必要があります。切り株を枯らす方法について詳しく解説しますので、自宅にあるものを使いながら様々な方法を試してみてください。もし道具が足りない場合は、ホームセンターで購入することができます。
枯らしたい切り株周辺に大切な植物がある場合、断面に除草剤を塗って木を根っこから枯らす方法がおすすめです。切り株の断面に除草剤を塗布するため、周辺の植物へ影響がありません。やり方は簡単で、除草剤を切り株の断面に刷毛で塗るだけです。1度塗っただけでは枯れないので、定期的に塗り直しましょう。
注意点としては、雨で除草剤が流されてしまったり、除草剤が乾いてしまうと効果が薄れてしまったりすることです。
腐葉土は土を改善させるために用いる肥料のことです。腐葉土を用いることで、木の根を分解して枯らすことができます。腐葉土を使って切り株を枯らす方法は以下の通りです。
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ポイントは腐葉土を常に湿っている状態にキープすることです。腐葉土が乾燥してしまうと、木の根が枯れることはありません。こまめに腐葉土の湿り気具合をチェックして、乾燥していたら水を与えるようにしてください。1年ほど経過すると、木の根がボロボロの状態になります。
ノコギリを使用した方法は、前述の「木を枯らす方法」でも紹介した、切り株を枯らす方法にも応用が可能です。ノコギリを使った木の枯らし方は以下の通りです。
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表皮を剥がすときは、幹の根元まで剥がすようにしましょう。切り株の状態で生きている、木の生命力は非常に強いです。幹の根元まで栄養分を遮断しないと枯れずに、新しい芽が生えてしまうことがあります。
効率的に木を枯らすには、いくつか注意点があります。紹介する注意点を知っておくだけで、スムーズかつ安全に木を枯らすことが可能です。やり方を間違えると、木が枯れないばかりか、怪我につながる可能性もあります。
木を枯らすには適した時期があり、最も適した時期は春から夏です。春から夏は、木が地面の水分を吸っているため、表皮が柔らかい状態です。表皮がやわらかい時期に「巻き枯らし」を行うと、簡単に表皮をはぐことができます。
逆に秋から冬は、木が地面の水分を吸わないため表皮が固く、表皮を剥がすのが大変です。巻き枯らしの作業は春から夏に行い、表皮剥がしに費やす労力を少なくしましょう。
木を切った後に切り株を放置すると「ひこばえ」という芽が発生します。ひこばえは放置したままにすると、どんどん大きくなるため、できるだけ早く処理しておきましょう。特にひこばえが出やすいのは、以下の木です。
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上記の木は多くのひこばえが生えてくる種類なので、注意してください。伐採した木を枯らす方法として紹介した「切り株を枯らす方法」を行うと、ひこばえの発生を防ぐことができます。
枯れた木を放置するのは危険です。なぜなら枯れた木は脆く、強風が吹いただけで簡単に倒れてしまうことがあるからです。隣接する住宅や車の上に木が倒れてしまったら、修理代の請求や法的措置を取られる可能性があるので注意しましょう。
また巻き枯らしの作業を行っているときに、木が腐食していることがあります。腐食した木は倒れやすいので、発見した時点で正しく伐採・処理できる業者に依頼してください。
枯れた木は、シロアリが発生しやすくなります。シロアリは腐った木や枯れた木に発生しやすく、枯れた木を放置するのは危険です。シロアリの発生を防ぐためにも、枯れた木は早めに処理をしましょう。
枯れた木に発生したシロアリが、家に移動してきたら大変です。家の方にシロアリが移動してくると、木を食われ家がボロボロになってしまうので注意しましょう。場合によっては業者にシロアリの駆除を依頼することになり、高額な費用がかかってしまうかもしれません。
強力な除草剤を使えば、すぐに木が枯れるイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。実際のところ木を枯らすには、半年〜1年程度の時間がかかります。
また完全に木が枯れて、倒すことができるまでには数年ほどかかります。時間と手間がかかるため、すぐに木を撤去したいなら、業者に依頼して木の伐採と処理をしてもらいましょう。業者に依頼すれば、数時間ほどで伐採することが可能です。
木を枯らす方法や木の根を枯らす方法、切り株を枯らす方法を実践し、無事に木が枯れたら処分します。処分の方法は自治体によって異なります。自治体のHPを確認して、ルールを守って処分してください。
基本的な処分方法としては、燃えるゴミの袋に入れて出す自治体が多いようです。しかし丸太のように重量があるものは、指定場所まで持ち込まなくてはいけないことがあります。大量の枝はヒモで縛ることも。
また自治体によっては、燃えるゴミでは出せない場合もあります。各自治体に確認し、ルールを知った上で正しく処分しましょう。
自分で伐採できない大きな木や、すでに腐食している木は、業者に頼んで伐採してもらうのがおすすめです。プロの業者であれば、適切な処置をしてくれ、安全に木を処分してくれます。
ここでは業者に頼むメリットや料金、業者選びのポイントを解説します。業者に依頼するときの参考にしてください。
業者に木の伐採を依頼するメリットは、以下の通りです。
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自分で木を枯らす方法を実践しても、枯れるまでには半年〜1年ほどかかってしまいます。しかしプロの業者に依頼すれば、たった数時間~1日で作業が終わります。
また伐採した木の処分まで請け負ってくれるので、処分する手間を省くことが可能です。業者に依頼すれば、すべて任せることができ、どんな木でも処分してくれます。
木の大きさと本数によって、料金が変わります。業者に依頼したときの相場は以下の通りです。
木の高さ | 料金相場 |
〜3m | 3,000円~15,000円 |
3〜5m | 15,000~25,000円 |
5m〜 | 25,000~35,000円 |
抜根や木の回収は別途料金がかかります。幹回りの大きさによって料金が変わるため注意しましょう。
抜根 | 料金相場 |
〜30cm | 6,000~15,000円 |
31〜50cm | 15,000~25,000円 |
51〜80cm | 25,000~35,000円 |
81cm〜 | 35,000~50,000円 |
根の回収 | 料金相場 |
〜30cm | 3,000~5,000円 |
31〜50cm | 5,000~8,000円 |
51〜80cm | 8,000~15,000円 |
81cm〜 | 15,000~3,000円 |
幹の回収 | 料金相場 |
〜3m | 3,000~8,000円 |
3〜5m | 8,000~12,000円 |
5m〜 | 12,000~15,000円 |
以下の点に注意して、業者を選びましょう。
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見積もりが細かく記載されていることで、他の業者との金額が比較しやすくなります。またHPの実績もチェックしましょう。依頼を検討している業者が過去に、同じような木の伐採をしたことがあれば、安心して依頼することができます。
大きな木を枯らす方法を使わずに、伐採を業者に頼む流れについて解説します。
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要望や予算は明確に伝えましょう。なぜなら予算によって伐採方法が変わる可能性があるからです。見積書をもらったら内容を確認をし、疑問点が無い状態にしてから契約をします。
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ぜひミツモアを利用してみてはいかがでしょうか。
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