みんなの記念となる卒業式や謝恩会の集合写真。最後の思い出として、過去を振り返ったときに、素敵な思い出が蘇るような最高の集合写真を残したいですよね。
集合写真のポイントは「全員が画面全体に入っていること」「全員にピントがあっていること」「ブレがないこと」、この3つです!
大切な卒業式。主役全員を綺麗に写すための、集合写真の撮り方・マストポイントを押さえていきましょう。
最高の笑顔で残せるオススメの撮り方やポーズもご紹介いたします。
集合写真は並び方が一番重要!
集合写真は、実は並び方でその出来栄えが大きく変わります。
1列か2列に適当に並ばせると、全体的に写りも小さく、まとまりのない雰囲気になってしまいます。
大人数の集合写真の撮り方は、全員の顔がしっかりとバランスよく収まるように、並び方を調整することが大切。卒業式のみんなの笑顔を余すところなく1枚に収めることができますよ!
顔が見えるように
集合写真で全員の顔が写る撮り方の コツは、横に広がりすぎないように、列で並ばせることです。
人数が多いと横になんとなく並んで、収まらない人が後ろに並びがち。全体的に「引き」の写真となり、せっかくの卒業式の写真なのに、顔が小さくなり表情もわかりにくくなります。
何の支持もなく適当に横に並んだ場合、全員の顔が小さくなってしまいます。列を作って、前列の人の間から後列の人の顔が見えるように配置すると、人の影になって後ろの人の顔が欠けていたり影になって見えにくいという失敗が防げますよ。
高さを変える
人数が多いときは、背の高さや身体の大きさなどの高さのバランスも見ながら、複数列に並ばせるのが上手な撮り方のポイントです。
列で集合写真を撮影する場合、並ぶ人の高さを変えると、より全員の顔が大きく写り、すっきりとしたまとまった印象の写真になります。
3列に並ぶ場合は、最前列の人は中腰か立ち膝に。中列の人は、背が低い人はそのままで、背が高い人は屈んで隣の人との背の高さを合わせる。後列の人は人と人の間に入るように移動する。など、横に広がらないように立体的に列を組みます。
配置が決まったら、前列の人で顔が隠れていないか、端に立つ人がフレームから欠けていないかをチェックしてから撮影しましょう。
全体のバランス
集合写真撮影時は配置とアングルだけでなく、全体的なバランスも重要です。
撮影時、被写体が、フレームの中心にまっすぐに収まっているかを確認しましょう。
せっかく列を作って綺麗に並んで、顔がはっきりと映る状態になっていても、カメラのフレームの中で全体が左右どちらかに寄っていたり、斜めになっているとたちまち残念な写真になってしまいますよね。
カメラのフレームの中に、被写体全体が左右均等に、水平にバランスよく収まっているかも撮り方の重要ポイントです。
集合写真はカメラのアングルで決まる!
卒業式や謝恩会などの集合写真の場合、狭い場所や平らな場所での撮影シーンとなります。カメラとの距離が近すぎて全員が収まらない、といったこともありそうですよね。
この時、カメラマンが階段や椅子・脚立の上に立つなどの、カメラのアングルを変えることでよりよい写真になるんです。
目線より高めのハイアングル
卒業式の集合写真で定番なのが、部活や仲良しグループの集合写真ですね。
この場合、部室や教室などの狭い場所での撮影になり、カメラと被写体の距離も近くなります。
写真中央の人は綺麗に収まりますが、端のポジションの人は欠けてしまうことも。
全員同じ高さで立って撮影すると後ろや端の人ほど写りにくいので、椅子や段差を利用して、目線より少し高めのハイアングルで撮影すると、全員の顔が写りやすくなります。
入り切らない場合は高いところから
卒業式の集合写真は、学校の階段で撮影する場合は列を作って並びやすいのでオススメです。
ただ、階段の下からのアングルで集合写真を撮影すると、階段の奥の背景も写りますが、後ろの列の人が前の人に隠れて小さくなってしまいます。
逆に上からアングルの撮り方であれば、全員の顔がはっきり写り、バランスのいい構図に仕上がります。
撮影の高さを変えることで、上からのアングルとして全体像を写すことができますよ。
なるべく遠くから
卒業式・謝恩会の集合写真の撮影は、なるべく遠くから撮影することも重要ポイントの1つです。
カメラのフレームで実際に見えているものと、プリント時の幅が変わってくることがあります。
プリント時の裁断で、端に写っている人が欠けてしまったなんてこともありがちで、端に写っている生徒にとっては、せっかくの卒業式の集合写真が一気に残念な思い出になってしまうことも。
集合写真は、被写体から距離を取り、余裕をもって全体が収まるように撮影しましょう。
集合写真の基本!カメラの設定
卒業式の集合写真で押さえたいのは配置だけではありません。
人物撮影は、その日の天気や撮影場所が屋外か屋内か、広い場所か狭い場所かなど、撮影の環境によって、カメラの設定や撮り方でも大きく仕上がりが変わります。
最近はスマホの撮影でも、より人物撮影に特化したモードが用意されているものもありますね。スマホとは別に、一眼レフなどの高画質のカメラを用意している場合は、次の設定をぜひ参考にしてみてくださいね。
おすすめの撮影モード
一眼レフや高機能なスマホで撮影する場合、AUTO、またはプログラムオートというカメラの自動設定を利用している人も多いことでしょう。
カメラ任せのオートモードは、その撮影場所・被写体に対してベターな状態を選んではくれますが、もう一手間あると、よりベストに近い写真を撮影することができます。
卒業式・謝恩会の集合写真の場合、全員の思い出となるように全ての人にピントを合わせるのが重要。初心者にも使いやすい撮影時の撮り方として「絞り優先モード(Aモード)」がおすすめです。
F値
前述の「絞り優先モード(Aモード)」を使うことで、F値を自分でコントロールすることができます。
F値とは、被写体をどれくらいはっきり写すかという設定です。これによって、奥のものほどぼけた遠近感のある写真になります。
集合写真の場合、後ろの列の人がぼやけていたらとても残念なことになってしまうので、最後列まで全員の顔にピントがあってはっきり写っていることがマスト。
F値の最小・最大値はカメラによって異なります。一度試しに集合写真を撮影し、撮った画像を拡大して確認してみましょう。
例えば、絞り値をF/4.5で撮影し、拡大して見ると、後列の人の顔がぼやけているかもしれません。少しずつ上げてみて、最適な絞り値を選びましょう。
14~5人程度であれば、F/8がおすすめですが、多人数の集合写真の場合は、かなり遠くからの撮影になるので絞り値も調整が必要です。
ストロボ
屋内で撮影する場合、どうしても薄暗くなってしまいがちです。屋外でも逆光で顔が暗くなってしまう場合があります。
そんな時に頼るのがストロボですが、カメラの内臓ストロボでは、写真の中央だけが明るくなってしまい、端や後ろが暗くなってしまいますよね。
いかにもフラッシュを使いました的な不自然な仕上がりにならないよう、外部ストロボとしてバウンス撮影という撮り方があります。
バウンス撮影とは、フラッシュヘッドを回転させ、天井などに反射させます。その反射した光を利用して撮影する主義を、バウンス撮影と呼びます。直接的なフラッシュではなく、反射した光を使うため、自然な柔らかい光になるのも特徴です。
自然に近い光に撮影できるバウンス撮影ですが、卒業式の記念撮影の場合、背景に学校の施設を入れたい、廊下も風景の一部として入れたいという時がありますよね。
被写体と距離がありすぎる場合、バウンス撮影ではうまく撮れないこともあります。
集合写真で大切なのは、「全員の顔が写っていること」。ストロボを天井にバウンスさせても光がしっかりと届かない場合は、あえてストロボの直打ちで撮りましょう。
集合写真のストロボ撮影時の注意点は、メガネの被写体です。メガネのレンズが反射して、目が写っていないと哀しい写真になってしまうので、メガネをかけている相手には「少しあごを引いてください」という声かけをすること大切です。
集合写真にあったらいいアクセサリー
卒業式や謝恩会ともなると、クラスだけでなく、とにかくいろんなグループでの撮影を次々することになるでしょう。
集合写真の撮り方で大切なのは、3点。「全員が画面全体に入っていること」と「全員にピントがあっていること」、「ブレがないこと」です。
この3つのポイントを押さえるためのアクセサリーをご紹介いたします。
三脚は必須ではない
卒業式・謝恩会の集合写真といえば三脚を思い浮かべる人も多くいることでしょう。
しかし、スマホを始め最近のカメラは、手ぶれ補正機能がついているものがほとんど。
三脚を使う場合は、手ぶれ補正機能はオフにしておきましょう。三脚を使えば斜めになることなく、バランスよく真っ直ぐに撮ることができますよ。
スマホでも最近の機種は手ぶれ補正がしっかりしており、三脚にアタッチメントを取り付けるだけで、スマホでの集合写真用の撮影環境が整います。
実はスマホは実は集合写真を撮るのに向いているのをご存知でしょうか?スマホでオートで撮影すると、背景までにじむことなくはっきりとピントが合いますよね。集合写真は端の人間にまでピントを合わせることが重要なので、実はスマホで集合写真は撮りやすいと言われています。
三脚なしで一眼レフで撮影する場合、シャッタースピードを1/125以下にしないように注意しましょう。この1/125程度を守っていれば、手ぶれの影響なく集合写真を撮影することができます。
ズームレンズがおすすめ
集合写真など、卒業式や謝恩会という場でたくさんの人数を撮るとき、校舎や教室の風景など、広い背景を入れたいとき、標準レンズだけでは写しきれないと感じることがあるでしょう。
大きな校舎や風景、遠近感を利用したインパクトある写真を撮りたいときは、ズームレンズをおすすめします。
ズームレンズの1つ、広角レンズは、遠近感(パースペクティブ)を強調した撮り方ができます。
広角レンズで撮影すると、背景が広く立体的になり、風景を背景に広い場所で撮影した場合は、全体的に臨場感ある写真になります。また、狭い場所でも室内をより広く撮影することができます。
広角レンズで集合写真をとる場合のポイントは、なるべく中心に人物が来るように配置することです。
ワイヤレスリモコンがあれば、全員写れる
ワイヤレスリモコンの場合、みんなで声を掛け合いながら、最高のタイミングを写真に収めることができます。
みんなの緊張が解れてきて、「この時だ!」という瞬間を狙って撮影できるのでおすすめです。
卒業写真の集合写真、最後は掛け声
卒業式での集合写真なのですから、最高の笑顔の写真にしたいですよね。
自然な笑顔を撮るためには「掛け声」が大切です。カメラに視線を向けさせるための合図としても重要ですが、掛け声によってはより自然な笑顔を引き出すこともできるのです。
卒業式や謝恩会で、初心者でも使いやすい掛け声をご紹介いたします。
話しながらの撮影で自然な表情を
集合写真で、いきなり「はい、撮りますよー!」では、みんな身構えてしまいますよね。ちょっとしたことでもいいので、カメラマンが話しかけながらの撮影がおすすめです。
「3枚撮りまーす!」と予告して、撮る合間に「いえーい!」などと声掛けしていくと、自然に笑顔になっていきます。ポーズを取ったり、みんなに一斉に掛け声を言ってもらうと、3枚目くらいで和んできて弾ける笑顔になりそうですね。
3枚目を撮ったで固さが取れて、笑顔のバリエーションも出てきます。ついでにあと2枚撮っておけば安心です。
全員の顔が映るように誘導の声掛け
集合写真で意外にあるのが、撮影時に誰かが動いてしまうこと。ブレの原因になるので、「撮りまーす!」などの掛け声や予告は大切です。
「はい!」という短い掛け声でいきなり撮ってしまうと、緊張した微妙なポーズで視線が泳いだり、よそ見をしていて間に合わなかったりすることも。
「撮るのでカメラのここを見て笑ってねー!撮るよーっ!さん、に、いち、はい!」など、掛け声は長いフレーズのほうが、心の準備もできて、自然な表情を引き出せそうです。
笑いをとれるとgood!
せっかくの卒業式、みんなで写真を撮るなら笑顔がほしいところです。笑顔の集合写真を撮りたい時、狙うタイミングは、笑った瞬間と直後です。
「あんまり見られると照れるんですけど」など、ちょっと笑わせるだけでいいのです。笑った瞬間か、そのすぐ後のタイミングを狙って「撮りまーす!」と撮るのがおすすめです。
笑った瞬間だと、噴き出して下を向いていたりと、顔がカメラを向いていないこともあります。連射で撮影しましょう。
「じゃあ次は〇〇のポーズで!」「その次は〇〇で!」と、芸能人の有名なポーズやちょっとした動きをつけてもらうと、緊張も解れて笑顔になれそうです。
集合写真でみんなでそろったポーズの提案
卒業式に限らず、楽しそうな集合写真といえば、ポーズを決めたときですよね。
みんなで同時にジャンプする写真は、もはや定番。正面からでも後ろ姿、大の字ジャンプでも、元気あふれる楽しそうな記念写真になりそう。
みんなが一列に並んで腕を組むポーズも人気です。前から撮れば笑顔が撮れるし、逆光を利用してバックから撮っても印象的。
部活など、5~6人の仲良しグループの場合は、みんなで円陣を組んで、カメラを覗き込むというポーズも定番です。
また、空を指さしたり、選挙ポスターのような拳を握るポーズなど、1人でやるとちょっとダサいけれど、みんなでやるとなぜか楽しい集合写真になりますよ。
全員で「あなたの思うセクシーポーズ」「かっこいいと思うポーズ」など、ヒーローの変身ポーズ的なものも、卒業式のこの時にこのメンバーでしかできない最高の一枚になりそうですね!
卒業式の集合写真はプロのカメラマンに依頼しよう
以上、卒業式の集合写真撮影の基本とコツを紹介してきました。
人数にもよりますが集合写真は大人数になればなるほど難易度が上がります。経験の豊富なプロのカメラマンでない限り、何かしらのトラブルやミスが起っても不思議ではありません。
卒業式という節目の場での生徒の晴れ姿を失敗なく形に残すためにも、プロのカメラマンに撮影をお願いすることをおすすめします。
集合写真の撮影経験が豊富なカメラマンがいます
プロのカメラマンには、学校での集合写真撮影の経験が豊富な人がいます。
そういった人達は撮影に置いて大事なことを熟知しているだけでなく、数々の撮影経験から「みんなのいい顔を引き出してカメラに収める」ということに長けています。
プロに頼むメリット
プロのカメラマンに自分の写真を撮ってもらうメリットとしては、より高画質な写真を撮ってもらえることと、撮影した写真を見たら「目をつぶってしまった人がいたり、レンズを見ていない人がいる写真ばかりだった」といったミスが起こる可能性を低くすることが出来ることです。
卒業式は生徒にとっては一生に一度の大切な時間です。生徒みんなが晴れ晴れと素敵な顔で写った写真を撮影するためにもプロのカメラマンに撮影をお願いすることがおすすめです!
ミツモアでカメラマンの撮影を依頼しよう!
ミツモアは日本最大級のカメラマン登録数を誇るお仕事マッチングサイトです。それぞれの撮影に特化したカメラマンを地域で絞ってマッチングすることが可能です。カメラマンの撮影依頼はミツモアで見積もり依頼してみましょう。
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ミツモアなら簡単な質問に答えていただくだけで2分で見積もり依頼が完了です。多数のカメラマンから無料で見積もりを取ることが可能です。
最大5件の見積りが届く
見積もり依頼をすると、プロカメラマンより最大5件の見積もりが届きます。その見積もりから、条件にあったカメラマンを探してみましょう。カメラマンによって料金や条件など異なるので、比較できるのもメリットです。
チャットで見積り内容の相談ができる
お気に入りのカメラマンがみつかったら、詳細や見積もり内容などチャットで相談ができます。チャットだからやり取りも簡単で、自分の要望もより伝えやすいでしょう。
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