「教室アルバム」という言葉、聞いたことありますか？
最終更新日: 2020年11月25日
卒業を間近に控えた学生が、思い出の写真を持ち寄って黒板や机、窓などを自由にレイアウトしながら、教室全体を卒業アルバムのようにデコレーションすることを言います。
日々の学校生活の中で撮りためた沢山の写真。SNSが主流の現在、写真は自分だけで楽しむものから人に見せる時代へ変化しているのです。
生徒たちが、それぞれ持ち寄った写真を見せることで思い出を再確認できる「#教室アルバム」は、写真を使った学生最後の思い出作りとして人気が上昇中なのです。
様々なアルバムのスタイル
「教室アルバム」の特色は、学校でもらう卒業アルバムとは少し趣旨が異なります。
学校生活の中で、生徒がイベントごとに撮ったたくさんの写真を使って作るオリジナルの溢れるアルバムということです。クラスだけでなく、部活の先輩の卒業時に後輩から贈るアルバム、仲良しグループで作るアルバムなど様々なシーンで作成されるようになっています。
目的に合わせてアルバムの作り方も変わるもの。その例を見ていきましょう。
プロが作るフルオーダーメイドアルバム
「フルオーダーメイド」の言葉が表すように、すべての工程をアルバムを作りたい生徒の目線で選ぶ特注品のアルバムです。
デザイン、サイズ、レイアウト、印刷方法、加工等を選び、こだわりたい部分をしっかりと伝えてプロに作ってもらうアルバムです。プロに作ってもらうことで、後々見返しても納得の出来上がりになることでしょう。
温かくて可愛い手作りアルバム
オーダーメイドとは逆に、自分たちですべて手作りしてしまうアルバムです。
写真の選定から、写真を貼る台紙選び、デザインなど手作りならではの工夫を生かすことが出来るアルバムになります。温かみのあるアルバムは、いつまでたってもその当時の思い出を一瞬にして蘇らせてくれるでしょう。
ボリュームたっぷりのDVDアルバム
紙のアルバムでは、どうしても経年劣化があったり、変色が見られるもの。DVDアルバムなら何年経っても写真の画質をそのままきれいに残すことができます。
お気に入りの写真を選んで送るだけ。あとは文字やフォントを写真に合わせてプロがデザインしてくれます。DVDならば、アルバムをテレビやパソコンで見ることができるのもポイントですね。
高校生の間でブーム！＃教室アルバムはすごい！
高校生が作成し、それに＃（ハッシュタグ）をつけてツイッターやインスタグラムで発信することから広まった「＃教室アルバム」。
SNSで拡散されることによりその人気は年々増えてきているようです。
写真にオリジナルの工夫を凝らしたアルバムや、アートとしか言いようのない凝ったデザインの黒板イラストなど。様々なアイデアあふれる教室アルバムには、どんなものがあるか見ていきましょう。
アイデアたっぷり！教室アルバムとは？
教室全体をアルバムに見立てて飾るのが教室アルバム。
卒業式の当日に朝、学校に着いたら教室中に写真が貼られ、デコレーションが施されているのです。黒板がまるで壁画のようにチョークだけで卒業式らしいデザインで描かれていることも。
壁一面に貼られた写真を見ながら、クラスの1年間を振り返ることができたり、思い出の行事特集があったり。卒業式の雰囲気が一段と盛り上がりそうですね。！
思い出が甦る写真年表
クラスの1年間の行事やイベントなどの年表を、写真と共に表すのが「写真年表」です。
みんなで写真を持ち寄って作り、楽しかった1年の思い出を振り返ることができます。この年表は卒業式の時だけではなく、クラス替えの時や、部活の引退式などにも作成してみると、それまでの流れが思い出されてさらに感動的ですね。
まるで学園ドラマ 写真人物相関図
ドラマや漫画でよく描かれる「誰と誰が繋がっていて、誰と誰が仲良しで」・・・というような人物相関図。
人間関係が一目でわかりやすいですよね。これをクラスの人に当てはめて、卒業式当日のアルバムや黒板に表してみましょう。意外な人同士のつながりが見えたりして。顔写真も入るので盛り上がること間違いなしです！
想いが溢れる机フォトメッセージ
「机フォト」とは、思い出の写真たちで机の上を華やかに飾り付けること。壁や黒板を飾ることと違い、大掛かりな準備が要らないのでとても簡単です。
例えばその日誕生日の友達や、卒業していく部活の先輩など特定な人に想いを伝えたい時に喜んでもらえそうですね。用意するのは写真はもちろん、カードやマスキングテープ、写真の上から書けるカラフルなペンなど。机に後を残さないだけでなく、飾った写真を持ち帰れるようにすることもポイントです。
可愛いフォトバルーン
ちょっと準備が大掛かりですが、サプライズ感はたっぷり味わえるのが「フォトバルーン」です。
たくさんの風船に写真をぶら下げ、天井に浮かせたり、床かから浮かび上がるようにしておいたり。バルーンさえあれば、教室でも、部室でも盛大に飛ばして盛り上げることができます。写真の裏側に手紙を貼り付けておくのも感動的ですね。
アルバム写真をプロカメラマンに依頼
一生に一度の卒業式。たくさんの写真を用意して作るアルバムですが、どんな写真を使うか、デザインはどうするか、細かいディテール選びはやはり迷いますよね。
そんな時はプロの手を借りてみませんか？ある程度費用ははかかるとしても、プロに任せれば自分たちのこだわりのデザインやレイアウトをしっかり活かしてアルバムを作成していくれます。
アルバム写真をプロカメラマンに依頼したほうがいい理由
卒業式間近は何かと忙しい学生生活。アルバム作成を生徒に任せると、どうしても作る人の主観が入ってしまい、後で見返すと「こんなイメージじゃなかったのに」という意見が出ることも考えられます。
また、あまりにも奇抜なデザインにされてしまった場合、ついていけないという人も出るかもしれませんね。誰が見てもわかりやすく、もらって嬉しい、見て楽しいと思えるアルバムは、やはりデザインがポイントなのです。
その点、プロのカメラマンに依頼してアルバムを作ってもらえば、選ぶ写真や撮影する写真など、生徒全てが満遍なく写されていて不公平感はなくなります。アルバム作成に際して、デザインやレイアウトなどみんなの希望をしっかりと伝えれば、きっと誰が見ても満足の行く写真にしてくれることでしょう。
プロカメラマンに撮影依頼した場合の価格相場
卒業アルバムを作ってもらうには、それより以前からの生徒の様子がわかる写真も大量に必要ですね。それらを用意し、さらに追加でプロに卒業間近の様子を撮影してもらうとなると、少し費用は上がるかもしれません。
自分たちでおおよその写真を用意し、プロのカメラマンには数カットの写真と編集だけをお願いするとしたら、アルバムのクオリティや、注文冊数、カメラマンのレベルなどの人件費などによって価格は上下しますが、おおよそ1冊¥5,000くらいから¥15000くらいと思っておいたらいいのではないでしょうか。
写真全てをプロのカメラマンに撮ってもらうともう少し値段は上がるかもしれません。
全ては打ち合わせでカメラマンとの交渉次第のようです。一生に一度の卒業式の記念のアルバム。納得のいくクオリティを求めるなら、プロにお任せした方が良いでしょう。
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