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コバエ駆除に効果的な方法とは?発生原因と身近な対処法を徹底解説

最終更新日: 2021年07月06日

コバエは網戸の隙間や排水溝を通って室内に進入します。卵を産み付けられればあっという間に大量発生するため、早めの対策が肝要です。コバエを寄せ付けない方法や身近なものを使った「トラップ」の作り方を紹介します。

コバエが湧く原因と過程

コバエ

夏場になると台所の生ゴミ周辺やトイレなどにコバエが飛ぶようになります。「コバエ」は通常のハエよりも小さく、あらゆる隙間を通って屋内に進入する厄介者です。コバエを効果的に駆除するために、侵入経路や発生場所を突き止めましょう。

隙間から侵入して卵を産み付ける

コバエは通常のハエと違って、体長が2~3mm程度しかありません。キッチンでよく目にする「ショウジョウバエ」は、網戸の隙間や換気口、郵便受けの隙間から室内に進入し、キッチンの生ゴミ周辺に卵を産み付けます。

数日間留守にした際、キッチンでたくさんのハエが飛び回っていたら、産み付けた卵が孵化した可能性があります。ハエは繁殖力が強く、一度に無数の卵を産み付けます。1匹の進入を許してしまえば、ねずみ算式にハエが増えていくと考えましょう。

産卵から成虫になるまでが早い

コバエは産卵から成虫になるまでのスピードが早いのが特徴です。ほとんどのコバエは卵→幼虫→サナギ→成虫のサイクルで成長します。

種類にもよりますが、卵から成虫になるまでにかかる期間は10日から2週間です。さらに、ショウジョウバエやキノコバエなどは羽化後わずか2~3日で産卵を開始します。

成虫が卵を産み付ける前、もしくは卵のうちに駆除しなければ、屋内のあらゆるところでハエが大発生してしまうでしょう。

コバエを発生させない工夫

生ごみを捨てる人

多くのコバエは匂いに敏感で、生ゴミや腐った果実などを好みます。侵入経路をふせぐと同時に「コバエの好物」を屋内から排除する工夫が必要です。

水回りを小まめに掃除する

多くのコバエは乾燥した場所よりも湿り気のある場所を好みます。台所やトイレなどの水回りは小まめに掃除をし、清潔さを保ちましょう。

特に、暑い時期は排水溝や三角コーナーがぬめりを帯び、放置すると悪臭を放つようになります。悪臭をかぎつけたコバエがどんどん集まり、周囲に卵を産み付けてしまうかもしれません。

水垢や油汚れ、食べ物のかすなどがたまった排水パイプはコバエの絶好の産卵場所です。排水溝から悪臭が上がってくるようであれば、排水パイプを外して掃除をしたほうがよいでしょう。

食べ残しや飲み残しはすぐ処理する

コバエは食品の食べ残しや生ゴミをエサに繁殖します。食べ残しや飲み残しはすぐに片付け、テーブルや台所に長時間放置しておかないようにしましょう。食後の食器洗いもできるだけ早めに済ませるのがベターです。

特に、台所で発生しやすい「ショウジョウバエ」は、バナナなどの「熟した果物」が好物です。ワインなどの「アルコール類」にも集まる習性があるため、お酒のびんや缶を出しっぱなしにしておくのは控えましょう。

生ゴミは早めに密封する

三角コーナーやゴミ箱の生ゴミは早めに密封し、匂いが外にもれないようにしましょう。夏場は生ゴミの腐敗が早く、半日もすれば悪臭を放ちはじめます。飲食店では生ゴミがすぐにいっぱいになってしまうため、小まめな処理が必要です。

ゴミの多さや匂いが気になるときは「蓋付きゴミ箱」を使用しましょう。密閉度が高いものであれば、外に匂いが漏れ出すのが防げる上、コバエの進入も防止できます。ゴミ箱の蓋に専用の防虫剤・消臭剤を貼り付けておくのもおすすめです。

自作アイテムでコバエを駆除しよう

シャワー

コバエは食べ物の強いにおいや腐敗臭に誘引されます。コバエの習性を利用した「トラップ(捕獲機)」を作ってみましょう。殺虫剤を使用しないため、飲食店のキッチンでも使えます。

ショウジョウバエには「めんつゆトラップ」

キッチンで飛び回る主なハエは「ショウジョウバエ」です。体長は2~3mm前後で、黄褐色や赤褐色をしています。腐敗した果物やアルコールなどを好み、生ゴミ内に卵を産み付けるのが特徴です。

ショウジョウバエの駆除にはめんつゆを使ったトラップを使いましょう。めんつゆと中性洗剤を混ぜたものを容器に入れておくと、においにつられたショウジョウバエが液体に落下します。洗剤が体にまとわりつき、簡単に逃げ出すことはできません。

容器にはペットボトルを高さ5cm程度に切ったものを使用します。水で薄めためんつゆに2~3滴の中性洗剤を加え、コバエが集まりそうな場所に1週間ほどセットしておきましょう。

ノミバエには「お酢トラップ」

めんつゆトラップに集まるのはショウジョウバエのみで、ほかの種類のコバエにはあまり効き目がありません。排水溝や水回り、生ゴミなどに集まる「ノミバエ」は「お酢トラップ」で駆除しましょう。

作り方はめんつゆトラップと同じです。5cm程度の高さにカットしたペットボトルに、お酢と水を1:1で入れ、中性洗剤を2~3滴加えます。コバエが集まりそうな場所に仕かけ、落下して溺れるのを待ちましょう。

ノミバエはショウジョウバエに比べて色が黒っぽく、ノミのように素早く動くのが特徴です。

チョウバエには「熱湯シャワー」

「チョウバエ」は、お風呂やトイレ、排水溝などの水回りで発生するコバエです。暗く湿った場所を好み、マンホールから大量発生した事例もあります。

体長は5mm前後で、体全体が毛で覆われているのが特徴です。ノミバエやショウジョウバエよりも一回り大きいため、すぐにみわけが付くでしょう。

排水溝や水回りに発生したチョウバエには、60℃以上の「熱湯シャワー」が効果的です。幼虫・サナギ・成虫がいる場所に向けて何度かお湯をかけると、ある程度は駆除できます。

排水管の素材に塩ビが使われている場合は長時間の熱湯シャワーは控えましょう。変形や破損の原因になります。

コバエを効果的に駆除する方法

殺虫スプレー

自作のトラップで駆除できるコバエには限りがあります。「大量に飛び回っている」「発生源が分からない」というときは、噴射式の殺虫スプレーを使うか、専門業者に駆除を依頼することをおすすめします。

殺虫剤や漂白スプレーを使う

手作りのトラップはハエを溺れさせて駆除するアイテムのため、飛び回るハエや卵を完全に駆除するのは難しいのが実情です。確実に仕留めたいときは、市販の殺虫剤や漂白スプレーを使いましょう。

殺虫剤や漂白スプレーはめんつゆトラップや熱湯よりも殺虫作用が高く、即効性があります。ゴミ箱や生ゴミに噴射しておけば、コバエの産卵や発生も抑制できるでしょう。

ただし、薬品の組み合わせによっては人体に影響が出るものもあるため、使用時は説明書きを必ず確認しましょう。

害虫駆除の専門業者に依頼する

コバエの発生源が特定できないときや飛び回る成虫が異常に多いときは、害虫駆除の専門家に依頼しましょう。特に、飲食店ではコバエが発生するとクレームにつながってしまいます。

専門業者に依頼するメリットは自分で行うよりも確実に駆除ができる点です。再発防止対策を行ってくれるところもあるため、定期的に業者に依頼する店舗も少なくありません。

料金は駆除範囲やサービス内容にもよりますが、10,000~30,000円前後が相場です。「交通費」や「出張費」の有無もチェックしましょう。

信頼できる業者選びは「ミツモア」

業者を選ぶときは、1社だけでなく複数社見積もりを取ることがおすすめです。コバエ駆除の適正な価格が判断できる上、価格交渉もしやすくなります。

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コバエの発生状況に合った駆除方法を選ぼう

ハエ叩き

コバエは人体に害を与えるわけではありませんが、キッチンやトイレに無数のコバエが飛び回っているのは気分が悪いものです。飲食を提供する場所であれば、衛生的にもよくありません。

数匹のコバエならめんつゆトラップや熱湯、殺虫剤で対処できますが、次から次へとコバエが湧いて来る場合は注意が必要です。見えないところに卵が産み付けられている可能性もあるため、業者に駆除を依頼したほうが安心でしょう。

業者を選ぶ際は料金の安さだけに注目せず、口コミや資格の有無、対応の丁寧さなどもしっかりチェックしましょう。

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