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小麦粉に潜むダニの恐怖と対処法を解説!アレルギーに要注意

最終更新日: 2021年04月28日

幅広い料理やお菓子の材料になる小麦粉は、ダニが発生しやすい食品です。

ダニは肉眼で確認しにくいほど小さいですが、身体に取り込むとアレルギーの原因になります。健康被害を防ぐためにも、小麦粉の正しい保存法を知っておきましょう。

小麦粉はダニの温床になりやすい

料理やお菓子作りなどに欠かせない小麦粉には、実はダニが発生しやすいという特徴があります。中でも代表的なコナダニについて、習性や生態を解説します。

粉ものに発生する「コナダニ」

小麦粉に発生するダニで代表的なのは「コナダニ」や「ケナガコナダニ」です。

気温が25~28℃、湿度が75%以上の環境を好むため、梅雨や夏の時期によく発生します。小麦粉だけでなく乾物・香辛料・パン粉・チョコレートなど、さまざまな食品で繁殖するのが特徴です。

コナダニは新築のコンクリート住宅の畳床にもよく発生します。新しいコンクリートからは水分が蒸発しやすく、室内の湿度が高くなりやすいのが理由です。

コナダニは比較的低温に強いため、繁殖を防ぐには温度より湿度を下げることが有効といえます。

コナダニは人を刺すことはないものの、大量に湧くとコナダニを好んで食べるツメダニが発生し、ツメダニによる「棘咬被害」が発生するためとても厄介です。

どれくらいの時間で繁殖するのか

コナダニは生まれてからあっという間に成虫になってしまいます。具体的には卵の期間が4~6日、幼虫が1~2日、第1若虫が1~2日、第2若虫が1~2日と、合わせて10日ほどしか時間を要しません。

穀物を使った飼育実験では、コナダニが発育するには含んだ水分量が14%以上が必要で、12.4%以下では発生しないという結果が出ています。気温は47~50℃の高温では速やかに死滅し、温度7℃以下、湿度が50%以下では繁殖できません。

未開封の小麦粉にも混入している可能性が

「開封しなければダニも湧きようがないのでは?」と思いがちですが、実はそうともいい切れません。小麦粉は自然食品のため、収穫して加工し、袋に封入する段階でダニが混入する可能性があります。

ある研究によると、未開封の小麦粉製品(ホットケーキミックス、お好み焼き粉、蒸しパンなど)から、ダニが検出されています。とはいってもかなりわずかな割合のため、混入の可能性はあるものの、それほど心配はないと考えてよさそうです。

食べたらどうなる?ダニがもたらす影響

ダニはアレルギーを起こす物質(アレルゲン)として知られる存在です。もしダニを食べてしまったらどうなるのか、体内にダニを取り込む危険性について説明します。

アレルギー症状が出る可能性

「パンケーキ症候群」という恐ろしい症例があります。パンケーキの原料となる小麦にダニが混入している場合、それを食べることによりアレルギー反応を起こす症状です。急性的なアナフィラキシーショックに陥ると、命を落とす可能性があります。

もし子供がパンケーキやお好み焼きなどを食べた後、じんましんや呼吸が苦しいといったの症状が出た場合は、一刻も早く救急車を呼びましょう。

以下はお好み焼き粉に混入したダニによりアナフィラキシーショックを起こし、危険な状態に陥った実際の症例です。

参考:ダニが混入したお好み焼き粉による口腔ダニアナフィラキシーの親子例

加熱してもリスクは減らない

ダニアレルギーが恐い理由は、加熱しても防げるとは限らないからです。

ダニそのものは一定以上の高温になると死滅しますが、死骸やフンはそのまま残り、アレルゲンとしての働きを維持します。ダニの死骸を含んだ小麦粉で作った料理を食べると、ダニアレルギーを引き起こす可能性が高いでしょう。

開封して長く放置した小麦粉は、ダニが大量に増殖している可能性があります。火を通せば大丈夫と考えるのではなく、特に家族にアレルギーの人がいる場合は、料理に使わないようにしてください。

身体に取り込む危険でいえば、寝具などに付着したダニも同様です。ただし死滅させてから掃除機で処理してしまえば、アレルギー発症のリスクを軽減できます。

布団乾燥機などでダニを殺してから、人が吸い込んでしまう前にきっちり処理してしまいましょう。

肉眼でも見える?ダニの探し方

小麦粉の中に棲み着くコナダニは、肉眼で発見できるのでしょうか。コナダニの大きさや動き、小麦粉以外にどんなものに発生するのか解説します。

色と動きを観察

ダニはほかの虫に比べてかなり小さいですが、目に見えないほどではありません。特に小麦粉に発生するケナガコナダニの体長は約0.4mmのため、注意深く観察すれば発見できます。ただ色が乳白色のため、小麦粉に混じると見つけにくいでしょう。

もし小麦粉が古くなってきてダニが心配なら、小さじ1杯ほどを黒い紙などの上に広げてみてください。ダニがたくさん発生していれば、白い粉の中にうごめくダニを発見できます。

ダニは狭い場所を好むため、袋の中の小麦粉は表面だけでなく、中や奥の方からも採取するのがおすすめです。

味付きの小麦粉や乾物も要注意

普通の小麦粉以上に気を付けたいのが、ホットケーキミックスや粉ミルク、パンケーキ粉など味が付いているものや、鰹節や煮干しなどの乾物です。ダイニングテーブルにある料理や食べ残しなど、ほとんどの食べ物がコナダニの餌になります。

単なる小麦粉よりも栄養分がたくさん含まれているため、コナダニにとっても繁殖しやすいのが主な理由です。

コナダニの餌は食品だけにとどまりません。藁や草、医薬品などを餌に発生するケースもあるため、台所だけでなく畳の部屋や薬箱にも注意する必要があります。

小麦粉をダニから守る対策

小麦粉に発生しやすいダニは、正しい保存法を知ればかなり予防できます。ダニが繁殖しにくい容器のタイプや、保管場所として最適な冷蔵庫について説明します。

冷蔵庫での保管がベスト

ダニが好む高温多湿な環境を避けるには、冷蔵庫での保管が最適です。小麦粉などは量も多くスペースを取りがちですが、できるだけ場所を確保して冷たい庫内に保管しましょう。

注意したいのは、一度冷蔵庫に入れたら常温に戻さない点です。

容器の材質にもよりますが、冷えたものを温度が高い場所に長時間置くと、温度差によって結露が起きやすくなります。水分はダニの繁殖を促進するだけでなく、食品自体も傷みやすくなるため、冷蔵庫に入れたままにしましょう。

密閉容器に入れる

小麦粉などを保存するときは、密閉容器を使うとダニの繁殖をある程度防げます。できれば容器はガラスやホーロー製で、蓋にパッキンが付いたものがおすすめです。密閉すると湿気に強くなるため、ダニにとって住みにくい環境になります。

容器に保存したい食品を入れたら、シリカゲルなどの乾燥剤を一緒に入れるとさらに安心です。梅雨時など特に湿気の多い時期は、乾燥剤をしっかり入れてダニの発生を防ぎましょう。

密閉容器はほかの食品の臭いが移りにくいため、冷蔵庫での保存にも最適です。

長期保存のときは冷凍庫へ

冷蔵庫よりさらに安心なのが、冷凍庫での保存です。小麦粉は低温でも固まらないため、冷凍庫に入れても問題はありません。氷点下の冷凍庫内では、ダニも発生せず長期間でも保存がききます。

たとえば業務用食品スーパーなどで小麦粉を大量に購入した場合は、小分けに密閉して冷凍庫で保管するのがベストです。

ただし冷凍庫に入れる場合には、結露には細心の注意を払ってください。常温環境で結露した状態のまま冷凍庫に入れると、小麦粉が固まってカチカチになってしまいます。

水分管理をしっかりと行った上で冷凍庫を活用すれば、ダニだけでなく酸化も防いで品質の劣化を抑えられるでしょう。

不安な場合は賞味期限内でも破棄がおすすめ

小麦粉は高温多湿など保存環境が悪いと、コナダニが発生しやすくなります。コナダニは死んだ後も死骸やフンがアレルギーの原因になり、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため危険です。

ダニはサイズが小さく肉眼では判別しにくいため、保存状態に不安のある小麦粉は、廃棄してもよいでしょう。特に家族にアレルギーのある人がいるなら、できるだけ早めに消費するのがおすすめです。

小麦粉やホットケーキミックスなど粉ものを保存するなら、密閉容器に入れて冷蔵庫で保管しましょう。より万全を期すなら、冷凍庫に入れるのも得策です。料理やお菓子作りに欠かせない小麦粉は、正しいやり方で保存してダニの被害を防ぎましょう。

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