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便利屋の荷物運び料金!引っ越し業者より安い?作業内容や費用を比較

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最終更新日: 2023年10月03日

便利屋に荷物運びを依頼する場合、料金はどれくらいかかるのでしょうか。便利屋と引越し業者のメリットを比較しつつ、お得に荷物運びをしてもらう方法を紹介します。料金体系や作業内容は業者の種類によって異なるので、自分の条件にあった依頼先を選ぶようにしましょう。

便利屋に荷物運搬を依頼したときの料金

便利屋の基本料金は、作業人数と作業時間によって決まります実際にかかる料金は、「作業費(作業員1人あたり)×作業時間+出張費(作業員1人あたり)+追加料金(車両費や処分費など)」で求められます。

便利屋に依頼した場合の費用相場

便利屋に荷物運搬を依頼した場合、料金の種類と相場は以下の通りです。

料金内訳 料金相場 備考
作業費 作業員1名あたり3,000~5,000円※1時間あたり
  • 基本料金部分に該当
  • 業者によっては2名以上の作業員がいる場合、1人につき割引されることがある
出張費 作業員1名あたり2,000~3,000円 基本料金部分に該当
養生費 養生規模によって異なる 大型家具・家電の荷物運びを依頼する場合はかかる可能性が高い
車両費 1台につき2,000~3,000円 作業に必要な道具等を持ち運ぶ必要がある場合にかかる料金
資材費 使用した資材によって異なる 作業に必要な資材を購入した場合、必要になる料金
交通費 かかった交通費によって異なる 高速料金・公共交通料金など、作業のために交通費を使用した際にかかる料金
廃品処分費 廃品の量によって異なる 廃品処理を依頼する場合にかかる料金
夜間作業費 作業費+1,000~2,000円出張費+1,000~2,000円 深夜~早朝時間帯の作業時にかかる料金
特急料金 作業費×1.5~2倍の料金 問い合わせから数時間以内に作業してもらう場合などにかかる料金

便利屋による荷物運搬の料金が変動するポイント

便利屋に引っ越し作業の手伝いを依頼するときに注意すべきは、追加料金の発生条件です。業者によって追加料金の額や考え方が違うこともあるため、契約前に必ず以下の条件を確認しておきましょう。

料金が変わる項目 チェックポイント
延長料金
  • 延長料金がそもそもあるかないか
  • 延長料金の発生条件(どのくらいオーバーすると料金が発生するのか、どこで判断するのかなど)
夜間作業費
  • 作業中に時間がオーバーした場合はどうするのか
  • 通常時間に作業を開始し、延長して夜間作業になった場合は料金がどうなるのか
追加作業料金がかかる作業内容
  • 作業料金に追加が発生する条件は何か
  • 追加作業料金の金額
養生費 養生の規模によって料金が変わるため、事前に料金の目安を確認しておく

便利屋と引越し業者の料金・作業内容の違い

引越し業者のトラック

便利屋と引越し業者の料金と作業内容を比較してみましょう。どういうケースだと便利屋の方がお得なのか、もしくは引っ越し業者が合っているのか参考にしてみてください。

「大型家具の移動」、「単身引越し」、「3人家族の引っ越し」の3種類のパターンを例にとって、便利屋と引越し業者の費用を比較します。

料金の比較

【大型家具家電の移動のみ】

便利屋 引っ越し業者
料金 1万円 2万円
作業内容
  • 荷物運びの手伝いや養生作業
  • 車両での荷物運び作業は含まない
  • 合計120kg以内の荷物の積み出しから荷物運び、荷下ろしまで

【単身引越し】

便利屋 引っ越し業者
料金 1万6,000~2万5,000円 近距離:1万5,000~2万円

遠距離:3万~5万円

作業内容
  • 梱包、トラックへの積み込み、移動後の荷下ろし・荷解きなどの手伝いや養生作業
  • (車両での荷物運び作業は含まない)
  • 荷物の積み出しから荷物運び、荷下ろし作業

【3人家族の引越し】

便利屋 引っ越し業者
料金 3万3,000~4万5,000円 9万~20万円
作業内容例
  • 梱包、トラックへの積み込み、移動後の荷下ろし・荷解きなどの手伝いや養生作業
  • 車両での荷物運び作業は含まない
  • 梱包や荷解きを除く、荷物の積み出しから荷物運び、荷下ろし作業

大手引越し会社の料金プラン

大手引越し会社の単身引越しプランをいくつか紹介します。便利屋の料金相場・作業内容と比較しつつ、自分の希望に合ったプランを探してみましょう。

プラン名 料金 運べる荷物量の目安
日本通運

「単身パックS」

19,800円(税込)~ 108cm×155cm×74cm
の荷台に納まる量
西濃運輸

カンガルー単身MAX+1

41,800 円(税込)

(同一県内・追加料金なしの場合の見積もり)

115cm×128cm×170cm
の荷台に納まる量
ヤマトホームコンビニエンス

わたしの引越

要見積もり:料金シミュレーション 100cm×100cm×170cm
の荷台に納まる量
サカイ引越センター

小口便引越プラン

要見積もり 105cm×144cm×75cm
の荷台に納まる量

いずれのプランも梱包サービスは含まれていませんが、集荷・運送・搬入に対応しています。荷物運びの手間なく、引越し作業のほとんどを一気通貫でやってくれる点は引越し会社の強みだといえるでしょう。

作業内容の比較

便利屋と引っ越し業者が請け負える作業範囲は似ていますが、異なる点もあります。下記の表で、自分が依頼したい作業に対応しているかどうかチェックしてみましょう。

作業の内容 便利屋で対応できる作業 引っ越し業者で対応できる作業
梱包
※おまかせプランの場合、梱包まで依頼可能
荷物運び・搬出
荷物の運搬
  • 一般貨物自動車運送業許可の認可がある業者のみ、車両を使用した荷物運びが可能
  • 同じ建物内の引っ越しなど、手作業の荷物運びは可能
荷物の搬入
荷解き
不用品回収
※一部の業者のみサービスあり
清掃
※一部の業者のみサービスあり
補償
※一部の業者のみサービスあり

便利屋と引越し業者のどちらに依頼する?メリット・デメリットを比較

簡単な作業を依頼する場合には、便利屋に依頼するのがおすすめです。便利屋は柔軟な対応に強みがあるので、「荷物の搬入」や「積み込み」などの細かい作業を単体で注文することが可能です。

いっぽう長距離の引越しを頼みたい場合は引越し業者に頼んだ方が良いでしょう。運送システムや補償制度などが充実しているので、安心して任せられます。

便利屋・引越し業者のメリット・デメリットを比較して、自分の希望に合った業者に依頼するようにしましょう。

便利屋に依頼するメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 「搬入だけ」など、細かい作業を単体で依頼できる。
  • 「掃除」「廃品処分」などを請け負っている業者も多く、柔軟に対応してくれる
  • 小規模経営で小回りが利く業者が多く、急な依頼にも対応できる可能性が高い
  • 車両を使った荷物運びはできないケースが多い
  • 補償のサービスがない業者が多いため、作業に不安を感じる方もいる

引越し業者に依頼するメリット・デメリット

メリット デメリット
  • 引っ越しの準備から荷物運び、積み下ろしまでを完全にカバーできる
  • 全国展開している業者も多く、長距離の運搬にも対応可能
  • トラブルあったときの補償を完備している
  • 依頼内容の融通は利きづらく「掃除」「廃品処分」などは対応できない業者も多い
  • 繁忙期には予約が取りづらくなり、料金も高額になりがち

荷物運搬の費用を安く抑える方法

荷物運搬の費用を抑える方法を3つ紹介します。事前に方法を知っておくだけで、大きな節約効果が期待できるはずです。

不用品を先に処分する

不用品とトラック

荷物の運搬料金は荷物の量や作業時間によって決まります。そのため当然ながら、あらかじめ荷物を減らしておけばその分費用を抑えることが可能です。

買い替えを検討している家具・家電・衣類などは、これを機に処分するのが良いでしょう。まだ使える品物はリサイクルショップやフリマアプリで売却するのがおすすめです。荷物が減るうえに現金も手に入るのでとてもお得ですよ。

関連記事:不用品は処分する?買取する?処分と買取の違いを解説!|ミツモア

繁忙期を避ける

引越し業者に荷物運搬を依頼する場合は、依頼する時期に注意しましょう。月によって費用相場には大きな差があります。

たとえば単身者の引越しの場合だと、最も費用が高い時期は3月で、約2.8万円が相場です。いっぽう最も安い6月は約2万円が費用相場であり、およそ8,000円もの差があります。

また運搬を依頼する曜日も費用に影響します。金・土・日といった週末は平日よりも費用が高い傾向にあります。反対に火曜日は一番料金が安いので、都合が合うなら休日を避けて平日に作業を依頼するのがおすすめです。

相見積もりで料金の安い業者を探す

安くて優良な業者を選ぶためには、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」がおすすめです。いくつかの見積もりを比べることで運搬費用の相場を把握し、どの業者が良心的な価格でサービスを提供しているのか知ることができます。

なお見積もりを比較する際には、料金の総額だけではなく内訳も見るようにしましょう。どの作業にどれだけの費用がかかるのかを明示してくれる業者なら、いつの間にか追加料金がかさむといった事態が起こらないので安心です。

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荷物運搬を依頼する際にチェックすべきポイント

便利屋に荷物運搬を依頼する際は、費用以外にも注目すべきポイントがいくつかあります。

どの業務を得意としているのか

ひと口に便利屋といっても、何の作業を中心に請け負っているのかは業者によって異なります。

「荷物運び」や「引越し」を得意としている便利屋を選ぶようにしましょう。業者のホームページや口コミから、荷物運搬の実績がどれくらいあるのかを確認してください。

また運搬時の事故があった場合に補償が付いているかどうかもポイントの1つです。アフターケアも含めて、誠実な対応をしてくれる業者を選びましょう。

必要な資格を持っているか

事業用トラックのプレート

資格の有無も重要なポイントでしょう。

そもそも車両を用いて荷物運びをするためには「貨物自動車運送事業許可」が必要で、この資格がないと荷物を長距離運搬する業務ができません。離れた場所に荷物を運んでもらいたい場合には必ず資格の有無をチェックしましょう。

同様に、不用品回収も一緒に頼みたい場合は「廃棄物収集運搬業許可」を持っている業者を探す必要があります。

見積もり内容は明瞭か

見積もり内容が丁寧に記載されているかをチェックしましょう。

たとえば「見積もり金額の内訳が具体的に書かれているのか」、「追加料金の種類や条件を詳しく書いてあるか」などを確認しましょう。

また料金が相場と大きく離れている場合には注意が必要です。異常に安い料金を提示してくる業者は、作業後に多額の追加料金を請求する悪徳業者である可能性があります。

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料金・口コミ評判を比較して選べる

見積もりの料金を比べられるのはもちろん、過去にミツモアでお仕事を依頼した利用者からの口コミ評価も確認できます。

口コミからはサービスの質や人柄などがうかがえることが多く、金額以外の判断材料も得られるので安心です。

チャットで事前に仕事内容の相談ができるので安心

契約前にサイト内のチャットで事業者と直接メッセージのやり取りをすることも可能。事前に見積もり内容に関する質問や相談ができるので、不安を解消した上でお仕事を依頼できます。

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