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ハクビシンの効果的な対策方法を紹介!業者に頼むメリットや選び方も

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最終更新日: 2023年08月30日

畑や住宅に被害をもたらすハクビシンを見つけたら、早めの対処が必要です。どのような方法が効果的なのでしょうか?ハクビシンの生態や特徴から退治に有効な手段まで、役立つ情報を紹介します。退治を業者に頼むメリットも押さえておきましょう。

ハクビシンの特徴や生態を知ろう

視線を合わせるハクビシン

ハクビシンの見た目や生態が分からなければ、被害に気づかない可能性があります。しっかりと対策するためにも、まずはハクビシンの特徴を押さえておきましょう。

タヌキに似た中型害獣

ハクビシンは体長90~110cm・体重3~4kgと中型で、遠目から見るとタヌキに似ている害獣です。ただししっぽが50cm以上ある個体もおり、体のバランスがタヌキとは異なります。

またハクビシンは台湾名で「白鼻芯」と表すように、タヌキと違って鼻筋が白くなっているのが特徴です。体は灰褐色の毛に覆われていて足は黒色です。タヌキの場合は指4本分の足跡が付きますが、ハクビシンの足跡には5本分の指の跡が付きます。

ハクビシンは日本の至るところに生息しているものの、夜行性のため発見されにくい動物です。見つけたときには被害が拡大している場合も少なくありません。

雑食で昆虫や果実を好んで食べており、普段は人のいない場所に隠れています。臆病な性格で音やニオイ・光に敏感なためです。退治をするときにはハクビシンの性質を利用して、遠ざけたりわなにおびき寄せたりすると効果的です。

被害の対象は作物や家

ハクビシンは臆病な性格のため、人に見つかりにくい屋根裏や天井に裏に潜んでいます。1カ所に定住せずに、複数の家をすみかにする場合もあるのが特徴です。

ハクビシンによる被害は農作物への影響が大きく、モモやブドウ・トウモロコシなどが毎年食べられています。

また家に住み付いたハクビシンは屋根裏や天井裏などで排せつをするため、ニオイや雑菌を周囲にまき散らします。ひどい場合は天井や壁に汚物が染みてしまい、リフォームが必要になるほどの被害が生じるのです。

ハクビシン退治に有効な方法

罠にかかったハクビシン

ハクビシンを退治する手段は「ニオイや音で近寄れなくする方法」と、「わなを仕掛けて捕獲する方法」の2種類です。それぞれの対策方法を見てみましょう。

ニオイや音で遠ざける

ハクビシンが苦手なニオイを使って、近寄りにくい環境を作る方法は手軽でおすすめです。侵入してくる場所や通路として使っている場所に忌避剤を設置しておくと、ハクビシンが近寄りにくくなるでしょう。

聴覚が鋭いハクビシンには、「動物撃退器」と呼ばれる超音波器を通り道に置き、人間には聞こえない周波数の音で撃退するのも効果的です。大きな音がするアイテムを使用すると近所迷惑になりますが、超音波であれば人間には聞こえません。

わなを設置して捕獲する

ハクビシンは「鳥獣保護法」という法律で保護対象になっており、無断で捕まえると処罰の対象となります。農作物や家に被害が生じて捕獲したい場合は、住んでいる自治体にハクビシン捕獲許可を申請しましょう。

ハクビシンを捕まえるときに使うアイテムは、捕獲カゴと呼ばれるわなが一般的です。侵入経路に捕獲カゴを設置して、中に餌となる果物や虫を入れます。

捕獲の方式は天井につり下げた餌に食いつくと扉が閉まるタイプと、中の餌を食べようとハクビシンが床を踏んだときに扉が閉まるタイプの2種類です。

輪にしたワイヤーを地面に隠して捕まえる「くくりわな」も使えますが、子どもやペットが通る場所に設置するのは避けた方が安全です。

参考:鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則 第11条の2 | e-Gov法令検索

処分するときの注意点

鳥獣保護法では捕獲した動物をそのまま放置してはいけないと定められているため、ハクビシンを捕獲したら処分する必要があります。

捕獲したハクビシンは捕獲者が処分するのが一般的で、炭酸ガスや感電させる「電気止め刺し器」などを使用します。

その後可燃ゴミとして処理する前に、自治体へ連絡して確認しましょう。自分で処分ができない場合は、清掃センターでの焼却処置といった処分方法を紹介してくれます。

ハクビシン駆除は業者に頼むのがベスト

罠にかかって丸くなるハクビシン

ハクビシンを自力で駆除するには許可申請をしたり、殺処分を行ったりと素人には難しい作業が多いでしょう。自力で対処するのが難しいと感じたら、害獣駆除業者に頼むのがおすすめです。プロの力を借りるメリットや業者選びのポイントを紹介します。

プロに退治を頼むメリット

ハクビシンが住み付いていた場所は糞尿の掃除だけでなく、持ち込んで食べた鳥や小動物の処理もしなければなりません。業者に依頼すれば掃除や消毒も捕獲と一緒に頼めるため、衛生面の心配を取り除けます。

捕獲後の処分を自分でしなくて済むのも、駆除業者を利用するメリットです。ハクビシンが侵入していた経路の封鎖まで依頼でき、今後の予防にもつながります。

また一度ハクビシンが住み付いた場所をきれいにせず放置していると、ほかの動物が住み付く原因にもなりかねません。二次被害を防ぐためにもプロに依頼して、徹底的に対処してもらうと安心です。

業者を選びには見積もりが重要

業者を選ぶときは複数の業者に見積もりを依頼して、自分のケースでかかる費用の相場を把握してから依頼先を決めましょう。1社からしか見積もりを取らないと、見積もり金額が適正価格か・提示された作業が必要かを十分に判断できません。

相場より安すぎる業者には注意が必要です。後から高額な追加料金を取られないように、オプションについてもあらかじめ確認しておきます。

ミツモアでは最大5社から見積もりをもらえ、料金やサービスを比較した上で依頼先を決められます。選択肢を選んでいくだけで見積もり依頼ができる手軽さや、利用者のリアルな口コミを見られる仕様もうれしいポイントです。

駆除費用の目安

駆除にかかる費用には、「捕獲する際に使用する罠の費用」「捕獲後の処理にかかる費用」「害獣捕獲申請の代行費用」の三つが大きく影響しています。ハクビシンの駆除にかかる費用は9,000~50,000円が相場です。

ただしすみ着いているハクビシンの数のほか、家の広さや作業する場所・依頼する業者によって料金は大きく変わってきます。清掃や消毒処理の有無などの作業によっても費用に差が出るため、事前の見積もりは必須と考えましょう。

ハクビシンの被害を防ぐには?

食害にあった畑

ハクビシンの被害に悩まされないためには、侵入されない工夫も大切です。どのような対策が効果的なのでしょうか?ハクビシンの被害予防に効果的な方法を、二つ紹介します。

餌場や寝床を作らない

ハクビシンは農作物を好んで食べるため、家庭菜園や畑を持っていると餌場になってしまいます。できるだけ早く収穫する・作物のまわりにネットを張るといった対策をしておくと、被害を防ぐのに効果的です。

うまく実らなかった農作物や熟しすぎた作物は放置せずに、早めに処分しなければなりません。家庭ゴミを入れるゴミ箱もフタをしないと餌場になってしまうため、密閉性の高いものを使います。

ハクビシンの寝床になるようなものを取り除くことも、予防のために重要です。生活圏の近くに枯れ葉や枝がある場合は、こまめに掃除をしてハクビシンがすみ着きにくい環境を作りましょう。

侵入経路を調べてつぶす

ハクビシンは地面からだけでなく、電柱や雨樋・電線からも侵入できる動物です。ハクビシンの足跡(猫のような足跡で5本指)を見つけたら、まずは付近に小麦粉や石灰などを散布して侵入のルートを突き止めます。

庭や家に入ってくる経路が分かったら、徹底的にルートをつぶしていきます。可能であればフェンスや電気柵を設置するのがおすすめです。柵の下をくぐられてしまう場合はネットも併用して、侵入を防ぎましょう。

ハクビシンを見つけたら早めの対策を

道路を渡るハクビシン

ハクビシンは鼻筋が白くしっぽが長い動物です。タヌキと似ていますが体のバランスや顔が違うため、よく見れば見分けられるでしょう。臆病な性格のため人に見つからないように隠れながら生活しており、屋根裏や天井裏などを好んで住み付きます。

ハクビシンによる被害としては農作物を食べられたり、家に糞尿をされてニオイや雑菌の元になったりといった報告が挙がっています。被害が深刻になると家のリフォームが必要な事態になりかねません。

自力で退治する手段は音やニオイで追い払う方法と、捕獲する方法です。捕まえる場合は捕獲許可の申請が必要になる、処分を自分でしなければならないといった難しさがあります。

プロの駆除業者に頼めば面倒な作業をしなくて済むだけでなく、再発予防や汚物の掃除も一緒に頼める点がメリットです。ハクビシンの被害に悩まされないためにも、普段から予防対策をした上で、侵入されたら早めの対処を考えましょう。

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可愛らしい見た目ですが、ハクビシンは家に入り込んで様々なトラブルを引き起こす害獣です。

存在に気が付いたらなるべく早めに対策を取り、手に負えない時には放置せずにプロに駆除依頼を出しましょう。

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