コバエにはいくつか種類があり、それぞれの特性に合わせた対処が有効です。追いかけ回してはたくよりも、トラップを仕掛けて駆除する方が効果的でしょう。コバエの種類と発生場所、それぞれに対する駆除方法を紹介します。
コバエがいることで起こる被害
食卓にコバエが飛び回ると、非常に不快感を感じるでしょう。コバエは普通のハエと同じく、病原菌を媒介するのか気になるところです。コバエにより起きる被害を紹介します。
雑菌を運ぶコバエ
コバエによる害は、主に鬱陶しさや見た目の不快感です。生ゴミや腐敗物にたかるので、雑菌を運びます。
コバエによる病原菌の媒介はありませんが、不衛生な場所から食材や食器を行き来するので衛生的によくありません。大量発生した場合はかなり鬱陶しく不快に感じるでしょう。
人や犬猫などのペットを刺すことはなく、毒を持っていることもありません。よく肉塊に卵を産みつけるので、食品加工工場などでは異物混入の重要な問題となります。
家で見かけるコバエの種類
私達が一般的に呼んでいる「コバエ」という名が付くハエは、実は存在しません。コバエという種類はありませんが、主に小さな4種のハエがコバエと呼ばれています。コバエの種類を紹介します。
植物の周りに発生するキノコバエ
キノコバエの体は灰黒色で、薄暗くジメジメした場所を好みます。腐った植物周辺を飛び回り、主に観葉植物に使用している腐葉土に卵が生み付けられています。
ほとんどの場合、このような植物を通じて家庭内にキノコバエが発生してしまうのです。
エサは他のコバエのように、生ゴミなどではありません。観葉植物そのものを好み、養分を茎から吸い上げます。またキノコなどの真菌類をエサとするのも特徴です。そのため、キノコバエは、家庭内に観葉植物を多く育てている家庭によく見られます。
生ごみにたかるショウジョウバエ
生ゴミによくたかっているコバエが、ショウジョウバエです。赤い目をしています。体は黄赤色で、特に発酵し始めた腐った果実を好みます。人間の食材周りを飛びまわり、台所や食卓などを行き来するのが特徴です。
ゴミ箱や台所の三角コーナーに生ゴミが残っていると、いつの間にかわいてしまうコバエになります。
コバエは外から入ってくるため、窓を開けっぱなしにしたり網戸の立て付けが悪かったりすると発生しやすくなるでしょう。
キッチンで見かけるノミバエ
ノミバエは背筋が丸く曲がった形をしており、見た目がノミに似ている特徴があります。足が長く素早い動きをします。主に春から秋にかけて発生し、約2mmでショウジョウバエと同じくらいの体長です。
コバエの中でも捕まえにくく、物理的に駆除するのが難しい種類といえるでしょう。生ゴミ周辺を飛びまわり、特に動物性の腐敗物が好物です。食卓や台所も歩き回ったり飛んだりするため、衛生面でも害を与えます。
肉塊に潜り込み卵を産みつけるので、食品加工工場などでは異物混入の問題を引き起こす場合があります。
お風呂やトイレに湧くチョウバエ
チョウバエは他のコバエと異なり、生ゴミやゴミ箱周辺を飛び回りません。代わりにお風呂場や排水口付近に発生します。羽がハートマークの形をしており、体毛があるのが特徴です。
家屋内だけでなく、沼や湿地などの水際にも生息しています。
下水管などのヘドロを好み、そこから家屋に侵入してくるのです。水があるところでもこのように不衛生な場所からやってくるため、飛び回られると衛生上よくありません。夜行性で、昼間は風呂場やトイレの壁で静止しています。
コバエの対策方法
素早く飛び回るコバエを物理的に駆除するのは困難です。コバエの種類別にトラップなどを用いて対処するとよいでしょう。コバエの駆除方法と予防方法を紹介します。
コバエの駆除方法
ショウジョウバエは匂いの強い調味料が好物であるため、めんつゆトラップを仕掛けると有効です。これはめんつゆと洗剤を混ぜて、コバエをおびき寄せ洗剤で仕留めるトラップになります。
キノコバエには木酢液が効果的です。200〜500倍に希釈したものを観葉植物に吹きかけてみましょう。コバエを含む害虫を駆除できます。
チョウバエは60度以上の熱湯をかけると絶命します。幼虫や成虫がいる排水口などに、熱いシャワーをかけて流しましょう。
コバエの予防方法
コバエの発生を防ぐために、まずは水回りを清潔に保ちましょう。コバエは台所やトイレが大好きです。水あかや油汚れを残しておくと、コバエが寄ってきてしまいます。
また家の中に生ゴミを残しておくとコバエが発生してしまうため、こまめに捨てるようにしましょう。
観葉植物にも注意を払うようにします。コバエは有機質の土に寄り付くため、土を無機質に変えるだけでも効果があります。
水をあげた後は皿に水がたまりやすくなりますが、これらの水はこまめに捨ててください。コバエが苦手な、風通しと日当たりがよい場所に植物を置くのも効果的です。
コバエは種類ごとに対策して発生を防ごう
コバエは雑菌を運びますが、人間に害を与える病原菌の媒介はしません。とはいえ衛生上よくないため、コバエの発生は避けたいものです。
発生する場所は主に生ゴミやゴミ箱、台所や食卓です。チョウバエは特殊で、風呂場やトイレなどの水回りによく発生します。
主な種類は四つですが、それぞれ特徴があるため駆除する方法も異なります。コバエを物理的に駆除するのは難しいので、種類ごとにトラップを仕掛けると有効です。コバエの種類ごとに特徴を押さえ、大量発生しないよう対策しましょう。
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