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金のなる木の植え替え方法|育て方のコツも紹介

最終更新日: 2024年11月26日

金のなる木は多肉植物の一種で、丸みを帯びた厚みのある葉が特徴的な観葉植物です。

姿が金運を呼び込むと言われており、世界各地で縁起物としても親しまれています。

多少の環境変化にも強く、観葉植物初心者でも育てやすいことから人気ですが、見栄え良く健康的に育てるためには植え替えが欠かせません。

この記事では金のなる木の植え替え方や時期、キレイなフォルムを保つためのポイントなどをご紹介します。

金のなる木は植え替えることで育ちやすくなる

金のなる木 観葉植物

植え替えは金のなる木の健康と成長にとって必要不可欠です。

鉢が小さいままでは成長に対応できず、葉や茎が乱雑に生い茂って見栄えが悪くなり、健康状態の悪化、さらには枯死してしまう可能性もあります。

適切なタイミングで植え替えを行うことで長期的な健康と美しさを保つことができますよ。

植え替えの際は、現在使用している鉢よりもワンサイズ大きい鉢を選びましょう。

金のなる木の植え替えで必要なアイテム

金のなる木 観葉植物

金のなる木を植え替える際に必要なアイテムは以下の通りです。

  • 金のなる木
  • 一回り大きな鉢
  • 植え替え用の土
  • 清潔なハサミ
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 手袋

植え替え用の土は赤玉土:5、腐葉土:3、パーライト:2、もしくは多肉植物の土、サボテンの土を準備するのがおすすめです。

上記のアイテムは、ホームセンターなどで手軽に入手できます。事前に必要なものを揃えておくことで植え替え作業がスムーズに進むため、ぜひチェックしてみてください。

金のなる木を植え替える手順

金のなる木 観葉植物

金のなる木の植え替え手順は下記の通りです。

    1. 金のなる木の鉢の土を乾燥させる


      植え替えをする日の数日前から水やりを止めて土を乾燥させてください。土を乾燥させることで根をほぐしやすくします。

      植え替えは晴れた日の午前中がベストです。

    2. 新しい鉢に鉢底ネット・鉢底石を入れる

      鉢底の排水穴を機能させるために鉢底網をぴったりと敷き詰めてください。その上から鉢底石を2〜3センチほど入れることで理想的な排水層を完成させます。

    3. 金のなる木を鉢から取り出す

      古い鉢から金のなる木を優しく丁寧に取り出しましょう。鉢を横に倒し、縁を手のひらで軽く叩くと、土ごと抜き取りやすくなります。この時、腐ったり絡まっている根があれば清潔なハサミでカットしてください。

    4. 新しい鉢に金のなる木を置いて土を入れる


      準備した新しい鉢の底面に用土を適量入れて金のなる木を配置します。

      株を中心に据え、周囲に新しい用土を補充していきます。根と土がしっかりと密着するよう、割りばしで優しくつつくことですき間なく土が入れられます。

      植え付けが完了したら鉢の縁から2〜3センチ下まで土を入れ、表面を平らに整えましょう。

    5. たっぷりと水やりする

      鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与えてください。

      水やり後に土のかさが減ってしまったら、鉢の縁から土を追加しましょう。

金のなる木の植え替えに適した時期・頻度

カレンダー 観葉植物

金のなる木の植え替えはタイミングも重要です。押さえておきたいポイントは以下の通りです。

金のなる木の植え替え頻度は2~3年に一回がおすすめ

健康的な育成のために、2〜3年で植え替えを行うことをおすすめします。

ただし、根詰まりや根腐れのサインがあるときは、それ以前に植え替えが必要になる場合もあります。毎日の水やりのときなど、しっかりサインを見逃さないようにしましょう。

金のなる木の植え替え時期は3~6月または9~10月がおすすめ

植え替えは3〜6月または9〜10月にかけての時期にすると良いでしょう。

この時期は気温が安定しているため金のなる木の生育が活発で、植え替え後の回復も早いです。

植え替えが必要な金のなる木のサイン

金のなる木 観葉植物

上記で話したように金のなる木の植え替えタイミングは2〜3年に一度ですが、サインが見られた場合は早急に植え替える必要があります。

サインは大きく分けて4つあります。

根が鉢底から出てきている 

根が鉢底から出ている場合、現在の鉢では成長のスペースが足りてないことを表しています。このまま放置すると成長を阻めて健康にも被害が出てしまうので、植え替える必要があります。

土の表面に細かい根が見える

土の表面に細かい根が出ている場合、栄養を求めて顔を出している状態です。現在の用土から栄養の補給ができていない状況なので、植え替えて新しい用土に変えることで成長を促してくれます。

水はけが悪くなっている

水はけが悪くなっているときは土の健康状態が悪化している状況か、根詰まりをしている可能性が高いです。

上記と同じく、植え替えで新しい用土に変えてあげることで改善できます。

根腐れしている

不自然に黒ずんだり、ぶよぶよした感触がある場合、根腐れしている可能性があります。

根が腐ってしまうと水や栄養を十分に吸収できなくなり、金の生る木に深刻な影響を与えるので植え替えてあげましょう。

金のなる木の季節ごとのお手入れ方法

金のなる木 観葉植物

金のなる木を植え替えた後は、いつも以上に注意深く管理してあげる必要があります。

下記の点に注意して様子を見てください。

植え替え直後は肥料を与えない

植え替え直後の金のなる木は、新しい環境に適応するために膨大なエネルギーを費やしています。

この時期に肥料を与えると植物にとっては過度のストレスとなり、ダメージの回復を妨げる可能性があります。

1〜2ヶ月程度は肥料を与えないようにしましょう。

直射日光を避けて明るい日陰で管理する

直射日光は金のなる木に深刻なダメージを与える可能性があります。植え替え直後は直射日光を避け、明るい日陰で1週間ほど様子を見てあげてください。

窓際のカーテンを通して優しく降り注ぐ光が理想的です。

金のなる木の育て方のポイント

金のなる木 観葉植物

金のなる木は乾燥地帯でも生きていける丈夫な多肉植物であるため、比較的育てやすい植物です。

しかし、季節に応じて水やりや置き場所を変えていかないと順調に成長しなくなってしまいます。それぞれの時期にあった管理をしましょう。

春・秋の育て方

春や秋の気候が安定した時期は金のなる木の生育期です。

水やりは、土の表面がよく乾き、葉っぱがしわしわになりかけてから1〜2日後にあげることを意識しましょう。

鉢底まで水が行き渡るようたっぷりめに水を与えてください。

梅雨・夏の育て方

金のなる木は多湿にとても弱いので、梅雨の時期は水やりを少なめにしましょう。

一回であげる量も少な目にし、完全に土が乾くまで次の水やりはしないでください。

葉を触ってみてしなっとしている場合、根に負担が出ているサインなので、水のあげすぎの可能性があります。

冬の育て方

冬は生育がゆるやかになるため、水やりは月に1〜2回程度にしてください。

寒い時間帯に水やりをすると根腐れの原因となりやすいので、時間帯は、午前中から少し温度が上がって暖かくなってからがおすすめです。

夜、土の中に水が残っていると根が凍る原因になり、根が傷ついてしまうので注意しましょう。

置き場所は日当たりのよい場所を

金のなる木は湿気が苦手なのでなるべく風通しの良い場所に置きましょう。

また、日照不足になると成長の妨げになるので、一年を通して日当たりの良い場所に置くのが大事です。

金のなる木の花が咲かない原因

金のなる木 観葉植物

金のなる木は花が咲くのを楽しみにしている方も多いですが、なかなか花が咲かなくて悩んでいる方も多くいます。

金のなる木の花が咲かないのには理由があります。

花が咲きにくい品種を育てている

金のなる木は花が咲きにくいものと咲きやすいものがあります。

花を咲かせたい場合は、桜花月や花月など花が咲きやすいタイプを選んであげるのがいいです。

日当たりが不足している

日照不足だと花を咲かすことができません。

基本的に窓辺から日が差す場所に置いて、できるだけ日照時間を確保してあげてください。

水や肥料を与えすぎている

金のなる木は株内に水分を蓄える能力があるため、水や肥料の与えすぎに注意が必要です。

根腐れして株が弱ると花を咲かせるどころではないですし、栄養過多だと葉ばかりが茂って、花が咲かなくなってしまうケースもあります。

金のなる木は自身で植え替えや適切な管理をすることで健康的に育てることができますが、植え替えなどが不安な場合はプロに頼むのもおすすめです。

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