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キジバトは巣を作る前に対策を!被害を回避する方法とは

最終更新日: 2022年06月01日

私たちの身近にいるハトの種類に「キジバト」がいます。一見穏やかで人間に害を与えない印象がありますが、群れで集まると人を悩ませる存在になります。キジバトの生態や巣を作る場所や対策のポイントを知って、深刻な被害を防ぎましょう。

キジバトの巣が家に作られるとどうなる?

巣が近くにあると、たくさんのフンを落とされてしまいます。見た目が悪いだけでなく、病原菌が含まれている可能性もあり衛生的によくありません。また一度巣が作られた場所には何度も戻ってきてしまいます。

キジバトが巣作りするのを防ぐには?

巣ができる前に防鳥ネットなどを張る、ハトに効果のある忌避スプレーをまくといった方法でキジバトの侵入を防ぎましょう。

キジバトはどんな鳥?

キジバト

キジバトは日本の都市部にも生息しており、メジャーな種類のハトです。人家の近くに現れると被害をもたらす場合もあります。キジバトを正しく見分けて対処するためにも、生態や巣の特徴を覚えておきましょう。

基本的な生態をチェック

朝方に「デーデーポッポー」という鳴き声が、外から聞こえた経験はありませんか?この印象的な声はキジバトのものです。キジバトは日本全国で見られる種類なので、聞いたことがある人は多いでしょう。

首にある青と黒のしま模様と、赤みがかったグレーの体・うろこ模様がキジバトの特徴です。体の色と模様がキジのメスに似ていることから、「キジバト」と呼ばれるようになりました。

日本でよく見かけるハトといえば、キジバトの他に「ドバト」がいます。首のしまとうろこ模様がある種類がキジバト、ないものがドバトと見分けましょう。

キジバトは繁殖力が強い鳥です。年に5〜8回ほど産卵し、1回の出産で通常2個の卵を産みます。夫婦で仲良く子育てする特徴から、夫婦円満の象徴ともいわれています。

キジバトの営巣場所や特徴

キジバトは警戒心の強いハトです。ドバトほど人の生活圏で見かける頻度は高くないでしょう。基本的には木の上に簡単な巣を作って生活をしており、他のハトが作った古巣を利用する場合もあります。

しかしより安全な場所を求め、人家のベランダを営巣場所にする可能性に注意が必要です。一度巣を作られてしまうと、なかなか追い出せずに悩む事態になりかねません。

キジバトは気に入った場所があると、何度か下見にやってきます。夜によく見かけたり鳴き声が頻繁に聞こえたりするようになったら、キジバトが付近に巣を作るサインです。

オスはある場所を気に入るとメスを呼び、下見をさせます。2羽とも気に入ればオスが巣を作り始めるのです。

キジバトを放置してはいけない理由

キジバト

キジバトに巣を作られると自分や同居人だけでなく、近隣に住む人へ害を与えてしまいます。キジバトを放置すると起こる問題を確認して、早めの対策を検討しましょう。

鳴き声やフンで生活が脅かされる

キジバトは求愛行動の一つとしてさえずります。多くのキジバトが集まると鳴き声がうるさく、騒音に悩まされてしまうでしょう。とりわけ早朝に鳴く場合が多いので、寝不足をはじめとしたトラブルが心配です。

キジバトの群れが近くにいると多くのフンを落とすため、衛生面を考えても放置はおすすめできません。

フンには人にアレルギーや感染症を発症させる細菌が含まれている場合があり、健康面でも被害を受けてしまいます。

放置しておくと繁殖力の強いキジバトはすぐに増え、精神的なストレスや健康問題のリスクが高まるでしょう。

巣を作られると被害が長期に及ぶ

キジバトは巣に固執する特徴があり、一度追い払ってもすぐに戻ってきてしまいます。一度巣を作られた家からキジバトを完全に駆除するのは、素人には簡単ではありません。

大量のフンをそのままにしておくとやがて乾燥し、風に舞ってアレルギーの被害を受けてしまうケースもあります。一時的な被害のうちに対策しなければ、長期的な健康被害に悩まされるかもしれません。

ソーラーパネルに巣を作るキジバトの性質も、放置したくない理由の一つです。パネルに損傷があれば高温になり、キジバトの巣に引火して火事につながるケースもあります。

火が出て近隣の住民に被害が及ぶと、慰謝料を請求される事態になりかねません。被害が長期化して健康面や金銭面にダメージを受けないためにも、キジバトには早めの対処が必要です。

キジバトの巣に対策しよう

キジバトの巣

キジバトの被害を最小限に抑えるためにも、できるだけ巣を作らせないのがベストです。キジバト対策で覚えておきたい注意点や巣作りの予防策、巣ができてしまったときの対処法を紹介します。

自力での駆除はNG

キジバトを生活圏で頻繁に見かけるようになっても、自力で駆除するのはやめましょう。追い払っても再び帰ってくる可能性が高い上に、「鳥獣保護法」に抵触して罰せられる可能性もあるためです。

鳥獣保護法では野生の動物の多くに対して許可のない捕獲・駆除を禁じており、ハトも対象となっています。危害を加える気がなくホウキでハトを追い払っても生命を脅かしたと見なされ、罰せられる場合があります。

大人のハトだけでなくヒナや卵も同法律の適用対象です。キジバトや巣に困っているときは、保健所への相談・駆除業者に依頼のいずれかで対応しましょう。

巣を作らせないためにできる工夫

キジバトが巣を作る前に「防鳥ネット」でハトの侵入を防ぐ方法は、効果的な対策です。ハトは羽をたたむと細身になるため、わずかな隙間も生まないようにピンと張りましょう。

ハトのたまり場になりそうな場所に、針状や棒状の「停止防止器具」を設置するのも一つの手です。ハトに止まる場所を与えなければ、大量のフンを落とされる心配はありません。

「防鳥ワイヤー」もキジバト対策に使えるグッズです。目立ちにくいため景観を損ないたくない場合に活躍するでしょう。防鳥ワイヤーがある場所に止まると、ハトは大きな不快感を覚え寄りつかなくなるという仕組みです。

巣ができてしまったら業者に依頼

自力でできる予防策を試しても、自宅周辺にキジバトが巣を作る可能性をゼロにはできません。もし巣を作られてしまったら、害鳥駆除を請け負う業者に依頼しましょう。

許可を取っている業者はすでにできた巣も駆除できるため、根本的な解決になります。高所での作業でケガを負うリスクもありません。

複数社を比較する「相見積もり」を取得すると、納得のいく業者を選べます。見積書の金額や明細を見比べて、安心して任せられるサービス内容・金額の業者に依頼しましょう。

ミツモアの一括見積もりサービスなら、最大5社から見積もりを受け取れます。手間をかけずに地域の業者を探したい人におすすめのプラットフォームです。

巣に対処してキジバト被害の予防を

キジバト

キジバトは特徴的な鳴き声とキジのメスに似た体で知られています。首回りにしま模様があるので、ドバトと見分ける際は首に注目しましょう。

キジバトに対処せずにいると、フンや鳴き声の騒音・太陽光パネルへの引火など深刻な被害に発展してしまいます。頻繁に見かけるようなら早めの対処法が必要です。

ただハトは鳥獣保護法の対象で勝手に捕獲できないため、自力で駆除するのは難しいでしょう。

たび重なる被害に悩んでいる・巣ができてしまったという場合は、害鳥駆除業者に依頼して解決するのがおすすめです。ミツモアの一括見積もりを活用して複数社を比較すれば、納得できるプロに駆除を頼めます。