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デジタルインナーミラーの取り付け工賃は?依頼先や選び方を解説

最終更新日: 2024年04月16日

デジタルインナーミラーの取り付けを検討する上で、ポイントとなるのが設置費用です。自分で取り付ければ費用はかかりませんが、DIYに自信がない人の場合、現実的な選択肢とはいえません。デジタルインナーミラーの取り付け工賃について解説します。

デジタルインナーミラーの業者別取り付け工賃

デジタルインナーミラーの取り付けにかかる工賃は、取り付けを依頼する業者によって異なります。それぞれの業者には価格以外にも特徴があるので、価格とメリットを総合的に判断した上で、依頼する業者を決めましょう。

カー用品店

カー用品店でデジタルインナーミラーを取り付ける際の工賃は、ミラーをカー用品店で購入するか持ち込むかによって異なります

  • カー用品店でデジタルインナーミラーを購入する場合:1万6,000~2万円
  • あらかじめ購入したデジタルインナーミラーを持ち込む場合:3万~8万円

店舗によっては持ち込みでの取り付けに対応していないケースもあります。持ち込みでの取り付けを検討している場合は、依頼する前に確認しておきましょう。

カー用品店で取り付けるメリットは、店舗スタッフと相談しながら製品を選べる点です。親身になって相談に乗ってくれるので、不明点を解消できるでしょう。

整備工場・個人の整備士

整備工場や個人の整備士に依頼してミラーを取り付ける場合の工賃は、どうやって製品を取り付けるかによって異なります

  • 工場に出向く場合:1万5,000~2万5,000円
  • 出張してもらう場合:1万5,000~3万5,000円

持ち込みでの取り付けに対応していない工場もあるので、持ち込みでの取り付けをお願いしたい場合には、事前に確認しておきましょう。

工場でデジタルインナーミラーを取り付けるメリットは、多様なメーカーの製品に対応してもらえる点です。カー用品店やディーラーでは取り付けが不可能なニッチな製品でも、取り付けてもらえる可能性があります。

ディーラー

ディーラーでデジタルインナーミラーを取り付ける場合の工賃は、3万~5万5,000円程度です。取り付けによる不具合の発生を警戒するディーラーでは、デジタルインナーミラーの後付けに対応していない場合もあるため注意しましょう。

ディーラーでデジタルインナーミラーを取り付けるメリットは、万が一のときにしっかり対応してもらえる点にあります。設置したミラーに不具合が生じても、ディーラーに持ち込めば確実に対応してもらえます。

デジタルインナーミラーにするメリット・デメリット

デジタルインナーミラーの導入を検討しているなら、デジタルインナーミラーのメリットとデメリットをしっかり確認しておきましょう。デメリットも併せてチェックしておくことで、導入してから後悔する場面を減らせます。

デジタルインナーミラーのメリット

デジタルインナーミラーのメリットとしてまず挙げられるのが、後部座席に座る人や背の高い荷物で視界を遮られる事態を避けられる点です

通常のミラーの場合には、後部座席に座る人や背の高い荷物が視界に入り、後方の安全確認がしにくくなります。一方でデジタルインナーミラーのモニターに映し出される映像は、リアガラスに取り付けられたカメラが捉えた映像なので、障害物によって視界を遮られません。

夜間でもクリアな視界を確保できるのも、デジタルインナーミラーのメリットです。通常のミラーでは不鮮明な視界になる場面でも、デジタルインナーミラーなら画質補正により、外の景色を見やすく映し出してくれます。

デジタルインナーミラーのデメリット

デジタルインナーミラーのデメリットとして挙げられるのが、モニターに映り込みが発生し、後方の映像を確認しづらくなる場面がある点です。通常のミラーでは起こり得ない映り込みに気を取られ、運転に集中できなくなる可能性があります。

通常のミラーとの距離感の差による違和感もデジタルインナーミラーのデメリットです。通常のミラーの視界とデジタルインナーミラーの視界では距離感が異なるため、デジタルインナーミラーの映像に慣れるまでは、それまでよりも慎重に運転する必要があります。

デジタルインナーミラーの選び方

デジタルインナーミラーはポイントを押さえた上で、製品を比較しながら選ぶのがおすすめです。深く考えずに製品選びを進めてしまうと、「あんな機能があった方がよかった」「この機能はいらなかった」など、後から不満が噴出する可能性があります。

モニターサイズ

デジタルインナーミラーを選ぶ際、まず注目すべきはモニターのサイズです。用途に合わせてサイズを選びましょう。

リアカメラの映像を確認するためだけに使用するなら、4.3インチ前後のコンパクトサイズがおすすめです。これ以上大きな製品を選ぶと、大きさを持て余してしまうでしょう。

映像を楽しむ目的でデジタルインナーミラーを選ぶのであれば、7インチ以上のワイドサイズが適しています。大画面なら後部座席からでも映像を楽しめるでしょう。

画質・画面の見やすさ

デジタルインナーミラーを選ぶときには、画質にも注目しましょう。高画質な製品なら、普通のミラーと同じ感覚で後方を確認できます。

特にドライブレコーダー機能が付いたデジタルインナーミラーを選ぶ場合には、より画質の重要性が高まります。ナンバープレートの数字まで記録したいなら、フルHDの200万画素以上の製品がおすすめです。

見やすさを追求するなら、周囲の照度に合わせて明るさを調整してくれる『調光機能』を備えた製品を選びましょう。明るさを自動調整してくれる『自動調光機能付き』がおすすめです。

電源タイプ

デジタルインナーミラーを選ぶ際は、電源タイプもチェックが必要です。特にデジタルインナーミラーの取り付けをDIYで済ませたい人にとっては、電源タイプの確認が欠かせません。

おすすめはシガーソケットから給電するタイプの製品です。ヒューズボックスから給電するタイプと比べて取り付けが簡単なため、しっかり時間をかければDIYでの取り付けも可能です。

ヒューズボックスから給電するタイプを選んだ場合は、業者に取り付けを依頼した方がよいでしょう。

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ドライブレコーダー機能の有無

ドライブレコーダー未装備の車に乗っているなら、ドライブレコーダー機能付きのデジタルインナーミラーがおすすめです

ドライブレコーダー機能付きを選ぶメリットは、一度の作業でミラーとドライブレコーダーを設置できる点にあります。設置の手間を最小限に抑えたい人に適しているでしょう。

最低限の装備で2つの機能が使えるようになるのも、ドライブレコーダー機能付きのミラーを選ぶメリットです。ミラーとカメラを別々に設置する必要がないため、フロントガラス周辺がすっきりします。

デジタルインナーミラーの取り付けは業者に依頼しよう

デジタルインナーミラーを安価に取り付けたいのであれば、取り付け業者選びが重要です。ネットショップや家電量販店などでミラーを安く購入できたとしても、持ち込みによって取り付け費用が割高になれば、製品を安く買うメリットが相殺されてしまいます。

デジタルインナーミラーの取り付けを検討するときは、どのような業者に取り付けを依頼するのか、目星を付けてから製品選びに取り掛かるのがおすすめです。まずはデジタルインナーミラーを格安で取り付けてくれる業者を見つけてから、その業者が取り付けに対応してくれる製品を選ぶようにしましょう。

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