日本伝統の着物、色々なシチュエーションで着てみたいけれど、着付けが難しいと諦める方も多いかも知れません。でも一昔前なら、日常的に着ていたのが着物です。
着物の着付けを自分で挑戦してみませんか?
ちよっとしたコツをマスターすれば、自分で簡単に着ることも可能ですよ。
着付けの前夜の準備
着物の着付けを自分でやってみよう!と決めたら、準備が大切です。当日の朝に着付けの準備をすることは、慌ただしいだけでなく気持ちに余裕がなくなり、スムーズな着付けができない場合もあるのです。
着付けに慣れている人でも、着付けの準備は前夜までには終わらせていると言われていますから、慣れない方なら尚更でしょう。でも具体的に、どんな事前準備が必要なのでしょうか?
着物や帯、長襦袢を箪笥(たんす)から出しておく
着物だけでなく、着付けの小物である帯や長襦袢も箪笥から出して、着物ハンガー等に掛けておきます。可能であれば、直射日光の当たらない、風通しの良い場所が良いでしょう。
こうすることで、仕舞っている間にに付いてしまった畳みジワや防虫剤の臭いをとることができるのです。
半衿をつける
長襦袢に綺麗に半衿を縫いつけることは、素人には難しく、時間も掛ります。余裕をもって、丁寧に半襟の準備をしましょう。
特にフォーマルな席にふさわしい半衿は、白色や淡い色が基本ですが、薄い色は黄ばみや汚れが目立つものです。心配な場合は、まず半衿が綺麗な状態かどうかだけでも数日前に確認して下さい。そして汚れが気になる場合は、事前に呉服店などから新品を購入しておくことをおすすめします。
※白の半衿は変色する場合もあるので、在庫を抱えていない呉服店もありますから、注意が必要です。
足袋(たび)、帯揚げにアイロンをかける
木綿の足袋のシワは、洗濯をすると残ってしまいます。ただし実際に履いてみるとシワも伸びるので目立たなくなりますが、気になる方はアイロンを掛けておきましょう。
また帯揚げも、一度使うと結びジワができますが、帯揚げの中心部分は、お太鼓の中入るので外からは見えませんから気にしなくても大丈夫です。両端20㎝も前帯の中に入れますから、シワがあっても問題ありません。
シワが気になるのは帯揚げの一部なので、実際に自分の体に当ててどの場所にシワがあるかチェックしてみましょう。
アイロンは、裏側から低~中温度で軽くなでるように掛けます。ただし絞りや金箔などがある帯揚げは、無理にアイロンを掛けるのは止めて下さい。絞りが取れると二度と元には戻りませんし、箔は熱に弱いのでアイロンを掛けると劣化しますから、避けた方が無難です。
着物、小物の準備
着物を着付ける場合は、大小様々な小物があります。着付けの途中に足らない小物を取りに行くのも大変ですし、着崩れの原因にもなるので、小物一式は事前に用意をしておきましょう。
できれば着付けの際に使う順に小物を並べると、時間短縮にもつながるのでおすすめです。
着物一式
●着物・・・着物には「格」があり、着て行く場所によって格を選ばなくてはいけません。例えば結婚式や披露宴なら、着て行く着物はホスト側はフォーマルな着物の「留袖」、ゲストの立場での出席ならセミフォーマルの「訪問着」が良いでしょう。(※振袖は未婚であればホスト・ゲスト関係無く着られます)男性の場合は、ホスト側ゲスト側に係わらず袴着用です。
お子様の七五三や入学式、卒業式に着るなら、主役はお子様ですからセミフォーマルの「訪問着」や「付け下げ」がつつましくて品があります。
同窓会や観劇にお出かけする際は、カジュアルな「小紋」「紬」がおすすめです。花火大会や夏祭りに着て行くなら「浴衣」を着て楽しんで下さい。
●伊達衿・・・重ね衿とも呼ばれるもので、半衿と着物の間に用います。基本的には礼装用の着物(振袖・留袖・訪問着・付け下げ等)を着る時に使うのですが、小紋もOK。ただし織りの着物(紬や御召)や喪服、単衣の着物には使いません。
●帯・・・フォーマル・セミフォーマルに装うなら「袋帯」、カジュアルな場には「名古屋帯」が一般的です。街着や浴衣の場合は半幅帯や兵児帯(へこおび)も良いでしょう。
●長襦袢・・・着物の下に着るのが長襦袢。まずは着物の袖の長さと同じ袖の長さのタイプを選びましょう。
女性の着物の場合は、着付けの際に「おはしょり」を作って着丈を調整しますが、長襦袢は着丈の調整を着付けで行うことはありません。着物の下から長襦袢の裾が見えるのはNGですから、長襦袢の丈が長い場合は、事前にウエスト付近を折って縫っておくと便利です。
またフォーマル用の着物の時は白の長襦袢、セミフォーマルなら淡い色柄の長襦袢を使います。色柄が華やかなものはカジュアルな着物専用なので注意して下さい。
●帯揚げ・・・黒留袖の場合は白い帯揚げでなくてはいけませんが、色留袖や訪問着、付け下げなら、上品な淡い色の帯揚げでも大丈夫です。ただし振袖なら華やかなタイプもOK。華やかに演出しましょう。
カジュアルな着物を着る時は、決まりごとにとらわれず、色や柄を楽しんでも良いかも知れません。
●帯締め・・・帯の形が崩れるのを防ぐのが帯締めです。フォーマルな着物の場合は白に金銀をあしらったもの、セミフォーマルなら淡い色で、どちらも高級感のあるボリューミーなものを合わせますが、カジュアルな時は細いタイプも良いでしょう。見た目の美しさだけでなく、ある程度の強度も必要なのが帯締めです。
●草履・・・フォーマルな席に着て行く着物に合わせるのは、台の高いもの(5㎝程度)を選びます。高級感を出すためですが、結婚式場やホテルでは絨毯が敷かれているので、低い台の草履では絨毯に埋れてしまうことから、高い台の草履は実用的でもあるのです。
カジュアルな着物の場合は、低い台の草履を履きます。ただし同窓会やコンサート、観劇にお出かけの際は、会場を考えましょう。毛足の長い絨毯がある会場なら、高い台の草履の方が動きやすいので、小紋や紬の着物だからといって無理に低い台の草履を履く必要はありません。
●バック・・・お出かけの際の、最後のコーディネイトはバッグです。礼装の場合は布製が原則。佐賀錦や錦織、綴れ織りが人気です。格式ばらないお出かけなら、皮製でも趣味性の高いバッグでもOKですが、着物の色や柄、雰囲気といったバランスに気を配りましょう。
着付け小物一式
●肌着・・・長襦袢の下に着るのもで、色々なタイプがあります。昔からある肌着は肌襦袢と裾よけというセットで、上下分かれ二部式となっているものですが、上下つながったワンピースタイプもあります。
ワンピースタイプは着脱が簡単ですが、お腹の膨らみが気になる方は二部式がおすすめです。裾よけの腰やお腹の部分は力布と呼ばれていて木綿で出来ているので、伸縮しません。ここをしっかり押さえるように縛れば、ガードル効果もあるので着物のシルエットも綺麗に仕上がります。
肌襦袢は直接肌に触れるものなので、汗をきちんと吸い取り、肌触りの良いものを選びましょう。
●足袋・・・一般的な足袋は白の木綿です。キャラコという織り方は細かくて高級感があるのでフォーマル向きです。同じ木綿でも、ブロード織りはざっくりしているので伸縮性もあり、普段履きとなります。足袋を履きなれていない方なら、ストレッチ足袋も良いかも知れません。
色や柄が付いた足袋はお洒落用なので、礼装には不向きです。またワンポイント刺繍の入ったものは、刺繍の裏側が直接肌に当たるので、かゆくなる場合がありますから注意しましょう。
●帯板・・・帯前のシワを防ぐために使うのが帯板となります。礼装用の帯には幅広のものを、半幅帯などには小さな帯板と、帯によって使い分けると便利です。また最近は左右にゴムの付いた帯板もあります。こちらは帯の薄い名古屋帯用に使いましょう。使うタイミングはゴム付きなら長襦袢を着てからすぐに身に付け、その後に着物を着ます。ゴム無しの帯板なら、着物を着て帯を巻いてからです。帯の一巻き目と二巻き目の間に挟み込むのがシワ防止に有効となります。袋帯などは半分に折るので、折った間に差し込むこともOKです。帯板のタイプによって使う順序が違うので注意しましょう。
●帯枕・・・帯山を立体的に表現するために使用します。左右に紐の付いた帯枕は帯枕の位置が安定しますが、華やかな変わり結びに使う場合はソフトなガーゼに包まれた帯枕の方が適しています。好みや用途によって、どちらの帯枕にするか選んで下さい。
●腰紐・・・着物のおはしょりを作る時に使いますが、他にも長襦袢や胸紐など着付けや帯に合わせて多々使うものです。2~3本は用意しておきましょう。
●伊達締め・・・長襦袢と着物の着付け用に2本必要です。細帯のようなしっかりとした質感のものの他、結び目を作らないで済むマジックベルト、伸縮性のあるシャーリングタイプの伊達締めなど多々あります。好みで選んで下さい。
●衿芯・・・長襦袢の半衿の中に入れて、衣紋(えもん・後衿のこと)が綺麗に抜けるようにします。半衿に入れるのが難しい場合もありますので、早目に余裕をみてセットしましょう。
着物の便利グッズ
無くても着付けは出来るけれど、あったら便利・・・そんなグッズをご紹介します。
●ウエストパット・・・ウエストの凹みをなくすと、帯も安定するし帯ジワもなくなり、着崩れも減ります。補正タオルを使う方法もありますが、ウエスト全体の凹凸を減らすなら、補正タオルよりもウエストパットを使った方が安定するのでおすすめです。
●着物クリップ・・・ピンチとも言いますが、着物と長襦袢の背中心をずらさないように使います。また帯に「て」や「たれ」を留めたりする時にも使えて便利です。一人で着付けをする際には、ちょっとしたアシスタント役をしてくれます。
●コーリンベルト・・・着物の衿崩れを防ぐのに有効です。着物だけでなく長襦袢にも使う場合があります。ない場合は腰紐で対応可能ですが、あると便利です。
●和装ブラジャー・・・バストの膨らみを押さえる着物専用のブラジャーです。サラシを巻く方法もありますが、一人で着付けをする場合は、サラシを一人でしっかり巻くのは難しいので、和装ブラジャーを使っても良いでしょう。
●三重仮紐・・・振袖の変わり結びをする際に、便利グッズとして使われ始めた三重仮紐ですが、今では名古屋帯、半幅帯などでも使われるようになりました。お値段も1個数百円なので、購入して新しい変わり結びに挑戦しても良いでしょう。
当日の着物を着る前の準備
着物の着付けを自分でする際、当日の着付けの前にも様々な準備があります。段取り良く着付けをするためにも、無駄な動作は省きたいもの。要領良く着付けをするための準備をご紹介しましょう。
前開きの服で準備をする
実際に着物を着る前にヘアセットやメイクをします。完了してから着替えるとなると・・・セーターやTシャツでは脱ぎ着が大変ですね。
まずは前開きで脱ぎやすい服を着ましょう。
着物に合わせて髪型をセットする
着物はボリュームがあるので、髪も着物に合わせた髪型が必要です。夜会巻きは洋装だけでなく和装にもピッタリ。フェイスラインの髪を編み込みにしてアップスタイルでまとめても優しい雰囲気があります。部分的にヘアピースやエクステを付けてヘアアレンジを楽しんでも良いでしょう。髪飾りやかんざしを付けても素敵です。
ただし、着物に合わせたヘアセットは慣れないと難しいものです。どの着物を着るか決めたら、時間のある時に事前に練習してみて下さい。
メイクをする
最近、日常メイクはナチュラルメイクが主流です。ファンデーションは地の肌色で、口紅もベージュ系の落ち着いた色、少しふっくらした唇に見えるように実際の唇よりも一回り大きく輪郭を描きます。
しかし、和装の場合は変えた方が良いでしょう。ファンデーションは地肌よりも1トーン明るいタイプがおすすめです。口紅は基本は赤色で、地肌が日焼けして健康的な方はオレンジ系、色白の方はピンク系が似合います。ぷっくりした唇も可愛いですが、問題は大きさです。口紅の輪郭は、唇よりも少し内側に書くと上品な印象になります。
メイクが着物に付くと大変です。着物は洋服のように「汚したら、急いで水洗い」などは厳禁なので、まずは汚さないように細心の注意を払って下さい。メイクが終わったらティッシュで顔全体を押さえると、メイクの色移りを押さえるのに効果的です。
肌着をつける
ショーツやブラジャーを付けたら足袋を履き、次に肌着をつけます。二部式なら裾よけをつけてから、肌襦袢を着ますが、ワンピースタイプなら、上からかぶらず下からスカートを履くように着ていきましょう。
後衿から肌着が見えないように工夫して下さい。
補正する
できるだけ体の凹凸がなくなるようにするのが補正です。和装ブラジャーを事前に付けている場合はOKですが、サラシを巻く場合は、肌着を着たこのタイミングで行います。
次に肩から胸のラインを綺麗にするため、肩の下のくぼみに薄い布や綿を入れて、全体をなだらかにします。ただし和装ブラジャーやサラシで胸を押さえていれば、この補正はしなくても良いかも知れません。また、綿で必要以上に補正をすると、ふとって見えたり、動いているうちにズレて衿元からはみ出る場合もあるので注意しましょう。
ウエスト周りはタオルやパットを使って、寸胴(ずんどう)になるように補正します。バストの大きな方は凹凸が目立ちますし、スレンダーな方は帯が安定しにくいので、この補正は欠かせません。
着物を着付ける
着物を着る場合も、ちょっとしたコツがあれば大丈夫です。①長襦袢 ②着物 ③帯 の一人で着る着方を動画でご紹介します。参考にして下さい。
長襦袢を着る
長襦袢を一人で着る動画ですが、衿芯の入れ方、衣紋の抜き加減、伊達締めの結び方などが分かりやすく説明されています。
着物を着る
着物姿が綺麗に見えるポイントが映されています。8分の動画ですが、衿や背中心の合わせ方、裾の調整の方法、着物の整え方など細かいチェック項目があり、無駄な作業がありません。
着物が一人で着られる方も、改めて見ると参考になる箇所が個々あるので、おすすめです。
帯を締める
初心者でも一人で結べる二重太鼓結びです。使う帯は袋帯。帯締め、帯揚げの他に、仮紐2本とピンチを使います。二重太鼓は、お祝いの席に着て行くフォーマル専用の帯結び。結婚式はもちろん、お子様の入学式(入園式)や卒業式(卒園式)、格式のあるパーティなど幅広いシチュエーションで使えます。
着物で一日綺麗に過ごすポイント
せっかく綺麗に着物を着付けても、洋装の時と同じに動いていれば着崩れはおきやすいものです。また着物はちょっとしたことでも汚れが付きやすく、クリーニングも素人には難しいと言われています。まずは立ち居振る舞いに気を配りましょう。ポイントをお知らせします。
歩き方は歩幅を狭く
洋服でさっそうと歩くのは素敵ですね。でも着物姿で洋服の時と同じ歩幅で歩くのは無理があります。着物で歩く時は歩幅を狭く、内股ぎみに歩きましょう。
また裾は乱れやすいものですが、右手でサッと押さえられたらエレガント。荷物などは左手に持って右手を空けておくと、上前の裾の乱れを直せるので便利です。
階段の上り下りに注意
階段を上り下りする時は裾を踏んでしまう可能性があります。裾を踏むと危険ですし、着物も汚れますが、それだけではありません。上前が下がって着崩れの大きな原因となるのです。
そうならない為に、右手で上前下前を重ねて持ち、裾を少し引きあげて上り下りしましょう。ただし持ちあげすぎると品がなくなるので注意して下さい。
上る時はつま先に重心をかけて、かかとを少し上げると見た目も美しく上品です。
トイレでは細心の注意を払う
最近は洋式トイレも増えてきたので安心ですが、それでもトイレは着物を汚しやすいので細心の注意が必要となります。まずはトイレの椅子に座る前に、着物や長襦袢の裾が床に着かないようにめくりあげて、帯にクリップで留めて落ちないようにしましょう。クリップがない場合は、帯に挟み込んでもOKです。
振袖などは袖が長いので更に要注意。座る際は膝の上に袖を畳んでおきます。手を洗う際も、水はねは和ジミの原因となりますから気を付けて下さい。水量は少なく、洗面台から少し離れて水を出すなどの気配りが必要です。
雨の日は事前準備
雨の日や雨が降った後に外を歩くと、泥ハネを着物の裾に付けてしまうものです。泥ハネはクリーニングに出すと一カ所数百円。安いと思うかも知れませんが、泥ハネは一カ所では済みません。大小の泥ハネを全て消すとなると万単位掛ることもあるので注意しましょう。
着物でお出かけを予定している日の天気予報が雨なら、雨コートを事前に用意して下さい。二部式でもロングタイプどちらでも良いですが、必ず裾が隠れるまでの長さが必要です。雨が激しい場合は、中の着物をめくってしまうことをおすすめします。トイレの時と同じように帯までたくし上げて、落ちないように帯に挟み込んでおくと安心です。※コートが長ければ、着物をめくっていても外からは見えません。「まずは汚さない」ということを意識して下さい。
自分で上手くいかなかったら着付けを依頼しましょう
自分一人で着物の着付けができれば、とても素敵です。でも最初から上手に着付けをするのは難しいかも知れません。そう感じたら、資格のあるプロに依頼するのも一つの方法です。最近は出張着付けをお願いできるところも増えてきました。どんなところに人気が集まっているのでしょうか?
出張着付けのメリット
着物の着付けというと、着物や小物一式を美容院や呉服店に持って行くのが一般的だったかも知れません。でも着付け小物は多々あり、うっかり忘れてしまった・・・という経験をされた方も多いでしょう。忘れ物を自宅に取りに戻ったり、美容院で借りたり、その場で購入したりして大変です。自宅に出張着付けをお願い出来れば、そんな心配は無用ですからとっても便利。助かりますよね。
また着物を着てお出かけする時は、何かと忙しいものです。お子様の用意をしながら、慣れない着付けの準備をして、着付け場に出掛けるのは、本当に大変。出張着付けなら移動の往復時間がなくなるので、気持ちにも余裕ができます。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭で、ママ一人が着付けに出掛けるのはハードルが高いですが、お子様を一緒に連れて行くのはもっと難しいものです。でも着付け師さんにお自宅まで来ていただければ、問題解決!
お子様も安心ですよね。
出張着付けの料金相場
出張着付けの相場
9,000円
標準相場
7,700円
リーズナブル
10,800円
プレミアム
基本的な着付け代の他、出張費や早朝の割増料金が掛る場合もあります。また着付けの人数や着物の種類によっても着付け代は変わるのです。相場としては6,000~15,000円ですが、①どんな着物を着るのか②何時までに仕上げてもらいたいのか③ヘアセットは込みなのか・・・などを事前にご自分で決めてから打合せをすることをおすすめします。
依頼するときに気をつけること
「普段付き合いのない美容院や呉服店に相談するのは恥ずかしい」「ネットで検索しても、遠くから来てもらうのは出張料金が心配」などなど、不安が多々あると思います。また直接相談すると、条件が合わないからといって断るのも難しいものです。どうしたら良いのでしょう。
ミツモアで出張着付けサービスに見積りを依頼しよう!
出張着付けをしてくれる着付け師さんを探しているなら、ミツモアで無料見積もりをお願いしてみませんか?ご自宅近くのプロ、実績・資格のある着付け師さんを紹介して貰えます。まずはネット検索してみましょう。
ミツモアで簡単な質問に答えて見積もり依頼
着物の着付けをお願いしたい場合は、「どんなサービスをご要望ですか?」の質問に「着付け」と入力しましょう。すると着付けに関する様々なサービス項目が出てきます。「出張着付け」を選択すれば、依頼する際のポイントを確認されます。出張着付けの場合は「予算」「スケジュール」「サービスの質」です。(複数選択可能)
次は着物の種類や実際に着付けをしてもらう人数の確認が入ります。その次に着付け場所のチェックです。自宅の他にも結婚式場や美容院・スタジオなどが選べます。次は着付けだけか、ヘアメイク込みかどうかを質問をされて、着付けの依頼日と着付け終了時間、着付け場所のだいたいの住所と要望メッセージ等を入力します。
最後に返信用のアドレスや名前、ログインパスワードを設定したら、完了。返信を待って下さい。
最大5件の見積りが届く
先ほど入力した条件に合う地域のプロから見積もりメール(LINEもOK)が届きます。受付期間は4日間で最大5件。そこから選びましょう。希望に合った着付け師さんが見つかったら「決定」ボタンを押します。何と言っても、見積もりは無料!気軽のチャレンジ出来ますが、人気の着付け師さんは予約がすぐに埋まってしまいますから早目にミツモアを検索してみて下さい。
チャットで見積り内容の相談ができる
見積もりが届いたら、チャットを使って実際に相談してみましょう。金額だけでなく、だいたいの所要時間や用意するものなど、具体的に細かい事を確認して、他と比べるのも良いかも知れません。
情報は非公開OKですから、その後営業電話が掛ってくることもないので安心です。
まとめ
着物の着付けはプロにお願いすると確かに費用が掛ります。でもミツモアなら納得した金額で着付けを依頼できるのでおすすめです。
お子様の入学式や卒業式に出席する場合、新しいスーツやワンピースを用意する方も多いでしょう。でも洋服は流行があり、数年後も着られるかどうか、分かりませんよね。でも着物なら流行に左右されることなく着ることができます。もしお気に入りの訪問着や付け下げをお持ちなら、是非それを着て見てください。お子様も綺麗なママの着物姿に喜ぶでしょう。