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大きい蜘蛛の正体はアシダカグモ?生態や特徴、対処法について

最終更新日: 2021年02月16日

部屋の中に突然現れる大きい蜘蛛は、アシダカグモの可能性があります。手のひらを覆うほどの大きさで、暗くなると動き回るため気味が悪いと思うかもしれません。アシダカグモの生態をはじめ、危険性や対処法を詳しく解説しています。

大きな蜘蛛の正体はアシダカグモだった

アシダカグモ

家の中で見られる蜘蛛の中でも「アシダカグモ」は日本で最大級の大きさを誇ります。強烈な見た目をしているので、家の中で見つけたときは驚くこともあるでしょう。

まずはどのような生態なのか見ていきます。

アシダカグモの生態について

アシダカグモは関東より南の暖かい地域に生息している虫で、関東・関西・四国・九州地方など広い範囲で見られます。夜行性で明るい場所ではほとんど動きませんが、薄暗くなると活動的になります。

体の大きさは雌が25〜30mm、雄が15〜25mmで、長い足を広げた状態では100mm以上になる個体も少なくありません。

大きな蜘蛛のため、体の色もはっきりと区別がつきます。全体的には灰褐色で、白や灰、褐色の毛に覆われています。天井や壁に張り付いていればすぐに発見できるでしょう。

平均的な寿命は越冬をして3年ほどになり、駆除せずに放っておけば通年で屋内の至るところで出没します。

アシダカグモとコアシダカグモ見分け方

アシダカグモの仲間には「コアシダカグモ」と呼ばれる似た外見の蜘蛛も存在します。生息地もアシダカグモとほとんど同じですので、両方の蜘蛛を家で発見することもあるでしょう。

コアシダカグモは大きさと体の模様の2つのポイントで見分けられます。コアシダカグモはアシダカグモよりも一回りほど小さく、野外で発見されることが多い蜘蛛です。雌が20〜25mmで、雄が15〜20mmで、背中の尻側に黄色の三角形の模様が入っています。

「大きくて体に模様がある蜘蛛」を家の発見したなら、それはコアシダカグモの可能性が高いといえるでしょう。

アシダカグモはどんな特徴がある?

アシダカグモ

迫力ある見た目をしているアシダカグモですから、初めて見る人は「人を咬むのでは」と不安に思う人も多いでしょう。

ここからはアシダカグモの特徴を解説していきます。

アシダカグモは人にとって益虫

大きな体をしたアシダカグモは、不用意に手を出さない限り人を咬むことはなく、むしろ「益虫」としての側面があります。益虫とは作物の受粉を媒介したり、人にとっての害虫を食べたりと、生活に役立つ習性を持っている虫です。

アシダカグモのエサは主にゴキブリやガ、ハエ、コオロギなどで、屋外から餌を求めて家の中に入ってきます。

中でもゴキブリは人の健康を脅かす病原菌を持っている害虫です。アシダカグモは人の代わりにゴキブリを駆除してくれるため、益虫と呼ばれています。

またアシダカグモは蜘蛛類によくあるように糸で巣を作らないので、放っておいても巣を張られる心配がありません。ゴキブリやハエなどの害虫に困っている人は、あえてアシダカグモを放置するのもよいでしょう。

むやみに触らない

人を襲わないアシダカグモですが、身の危険を感じれば強力な顎で咬みついてくる場合があります。そのため興味本位で触らないようにして、放っておくのが一番です。

アシダカグモは毒を持っていないので、万が一咬まれてしまったとしても心配は無用です。ただ体も大きいので咬まれれば痛みを伴い、場合によっては腫れてしまいます。基本的には直接手では触らないようにしましょう。

アシダカグモの退治方法

アシダカグモ

アシダカグモは益虫ですが大きくて不気味な見た目に嫌悪感を抱く人も少なくないでしょう。

そこで最後に、アシダカグモの安全な退治方法を3つ紹介します。

殺虫剤を使用する

アシダカグモは大きな体を持っていますが、市販されているスプレー式の殺虫剤で駆除ができます。

ほとんどの殺虫剤には蜘蛛でも殺虫できる成分を含んでいます。ただし、成分が気になる人は殺虫成分がない冷却タイプを検討してみましょう。冷却タイプは薬液のあとも残りづらく、拭き掃除をする必要がありません。

冷却スプレーなら瞬時に冷やすことで瞬間的に虫の動きを止めてくれるので、素早いアシダカグモでも簡単に駆除できるでしょう。

ホウキや長い棒を使って追い出す

玄関や窓の近くでアシダカグモ発見した時は駆除せずに、ホウキや長い棒などで追い出してあげるのも悪くありません。

アシダカグモは前述のとおり益虫で、屋内の害虫を捕食してくれます。できるなら駆除せずに済ませてあげたいものです。

人に害を与えることはない虫なので、家にいることや不気味な外見が苦手という人は家から追い出す程度にしておきましょう。

アシダカグモが餌とする害虫を駆除する

アシダカグモはゴキブリやハエなどのエサを求めて、家に侵入します。そのため害虫を駆除することで、自ずとアシダカグモも家の中から姿を消すでしょう。

ゴキブリ用の駆除グッズは充実していますので、殺虫スプレーやトラップ式など、家に現れるゴキブリの種類や数に応じた薬剤を選びましょう。

ハエは生ゴミや排水口、鉢植えの土を発生源としています。ハエは駆除してもキリがないので、こまめなゴミ捨てと掃除を徹底して発生原因をつぶしていくのが駆除方法としては効果的です。

蜘蛛を見つけたら適切に対処を

アシダカグモ

大きい蜘蛛として知られるアシダカグモは、家に巣を作らない上にゴキブリなどの害虫を食べてくれる益虫です。

こちらから攻撃を仕掛けない限り、咬むことはありません。そのため見た目に抵抗がないなら、放置しておくのもよいでしょう。

ただしどうしても嫌な人は殺虫剤を使用することで効果があるので、市販されている殺虫スプレーを使うのも対処方法として考えましょう。