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庭の芝生をやめたい!手順ややめたあとの舗装材も紹介

最終更新日: 2024年04月25日

「毎月芝生の手入れが大変」

「歳を重ねるにつれて、芝刈りを負担に感じるようになった」

「初期の頃は綺麗な芝生だったが、数年経って雑草が生えてきてしまった」

このような悩みから、芝生をやめてしまいたいと考えている方もいるのではないでしょうか。本記事では、芝生をやめたいと考えている方に向けて、芝生をやめるメリット・デメリットや費用、芝生をやめる方法について解説します。

庭の芝生をやめたあとに代わりとなる舗装材のおすすめもまとめたので、ぜひ最後までお読みください。

庭の芝生をやめるメリット

まずは、庭の芝生をやめるメリットとデメリットについて見てみましょう。

庭の芝生は一度やめると元の状態に戻すのがとても大変なので、ライフスタイルや優先事項を照らし合わせた上で検討するのがおすすめです。

庭の芝生をやめる主なメリットは以下の通りです。

  • 芝刈りが不要になる
  • その他の手入れも不要になる
  • 虫の発生リスクが減少する

主に、メンテナンスや管理が楽になることがわかるでしょう。それぞれ1つずつ解説していきます。

芝刈りが不要になる

1つ目のメリットは、芝刈りが不要になることです。

綺麗な芝生を保つためには、こまめに芝刈りをして景観を整える必要があります。特に夏は芝生の成長期なので、月に2〜3回程度の手入れをしないとぐんぐん伸びてしまいます。

伸びた芝生を放置していると風通しが悪くなり、病気になって枯れてしまう可能性があるため注意しなければなりません。

芝生をやめることで、このように大変な芝刈りから開放されるメリットがあります。

その他の手入れも不要になる

2つ目のメリットは、その他の手入れも不要になることです。

芝生に必要なメンテナンスは、芝刈りだけではありません。日々の水やりや目土、肥料、エアレーションなど、美しい芝生を保とうとするとさまざまな手入れが必要です。

これらの作業には体力が必要なので、年齢を重ねるにつれて自力でできなくなってしまう場合もあります。また、シニア世代が1人作業しているようなケースでは、事故や転倒のリスクもあるでしょう。

芝生をやめることでこのような手入れの心配もなくなり、毎日の時間を有効活用できるようになります。

虫の発生リスクが減少する

3つ目のメリットは、虫の発生リスクが減少することです。

芝生をやめて他の舗装材に変えた場合、害虫の発生リスクが大幅に減少します。

芝生は植物なので、どれだけ手入れをしたとしても虫がつく場合があります。虫に食べられた芝は枯れ、地面が斑点状に現れたり、色が変わったりするトラブルを引き起こすことがあります。

庭に芝生を敷いた状態で害虫を防ぐには、害虫駆除剤を散布するといった手間がかかります。芝生をやめて人工の舗装材を入れれば、害虫問題のリスクが大きく減少します。

庭の芝生をやめるデメリット

芝生をやめることで様々な管理の手間が減る一方、デメリットがあることも知っておきましょう。庭の芝生をやめる主なデメリットは以下の通りです。

  • 庭の景観が損なわれる場合がある
  • 入れる舗装材によっては気温が上がりやすくなる
  • 子供やペットの憩いの場がなくなる
  • 芝生の代わりとなる舗装材を入れる費用がかかる

綺麗な芝生の上で遊んだり、景観を楽しんでいたりした場合、殺風景に思えて寂しく感じるかもしれません。反対に芝生を使っていない場合は、あまりデメリットを感じない方もいるでしょう。

芝生をやめて代わりとなる舗装材を入れる場合、新たに費用がかかる点も押さえておく必要があります。

庭の芝生をやめる際にかかる費用

庭の芝生をやめたいと思ったときに確認しておきたいのが、撤去にかかる費用です。

芝生の撤去を業者に依頼する場合、1㎡あたり千円〜3、4千円ほどがおおよその相場です。仮に10坪の庭の芝生をやめる場合の費用は、約3.3万円〜13.2万円程度となります。

自力で撤去する場合、道具や処分にかかる費用のみで抑えられます。

ただし、多くのケースでは撤去後に別の舗装材を入れるため、舗装材にかかる費用も考慮しておきましょう。

庭の芝生をやめる方法|手順を解説

DIYで芝生をやめたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

費用を抑えたい場合や自分好みに仕上げたい場合、自力で芝生を撤去することも可能です。ここでは、庭の芝生をやめる具体的な方法と手順を解説していきます。

これから芝生をやめる予定のある方は、参考にしてみてください。

  1. 芝生をはがす
  2. 芝生を捨てる
  3. 芝生に代わる舗装材を施工する

それぞれ1つずつ見ていきましょう。

1. 芝生をはがす

まずは芝生をはがしていきます。自力で芝生をはがすときの方法は主に以下の3つです。

  • スコップで芝生をはがす
  • 除草剤を撒く
  • ビニールシートで成長を止める
  • スコップで芝生をはがす

手軽でおすすめなのは、スコップで芝生をはがす方法です。大きなスコップと、ガーデニング用の小さなスコップ、またはエッジナイフを使用します。

芝生をはがす場所にスコップで切れ込みを入れ、そのままぐいっと持ち上げると簡単にはがれます。この作業を繰り返して、すべての芝生をはがします。

一部の範囲のみを撤去する場合、系を引いて四角く切れ込みを入れていくと綺麗にはがせるのでおすすめです。芝生をはがし終えたあとは、小さなスコップをつかて土や石を落としていきます。

除草剤を撒く

スコップよりも手間なく芝生を撤去したい場合には、撤去したい場所に除草剤を撒く方法もあります。

芝生の雑草のお手入れでは「選択制」の除草剤が使われますが、芝生の撤去では「非選択制」の除草剤を使います。芝生の根からしっかり枯らしたい場合には、グリホサート系のものを選ぶとよいでしょう。

ただし、非選択制の除草剤はどんな植物にも効いてしまうので、庭で他の植物を育てている場合は注意して慎重に進めましょう。

ビニールシートで成長を止める

除草剤を使いたくないという場合には、ビニールシートで日光を遮断することで芝生の成長を止める方法もあります。高音・多湿の環境を利用して芝生を腐らせるため、他の植物への影響はありません。しかし、数ヶ月程度の時間がかかる点に注意しましょう。

芝生の上に新聞紙を被せて水を撒き、上からビニールシートを被せます。風で飛ばされないように、重しを置いて固定しましょう。2ヶ月程度放置すると芝生野根が腐るため、シートをはがしてスコップで取り除いていきます。

いきなりスコップで芝生を撤去するより簡単におこなえますが、すぐに撤去したい場合には不向きです。

2. 芝生を捨てる

撤去した芝生はそれなりの量となるため、処分する方法も併せて考慮しておきましょう。

多くの自治体では燃えるゴミ(可燃ゴミ)としてそのまま捨てられますが、自治体によっては受け付けていない可能性もあります。また、付着している石や土の量によっては、芝生を回収してもらえないこともあるでしょう。

芝生をはがした後は、小さなスコップを使って、できるだけ土や石を落としましょう。数日天日干しで乾かしてから行うと、払い落としやすくなります。

3. 芝生に代わる舗装材を施工する

芝生をはがした後は、土が剥き出しの状態です。そのまま放置すると雑草が生えてきたり、害虫が発生したりするリスクがあります。また、土のままでは景観も良くありません。芝生をやめたあとは、芝生に代わる舗装材を施工しましょう。

具体的な舗装材の種類については、次項で詳しく解説します。

業者への依頼もおすすめ

ここでは自力で撤去する方法を紹介しましたが、芝生の撤去はとても労力のかかる作業です。また、夏場に作業を行う場合は熱中症にも注意しなければなりません。

手間なく撤去したい方や、作業に少しでも不安がある場合は、業者への依頼がおすすめです。

芝生の専門業者に頼めば、自分で整備するよりきれいに素早く仕上がって、意外と料金も抑えられます。しかし全国にはたくさんの芝張り・芝生の手入れ業者がいて、どこが安くてお得な優良業者であるかはわかりづらいでしょう。

そんな場合におすすめなのが、複数者の見積もりを簡単に比較検討できる、ミツモアの「芝張り・芝生の手入れ見積もりサービス」です。最短2分で見積もり依頼が完了するので、ぜひ利用してみてください。

庭の芝生をやめたあとの舗装材6選

ここからは、庭の芝生をやめたあとにおすすめな舗装材について紹介します。選択肢が多いので、庭の用途やメンテナンスの難易度、見た目の好みなどを照らし合わせてベストなものを選んでみてください。

  • 人工芝
  • コンクリート
  • 砂利
  • タイル
  • レンガ
  • 他の植物を植える

それぞれの特徴やメリット、デメリットについて解説していきます。

人工芝

人工芝とは、文字通り人工的に作られた舗装材です。芝生のような景観を保ちつつ、天然の芝生と違って手入れの必要がないため、手間がかからないことが大きなメリットです。

耐久性も高く、天候に左右されずに常に美しい景観を維持できます。

デメリットとしては初期費用が高めなところでしょう。また、熱がこもりやすく、夏場は人工芝の表面温度が高くなることがあります。

コンクリート

コンクリートも人気の舗装材です。耐久性があり、家の雰囲気に合わせて好きなデザインに仕上げてもらえます。コンクリートで固めることで雑草も生えなくなるため、メンテナンスを一切したくないという方にもおすすめです。

一方で、芝生や人工芝と比べて表面が硬いため、転倒時の怪我のリスクがあります。また、夏場は熱を吸収しやすく、裸足で歩けないほど熱くなることがあります。

コンクリートを施工する場合は、DIYでの対応は難しいでしょう。綺麗に仕上げてくれる、専門業者への依頼がおすすめです。

砂利

庭に防草シートを敷き、砂利を敷く方法もあります。コンクリートよりも自然な見た目で水はけが良いため、他の植物との相性を気にする方にはおすすめです。

設置が比較的簡単で、コストが抑えられる点もメリットです。利敷きなら防草シートを敷いて砂利を敷き詰めていくだけなので、自分でDIYすることもできます。

一方で、歩行時にやや不安定になることがあります。車椅子での移動も難しいため、バリアフリーを求める場合は避けた方がよいかもしれません。

また、多少の雑草は生えることがあるので、芝生ほど大変ではないものの、定期的に手入れをする必要があります。

タイル

タイルは、コンクリートベースの上にモルタルや砂やを敷き、その上からタイルを敷き詰める方法です。デザイン性が高く、耐久性も兼ね備えているのが魅力です。

また、メンテナンスもほとんど不要で、お手入れに悩まされることもありません。

一方で滑りやすい素材もあるため、雨の日などは注意が必要です。また、他の素材と比較して設置コストが高くなりやすい傾向にあります。

レンガ

砕石を使って下地を作り、レンガを敷き詰める方法です。

レンガならではの温かみのある景観を作り出してくれるのが特徴で、自然な風合いは他の植物が生えている庭にも程良く溶け込みます。時間が経つにつれて味わいが増していき、丈夫で長持ちします。

レンガのデメリットは、砂利と同様に隙間から雑草が生えやすいことです。芝生よりは楽ですが、定期的なメンテナンスが必要になる場合があります。

他の植物を植える

芝生をやめたあと、他の植物を植える場合もあります。具体的には、地被植物や低木、花壇などです。

芝生の代わりに舗装となる植物の一例

  • タマリュウ
  • クラピア
  • クローバー

など

ただし、植物によっては芝生よりも手間がかかる場合があるため注意が必要です。また、気候や日当たり、土壌の種類といった条件によっては、芝生のように上手く育たない場合もあります。植物を検討する場合は、庭の環境を理解しておくようにしましょう。

庭の芝生をやめる手段はさまざま!業者への依頼もおすすめ

本記事では、庭の芝生をやめる手段について解説しました。芝生は緑の景観が美しく、子供やペットが遊べる点がメリットですが、メインテナンスが大変だったり、害虫が発生しやすかったりと、管理が大変な一面もあります。

庭の芝生管理が大変に感じる場合は、思い切って芝生をやめて撤去してしまうのも1つです。自分での作業が難しい場合には、適切な業者に依頼しましょう。ただし、悪徳業者とのトラブルもあるため、むやみに見積もりを依頼するのは危険です。

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