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ワークフローシステムとは、組織内で行われる業務手続きの流れを電子化できるソフトウェアのことです。申請フォームの作成や承認ルートの設定、承認・決裁などの機能を搭載しており、パソコンやスマホから操作できます。
稟議や経費精算、見積書のチェックなど、これまで紙ベースで行っていた業務の電子化によって、意思決定のスピードアップや業務効率化が実現します。ほかにもペーパーレスの促進や内部統制の強化といった効果も期待できます。
ワークフローとは、仕事における一連の流れのことを指します。たとえば経費申請における申請から承認、決裁までの流れや、作業における開始から完了までの各ステップが含まれます。
ワークフローの目的は業務プロセスを標準化して、効率化する点にあります。各ステップが誰によって、いつ、どのように実行されるのかを定義しておくことで業務がスムーズに進行し、漏れや重複を防ぐことができます。
ワークフローシステムは申請書類を利用する業務を中心に、さまざまな業務で活用可能です。
〈ワークフローシステムを活用できる業務の例〉
作業の依頼や確認、承認や報告といった各プロセスをワークフローシステム上で実施できるので、業務を標準化したうえで各部署・各役割の従業員と連携を取ることが可能です。
ワークフローシステムの導入には、以下のようなメリットがあります。
紙とワークフローシステムそれぞれの運用方法を図解で比較しながら、ワークフローシステムのメリットを解説します。
ワークフローシステムを導入すると、申請や承認の手間を大きく削減できます。
従来の紙やメールをベースにした申請・承認プロセスは手間がかかり、多くの時間も必要です。ワークフローシステムなら、申請書のテンプレートをシステム上で事前に設定し、必要な情報を入力するだけで簡単に申請できるようになります。承認者もシステム上で申請内容をひと目で確認して、ボタンひとつで承認できます。
また仮に拠点をまたいでの申請や承認が必要になる場合でも、申請書の印刷や郵送は必要ありません。システムに設定された承認ルートを通じて、申請内容に合った承認者のもとへ自動でリレーされていきます。仮に承認が通らず差し戻しがあっても、システムを通じて完結します。
ワークフローシステムを活用すれば決裁までのスピードが向上して、より迅速な意思決定ができるようになります。
もしも承認者が外出や出張、休暇で不在の場合、紙ベースでのワークフローでは申請から決裁までの流れが止まってしまいます。また承認者が複数人いる場合、関連部署の承認を得るのに数日間かかってしまって、プロジェクトの開始が遅延する可能性も否めません。
ワークフローシステムなら、申請から承認、そして決裁までのフローがデジタル化され、情報がリアルタイムで共有されます。そのため承認者がインターネットに接続できる環境でさえあれば、パソコンやスマホからいつでもどこでも承認操作を即時行うことが可能です。
ワークフローシステムの導入は、申請から承認、決裁や保管までの各プロセスにおけるミス削減にもつながります。
たとえば経費精算を手作業で進める場合、記載ミスや計算ミスで精算額の不整合が発生する可能性があります。しかしワークフローシステムであれば、入力項目をあらかじめ設定したり、金額の自動計算を行ったりすることが可能です。
手作業では避けづらいヒューマンエラーを未然に防止して、より正確な意思決定ができるようになります。
ワークフローシステムの導入は業務プロセスの透明性向上に貢献して、内部統制を強化します。
たとえば紙の文書管理を行っている場合、誰がいつ文書を持ち出したのか追跡するのは難しいです。また規定外のワークフローで承認が進んでしまうと、代理人による勝手な承認や未許可の備品購入など、内部での不正が発生する可能性も否めません。
一方でワークフローシステムなら、申請から承認、決裁までの各プロセスにおいて、誰がいつ、どのような操作を行ったのかすべて履歴が残ります。そして承認ルートはあらかじめ設定したものに基づいて制御されるので、規定外の申請や承認は通らない形となります。
またアクセス権限の管理も厳密に行えるため、情報セキュリティの向上にも寄与します。
ワークフローシステムはデータに基づいた意思決定をサポートします。正確なデータの蓄積はもちろん、検索機能を活用して過去の文書をすぐに見つけられます。
たとえば業務報告の集計を手作業で行っていた場合、データの集計に時間がかかるうえに時間経過とともにデータの精度は低下する傾向にあります。また過去のデータを参照するのにも手間がかかり、ひとつひとつ確認するのは現実的ではありません。
ワークフローシステムなら、すべての業務データがリアルタイムで集計されるので、常に最新のデータを参照できます。またデータの自動集計やグラフ機能を活用して、データ分析に活かすことも可能です。
組織内の業務効率はもちろん、ワークフローシステムは戦略的な意思決定プロセスにおいてもその価値を発揮します。
ワークフローシステムを活用すれば申請書の印刷をする必要がなくなり、ワークフローにおけるペーパーレスが実現します。申請書の印刷経費や管理コスト、保管スペースも必要ありません。
申請書はデータとしてシステム上で一括保管することが可能です。書類を用意する手間や時間はもちろん、紛失のリスクも防げます。
ワークフローシステムには「承認・決済機能」をはじめとして、「承認ルート設計機能」や「申請フォーム作成機能」などさまざまな機能が搭載されています。
〈ワークフローシステムの機能〉
機能名 | 特徴 |
承認ルート設計機能 | 申請から承認、決裁までのルートを設計できる |
申請フォーム作成機能 | ワークフローで使用する申請書や入力フォーマットを作成できる |
申請機能 | 申請フォームを活用して、必要な申請をシステム上で行える |
承認・決裁機能 | 申請者からの申請内容をシステム上で承認したり決裁したりできる |
検索・集計機能 | 申請書類や過去の申請情報を参照したり集計したりできる |
外部システム連携機能 | ビジネスチャットやグループウェアなどの外部システムと連携できる |
セキュリティ・内部統制機能 | データの保護やアクセス制限ができる |
ワークフローの申請から承認、決裁までの流れを定義する機能です。作成した承認ルートはテンプレートとして複数の申請フォームに紐づけられるので、変更や更新があった際の手間もかかりません。
承認者や条件分岐のアイコンを配置して承認ルートを結ぶだけで、ワークフローを簡単に構築できる製品も多いです。申請内容による条件分岐や、複数承認者を指定するグループ承認など、ルートは詳細に設定可能です。
申請用のフォームを作成する機能です。各業務プロセスに応じた申請書が存在するように、記載項目やレイアウトを自由にデザインしてシステム上で表現できます。
入力フィールドの配置やレイアウト調整は、ドラッグ&ドロップの簡単なマウス操作で行えます。プログラムに関する専門知識は必要ありません。また中には、ExcelやWord、PDFなど各ファイルをアップロードして申請書を再現できる製品もあります。
申請機能では作成した申請フォームを活用して、必要な申請を手軽に行えます。必要な業務プロセスに応じて適切な申請フォームを選択するだけで、申請をスタートできます。
間違えずに入力できるようにする入力補助や、関連する申請内容を呼び出す関連付けなど、申請を便利に進める機能もあります。
またフォームの内容とは別で伝達する際に活用できるコメント機能や、複数の書類を一括で送付できる一括申請などの機能もあります。
申請状況はシステムにリアルタイムで反映されるので、進捗状況はいつでも確認可能です。
申請者からの申請内容を承認したり決裁したりする機能です。
承認者はメールやチャットツールで通知を受取り、申請内容の確認後に承認や差し戻しをワンクリックで行えます。また同一ステップに存在する承認者全員の承認を必要とするAND承認や、誰かひとりの承認を必要とするOR承認といったグループ承認の設定も可能です。
モバイル端末に対応している製品であれば、スマホで外出先から承認することもできます。
申請書類や過去の申請情報を参照できる機能です。
書類や申請の種類や件名、日時範囲などさまざまな項目で検索できます。また一覧表示やサマリ集計、クロス集計などさまざまな形式での集計にも対応。保管したデータを活用して新たな申請に役立てたり、監査対応を進めたりすることができます。
集計データはグラフで視覚的に表示したり、CSVやPDFなどのファイル形式で出力したりすることも可能です。
チャットツールやグループウェア、電子契約システムなどの外部システムとワークフローシステムを連携させる機能です。APIを通じてデータを自動的に連携することで、情報の二重入力や手作業による転送の必要がなくなります。
たとえばシングルサインオンでログインの手間を省略したり、グループウェアの画面上からそのまま申請や決裁を進めたりすることができます。ほかにも経費精算システムと連携して、交通費や定期代の自動入力を進めることも可能です。
連携できるサービスは製品によって異なります。さらなる業務効率化のためにも既存システムを使っている場合は対応有無をチェックしておくとよいでしょう。
関連記事:API連携可能なワークフローシステム6選!連携製品や機能で徹底比較|ミツモア
ワークフローシステムを安心して運用できるように、セキュリティ機能や内部統制機能が搭載されています。
書類や設定の紛失を防ぐバックアップ機能や、操作できるユーザーを制限するアクセス管理、いつ・誰が・何をしたかを明らかにする操作ログの取得など、さまざまな機能が搭載されています。
データの保護やアクセスの制御によって、不正行為の予防や追跡を可能にします。
ワークフローシステムの費用相場はクラウド型とオンプレミス型で違いがあります。
クラウド型の場合は初期費用無料、月額料金が1ユーザーあたり300円~500円ほどです。一方で自社のサーバーで運用するオンプレミス型の場合は、初期費用が50万円~500万円ほど必要で、月額や年額単位でサポート費用がかかります。
関連記事:ワークフローシステムの費用相場はいくら?料金が異なる要因も解説|ミツモア
コストを抑えてワークフローシステムを導入したい場合は、無料で使える製品を導入するのもひとつの方法です。ただし無料の製品では機能やユーザー数に制限があり、求めていた効率化が実現しない可能性もあります。有料版と無料版のいずれにしても、自社の運用に適した製品選びが大切です。
ワークフローシステムの導入は以下の手順に沿って進めます。5つのステップに沿って、システム運用に向けた準備を進めていきましょう。
〈ワークフローシステムの導入手順〉
導入目的の明確化は、ワークフローシステムの導入を成功に導くうえで非常に重要です。ワークフローシステムを導入して、どのような効果を得たいのかをあらかじめハッキリとさせておけば、システム選びや運用準備を進める際の判断基準が明確になります。
まず自社の業務プロセスを分析して、どの部分が非効率で改善が必要か明らかにしましょう。各部門が使用している各種申請書や承認ルート、決裁ルールなどをリストアップして、どのようなボトルネックがあるのかを洗い出していきます。
そして課題が明らかになったら、システム導入の具体的な目的を設定します。「申請から承認までの時間を50%短縮する」「ペーパーレス化により、印刷・保管コストを年間100万円削減する」「監査対応の効率化で年間100時間の工数を削減する」などなるべく具体的かつ定量的な目標を定めて、ワークフローシステムの導入がうまくいったかどうかを後から確認できるようにしておくとよいでしょう。
次に、ワークフローシステムへ求める機能や特徴を明確にした「要件定義」を行います。自社の業務プロセスに必要な機能を洗い出し、それぞれの重要度を評価していきましょう。
たとえば、基本的な申請・承認機能だけでなく、文書管理機能や外部システムとの連携機能などが必要かどうかを確認します。またユーザーの操作性やカスタマイズの容易さ、セキュリティ要件も明らかにするとよいでしょう。
要件定義が完了したら各社の資料を取り寄せて、要件に基づいた比較検討を行います。できれば無料デモも活用して、各システムの実際の操作感や機能の詳細も確認しておくのがおすすめです。比較検討の結果、自社の要件に最も適していると判断できたシステムを選定して導入しましょう。
ミツモアなら、従業員数や欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断できます。要件定義とシステム選定をスムーズに進めることができるので、ぜひご活用ください。診断は「ソフトウェアを探す」のボタンから無料で行えます。
ワークフローシステムの導入が完了したら、自社の業務プロセスへ適用するための各種設定を行います。システム内に組み込む人事や組織情報を準備して、必要な経路設定や申請画面の設定を進めましょう。
組織図や従業員データをシステムへ取り込み、各種申請の承認ルートを設定します。ここでは直列承認や並列承認、条件付き承認など、さまざまな承認フローを定義することが含まれます。具体的な業務フローに基づいた効率的な経路設定を行い、承認プロセスが円滑に進むようにしましょう。
そして実際に使用する申請画面を設計します。ここでは申請フォームのレイアウトや入力項目、必須項目の設定などを行います。基本的にはテンプレートやドラッグ&ドロップでフォームを簡単に作成できますが、複雑な要件がある場合はカスタマイズが必要です。
ワークフローシステムの設定が完了したら、運用ルールを策定して周知します。
各申請の承認者や承認ステップを明確に定義して、役割ごとに必要なアクセス権限を設定します。これにより、不正やデータ漏えいを防ぎつつ、業務効率を高められます。
次に、運用マニュアルを作成しましょう。システム導入の背景や目的、基本的な操作方法、申請フローの作成や承認手順、FAQなどの項目を記載しておくと、従業員が迷わずに使用できます。自社の運用マニュアルにベンダーの公式マニュアルをあわせて添付しておけば、よりスムーズな運用が期待できます。
そして運用ルールの整備が整ったら、必要に応じてユーザー教育を実施します。全従業員を対象に研修を実施したり、eラーニングを実施したりして、実際の操作方法を身に着けてもらいましょう。
ここまでの準備が整ったら、ワークフローシステムの運用をいよいよ開始します。
初期稼働の段階ではシステムの利用状況をモニタリングして、必要に応じた改善を加えるとよいでしょう。特に最初の1~2ヶ月はエラーや不具合が発生することも予想されるため、担当者が積極的にフォローアップを行うことが重要です。
そして利用者からのフィードバックを収集して、日常の業務フローにどのような影響が出ているのかを評価します。申請や承認のスピード、エラーの発生頻度、従業員の満足度などを定量・定性の両面で評価するとよいでしょう。こうすることで、導入後の問題点や改善点を早期発見して改善へと活かすことができます。
運用開始後はベンダーからのサポートも受けつつ、社内のIT部門やシステム担当者がフォローアップを行い、従業員が困ったときに迅速な対応ができる体制を整えます。全従業員がワークフローシステムをスムーズに扱えるようになるまで、改善を加えながら運用を進めていきましょう。
ワークフローシステムの導入に失敗しないためには、導入目的と要件を明確にすることが最も重要です。ワークフローシステムの導入を成功に導く3つのポイントを解説します。
ワークフローシステムの導入を成功に導く鍵は、明確な目的設計と要件定義にかかっているといっても過言ではありません。導入目的と要件が明確でないまま導入を進めると、システムのミスマッチやコストの無駄、利用率の低下などさまざまな問題が発生する可能性が高くなります。
業務課題の洗い出しから目的の設計、そして要件定義までを連動して行い、適切なシステム選定へとつなげましょう。
〈目的設計の例〉
現状の課題 | 目的 |
申請・承認プロセスが手作業で行われており、承認に平均1週間以上かかる | 申請から承認までの時間を50%短縮する |
紙の申請書類が多数存在しており、管理コストや時間がかかる | 印刷・保管コストを年間100万円削減する |
監査時に必要な書類が散在しており、複数のキャビネットから探す必要がある | 監査対応の効率化で年間100時間の工数を削減する |
〈要件定義の例〉
No. | カテゴリー | 優先度 | 要求内容 |
1 | 申請・承認フロー | 高 | 手作業の申請・承認プロセス自動化による、申請から承認までにかかる時間の短縮 |
2 | 通知 | 高 | 承認漏れを防ぐ自動通知とリマインダー機能 |
3 | トラッキング | 高 | 申請の進捗をリアルタイムで確認できるダッシュボードの実装 |
4 | 文書管理 | 高 | 文書の電子保管、全文検索、バージョン管理機能 |
5 | 監査ログ | 中 | 過去の記録や証憑へ迅速にアクセスできるように、監査対応用に詳細な操作ログを記録 |
6 | 承認フロー設定 | 中 | 多段階承認に対応し、申請内容に応じて承認フローを柔軟に設定できる機能 |
7 | 外部システム連携 | 中 | グループウェアとのAPI連携によるデータの自動共有 |
8 | 資料のセキュリティ強化 | 高 | データの暗号化、アクセス制御、二段階認証機能 |
9 | スケーラリビリティ | 低 | 将来の事業拡大を見据えたユーザー数やデータ量の管理 |
10 | バックアップ | 中 | 定期的なデータバックアップの実施 |
今回は例のためおおまかな項目で機能を定義していますが、ここではできる限り細かい単位に落とし込んでおくとベターです。自社での要件定義が難しい場合は、ベンダーの導入サポートもうまく活用しつつ進めていくとよいでしょう。
ワークフローシステムの導入を成功へと導くためには、関係者の意見を集約するのも大切です。関係者のニーズや懸念点を幅広く把握して、それらを反映させたシステムを導入できれば、円滑な導入と高い利用率を確保することにつながります。
IT部門担当者や総務部門、経理部門や現場の担当者など、システムに影響を受けるすべての関係者を特定してから、ヒアリングやアンケート調査を実施するとよいでしょう。
「現場の承認プロセスでの課題は何か」「どのような機能があると業務が効率化されるか」などの問いかけを行い、共通する課題や要望を抽出します。そしてそれぞれの要望を優先順位づけして、要件定義へと落とし込んでいきましょう。
ワークフローシステムの複数製品で相見積もりを取ることで、最も適したシステムを選定するための十分な情報を得ることができます。コストパフォーマンスや機能が適しているかどうかを、複数の製品で相対的に比較しましょう。
要件定義をふまえて、具体的な機能や料金プランに基づいた見積もりを依頼します。そして複数のベンダーから資料を取り寄せて、製品の機能や特徴を比較します。各見積もりでは初期費用や月額費用、サポートなど各項目を細かく比較しましょう。
ワークフローシステム選びでは、自社の企業規模や申請書と照らし合わせていくと製品を絞り込みやすくなります。自社にぴったりのワークフローシステムを選ぶうえで押さえておきたい、選び方のポイントを解説します。
ワークフローシステムは対象企業の規模によって、搭載されている機能の特徴が異なります。まずは自社の企業規模にあわせて、製品を絞り込んでいきましょう。
対象企業規模 | 特徴 | 製品例 |
中小企業 | ・簡単な操作性 ・導入コストや月額料金が安価 ・申請書テンプレートを多数搭載 | X-point CloudCreate!Webフローコラボフロージンジャーワークフローなど |
大企業 | ・複雑な承認フローの設計など高度なカスタマイズが可能 ・導入コストや月額料金は高価 ・セキュリティ機能が充実 ・組織改正への柔軟性あり | 楽々WorkflowⅡSmartDBAgileWorkskickflowなど |
承認フローに関わる人数が数名~数十名規模の場合や、複数の条件による申請ルート分岐や多数決などの複雑な承認フローを必要としない場合は、中小企業向けのワークフローシステムがおすすめです。手軽に利用できる直感的な操作設計で、導入や運用にかかるコストも比較的安価に抑えられます。
一方で、従業員数が1,000名を超える大きな組織だったり、さまざまな部署を横断して申請や承認を必要としたりする場合は、大企業向けのワークフローシステムがおすすめです。「AかつBまたはC」などの複雑な条件分岐に対応できる高いカスタマイズ性や、従業員データの予約登録機能など組織改正に対応できる柔軟性があります。
ワークフローシステムを運用するうえでひとつの軸になるのが、申請フォームの作成機能です。
WordやExcelを使った企業独自の申請書を運用していて、使い慣れた運用方法を踏襲したい場合は、申請書のデータを取り込んで再現できるワークフローシステムがおすすめです。
一方、ワークフローシステムの導入をきっかけに申請書を刷新したい場合は、申請テンプレートを豊富に搭載している製品がおすすめです。
ワークフローシステムのほとんどの製品が、グループウェアをはじめとする外部システムとの連携に対応しています。効率性を高めるためにも、Microsoft365やGoogle Workspaceなど活用するグループウェアがあれば、連携しているかどうかを確認しておきましょう。
またSlackやTeams、Chatworkなどのチャットツールと連携しているかどうかも、ひとつの確認ポイントです。ワークフローシステムと連携すれば、申請や承認の通知を受け取ったり、チャットツール上で申請から承認までを行ったりすることが可能です。
本記事で紹介しているワークフローシステム各製品の、特徴や機能を比較表にまとめました。ぜひ、製品選びの参考にしてください。(比較表は右にスクロールできます)
製品名 | バクラク申請 | X-point Cloud | Create!Webフロー | rakumo ワークフロー | コラボフロー | ジンジャーワークフロー | freee支出管理 Fullプラン | freee会計 | SmartFlow | Gluegent Flow | ジョブカンワークフロー | Styleflow | ActionPassport | 承認Time | 楽々WorkflowII | Ci*X Workflow | SmartDB | AgileWorks | MAJOR FLOW Z CLOUD | Shachihata Cloud | kickflow | プロワン | Lark | ワークフローEX |
選び方の軸 | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 中小企業向け | 大企業向け | 大企業向け | 大企業向け | 大企業向け | 大企業向け | 大企業向け | 大企業向け | グループウェア一体型 | グループウェア一体型 | Excelデータ対応 |
初期費用 | - | 無料 | 無料 | 無料 | - | - | - | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 55,000円~ | - | - | - | 55,000円 | - | - | - | 無料 | - |
月額費用 | 11,000円~ | 550円/人~ | 550円/人 | 330円/人 | 550円/人~ | - | - | 39,800円 | 330円/人 | 440円/人~ | 330円/人 | 330円/人 | 550円/人~ | 330円/人 | 11,000円+550円/人 | - | - | 330,000円~ | 33,000円~ | 110円/人~ | - | - | 無料~ | - |
フォーム作成 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | - | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
申請の集計/管理 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | - | ● |
紙の申請書再現 | ● | ● | ● | - | ● | - | ● | - | - | ● | - | ● | ● | - | - | - | - | ● | - | - | - | - | - | ● |
視覚的な承認フロー作成 | - | - | ● | - | ● | - | - | - | ● | - | - | ● | ● | - | ● | ● | - | ● | ● | - | - | - | ● | - |
スマホ対応 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
外部システム連携 | ・クラウドサイン ・バクラクシリーズ製品 | ・Microsoft 365 ・Google Workspace ・クラウドサインなど | ・Microsoft 365 ・Google Workspace など | ・Google Workspace ・Slack ・クラウドサインなど | ・Google Workspace ・LINE WORKS など | ・ジンジャーシリーズ製品 | ・freeeシリーズ製品 | ・freeeシリーズ製品 | ・LINE WORKS ・Microsoft Teams ・Slackなど | ・Microsoft 365 ・Google Workspace ・クラウドサインなど | ・Google Workspace ・クラウドサイン ・Amazonビジネスなど | ・Google Workspace ・Slack ・クラウドサインなど | ・Google Workspace ・Slack など | ・経費BANK | ・Microsoft 365 ・Google Workspace など | ・各種人事システム ・Ci*Xシリーズ製品 | ・Microsoft 365 ・Google Workspace ・Salesforceなど | ・Microsoft 365 ・Google Workspace など | ・ガリバーシリーズ ・MAJOR FLOWシリーズ製品など | ・box ・Microsoft Officeなど | ・Google Workspace ・Slack ・Chatworkなど | ・各種会計ソフトなど | ・Google Workspace ・Salesforce ・SAPなど | ・OfficeView ・Microsoft 365など |
※ミツモア調べ(2024年5月時点)
※「-」はホームページに記載なし、要お問い合わせ
※価格は税込表記
承認のステップが2~3段階で完了したり、各承認者の役割が明確だったりするシンプルなワークフローを電子化したい場合は、「X-point Cloud」や「Create!Webフロー」がおすすめです。紙の書類をノーコードでそのまま再現可能で、申請書のテンプレートも豊富に用意されています。
一方、承認を得るために多くのステップが必要で複数の上司や部署を経由したり、似たような役割を持つ承認者が複数いたりしてワークフローが複雑な場合は、「楽々WorkflowII」や「AgileWorks」がおすすめです。アイコンを使用した視覚的な操作でフロー設定が可能で、複雑な承認ステップや決裁ルールを自由自在に設定できます。
ほかの製品は外部システムとの連携性に優れていたり、シンプルな機能設計で費用が抑えられていたりします。たとえばMicrosoft 365との連携に対応している製品なら、「Word」や「Excel」で作成された各書類をワークフローでスムーズに活用できます。
中小企業におすすめのワークフローシステムを紹介します。
バクラク申請は請求書処理、および費用の稟議に強みのある中小企業向けのワークフローシステムです。バクラク申請で承認された稟議データを同シリーズのバクラク請求書で処理することで、支払い申請から実際の請求書との突合せ、振り込みまで自動化できます。申請者のダブルチェックや、経理担当の差し戻しといった負担を削減します。
汎用フォーム作成のプランが用意されているため、稟議以外の一般的なワークフローを作成でき便利です。分岐を自由に設定でき、部署や役職者が多い大企業にも役立つでしょう。たとえば「新規取引の企業に関する申請は法務部門に必ずチェックしてもらう、それ以外は部署内の上司のみ」というような設定も簡単におこなえます。
支払いまわりの稟議はシステムに請求書をアップロードするだけで完結できます。Slackと連携し、チャットを通じて承認者に通知設定ができます。承認者は稟議システムにログインしなくとも承認や却下、コメントが可能です。素早いやりとりが実現できるでしょう。
導入実績
SmartHR、ラクスル、弁護士ドットコムなど
「申請業務を効率化したいけど、導入コストはあまりかけたくない」と考えている企業におすすめの製品です。クラウド型なため、自社専用サーバーを用意せず低コストで運用が始められます。また簡単な操作性で、運用開始までに時間がかかりません。
ワークフローシステムを導入する際、紙の帳票からWebフォームへの移行に不安を感じる人もいるでしょう。その点X-point Cloud(エクスポイント クラウド)は、書面と変わらないレイアウトの入力フォームを利用できて安心です。導入にあたって特別な教育が必要なく、スムーズに社内で定着します。
申請、承認作業がPCやスマホから簡単に行えて便利です。出張や営業活動の合間に承認書類の処理ができるため、業務効率のアップが見込めます。初期費用が無料であることに加えて利便性に優れており、高いコストパフォーマンスを期待できる点が魅力的です。
※1 ITR「ITR Market View:RPA/OCR/BPM市場2021」(同社製品:X-point、X-point Cloud、AgileWorksの総売上金額)
導入事例
アサヒ飲料、AOSデータ、いすゞ自動車販売、小田急電鉄、学校法人北里研究所、NST三鋼販など
ソフトバンク、オープンハウス、損害保険ジャパンなど
5名以上であれば1名単位でユーザー追加が可能なので、まず数名の部門で運用し徐々に利用数を増やすこともできます。また1,000名以上の組織でも使用でき、企業全体で導入を検討している場合も安心です。
フォームの作成や承認経路の設定など運用が簡単にできます。誰でも修正や変更が可能で、属人化を防ぎます。企業内で発生する申請や承認、確認といった手続きを効率化できるでしょう。
コラボフローには期限を過ぎても未処理のときにリマインドメールを送信したり、処理が停滞している書類を表示したり、申請書の絞り込み一覧表示などスムーズに業務を運用するための便利な機能があります。
導入実績
駒澤大学、南海電気鉄道、アコムなど
経費精算、交通費精算の申請や稟議決裁業務をリアルタイムで反映し、申請・承認を高速化します。また誰でも簡単に使えるUI設計で、システムが苦手な従業員でも簡単に使用できます。
承認フローが多様な場合でもジンジャーワークフローなら対応できます。企業の運用にあわせた承認フロー設定が可能なので、導入後も従業員に負担をかけずにシステムを浸透させることができるでしょう。
申請によって変更された従業員情報などは自動で更新され、ジンジャーの統合型データベースに反映されます。都度、組織情報を登録しなおす手間が省け、担当者の負担を減らすことが可能です。
導入企業
モスフードサービス、ベルーナ、マツダなど
預金通帳や請求書、明細書などのデータを自動仕訳やワークフローにより、損益 / 資金繰りの状況をレポートとして可視化します。プロジェクトや部門別で経費データを整えることで、リアルタイムに経営状況を把握可能です。
スマホで証憑を撮影してフォームを入力すれば、すぐに申請が完了します。インターネットにアクセスできる限り、いつでもどこでも申請・承認が可能です。承認ステータスは一覧で確認できるため、承認漏れを未然に防げます。
特徴は他社の会計ソフトとCSVもしくはAPIで連携できる点です。今お使いの会計ソフトを変更することなくインボイス制度に対応する環境を構築できます。
さらにfreee会計には、インボイス制度や電子帳簿保存法に対応した機能も備わっています。明確化された端数処理のルールに対応した自動計算機能によって、インボイス制度の要項を満たした請求書を簡単に発行できるでしょう。また発行した請求書は電子帳簿保存法に沿った形式で電子保管可能です。
導入実績
株式会社ライトオン、タキヒヨー株式会社、株式会社ホンダカーズ三河など
GluegentFlowは、申請フォームや承認経路が簡単・柔軟に設計可能なクラウドワークフローシステムです。さらに、マスターデータや申請データの連携により業務プロセスの自動化や標準化に貢献します。
Microsoft 365 や Google Workspace と連携し、アカウント情報を活用できます。IDやパスワードの管理が不要で、人事異動のメンテナンスの負荷を軽減します。また、申請データを出力して台帳や分析用のデータを自動作成できるため、業務をミスなく効率化します。
製品サポートや導入・運用支援は月額費用に含まれており、追加費用なく利用することができます。製品サポートサイト(クラウドコンシェルジュ)や、導入・運用支援専門のチーム(カスタマーサクセス)が、利用者の導入(初期設定・社内勉強会など)から運用・定着(問い合わせ対応・運用提案)まで伴走支援します。
導入実績
サンゲツ、象印マホービン、熊谷組、IDEC,GMOフィナンシャルゲートなど
「楽楽精算」は、累計導入社数No.1の経費精算システムです。(※1)経費精算や稟議、押印申請など、社内業務で必要な申請・承認は「楽楽精算」1つで電子化できます。電子化することで、インターネット環境さえあればいつでもどこでも申請・承認が可能です。
「楽楽精算」の特長の1つに、「高いカスタマイズ性」があります。申請画面のレイアウトや、承認フローの経路設定などを自由にカスタマイズできるので、自社の既存の承認フロー・ルールをそのままシステム化できます。また、ルールに反する申請は事前にブロックできるため、差し戻しの手間を削減できます。
ワークフロー機能のほかにも領収書・請求書の自動読取や、自動仕訳・会計ソフトとの連携、振込データの自動生成など、経費精算業務で発生する手入力の工数やミスを大幅に削減できる機能が豊富です。
導入の際には専任サポート担当がつき、運用開始まで寄り添って支援します。わからないことがあれば電話やメールでいつでも相談することができます。
※1 デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)より
※ 株式会社DONUTS(2024年6月時点)
テレビ朝日ホールディングス、SBI証券、GMOリサーチなど
StyleFlow(スタイルフロー)はモバイル端末での扱いやすさが特徴のワークフローシステムです。スマホやタブレットに対応しており、承認依頼が届くと、Microsoft TeamsやChatworkなどのコミュニケーションツールに通知するようになっています。月額330円から利用出来る点も魅力です。(※)
商品やプロジェクトに関するマスタ情報の登録・管理機能を備えています。商品の仕様や価格、プロジェクトの概要や予算などの情報を登録し、申請時に利用可能です。ワークフローの申請や承認の際に自動的に参照されるため、手入力の手間を省き、データの整合性を保てるでしょう。
大手企業から中小企業、ベンチャー企業まで、幅広い規模の企業に採用されているワークフローシステムです。従業員数が1.5万人を超える大企業でも、スムーズに運用されている実績があります。見やすいUIなどが広い業態に評価されています。(※)
※ TDCソフト株式会社(2024年6月時点)
導入実績
東京ガス、松竹、琉球銀行、店舗流通ネットなど
楽天生命保険、学校法人京都外国語大学、ソニービズネットワークスなど
承認Timeは、稟議書の申請・承認だけでなく、議事録や営業報告など、様々な業務フローを設計できるワークフローシステムです。社内すべての文書申請でペーパーレス化できるため、外出の多い営業部門やリモートワーク中心の従業員にとって便利なシステムと言えるでしょう。
WOVN.ioと連携しているため、日本語から英語、中国語など、複数の言語に翻訳できます。ユーザー自身で言語を選べるため、グローバルに展開する企業でも利用可能です。拠点ごとに異なるワークフローを設定できるため、本社と支社、国内と海外など、様々な拠点間での申請・承認業務を一元管理できます。
PCだけでなく、スマートフォンやタブレットにも対応しています。外出先からでも、スマートフォンを使って申請書の作成や承認が可能です。出張中や移動中でも業務を進めることができ、スピードアップにつながります。自動催促機能により、申請の承認が滞った場合には自動的に催促メールが送信されるため、申請の滞留を防ぐことができます。
導入実績
ウォーブン テクノロジーズ、ディスカヴァー・トゥエンティワン、プラネット・テーブルなど
大企業におすすめのワークフローシステムを紹介します。
プログラミングの知識なしで申請フォームの作成や承認ルートの設定ができます。直感的な操作で使えるため、導入後すぐに運用を開始して問題はありません。申請フォームのレイアウト配置及び経路設定が、ドラッグ、ドロップといった簡単なマウス操作により行える点は特に便利です。
大規模企業での利用を想定し、複雑な承認ルートに対応しています。例えば多数決により可否を決めたり、扱う金額によって分岐したりと柔軟な設定が可能です。承認ルートが複数の部門をまたぐ際など、人為的なミスや業務の無駄を削減します。
自社で運用している既存のシステムに、API連携やCSV連携によって簡単に組み込めます。稟議、人事、経費精算といったシステムごとにワークフロー業務が点在し、管理に負担がかかっている企業におすすめです。稟議申請や経費申請など、様々な承認業務の方法を共通化し、内部統制につながります。
オムロン、横浜銀行、東京工業大学など
※製造、金融、文教系
Ci*X Workflowは株式会社電通総研が提供するCi*Xシリーズの大企業向けワークフローシステムです。Ci*Xシリーズはグループ企業を含む大規模組織における経営管理に焦点を当て、業務プロセスの効率化を支援する製品群です。Ci*X Workflowはワークフローの設計に貢献しています。
組織や部署データを人事システムなどから自動連携し、各種マスタを先行メンテナンスできる機能を備えています。組織変更や人事異動に伴うマスタ情報の更新を自動化することで、管理工数を大幅に削減できます。常に最新の組織情報に基づいたワークフローの運用が可能です。
人事・総務関連書類の各種稟議・届出などに対応しています。時期ごとに申請フォームや承認ルートを変更する必要がある場合でも、簡単に設定を変更できます。例えば、年度初めの人事異動に伴う申請フォームの変更や、期末の稟議プロセスの変更など、業務の状況に合わせた柔軟な運用が可能です。
導入実績
AgileWorks(アジャイルワークス)は組織改編や業務変更に柔軟に対応できるワークフローシステムです。部門ごとに異なる管理者を置くなど、細かい管理機能や組織改編を前提とした先付メンテナンス機能などを備えています。大規模組織の運用に活かしやすいでしょう。
必要な文書を全文検索できる機能を備えています。蓄積された大量の文書の中から、目的の情報を瞬時に見つけ出すことができます。さらに、検索結果を任意の形式で集計・出力でき、サマリや一覧で表示することが可能です。
各ユーザーに対する個別の課金方式ではなく、ログイン中の利用者だけを対象にする「同時ログインユーザーライセンス」方式を採用しています。従業員数が多い場合でも必要なライセンスの最適化が実現し、無駄なく利用できるでしょう。
MAJOR FLOW Z CLOUDは中小企業や大企業向けのバックオフィス支援のクラウドサービス群です。ワークフローシステムもサービスのひとつとして提供されています。組織体制の変更や多言語対応しており、5カ国語で反映できます。多拠点、グローバル化を推進する企業でも使いやすい点が魅力です。
申請書作成ツールである「FormDesiner」を搭載しています。使用したいアイテムを、パズル形式で選択するだけの簡単操作で申請書を作成できます。初めて申請書を作成する方や外国人従業員でも、気軽に操作できるのは嬉しいポイントとなるでしょう。
システムが出す質問に答えるだけで、その条件に合った申請書フォームを提示してくれるイベントナビ機能を備えています。利用することで、状況や場面に応じて必要となる申請書の種類を簡単に探すことができます。マニュアルやネットで調べる必要がなくなり、時間の節約が可能です。
初期費用 | 55,000円~ |
月額料金 | 33,000円~ |
無料トライアル | ー |
対応言語 | 最大5言語対応 |
Excel対応 | 〇 |
Word/PDF対応 | 〇 |
スマホ対応 | 〇 |
グループウェア連携 | サイボウズ Garoon、サイボウズ Office |
導入支援/サポート体制 | 〇 |
導入事例 | カルビー、三井住友銀行 |
Shachihata Cloudなら決裁承認フローはもちろん、バックオフィス業務もまとめて効率化できます。紙でおこなっていた決裁フローを変えることなく、導入が可能です。インターネット環境さえあれば、いつでも承認作業ができます。承認の進捗状況が可視化されることで業務の停滞を防止できます。
誰が、いつ、どの書類に捺印したのか証跡を残すことができ、本人証明や操作ログの確認ができますので、不正防止と改ざん防止ができます。申請した書類は自動で保存されますので、書類の紛失や情報漏えいを防ぐことが可能です。それにより文書保存に関わるリスクヘッジができます。
また印紙税や郵送費など紙運用時の費用削減につながります。過去の承認状況も、すぐに検索可能なので、タイムロスの削減も可能です。電子帳簿保存法対応やグループウェア機能も利用できるので複数のツールを導入する必要がありません。
オフィス業務全体を効率化できるグループウェア一体型のワークフローシステムを紹介します。
Excelデータ・ファイルをそのまま使えるワークフローシステムを紹介します。
ワークフローEXはExcelで作成した申請書をそのまま回付できるワークフローシステムです。ExcelまたはWord形式の稟議書テンプレートをサーバ登録するだけで、新規環境へのスムーズな移行が可能で「申請書のペーパレス化をしたいけれど、慣れ親しんだ書式は変えたくない」という企業におすすめです。
承認申請データをオフライン環境でも編集できます。外出先や通信環境が不安定な場所でも、申請書類の作成や修正を行えます。オフラインで編集したデータは、次回のオンライン接続時に自動的に同期されるため、業務の継続性を維持できます。メール連携オプションを利用すると、外出先からでも承認業務を進められます。
クラウドサービスとオンプレミスの2つの形態で提供されています。クラウドサービスはシステムの導入や運用・保守の手間を省き、迅速かつ低コストでワークフロー管理を開始できます。オンプレミスでは、他システムとの連携が可能なため、基幹システムと連携させて利用したい場合におすすめです。
導入事例
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