ミツモアメディア

重いたんすを自力で移動させる方法!段ボールや毛布を使うのがコツ

最終更新日: 2024年03月05日

重くて大きなたんすは毛布や段ボール、軍手をたんすの底面に敷いて、滑らせれば移動できます。どのような毛布や段ボール、軍手を用意すべきかという点から、具体的な手順まで紹介します。コツを把握し、安全に作業を行いましょう。

たんすの移動に使える道具

いらない毛布、段ボール、軍手のように、自宅にあるものや簡単に用意できるものを使えば、たんすの移動は可能です。それぞれについて解説します。

  • いらない毛布
  • 段ボール
  • 軍手

いらない毛布

毛布をたんすの下に敷けば、たんすを滑らせて移動できます。毛布はたんすを滑らせるだけでなく、たんすと床を保護する役割もあるので、どちらも傷から守りながら作業が可能です

ただしたんすを乗せる毛布は生地が傷み、すりきれたり破れたりする可能性があります。毛布を床にじかに敷いて滑らせるため、就寝時に使用している毛布で作業を行うのは、衛生的に好ましくありません。できるだけいらない毛布を使うようにしましょう。

段ボール

いらない毛布がない場合は、段ボールを使ってたんすを移動する方法もあります。段ボールをたんすの下に敷けば、滑らせて移動が可能です。

段ボールをたんすの下全体に敷くのが理想ですが、最適な大きさの段ボールがない場合は、たんすの四隅の下に敷くだけでもいいでしょう。

四隅も難しい場合は、2つの角の下に敷いてたんすを傾け、段ボールを敷いていない2つの角が床から離れた状態を維持しながら移動させる方法もあります。

段ボールはスーパーやドラッグストア、家電量販店など、廃棄用の段ボールを無料でくれる店舗で入手が可能です。店舗によって対応が異なるので、もらう際は店舗のスタッフに確認しましょう。

軍手

軍手は作業をするとき手にはめるだけでなく、たんすの下に敷けば滑らせて移動できます。軍手を2組用意して、たんすの四隅に敷くだけです。

普通の軍手でも作業に使えますが、滑り止め付きの軍手なら、安全に作業を行えます。滑り止めが付いている面をたんす側にして敷けば、移動中にたんすが軍手からずれないためです。

軍手は100均などで手軽に購入できる上、さまざまな作業に使用できるため、これを機に用意しておくとよいでしょう。

たんすを移動させる前の準備

たんすを移動させる際は、たんすの重量を減らし、移動ルートを確保しておく必要があります。たんすを移動させる前に、しっかり準備しておきましょう。

  1. たんすの中身を空にする
  2. 移動ルートを決めて障害物をよける

たんすの中身を空にする

たんすは中に入っているものだけでなく、引き出し自体にも重量があります。中身はそのままにして引き出しを全て抜き、たんす本体だけにすれば軽くなり、移動させやすくなるでしょう

抜いた引き出しは、たんすに入っていた順番の通りに重ねておけば、戻す際に分かりやすく手間取りません。引き出しを抜けないタイプのたんすは、引き出しを空にして軽くしましょう。

引き出しを抜けないたんすや、扉があるたんすの場合、移動中に開いてしまう可能性があります。危険なので引き出しや扉を、養生テープなどで固定しましょう。

移動ルートを決めて障害物をよける

たんすを移動させる前に、あらかじめ移動ルートを決めます。移動ルートは幅に余裕を見て、たんすが通れる動線を確保しておきましょう。

たんすの底面が接地した状態で滑らせて移動させるので、移動ルート上にある障害物をよけておきます。障害物をそのままにしておくと、たんすの移動中に当たって、たんすに傷が生じたり自分がけがをしたりする可能性があるためです。

また移動ルートにごみが落ちていると、たんすを滑らせているときに床に傷が付く可能性があるので、掃除しておきましょう。

たんすを移動させる手順

たんすを移動させる際は、倒さないように慎重に作業し、けがには十分に注意しましょう。たんすを移動させる距離が長い場合は、たんすの短辺を進行方向に向けると、安定して移動できます。

毛布を使う場合

毛布を使う場合の、たんすを移動させる手順とコツを紹介します。作業の際床に傷を付けたり、壁にぶつけたりしないように注意しましょう

  1. たんすを手前に引き出し、壁との間にすき間を作る
  2. 奥側(壁側)のたんすの床面二隅を支点にして奥側に傾け、前面を浮かせる
  3. 前面を浮かせたまま毛布をたんすの下に敷く
  4. たんすの底面を接地させる

1人で作業する場合には、毛布をたんすの下に敷く際にたんすを両手で支え、足で毛布をたんすの下に送り込みます。

たんすの床面二隅のみを毛布に乗せる場合は、表側のたんす床面二隅を支点にして表側に傾けて引っ張ると、スムーズにたんすが動きます。倒さないように十分に注意しましょう。

たんすの四隅を毛布に乗せると、押すだけで移動できるため安全です。

段ボールを使う場合

段ボールを使う場合は、まず段ボールを解体して開いて平らにしておきます。印刷してある段ボールを使用するのであれば、印刷面を上側にしてたんすの下に敷きましょう。印刷面を下にすると、床とこすれて色移りする可能性があるためです。

段ボールにたんすを乗せる際は、床を傷付けないように注意して作業しましょう。

  1. たんすを手前に引き出し、壁との間にすき間を作る
  2. 奥側(壁側)のたんすの床面二隅を支点にして奥側に傾け、前面を浮かせる
  3. 前面を浮かせたまま段ボールをたんすの下に敷く
  4. 同様に反対面の二隅に段ボールを送り込む

1人で作業する場合は、たんすを両手で支えて足で段ボールをたんすの下に送り込みます。

移動中にずれないため、たんすの床面全体に1枚の段ボールを敷くのが理想ですが、段ボールの大きさが足りない場合、四隅に敷くとよいでしょう。四隅に敷いた場合、たんすを滑らせて移動している間にずれる可能性があるので、注意しながら動かします。

軍手を使う場合

滑り止め付きの軍手を使ってたんすを移動させる場合、滑り止めが付いている面を上にして、たんすの下に敷きます。床を傷付けたりたんすを倒したりしないように注意しながら、作業を行いましょう。

  1. たんすを手前に引き出し、壁との間にすき間を作る
  2. 奥側(壁側)のたんすの床面二隅を支点にして奥側に傾け、前面を浮かせる
  3. 前面を浮かせたまま、軍手をたんすの下に敷く
  4. 同様に反対面の二隅に軍手を入れ込む

1人で作業する場合は、たんすを両手で支えて足で軍手をたんすの下に送り込みます。

滑り止めの付いた軍手を使用すれば、移動中に軍手がずれず、スムーズに移動できます。滑り止めが付いていない軍手しかない場合には、移動中に軍手がずれていないか、確認しながら押しましょう。

自力でのたんす移動が不安なら業者に依頼するのがおすすめ

自力でのたんす移動が不安な場合は、業者に依頼するのがおすすめです。一括見積もりサイト『ミツモア』を活用すれば、安心して依頼できる業者を手間をかけずに見つけられます。

ミツモアでは簡単な質問に答えるだけで、最大5件の見積もりを無料で取得できます。見積もりの内容を比較して、良心的な金額で自分にピッタリな業者を手軽に見つけませんか?

家具の移動・模様替えの見積もりを依頼する