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家具の移動はどうすればいい?業者に頼む料金と自分でやる方法を比較

ぴったりの家具の移動・模様替え業者をさがす
最終更新日: 2024年11月08日

家具の移動は、専用の道具や身近にある道具などを使えば自力で行うこともできます。

しかし、壊れやすいものを運んだり、階段の移動が伴ったりする場合は引越し業者か便利屋に依頼するのがおすすめです。素人が運ぶと怪我や破損につながる可能性もあります。

家具の移動はどこに頼む?プロに依頼するケース

タンスやベッドなどの大型家具の移動となると、危険度のや難易度からプロに依頼すべきケースもあります。依頼先は引越し業者か便利屋です。ここではプロに依頼すべきケースを紹介します。

1. 壊れやすい大型家具を移動したい場合

タンスやテーブルなど木製の家具なら、ある程度強度があるので、多少ぶつけたとしても壊れてしまうことは考えにくいです。しかし、ガラス製のテーブルなど壊れやすい家具は、ぶつけたり持ち運んだりするときの衝撃で割れる恐れがあります。

割れやすい家具を運ぶときには細心の注意が必要なので、プロに依頼するのがおすすめです。また、高級家具は、特殊な素材を使っていたり、華奢な作りになっていたりするため、素人が移動させると取り返しのつかなくなることもあります。

高級家具や壊れやすい家具などはプロに頼った方が良いでしょう。

2. 家具を異なる階の部屋に移動したい場合

1階から2階など、異なる階に家具を移動する場合もプロに依頼するのがおすすめです。重たい物を持ったまま階段を移動するには慣れていないと危険ですし、最悪の場合は怪我につながる可能性もあります。

また、階段の途中で動かせなくなったり、運んでいる最中にぶつけたりして破損する恐れもあるのです。異なる階に家具を運ぶ場合は無理をせずにプロに依頼しましょう。

家具移動の業者の料金を見てみる

家具移動を引越し業者に依頼したときの料金と特徴

引越し業者は通常の引越し作業の他に、家具移動サービスを行っているところもあります。ただし引越し利用者限定の場合もあるので、依頼する前に確認が必要です。

【料金】家具の種類と数によって変わる

家電・家具の移動サービスを行っている業者の1つが、「ヤマトホームコンビニエンス」です。大きな家具や家電の移動を引越しのプロに任せられます。自力での移動が難しいときに便利なサービスです。

ヤマトホームコンビニエンスでは、基本料金が家電・家具1点につき6,600円(税込)で、2点目以降は1点につき3,300円(税込)が加算されます。引っ越し業者の家具移動サービスでは、移動させる家具の数によって料金が加算されることが多いので注意が必要です。

また取り扱い可能な家財の大きさや重量には規定があり、超えるものは追加料金がかかる仕組みです。

【メリット】無料の家具移動サービスがあることも

引越しを業者に依頼している場合、業者によっては引越し後のアフターサービスとして、家具移動を無料で行ってくれるところもあります。

引越し業者大手の「アート引越センター」では、引越しから1年以内であれば、1回に限り家具移動を無料で行う、家具移動サービスを実施しています。

家具移動の対象は引越しで運び入れたものに限り、新しく購入したものは含まれないという条件があります。しかし引越し後の模様替えがしやすい点は、メリットです。万が一の際の補償も含まれるので、安心して利用できます。

移動するものによっては、作業前に中身を取り出しておく必要があります。依頼の際は下準備をしておきましょう。

【デメリット】繁忙期には料金が高くなりやすい

引越し業者にとって3・4月は、1年の中で最も忙しい時期です。繁忙期は引越しの予約で混み合うため、引越し料金も通常期より高くなりがちです。それに伴い、家具移動の料金も高くなることがあります。

つまり家具移動を繁忙期に依頼すると、混み合っていて希望日に予約ができなかったり、値段が高めに設定されていたりと、思い通りに進まない可能性があります。時間に余裕があるなら、家具移動は、引越し業者の繁忙期を避けることがおすすめです。

家具移動の引越し業者の料金を見てみる

家具移動を便利屋に依頼したときの料金と特徴

家具移動は便利屋でも行っているところがあります。便利屋の家具移動サービスの特徴について解説します。

【料金】時間単位で決定することが多い

便利屋の家具移動は、1作業員1時間あたりいくらといった料金設定が一般的です。つまり2名の作業員で1時間作業を行った場合、1時間×2名分という計算です。

見積もり時に移動する家具の大きさや重さ、移動場所などの詳細を確認し、作業人数と料金が確定します。作業に必要な人数が増えたり、予定よりも時間がかかったりした場合は、見積もり額より高くなる可能性があります。

便利屋から現場まで距離がある場合は、別途出張費がかかるケースもあることを、把握しておきましょう。自宅から遠い便利屋に依頼する際は、出張料の有無を確認する必要があります。

【メリット】家具移動以外の作業も依頼しやすい

「便利屋」という名前の通り、便利屋が可能な作業は家具移動だけではありません。便利屋によってサービスは多岐にわたるので、家具移動を依頼するついでに、気になる家の困りごとを頼むこともおすすめです

例えば不用品の回収や家具の耐震補強など、後回しにしがちなことを家具移動と一緒に頼めば、家の問題を一気に解決できます。家具移動だけを依頼するよりも割引される場合もあるので、これを機に検討するのもよいでしょう。

【デメリット】基本料金が安い分、追加料金がかかる場合も

便利屋のサービスは、基本料金がリーズナブルなところが多く、利用しやすい点がメリットです。しかし場合によっては、基本作業以外で追加料金が取られることがあります。

家具移動では、家を傷つけないために養生しますが、便利屋によって養生は別料金の場合もあることを知っておきましょう。また家具の分解作業も基本作業には含まれず、別料金とする業者もあります。

そのため便利屋を利用する際は、追加料金がどの作業から発生するのかを、事前に確認しておくことが大事です。

家具移動の便利屋の料金を見てみる

家具移動を専門業者に依頼する際の確認事項

家具移動を引越し業者や便利屋に依頼する際には、事前に確認しておきたい点がいくつかあります。主な内容について見ていきましょう。

依頼内容が対応範囲内か

重量があり移動が難しいピアノは、業者によっては家具移動の対象外の場合があります。またクレーンを使う家具移動も同様です。つまり家具移動サービスがある業者でも、全ての家具に対応しているとは限らないのです

業者に家具移動を頼むつもりでいたものの、業者から対応不可といわれると、また業者選びからやり直さなければなりません。家具移動は業者によって、対応の範囲が異なります。依頼したい家具が対応可能かを、事前に確認しましょう。

補償内容の詳細を確認

家具移動を行う業者は、荷物の破損などに対応できるように、補償に加入していることが一般的です。補償に加入していれば、万が一家具移動の際にぶつけたり壊れたりしても、補償が受けられます。補償に入っている業者なら、安心して作業を任せられるでしょう。

ただし補償の内容は業者によって異なります。全ての家具が対応しているとは限らないため、補償内容には注意が必要です

特に家具移動を専門としていない便利屋は、補償に加入していないケースもあります。事前に補償加入の有無を確認しておくことをおすすめします。

自分で家具を移動させる前の準備

スムーズに家具を移動するためには、前準備が必要です。何も考えずにやみくもに移動を始めても、効率が悪くなって時間ばかりかかってしまいます。

ここでは、スムーズに家具を移動させるために、取り掛かる前にやるべきことを紹介します。

家具の中身や付属品を取り出しておく

スムーズに家具を運ぶには、家具をなるべく軽くしておくことが大切です。

タンスやクローゼットなら衣類、食器棚なら割れ物を必ず出しておきましょう。衣類はひとつひとつは軽くても、まとまっていると非常に重くなります。食器類は、重いだけでなく、運んでいる最中に落ちてくると危ないので、出しておくのがベストです。

中身をひとつひとつ取り出すのは大変な作業なので、引き出しがあるなら引き出しごと取り除くと良いでしょう。引き出し自体が重い可能性もあるため、引き出しごと取り出すことで軽くなって移動しやすくなります。

家具の移動ルートを決めておく

家具を移動する際は、まず動かすルートを決めることが重要です。特に大きな家具を動かすときは、移動先での向きを考えずに動かすと、後からの修正が難しくなります。

そのため移動する前に、家具の高さや幅を測り、進路の邪魔になるものはあらかじめ避けて、移動できる空間を先に作りましょう。食器棚などガラス製の大型家具は、移動の際にぶつけたり、落としたりすると割れる可能性があります。毛布や大きな布などで外側を覆って、対策しましょう。

家具別の詳しい手順を知っておく

タンスからベッドまで家具よってやり方と道具は異なります。先に手順を把握しましょう。

自分で家具を移動するときに役立つアイテム

家具の移動は、ただ持って運ぶだけでは効率が悪くなってしまいます。効率良く、なおかつ楽に運ぶためにも、アイテムを使うのがおすすめです。ここでは、家具の移動に役立つアイテムを紹介します。

家具移動用のジャッキ

山善 軽がるキャリー|Amazon
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ジャッキはタイヤ交換などで使う人が多いですが、家具の移動にも専用のジャッキがあります。家具専用のジャッキは、てこの原理で家具を持ち上げ、台車に乗せて移動させる道具です。

家具専用のジャッキを使えば、女性や高齢など重いものが持てない方でも簡単に家具を移動することができます。家具を動かす可能性があるなら、ひとつ持っておいて損はないでしょう。

ダンボール・毛布

専用の道具を買わずに身近なものを使って移動させる場合には、毛布や段ボールを使うのがおすすめです。家具と一緒に引きずることになるため、毛布はもう使わなくなったものや捨てても良いものを使うと良いでしょう。

使い方は、毛布や段ボールを家具と床の間に敷き、その上に家具を乗せて毛布や段ボールを家具ごと引っ張って運ぶだけなので簡単にできます。毛布や段ボールを使うことで滑りが良くなるため、少ない力で運ぶことが可能です。

家具の四隅を乗せれば簡単に運ぶことができますが、2つの端を乗せるだけでも運ぶことはできます。その場合は、乗せていない方の端を引きずらないように持ち上げた状態で引っ張りましょう。2人で作業すると簡単にできます。

軍手

大きくて重い家具を運ぶときには、軍手を使うのもおすすめです。滑り止めを上にした状態で軍手を家具の四隅の下に敷いて、引っ張って移動します。滑り止めが家具を滑らないように固定し、滑り止めではない部分が床との摩擦を軽くするので運びやすくなるのです。

軍手ならまとめて安く手に入りますし、ほかの物を運ぶときに手に付けて使う本来の使い方もできるので、コストパフォーマンスも良いでしょう。

1人で家具を移動させる3ステップ

家具移動は、2人以上で行った方が安全ではありますが、もちろん1人で行うこともできます。1人で家具移動をするときには、下記のとおり毛布を使ってみましょう。毛布の上に家具を乗せることさえできれば、意外と簡単に運ぶことができるのです。

1.家具の手前に毛布を敷く
家具よりも大きな毛布を使うと良いでしょう。2.家具を片方だけ浮かせて、毛布を下に入れる
毛布が入る隙間ができたら、足で毛布をねじ込むのもおすすめです。3.反対側を持ち上げて毛布を引っ張る
毛布と家具を同時に引っ張れば滑らせながら運ぶことができます。

毛布を使って運べば、床を傷つけずに運ぶことができますし、音も抑えることができるので、賃貸物件でもおすすめの運び方です。

自力での家具移動が難しければ業者に依頼しよう

家具の移動を自力ですることが難しいときは、無理をせず業者に任せましょう。業者の料金プランはさまざまで、家具の種類や大きさによっても変わります。依頼する際は、条件に合った業者を見つけることが大切です。

複数の業者に見積もりを取り、サービス内容を比較検討すれば、最適な業者を選べます。ミツモアでは条件を家具移動に絞り、複数業者に一括で見積もりを取ることが可能です。ぜひミツモアで理想の業者を見つけてください。

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