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ホテルの解体ってどうするの?費用相場や工事内容・解体事例などを解説!

最終更新日: 2023年03月08日

間違いなく高額になることが予想されるホテルの解体工事。工事に踏み切るには大きな不安がつきまといますよね。

この記事では「ホテル解体」に悩む方に向けて、費用相場や工事の流れについて詳細を解説していきます。

  • どんな工事を行ってどれくらいかかるのか
  • 費用はどんな内訳なのか

上記のようなホテル解体に役立つ内容について、具体的かつピンポイントに触れていきますよ。この記事を参考に「安心・安全」なホテル解体を実現させてくださいね。

ホテルの解体費用相場!だいたいどれくらいかかるのかを把握しよう

廃墟 モテル北陸 石川県 加賀市 廃モーテル 廃ラブホテル

ホテルの解体で最初に考えるべきことは、おおよその費用感をチェックすること。ホテル解体には多額の費用がかかるため、相応の資金準備が必要だからです。

まずはホテルの解体費用相場や、解体費用に影響を与える要素を把握しておきましょう。解体業者にホテルの建物情報を正確に伝えることで、見積の際に詳しい金額を提示してもらいやすくなりますよ。

まずホテル解体費用は数千万から億の金額が一般的。大規模な建築であることと、特殊構造の建築物が多いことが高額になる主な理由です。

ただし注意点がひとつ。ホテル解体は、建築物や周囲の状況によって非常に大きな価格幅があります。あくまでも「目安」として認識し、より正確な数字が知りたい場合は解体業者による見積が必須です。

解体工事費用は坪単価で計算されるケースがほとんどです。

<ホテル解体工事費用相場>

建築構造 坪単価あたりの費用相場
S(鉄骨)造 30,000円~40,000円
RC(鉄筋コンクリート)造 40,000円~50,000円
SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造 80,000円~90,000円

ホテル解体の場合「付帯工事費用」「廃棄物運搬・処分費用」「諸経費」が多くかかる傾向にあります。そのため坪単価から単純計算しても、全体の工事費用とイコールにならないケースが多いのです。費用総額は、坪単価から計算した解体工事費用×2倍以上になる可能性が高いことを念頭に置いておきましょう。

また建物の構造以外にも、以下のような要因で費用が増減します。

  • 地下階の有無
  • 塀やガレージなど、建築物以外の構造の有無
  • 首都圏や関西などの都心部かどうか
  • 周辺の道幅
  • 隣家との距離
  • 周辺の道路の交通量
  • 山の斜面や崖などが近いかどうか

基本的には解体難易度が高ければ高いほど、時間と労力がかかるため費用が高額になります。

ちなみにホテルの構造などは、以下のような書類から確認できますよ。

  • 建築図面
  • 建築確認申請書(第四面)
  • 建物登記簿謄本

ホテルの解体費用の内訳

ホテルの解体費用にかかる内訳は、大きく分けて次の通りです。

内訳項目 費用に含まれる内容の例
解体工事費用 ・建物本体の解体
付帯工事費用 ・建物本体以外(門・塀・植木・倉庫など)の構造物の解体

・アスベスト除去

廃棄物運搬・処分費用 ・解体に伴って発生した廃材の処分

・建物内に残存していた廃棄物の処分

諸経費 ・周辺道路整備のガードマン設置

・重機の輸送費用

・出張費用

ただし費用内訳は解体業者によって項目に違いがあることも。見積で不明な点があればそのままにせず、必ず内容を確認するようにしましょう。

ホテルの解体費用を把握したい場合は、まず業者に相談するのがおすすめ

ホテルの解体費用はここまで見てきた通り、状況によって金額が大きく異なります。あまりにも不確定要素が大きいからか、金額を事前に公開している業者はほとんどありません。そのためまずはプロの解体業者に相談して、詳細を確認してから実行すべきかどうかを判断するのがおすすめです

「とはいえどの解体業者に相談すれば良いか分からない」という場合は、ぜひミツモアを利用してみてください。ミツモアは郵便番号や求める条件などを入力するだけで、複数の業者から仮の見積を取れるサービスです。

各社の費用や作業内容を比較して、より安く信頼できるところに相談(調査)を依頼できますよ。見積は無料で、チャットで気になることを相談することもできます。ぜひ一度使ってみてください。

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実際にあったホテル解体の事例を紹介

前述の通り、ホテルの解体費用を公開している業者はほとんどいません。しかし行政が介入して解体した(または解体予定の)ホテルについては、おおよその解体費用が公開されているケースもあります。いくつかの事例を見てみましょう。

1.鬼怒川温泉の廃ホテル・・・解体費用2億円超

築20年以上にもなる、温泉街のホテル解体の事例です。山間の狭い場所に建築されており、作業が難しいことから費用が高額になっています。

2.秋田県湯沢市の廃ホテル・・・解体費用1億5,000万円超

古い部分で築50年以上、鉄筋コンクリート造の5棟の建築が解体対象となっています。延べ床面積はおよそ5,500平方メートルのホテルです。

3.山形県鶴岡市の廃ホテル・・・解体費用1億7,545万円

鉄筋コンクリート造で、倉庫等の付属建築物を含めた延べ床面積約3,400平方メートルを解体した事例です。

ホテルの解体工事の流れや工法を知っておこう

青空と建設機械 重機タワークレーン

解体費用と併せて押さえておきたいのが、ホテル解体の流れについて。解体工事を実際に進めるのは解体業者ですが、以下2点は依頼主も把握しておきましょう。

1.解体工事の大まかな流れ

2.ホテル解体に使用される工法

ホテル解体は大規模な工事になるため、周囲への配慮や安全性に十分注意することが求められます。依頼側も工法や工事の流れを知っておくことで、不測の事態に備えることができます。

それでは詳細を確認していきましょう。

ホテル解体工事の流れについて

ホテルの規模や構造によっても異なりますが、代表的な解体工事の流れをご紹介します。

1.周辺挨拶

2.養生や足場の設置

3.内装の解体

4.外壁の解体

5.コンクリートガラの破砕・運搬

6.基礎の解体

7.整地

工期は建築物の大きさや解体難易度によって大きく変わります。見積取得時に解体業者に確認してみましょう。

なお2012年に行われた赤坂プリンスホテルの解体にかかった期間は1年弱。「交通量の多い場所」「超高層ビル」といった難しい条件が付くと、工期は長期化します。余裕を持った解体スケジュールを立てておきましょう。

ホテルの解体に使用される工法

ホテルの解体に使用される工法は、一般家屋の解体には用いられないような特殊な工法ばかり。状況によりいくつもの工法を使い分けながら、解体を進めていくケースがほとんどです。代表的な工法を以下に紹介します。

【コンクリートや鉄骨などを壊すための工法】

圧砕工法 コンクリートを破砕するアタッチメントを重機に取り付けてコンクリートを壊す工法。粉塵が飛びやすい
ブレーカ工法 圧砕工法と同じく、重機に専用アタッチメントを取り付けてコンクリートを崩す工法。打撃を加えるため騒音・振動ともに大きいが解体効率が良いのが特徴。地下部分の解体に強い
フラットソーイング工法 高速回転するダイヤモンドブレードで床や配管などの水平面を切断する工法
ウォールソーイング工法 フラットソーイング工法が使用できない床や斜面を切断する工法
ワイヤーソーイング工法 「糸鋸」のように、ワイヤーを高速回転させてコンクリートや鉄骨・鉄筋を切断する工法

【揚重(ようじゅう)解体の工法】

ブロック解体工法 屋上で切断した部材をブロックにしてタワークレーンで地上部に下ろしていく工法
フロア解体工法 重機ごとタワークレーン等で揚重し、屋上から解体を進めていく工法
だるま落とし式解体工法 地上から解体する工法。柱の切断とジャッキダウンを交互に行う

【その他、建設会社オリジナルの工法】

テコレップシステム 赤坂プリンスホテルの解体にも使用された大成建設の工法。「上部閉鎖式解体工法」の一種であり、建物上部に閉鎖式の仮説空間を造り上げて下へ解体を進めていく
シミズ ・ リバース ・ コンストラクション工法 飛散防止シートが付いた足場を設けた、ブロック解体の一種(清水建設)。適用の制約がほとんどないため、幅広い解体工事に利用できる

ホテル解体をする際の注意点

ビルの解体工事

ホテルの解体は大規模な工事になるため、様々な注意点があります。特に以下2つの注意事項は必ずチェックしておきましょう。

1.安全意識の高い業者を最優先で選ぶ

2.隣家や周囲の環境に配慮する

特に「安全性」への配慮は最も重要。大事故を防ぐため、依頼側も安全への意識を十分に持っておく必要があります。

それではホテル解体で注意すべきことを詳しく見ていきましょう。

ホテル解体事故を回避するために安全意識の高い業者を最優先で選ぶ

ホテル解体は工事の難易度が高いため、少しのミスが人命に関わる大事故につながりかねません。直近では2020年の3月に、横浜でホテル解体工事中の事故が発生しました。作業員が操作するクレーンがワイヤーに引っかかったことで起きた事故だとみられています。

事故が発生した時の影響があまりにも大きいため、工事のスピードや価格以上に重視したいのが「安全性」です。最優先すべきは、高いレベルの安全対策が取られている解体業者かどうかです。

安全意識の高い解体業者を選ぶために、見積相談時には以下のポイントをチェックしましょう。

  • ホテルや高層ビルなどの解体実績があるか
  • 安全確保のためにどんな対策を取っているか
  • 万が一事故等が起こった時に適切な対応ができるか(事故時の対応ルール等が策定されているか)
  • 複数種類の工法が使用できるか、安全性の高い工法を使用できるか

ホテルのような特殊な建築物の解体は、業者によって得手不得手が分かれがちです。必ず複数業者から見積を取得して比較検討し、ホテル解体を得意とする業者を選ぶようにしてくださいね。

隣家や周囲の環境に配慮してホテル解体を進める

解体工事によるトラブルを回避するため、以下の対応に注意する必要があります。

  • 周囲への挨拶回り
  • 粉塵・騒音対策
  • 自然環境への配慮

ホテル解体は大規模な工事になるので、周囲への影響も大きくなります。周囲環境に対しては、慎重かつ丁寧な対応を徹底しましょう。

解体業者を選ぶ際にも、上記のポイントを重視しているかについて確認します。見積の際に、具体的にどのような対策を行っているかを尋ねてみましょう。質問に対して明確に回答できる業者を選ぶと安心です。

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